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2020年12月08日

第15回芥川トコロジスト調査隊報告 12月6日

日時:令和2年12月6日(日)10時〜13時
概要:あくあぴあから塚脇橋を経由し、大河ドラマ「麒麟が来る」でも放送された三好長慶居城の三好山(標高182m)を往復し、晩秋の生き物を観察しました。講師役はあくあぴあの小柿事務局長。参加者11名、観察した種は35種でした。

ぽかぽか陽気の中、あくあぴあを10時に出発し、先日、市民で補修した石の魚道を見ながら、芥川左岸を塚脇橋まで歩きます。西之川原橋のすぐ上流にりっぱなセンダンの木。隣のムクノキには少ししょぼくれた黒い実が残っていて食すも甘みはいまいち。ムクノキの葉はケヤキと似ていますが葉の付け根から3本に分かれる葉脈が特徴です。川に出張った石積みにクヌギの大木が存在感を示していました。
クヌギ
塚脇橋下流の田刈用水井堰の魚みちでは、クサシギを見ました。尾を上下に振りながら餌を探している様が遠目からでも可愛い。クサシギは、イソシギとよくに似ていますが、お腹の白色が羽の付け根の前でくい込んでいない、体上面に白斑がある、過眼線が短いところが違いです。
クサシギ
桜公園の売店横を抜け、赤橙に色づくイロハモミジを見ながら芥川まで下ります。流れ橋を渡ったところに、テイカカズラ、イタビカズラ、サネカズラ(ビナンカズラ)のカズラ三兄弟。テイカカズラは、「樹木の名前」によると、「式子内親王の墓に、彼女を愛した“藤原定家”の執念が“葛”になって巻き付いたという、能「定家」に由来」とありました。
イロハモミジ.

のどかな畑を抜けたところにニワトコの葉。講師役の小柿さんによると、小さい頃、この若枝の中心部にある髄が軽くて丈夫なので、それに葉を挟んで一緒に細かく切ってその裂片を顕微鏡で観察したそうです。見事なビワの花は今の時期なんですね。
ビワ
山道に入るとヤブムラサキの黄色、カマツカの淡いオレンジ、コバノガマズミの濃い紅色の葉。もう少し行くと、ムクロジの大木を仰ぐとこれまた大きな羽状複葉が青い空に黄色く透けていました。ムクロジの硬い実は羽衝きの羽の玉として使われたそうです。
カマツカ コバノガマズミ
ムクロジ
塚脇橋から約1時間で山頂です。芥川山城跡という看板を見ながらしばし歴史の勉強。数年前に比べて間伐が進み山頂からの眺望は素晴らしく、高槻市街はもちろんのこと淀川を超え生駒山系から金剛葛城、紀淡海峡付近まで見えていました。
三好山からの景色.jpeg
ゆっくりお弁当を食べて下山。急勾配の坂道を下ると昔の石垣が残っていて、そのそばにハダカホウズキの赤い実。美しい。ヒヨドリジョウゴに似ていますが、葉の形が違うのと実もハダカホウズキは果柄が葉腋から出ていて先端がくびれています。
ハダカホウズキ.jpeg
帰りの下山路はマダケやモウソウチクの竹林です。小柿さんの竹談義を聞きながら、30分ほどで塚脇橋に到着しました。 

次回、芥川トコロジスト調査隊は、3月末〜4月初めに、お題「春の野草を食す」を予定しています。近づいてきたら、あくあぴあブログ「部活」をチェックしてください。

観察した種:センダン、ムクノキの黒実、クヌギ、エノキ、カワセミ(ちらっと)、セグロセキレイ、クサシギ、コブシにカマキリの巣、アキグミ、イロハモミジ、タチシノブ、マメヅタ、マダケ、モウソウチク、ニワトコ、ビワの花、イタビカズラ、テイカカズラ、ビナンカズラの赤実、テングス病の桜と竹、ヤブムラサキ、カマツカ、ソヨゴの赤実、コバノガマズミ、カラスザンショウ、タラノキ、ガマズミ、ヒサカキの新芽、ヨメナ?、コウヤボウキの花の名残り、イヌツゲ、ムクロジ、縦に割れたスギ、ハダカホウズキ 以上35種

2020年11月01日

第15回芥川トコロジスト調査隊は、12月6日です

今回は、三好長慶の居城とされる「芥川山城跡(三好山)」まで、お弁当を持ってハイキングを兼ねた観察会です。先日のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」では、三好勢の洛外退去後、織田信長が足利義昭とともに上洛し芥川山城に入った様子が放送されていたので、時の場所ですね。

歴史に触れながら、晩秋の紅葉、ドングリ、赤い実を楽しみましょう。

イロハモミジ

日時:2020年12月6日(日)10時~13時
集合:10時あくあぴあ1階の池周り(解散は13時塚脇橋)
場所:あくあぴあ〜三好山〜塚脇橋
お題:晩秋の紅葉、ドングリ、赤い実
持ち物:お弁当、筆記具、マスク 
講師:あくあぴあ芥川 小柿事務局長

