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2020年06月28日

第13回芥川トコロジスト調査隊 6月調査報告

日時:2020年6月20日(土)10時〜12時
場所:あくあぴあ周辺(ゴロッパ広場〜トンボ池)
お題:イネ科植物と梅雨時の生き物+標本の作り方
講師役:あくあぴあ芥川 小柿事務局長、高田主任学芸員

前回は1月だったので約5ヶ月ぶりの調査隊。
やっぱり一人で巣ごもりするみんなで外歩きする方が絶対楽しいですね。
あくあぴあから芥川右岸側をトンボ池まで歩きました。
梅雨時で見るものも少ないと思いきや色鮮やかな野草や昆虫を多く観察できて面白かったです。
さらに今回は標本の作り方も学びました。

オオニワゼキショウ ニワゼキショウ
オオニワゼキショウ、ニワゼキショウ
オオニワゼキショウは、ニワゼキショウと比較して、花は約5mmと小さく、
果実や背丈(20-35cm)は大きい

ネジバナ
ネジバナ
ラン科で螺旋階段を登るように花がつく。
別名モジズリ(文知摺)は草木汁で乱れた文様に染める絹織物のこと

チゴザサ チゴザサ
チゴザサ
イネ科、2mm程度の少花の先から淡紫色の花柱が伸びて可愛い。花柱草丈20-50cm、

ハンゲショウ ハンゲショウ
ハンゲショウの群落
ドクダミ科。名前の由来は半化粧たまは半夏生。半夏生は夏至から11日目頃を言いその頃に花が咲くから。

ネムノキ ヤマハギ
ネムノキ、ヤマハギ

ガムシ
ガムシ
ゲンゴロウに似ているが体の厚みがあり体側の黄帯がない。

カギシロスジアオシャク カギシロスジアオシャク.
カギシロスジアオシャク?  
シャクガ科、淡い黄緑色がきれい。

ツバメシジミ.jpeg ツバメシジミ.jpeg
ツバメシジミの雌(雄は翅表が青紫)  
後翅にある尾状突起にちなんで「ツバメ」の名がついた。突起、分かります?

ムラサキシジミ ベニシジミ(夏型)
ムラサキシジミ、ベニシジミ

マメコガネ.jpeg ホソヘリカメムシ?.jpeg
マメコガネ、ホソヘリカメムシ?

観察終了後に標本づくり

標本づくり

標本づくり 標本づくり

用意するもの
①A3サイズの板(2枚)、②締め付けベルト(2本)、③同サイズに切り揃えた段ボール紙(標本数+1枚)、④A2サイズに切った新聞紙(標本数)

以下、実際にやてみました。ただし、今回の作業は1〜4まで。
5をセットし、6は後日。

1 新聞紙を二つ折りした中に野草を折り畳んで入れる
2 板、段ボール紙、新聞紙、段ボール、新聞紙、段ボール、板の順番に重ねて、ベルトで締める。
3 標本を挟んだ新聞紙の表に(出来たら右下)、標本の採取年月日、場所、種名(分かっていれば)、採取者を記入
4 段ボールは空気の通る穴の向きを揃えて重ねる
5 ふとん乾燥機に5時間程度かける。
6 乾燥したら別の標本台に貼り直す。

次回トコロジスト調査隊は、9月頃に開催します。
近づいてきたら、ブログに開催案内するので、ご参加ください。
お題は、田んぼ周りの水草かなあ。

今回観察した種は、58種でした。以外と多かったです。
ガムシ、カギシロスジアオシャク?、カモガヤ、ニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、アオハナムグリ?、ナガイモ、ツバメシジミ、ヤブジラミ、ネジバナ、アカメガシワ、ノブドウ、アレチギシギシ、ヌルデ、コバンソウ、マダケ(天狗巣病)、ムラサキシジミ、アオツヅラフジ、スイカズラ、ドクダミ、コウゾリナ、チガヤ、エダウチハハコグサ、チチゴグサモドキ、ゴマダラカミキリ、ヨシ、ハイイロゲンゴロウ、チゴザサ、ハンゲショウ、フトイ、トクサ、ヤブマオ、ミズヒキ、ヒメコウゾ、コクワガタ?、モリチャバネゴキブリ、クサイ、テイカカズラ、クロガネモチ、カスミザクラ、ヤマハギ、ベニシジミ、キンカン、スモモ?、タテバチドメグサ、ミゾソバ、ネムノキ、イボタノキ、ヤブガラシ、チョウゲンボウ、マメコガネ、ツバメシジミ、ホソヘリカメムシ?、ベニカタバミ、ノビル、トウネズミモチ、オオスズメノカタビラ、クサギ 以上