※三好山には一部急な山道がありますので、運動靴でお越しください。

※芥川山城については、高槻市HPを参照ください。

2020年09月27日

第14回芥川トコロジスト調査隊報告 9月22日

日時:令和2年9月22日(火、祝)10時〜12時
概要:西之川原にて田んぼの野草を観察しました。参加7名、観察数35種でした。今回も観察会終了後、標本づくりに挑戦しました。
観察の様子

講師役の高田さんが絶賛する田んぼです。田んぼには入らず田んぼ脇に咲く秋の野草、水草、藻類を観察しました。

最初に田んぼの雑話、ヒガンバナとモグラの話
ヒガンバナ

お彼岸の頃、畔にニョキっと伸びて真っ赤な花を付けます。今年は花が遅くまだ蕾でした。多年草で球根なので毎年同じ場所に咲きます。球根に毒があってネズミが田畑を荒らさないように植えたとも言われますが他の野草には影響していないようです。ついでに田畑に穴を掘るモグラについて、モグラは農作物を食べると言われますが実は冤罪でモグラは穴を掘りミミズ等を食べる肉食。穴を通るネズミが農作物を食べるとのこと。ただモグラは土を掘り返すことで田畑を荒らすこともあり農業者からすると害獣です。

やや艶やかな野草を2つ
ホソバヒメミソハキ(ミソハギ科)
外来種。田んぼ野草の中では艶やかな紫色の目立つ花を咲かせる。それでも花径4mm(在来のヒメミソハキは1.5mm)。葉は細長く十字対生し基部の耳が張り出す。
ホソバヒメミソハギ

ウリカワ(オモダカ科)
花径2cm、白い3花弁に黄色の雄しべがひときわ存在感を示す。これは雄花で柄が長い。雌花は小さく柄がないので目立たない。
ウリカワ.

小さく可愛い野草シリーズ
アゼナ(アゼナ科)
最近は外来のタケトアゼナ等が多くなり、見られることが少なったとのこと。タケトアゼナは葉に鋸歯があるがアゼナにはない。また花もアゼナが小さく淡紫白色。
アゼナ.

アブノメ(オオバコ科)
花後の果実がアブの眼のようだからアブノメ。上部の葉腋から淡紫色で長さ4~5mmの唇形花をつける。
アブノメ.

キカシグサ(ミソハギ科)
この花がまた小さい。葉腋から直径2mmの花のように見える萼片の中に小さな花弁が4つ。
キカシグサ.

ホシクサ(ホシクサ科)
群生すると文字通り星が散りばめてあるように見える。
小さな頭花に雄花と雌花が混在していて雄花の雄しべがさらに小さく星型に開く。
ホシクサ.

シャジクモ
車軸藻と書き、藻類に分類される。光合成を行う植物ですが、いわゆる水草とは違います。
水草というのは維管束植物で花を咲かせるのですが、藻類は胞子で増えます。
一塊を取ってルーペで見ると透明感のある形態。
シャジクモ.

クログワイ
カヤツリグサ科の植物。緑色の細長い茎で特徴もなくニョキニョキ伸ばす。茎を裂くと間仕切りがあって空洞、指で摘むとパキパキと鳴る。根っこに黒いクワイのような塊茎ができるのが名前の由来。
クログワイ

おまけの話、カイガラムシの不思議
アベリアにつく白い物体は、カメムシの仲間のカイガラムシがロウを吐き出した塊だそうです。この中にカイガラムシいます。カイガラムシは植物の師管を通る液を吸っていて、その液は糖分が多いので取りすぎにならないよう余分な糖分をロウに変えて体外に出しているとのこと。
カイガラムシ

最後に多目的ホールで標本づくり
観察した野草を10種ほど標本にしました。要領は前回と同じでA3サイズに折りたたんだ新聞紙に採取日・場所、種名・採取者名を表に書いて挟み込み、さらに1種づつダンボール片を重ね、最後に板で上下を挟み紐でギュッと縛り付けます。今回は布団乾燥機にかけるところまでやりました。

観察した種
エビモ、アオミドロ、ヒガンバナ、ミゾカクシ、スズメノトウガラシ、ヒメミソハギ、ホソバ、カワニナ、カワセミ、クログワイ、タマガヤツリ、タケトアゼナ、シャジクモ、ミゾハコベ、ウリカワ、アブノメ、ウキクサ、キカシグサ、ホシクサ、チョウジタデ、アメリカタカサブロウ、スベリヒユ、ヒメミカンソウ、ヒナガヤツリ、コゴメガヤツリ、ザクロソウ、イヌホタルイ、マツバイ、イヌビエ、ツユクサ、ヒデリコ、カイガラムシ、ヤマハギ、メドハギ、ゲンノショウコ(35種)

次回は、冬の植物、生き物です。追って当ブログにて案内します。

以上

2020年08月30日

第14回芥川トコロジスト調査隊は、9月22日です

お題は、秋の田んぼの水生植物です。
この時期にしか見られない、小さく可憐な花を見つけましょう。
とっても小さな花ですが、今回も標本づくりに挑戦してみましょう!

以下のとおり実施しますので、ご参加ください。

日時:2020年9月22日(火、祝)10時~12時
集合:あくあぴあ1階の池周り
場所:西之川原の田んぼ周り
お題:秋の田んぼの水生植物
持ち物:筆記具、マスク
講師:あくあぴあ芥川 高田主任学芸員
※田んぼは民有地です。決して中には入らないように注意しましょう。

2020年06月28日

第13回芥川トコロジスト調査隊 6月調査報告

日時:2020年6月20日(土)10時〜12時
場所:あくあぴあ周辺(ゴロッパ広場〜トンボ池)
お題:イネ科植物と梅雨時の生き物+標本の作り方
講師役:あくあぴあ芥川 小柿事務局長、高田主任学芸員

前回は1月だったので約5ヶ月ぶりの調査隊。
やっぱり一人で巣ごもりするみんなで外歩きする方が絶対楽しいですね。
あくあぴあから芥川右岸側をトンボ池まで歩きました。
梅雨時で見るものも少ないと思いきや色鮮やかな野草や昆虫を多く観察できて面白かったです。
さらに今回は標本の作り方も学びました。

オオニワゼキショウ ニワゼキショウ
オオニワゼキショウ、ニワゼキショウ
オオニワゼキショウは、ニワゼキショウと比較して、花は約5mmと小さく、
果実や背丈(20-35cm)は大きい

ネジバナ
ネジバナ
ラン科で螺旋階段を登るように花がつく。
別名モジズリ(文知摺)は草木汁で乱れた文様に染める絹織物のこと

チゴザサ チゴザサ
チゴザサ
イネ科、2mm程度の少花の先から淡紫色の花柱が伸びて可愛い。花柱草丈20-50cm、

ハンゲショウ ハンゲショウ
ハンゲショウの群落
ドクダミ科。名前の由来は半化粧たまは半夏生。半夏生は夏至から11日目頃を言いその頃に花が咲くから。

ネムノキ ヤマハギ
ネムノキ、ヤマハギ

ガムシ
ガムシ
ゲンゴロウに似ているが体の厚みがあり体側の黄帯がない。

カギシロスジアオシャク カギシロスジアオシャク.
カギシロスジアオシャク?  
シャクガ科、淡い黄緑色がきれい。

ツバメシジミ.jpeg ツバメシジミ.jpeg
ツバメシジミの雌(雄は翅表が青紫)  
後翅にある尾状突起にちなんで「ツバメ」の名がついた。突起、分かります?

ムラサキシジミ ベニシジミ(夏型)
ムラサキシジミ、ベニシジミ

マメコガネ.jpeg ホソヘリカメムシ?.jpeg
マメコガネ、ホソヘリカメムシ?

観察終了後に標本づくり

標本づくり

標本づくり 標本づくり

用意するもの
①A3サイズの板(2枚)、②締め付けベルト(2本)、③同サイズに切り揃えた段ボール紙(標本数+1枚)、④A2サイズに切った新聞紙(標本数)

以下、実際にやてみました。ただし、今回の作業は1〜4まで。
5をセットし、6は後日。

1 新聞紙を二つ折りした中に野草を折り畳んで入れる
2 板、段ボール紙、新聞紙、段ボール、新聞紙、段ボール、板の順番に重ねて、ベルトで締める。
3 標本を挟んだ新聞紙の表に(出来たら右下)、標本の採取年月日、場所、種名(分かっていれば)、採取者を記入
4 段ボールは空気の通る穴の向きを揃えて重ねる
5 ふとん乾燥機に5時間程度かける。
6 乾燥したら別の標本台に貼り直す。

次回トコロジスト調査隊は、9月頃に開催します。
近づいてきたら、ブログに開催案内するので、ご参加ください。
お題は、田んぼ周りの水草かなあ。

今回観察した種は、58種でした。以外と多かったです。
ガムシ、カギシロスジアオシャク?、カモガヤ、ニワゼキショウ、オオニワゼキショウ、アオハナムグリ?、ナガイモ、ツバメシジミ、ヤブジラミ、ネジバナ、アカメガシワ、ノブドウ、アレチギシギシ、ヌルデ、コバンソウ、マダケ(天狗巣病)、ムラサキシジミ、アオツヅラフジ、スイカズラ、ドクダミ、コウゾリナ、チガヤ、エダウチハハコグサ、チチゴグサモドキ、ゴマダラカミキリ、ヨシ、ハイイロゲンゴロウ、チゴザサ、ハンゲショウ、フトイ、トクサ、ヤブマオ、ミズヒキ、ヒメコウゾ、コクワガタ?、モリチャバネゴキブリ、クサイ、テイカカズラ、クロガネモチ、カスミザクラ、ヤマハギ、ベニシジミ、キンカン、スモモ?、タテバチドメグサ、ミゾソバ、ネムノキ、イボタノキ、ヤブガラシ、チョウゲンボウ、マメコガネ、ツバメシジミ、ホソヘリカメムシ?、ベニカタバミ、ノビル、トウネズミモチ、オオスズメノカタビラ、クサギ 以上