2020年06月25日

ネタのタネ部 次回は10月28日

ネタのタネ部は年3回、4か月ごとに活動しています。
次回は10月28日(水)13:30~です。

芥川たのしみ隊 6月報告


6月20日。芥川たのしみ隊再スタートです。
この日は雨の後で少し増水していましたが、
子ども達にも川へ入ってもらって魚とりを行いました。
くわしくはこちら


次回は7月25日(土)です。
いつもは第3土曜日ですが、7月は第4土曜日になりますのでお間違えなく。

チーム・ボンドガール 7月活動日

チーム・ボンドガールの6月14日の活動状況です。
この日のテーマはラベル付。
ラベルがついたらボンドガールとしては完成で、
専門家に同定、研究をお任せできる状態になります。

7月の活動日
7月12日(日) 大阪市立自然史博物館
7月24日(金・祝) あくあぴあ

大阪市立自然史博物館でも活動再開です。


芥川鳥類調査隊 6月調査結果

今日は鳥類調査隊活動日でした。
今月からは隊員も一緒に調査しました。


チョウゲンボウ

チョウゲンボウが電線にとまっていました。


カルガモ

カルガモファミリー。
12羽のヒナはみんな成長し、もう親鳥と同じサイズ、模様になりましたが、
みんなで一緒にエサを食べています。

次回は7月30日(木)です。
10時に1階出口集合です。

2020年06月07日

ネタのタネ部 次回は6月24日(水)

ネタのタネ部は4か月ごとに開催しています。
次回は6月24日(水)13:30~ 3階多目的ホールにて。
子どもワークショップや放課後学習でのネタを交換しあいます。

初参加の方は事前にあくあぴあにご連絡ください。

チーム・ボンドガール 次回活動日

チーム・ボンドガールも活動再開です。
屋内作業ですが大量のアルコールを使うので衛生的には問題ないはず。
各自隙間を開けて座りましょう。

日時 : 6月14日(日) 10:00~
場所 : 3階多目的ホール

鳥類調査隊 5月調査結果と6月予定

芥川鳥類調査隊は5月まではみんなでの調査を自粛し、
データだけとっていましたが、6月からは通常活動を再開します。
次回は6月25日(木)です。
10時に1階出入口に集合してください。

5月28日の調査では、
カルガモの家族が観察できました。
ヒナの数が10羽と12羽の二家族がいました。
カルガモ

カワラヒワがカラシナのタネを食べていました。
マスタードの原料となるタネなのですが、辛くないんでしょうか。
カワラヒワ


芥川たのしみ隊 6月活動予定

新型コロナウイルス対策のため自粛していた部活ですが、やっと今月から再開です。
気温も上がり、川での活動は気持ちよさそうです。

日  時:6月20日(土)10:00~12:00
集合場所:あくあぴあ芥川 1F 水上ステージ付近
活動場所:あくあぴあ芥川近くの芥川
活動内容:魚の捕獲と調査
準備するもの:マスク(コロナ対策)、川に入れる服装、網(少しはあくあぴ
       あで準備します)、水槽、タオル、飲み物
       *気温も上がりそうです。熱中症対策を忘れずに。
その他:・活動後の説明等は、人が集まるのを避けるため川岸で行います。
    ・ジュニア芥川倶楽部の会員は今年度の保険登録が必要です。
     500円用意してください。

久しぶりの定例活動です、当日は雨が降らないことを祈りましょう。

2020年06月03日

第13回芥川トコロジスト調査隊は、6月20日です

いつの間にか春が過ぎもうすぐ梅雨どきですね。
早春はハルジオンが優勢でしたが、最近はヒメジョオンばかり目にします。
茎をポキっと折って中に空洞があるとハルジオン、詰まっているとヒメジョオンです。
ハルジオンの方が花がピンクぽく小柄で可愛いうように思います。
ハルジオン
ハルジオン

また、イネ科植物が風に揺れる様子が涼しげです。名前も楽しい
コバンソウ、ヒゲナガスズメノチャヒキ、ドジョウツナギ、オニウシノケグサ、、、
コバンソウ
コバンソウ

今回は、初夏の生き物、イネ科などがお題です。
以下のとおり実施しますので、ご参加ください。

日時:2020年6月20日(土)10時~12時
集合:あくあぴあ1階の池周り
場所:あくあぴあ周り
お題:初夏の生き物とイネ科植物
持ち物:筆記具、マスク
講師:あくあぴあ芥川 小柿事務局長、高田主任学芸員