2020年06月03日

第13回芥川トコロジスト調査隊は、6月20日です

いつの間にか春が過ぎもうすぐ梅雨どきですね。
早春はハルジオンが優勢でしたが、最近はヒメジョオンばかり目にします。
茎をポキっと折って中に空洞があるとハルジオン、詰まっているとヒメジョオンです。
ハルジオンの方が花がピンクぽく小柄で可愛いうように思います。
ハルジオン
ハルジオン

また、イネ科植物が風に揺れる様子が涼しげです。名前も楽しい
コバンソウ、ヒゲナガスズメノチャヒキ、ドジョウツナギ、オニウシノケグサ、、、
コバンソウ
コバンソウ

今回は、初夏の生き物、イネ科などがお題です。
以下のとおり実施しますので、ご参加ください。

日時:2020年6月20日(土)10時~12時
集合:あくあぴあ1階の池周り
場所:あくあぴあ周り
お題:初夏の生き物とイネ科植物
持ち物:筆記具、マスク
講師:あくあぴあ芥川 小柿事務局長、高田主任学芸員

2020年04月14日

芥川トコロジスト調査員報告 4月4日(その2)

前回に引き続き、4月4日の調査員報告です。
今回は野鳥編です。

ウグイス ウグイス
グイス
梅にウグイスと言いますが、ここは桜にウグイス。
あくあぴあの駐車場横の桜です。いい声でさえずっていました。

メジロ
メジロ
アベマキの新しい雄花序をつついています。

キジバト
キジバト
あくあぴあ裏山で喉を膨らませて鳴いていました。

モズ
モズ
西之川原橋上流の小枝に。この辺りでカワセミと同じくよく見られます。

ヤマガラ
ヤマガラ
塚脇橋そばで見ました。目が黒くてクリクリ。

肉眼では分かりにくいですが、望遠レンズを通してみるといろんな表情がありますよね。
双眼鏡を首に下げて散歩しても楽しいです。
双眼鏡の倍率は8倍がオススメです。

2020年04月06日

芥川トコロジスト調査員報告 4月野草編

調査隊としての活動は当面休止なので、調査員報告です。
この時期、芥川を彩る野草を紹介します。
ゲンゲ
ゲンゲ

カキドオシ
カキドオシ

キランソウ
キランソウ

”ムラサキカタバミ"
ムラサキカタバミ

カラスノエンドウ
カラスノエンドウ

スズメノエンドウ
スズメノエンドウ
カラスノエンドウに比べると随分小さいです。

ハコベ
ハコベ
小さいと言えばこれも。花びらが10枚に見えますが根元でつながってるので5枚です。

ハコベ拡大.
拡大するとこんな感じ。雌しべの先が3つに分かれています。
よく似たウシハコベは少し大きくて雌しべの先が5つに分かれています。

オランダミミナグサ
オランダミミナグサ
こちらは花びらの先端が小さく裂けています。

キュウリグサ
キュウリグサ
これも小さい。空色の花びらの中に黄色の輪っかが特徴。

ハナイバナ
ハナイバナ
キュウリグサに似ていますが花の中の輪が青白く、花が葉内にあるからハナイバナ。

カタバミ
カタバミ

オニタビラコ
オニタビラコ

コオニタビラコ
コオニタビラコ

ヘビイチゴ
ヘビイチゴ

似たような花でもよく見ると違いがあります。
散歩の楽しみが増えるといいですね。


2020年04月02日

4月5日(日)芥川トコロジスト調査隊は中止

コロナウィルス感染症対策のため、4月5日(日)トコロジスト調査隊は中止します。
次回の開催は未定です。

2020年03月24日

トコロジスト調査隊 3月20日番外編

暖かくなってきたので芥川を歩いてみました。
オオイヌノフグリ
小さい花が淡い青や紫色に彩ります。
オオイヌノフグリ

ハナニラ
明治時代に園芸種として持ち込まれました。この時期、芥川でよく見られます。白い花びらですが紫色の筋がアクセントになり可愛いです。
ハナニラ

セイヨウカラシナ
芥川を明るくしてくれます。もうすぐ満開ですね。
セイヨウカラシナ

クヌギ
どんぐりと冬芽が一緒です。
クヌギ

コサギ
何してるか分かりますか?
コサギ

正解は、ガサガサ。左足?で水底を探って出てくる魚を狙っています。

モズ
水面へ向かってジャンプしました。
モズ.

次回、トコロジストは4月5日(日)を予定していますが、新型コラナウィルス感染症対策の状況によっては中止になります。部活ブログにて情報提供します。

2020年02月03日

第12回芥川トコロジスト調査隊 2月調査報告

日時:2020年1月25日(土)10時〜12時
場所:あくあぴあ周辺(ゴロッパ広場→裏山の竹林→トンボ池→あくあぴあ)
お題:冬の生き物あれこれ
講師役:あくあぴあ芥川 高田主任学芸員

暖冬のせいだと思いますが、春の花が咲いてます。ウメ(下左)、カラスノエンドウ(下右)
ウメ カラスノエンドウ

前回の宿題、スギの葉はどこからが葉?
スギの葉は左下写真のような単位で落ちていることが多いですが、「樹に咲く花」図鑑によると「葉/長さ約1cmの鎌状の針形で、らせん状に配列」とあるので、葉は赤丸の部分の刺の部分が葉です。
スギ葉 スギ葉拡大

この時期恒例のコケ、地衣類を観察。ゴロッパ広場のエノキの古木にぎっしり。
サヤゴケ(下左)、胞子の入った蒴の柄の苞葉が鞘(サヤ)のようだからサヤゴケ
ヤノウエノアカゴケ(下右)
サヤゴケ ヤノウエノアカゴケ

イラガの抜け殻(繭)
イラガの幼虫はいませんでした。「イラガは終齢幼虫(前蛹)で越冬し、そのための繭を作る」そうです(ウィキペディアより)。ちなみにイラガの幼虫の棘に触れると激痛が走ります。気をつけてくださいね
イラガのまゆ

赤い実シリーズ、
マンリョウ(下左)、ヤブコウジ(下右)、十両とも言います。
マンリョウと比べていかにも小ぶりです。
マンリョウ ヤブコウジ

アオキ(下左)、ナンテン(下右)
アオキ ナンテン

ナワシログミ、葉の表面をルーペで見ると鱗状毛が散見されます。
ナワシログミ.jpg ナワシログミ葉拡大.jpg

シダ類、トラノオシダ(下左)、オオハナワラビ(下右)、
トラノオシダ オオハナワラビ

フモトシダ(下左)、ヤマイタチシダ(下右)
フモトシダ ヤマイタチシダ

テイカカズラ、和名は、式子内親王を愛した藤原定家が、死後も彼女を忘れられず、ついに定家葛に生まれ変わって彼女の墓にからみついたという伝説(能『定家』)に基づく。(ウィキペデアより)
葉をちぎると糸を引く
テイカカズラ テイカカズラ葉拡大

ジャノヒゲ、コバルトブルーの種子がきれい。それを剥くと見える胚乳が真珠のよう。
ジャノヒゲ ジャノヒゲ種.

カラスウリの赤い実、スズメウリの白い実、両方ともトンボ池にて
カラスウリ スズメウリ

タテバチドメグサ(ウォーターマッシュルーム、ウチワゼニグサとも言う)、外来種なので増えてほしくないです。呼び名はそれぞれ形をよく言い表していますね。
タテバチドメグサ タテバチドメグサ

今回観察した生き物、41種
センダン、スギの葉、サヤゴケ、イラガ、マンリョウ、ベニシダ、オオカナワラビ?、クサイチゴ、トラノオシダ、カラスノエンドウ、ミドリハコベ、(イチヤクソウ)、ナワシログミ、テイカカズラ、シャリンバイ、オオハナワラビ、ホシダ、イワヒメワラビ、フモトシダ、イノデ、イボタノキ、コウヤボウキ、ワタフキカイガラムシ、ヒサカキ、カナメモチ、ヒイラギナンテン、ジャノヒゲ、ヤマイタチシダ、シュンラン?、粘菌、ヤブコウジ、ヤノウエノアカゴケ、タテバチドメグサ(ウォーターマッシュルーム、ウチワゼニグサ)、ウンナンソケイ?、カラスウリ、スズメウリ、ウメ、ユキヤナギ、カイガラムシの卵、ネジクチゴケ

次回、第13回芥川トコロジスト調査隊4月5日(日)
摂津峡近くの畑におじゃまして野草を摘み、茹でて醤油やマヨネーズで食べます。
春の野草は柔らかくて美味?です。タンポポの花も食べれます。

日 時:2020年4月5日(日)10時〜13時
集 合:10時に塚脇橋
場 所:摂津峡桜公園近くの畑
お 題:春の野草を食べる
持ち物:筆記具、お弁当
講師役:あくあぴあ芥川 小柿事務局長、高田主任学芸員

2019年11月27日

第11回芥川トコロジスト調査隊 11月調査報告

日時:令和元年11月24日(日)10時〜12時
場所:摂津峡公園桜広場〜もみじ谷〜くぬぎ谷
お題:どんぐりと紅葉
講師役:あくあぴあ芥川 小柿事務局長

快晴で暖かい日和。もみじ谷のイロハモミジの紅葉が赤や橙に色づく中、8名が参加し、観察した植物は31種でした。

イロハモミジ

摂津峡公園桜広場からもみじ谷、くぬぎ谷へと山道を展望デッキまで歩き、キャンプ場をぐるっと回って塚脇橋まで戻ります。桜広場から少し登ったところで、まずは小柿さんと参加メンバーの田中さんによるどんぐりのミニ講習会です。

ドングリ勉強 摂津峡地図

どんぐりのように堅い皮をもつ果実のことを堅果(けんか)、そのどんぐりを覆うお椀を殻斗(かくと)と言います。クリはイガが殻斗です。クヌギとアベマキの殻斗はもじゃもじゃひげ、クヌギの方がそのひげが太いように見えます。下の写真は両方とも、左がクヌギ、右がアベマキです。

ドングリクヌギ、アベマキ ドングリクヌギ、アベマキ

常緑のアラカシ、シラカシ、マテバシイは殻斗が横縞模様、落葉のコナラ、ナラガシワはうろこ状です。

ドングリ ドングリナラガシワ

クヌギ、アベマキ、クリの葉はよく似ています。

アベマキ、クヌギの葉 クリの葉

写真左:上がアベマキの葉裏、下がクヌギ 
写真右:クリの葉の鋸歯

アベマキは葉裏に星状毛が多く白っぽい、触るとふさふさ感があります。樹皮は厚いコルク層です。
クリとクヌギは葉裏が白くなく、クリは鋸歯が針状の先端まで緑色、クヌギは棘だけが目立ちます。
ただ枯葉だと両方とも鋸歯の先端が細く茶色です。樹皮はクヌギがアベマキに似て浅いコルク層でクリはコナラに似た白い縦縞状に見えます。
余談ですが、くぬぎ谷はアベマキしか見当たらないのでアベマキ谷と言うべきかも。。。


晩秋ですが、花を咲かせている草木があります。

リンドウ(写真下左)、公園の入り口を登る坂の法面に紫色の花を咲かせていました。
イナカギク(写真下右)、もみじ谷を少し入ったところに白い花。ヨメナに似ていますが、葉、茎に毛が多く、葉の基部が浅く茎を抱いています。

リンドウ イナカギク

コウヤボウキ、キク科の木本で白い筒状花がたくさん集まりその先端が5つに深裂しています。名前のとおり、その昔、高野山ではこの茎を束ねて箒(ほうき)として使っていたそうです。

コウヤボウキ

赤い果実をたくさんつけたフユイチゴを発見し試食。やや酸っぱいですが美味です。ハイカーが多いのにほとんど手付かずなのはもったいない。

フユイニゴ

ヤブムラサキの葉はビロードの感触があり、枝下にぶら下がる紫色の実が美しい。

ヤブムラサキ


(観察した種)
コブシ、リンドウ、イロハモミジ、イナカギク、ナキリスゲ(ボーベリア付)、コウヤボウキ、ヤマモモ、コバノミツバツツジ、コバノガマズミ、カキノキ、シロダモ、リョウブ、ソヨゴ、カラスザンショウ、タラノキ、カナメモチ、リンボク、ヤブムラサキ、ツルグミ、クリ、イヌザンショウ、センダン、フユイチゴ、ネズミサシ、ドングリ:クヌギ、アベマキ、コナラ、ナラガシワ、アラカシ、シラカシ、マテバシイ

次回、第12回芥川トコロジスト調査隊
日時:令和2年1月25日(土)10時〜12時
場所:あくあぴあ周辺(あくあぴあ1階の池周りに集合)
お題:冬の生き物あれこれ(仮題)
講師役:あくあぴあ芥川 高田主任学芸員

2019年11月06日

次回、第11回芥川トコロジスト調査隊は、11月24日(日)です。

11月に入って樹々の葉も赤、黄、橙へと色づき始めましたね。ところで、紅葉の仕組みってご存知ですか?一般的に、葉は、緑色のクロロフィル(葉緑素、光合成に寄与)と黄色のカロチノイドという色素を含み、普段は葉にクロロフィルの量が多く緑色ですが、秋になるとクロロフィルが先に分解されカロチノイドが残るため葉が黄色に見えるようになります。一方、落葉に際し葉に残る糖分がアントシアンという赤色の色素に変化すると赤い紅葉になるのです。結構、複雑ですよね。

ということで、今回のお題は「どんぐりと紅葉」です。実物を見ながらあれこれ考えるのも楽しいと思います。また、どんぐりについてもその違いを解説します。ご参加、お待ちしています。

日時:令和元年11月24日(日)10時~12時
集合:10時に塚脇橋
※今回も集合場所が変わります。ご注意ください。
場所:摂津峡公園を歩きます。
お題:どんぐりと紅葉
持ち物:筆記具
講師:あくあぴあ芥川 小柿事務局長
集合場所.jpg

2019年09月18日

第10回芥川トコロジスト調査隊 9月調査報告

日時:2019年9月14日(土)10時〜14時20分(昼食含む)
場所:神峰山の森自然園ほか
お題:秋の植物
講師:あくあぴあ芥川小柿事務局長

今回は遠足気分で神峰山の森自然園を訪ねました。JR高槻駅からバスで約20分の神峰山口バス停に集合し15分ほど山道を歩くと新名神高速道路の上を越えて神峰山寺に到着。そのすぐそばにあります。この自然園ではその昔高槻でよく見られた山野草を植栽しているそうです。今はボランティアグループによる手入れがなされ自然の趣で見られます。参加者は8名で観察した種は50種でした。

シゼンエン

ツルリンドウ(リンドウ科、左下)、そこかしかにありました。文字通りリンドウのようですがツルになってます。
アクシバ(ツツジ科スノキ属、右下)、赤い実が酸っぱく美味です。6-7月に咲く花は花弁の裂片がくるりと巻き葯と花柱が突き出て個性的です。
ツルリンドウ アクシバ

ゲンノショウコ(フウロソウ科)、ピンク色の花が多いですが白花もあります。高山植物のハクサンフウロともよく似ています。
ゲンノショウコ

トキリマメ(マメ科)、花は黄色ですが赤い果実も美しいです。タンキリマメと似ていますが葉の形が違います(この写真では分かりませんが)。
トキリマメ花 トキリマメ果実

ヌスビトハギ(マメ科、左下)、街中では外来種のアレチヌスビトハギしか見なくなりましたが久しぶりに在来種を見ました。アレチヌスビトハギは果実が4個いちですが本種は2個いちです。
アメリカイヌホウズキ(ナス科、右下)、小さくて可愛い。イヌホウズキと違って葉柄に翼があります。
ヌスビトハギ アメリカイヌホウズキ

ナンバンギセル(ハマウツボ科、左下)、ススキの根に寄生しています。
ネコハギ(マメ科、右下)、白い花冠に深紅の斑紋が美しい。
ナンバンギセル ネコハギ

観察した種:約50種(植物以外も含む)
オヒシバ、ススキ、タケニグサ、ナルトサワギク、ヨウシュヤマゴボウ、ニワトコ、チョッキリムシが切り落としたと思われるコナラの枝、マダケの根、シキミ、シュウカイドウ、ツワブキ、ヤブラン、ツルリンドウ、ツリフネソウ、ヒメコウゾ、ショウジョウバカマ、アクシバ、ナンバンギセル、ナツハゼ、モチツツジ、コバノミツバツツジ、シュウメイギク、ミズヒキ、キンミズヒキ、トキリマメ、ゲンノショウコ、ヤブムラサキ、ヌスビトハギ、コアジサイ、ヤブミョウガ、フウラン、セッコク、ツブラジイ(コジイ)、ガンクビソウ、アメリカイヌホウズキ、ネコハギ、チヂミザサ、ウバユリ、ギンリョウソウ、ヤマガカシ、クサギ、クズ、センダングサ、スギとヒノキの違い、サカキ、アベマキとクリの違い、ヤブマオ、コバノガマズミ、オオカメノキ(ムシカリ)、ハゼノキ

今回は少し遠出をしました。川沿いを歩くのとは趣きが変わり多くの種を観察することができました。
高槻の自然はほんと豊かですね。

次回、第11回芥川トコロジスト調査隊は、11月24日(日)10時からです。
お題と場所は追って本ブログに掲載します。

2019年08月30日

次回、第10回芥川トコロジスト調査隊は、9月14日です。

8月後半は涼しい日が続いているので秋の訪れが早いでしょうか?
昨年は田んぼの水草を観察しましたが、今回はあくあぴあを離れて神峯山寺周辺(野草園、神峯山寺ほか)を散策するのでヤマハギ、ツリフネソウ、ママコナなど山野草が見られるかな。また樹木は赤く熟す前の果実が多く見られるでしょう。
お弁当持ちで参加ください。

日時:令和元年9月14日(土)10時~13時
集合:10時に「神峯山口」バス停
※JR 高槻駅北口の市バス1番乗り場「53 原⼤橋」行きに乗車、約20分
解散:13時「神峯山口」バス停
場所:神峯山寺(かぶさんじ)周辺を歩きます。運動靴で大丈夫です。
お題:秋の植物
持ち物:お弁当、飲み物、筆記具、雨具(雨模様のとき)
講師:あくあぴあ芥川小柿事務局長

※9月16日(月祝日)はあくあぴあの行事で「田んぼの水草観察会」が開催されます。あくあぴあに申し込み(9/3~受付、定員30名)が必要です。

2019年06月29日

第9回芥川トコロジスト調査隊 6月調査報告

日時:令和6月30日(土)10時~11時半
場所:あくあぴあ芥川3F図書コーナー
お題:図鑑の調べ方
講師:あくあぴあ芥川小柿事務局長、高田主任学芸員

あいにくの雨となり屋外での調査は中止しましたが、館内で図鑑の調べ方勉強会を行いました(参加:5名)。観察会だとそばに講師がいてくれて分からない花は聞けば大概は教えてもらえますが、自ら図鑑で調べるとなると、どこをどう調べればいいのか分からないことってよくありますよね。
ということで今回はテーマ別に参考となる図鑑を以下のとおり教えてもらいました。
1 どんな種類かあたりをつけるとき
 咲く花の色と季節で見分けられる図鑑が便利。例えば「色・季節でひける花の事典」
2 何の仲間か想定できているとき(キク科とかマメ科とか)
  帰化植物も含め野草、樹木とも総括的に載ってっている図鑑。例えば「日本の野草」「日本の樹木」
3 さらに詳しく野草や樹木の種別を同定したいとき
  同定ポイントを細かく記述している図鑑。例えば「原色日本植物図鑑」「日本の野生植物」
4 帰化植物を調べるとき・・文字通り「日本帰化植物写真図鑑」
  この中で2,3,4は、それなりに分量があるのと高価なものです。博物館に置いてあるので、まずは使ってみるのがいいと思います。
 それと、やっぱり、100種類くらいは観察会などで実際に見て覚えておくことが早道のようです。

次回、第10回芥川トコロジスト調査隊のご案内

日時:令和元年9月14日(土)10時~13時
集合:10時に「神峯山口」バス停
    JR 高槻駅北口の市バス1番乗り場「53 原⼤橋」行きに乗車、約20分
     解散:13時「神峯山口」バス停
場所:神峯山寺(かぶさんじ)周辺を歩きます。
お題:秋の植物
持ち物:お弁当、筆記具、運動靴
講師:あくあぴあ芥川小柿事務局長

※9月16日(日、祝日)は、あくあぴあ芥川の行事として、
 「田んぼの水草観察会」が開催されます。こちらにも是非ご参加ください。

2019年06月09日

次回、第9回芥川トコロジスト調査隊は、6月30日です

最近、白い花が目につくようになったと思いませんか?
芥川では、ノイバラ、やや上流だとウツギ(卯の花、市の花)が満開ですね。
ドクダミはどこに隠れていたのかと思うほど、やや日陰っぽいところに溢れています。
少し山に入ると、普段は存在感のない、ネジキが申し訳なさそうに、白い花を連ねています。
ノイバラ.jpg
写真:ノイバラ類

ウツギ .jpg
写真:ウツギ

今回は、あくあぴあ周りで、イネ科を含む夏の花を観察します。
ご参加ください。

日時:2019年6月30日(日)10時~12時
集合:10時にあくあぴあ1階の池周り
場所:あくあぴあ、ごろっぱ広場周辺
お題:夏の野草・樹木(イネ科含む)
講師役:あくあぴあ芥川小柿事務局長、高田主任学芸員 
持物:筆記具、ルーペ(なくても大丈夫)

おまけの写真:クサイチゴの果実(5/25撮影)

クサイチゴ.jpg

前々回(3/31)クサイチゴの白い花を観察しましたが、5月末頃に果実が赤く熟していました。
とっても美味でしたが、食べられましたか?

2019年04月29日

第8回芥川トコロジスト調査隊 4月調査報告

日時:平成31年4月28日(日)10時〜12時
場所:ごろっぱ広場〜あくあぴあ裏手の竹林
お題:春の野草、樹木
講師:あくあぴあ小柿さん

10連休2日目、気温が下がりましたが気持ちいい観察日和でした。4月から芥川緑地はバーベキュー禁止なので大賑わいと焼肉の匂いが消え、お弁当持ちで来られた人たちが落ち着いた雰囲気で新緑を楽しんでいました。7名が参加し45種の植物を観察しました。

ごろっぱ広場ではタニウツギやニセアカシア(ハリエンジュ)の花が咲いていると思いきやもう少しでした。あと1週間かな。モミジバフウは雄花が花粉を出し終えたようで既に落下していました。花弁のない雌花が独特です。果実はクリのイガイガのよう。ちなみにフウは楓(かえで)と書いて「ふう」と読みフウ科に属しますがイロハモミジ等いわゆるカエデ類はムクロジ科です。

タニウツギ .jpg モミジバフウの雄花.jpg
タニウツギ蕾(左)、モミジバフウ雄花(右)

モミジバフウの雌花.jpg モミジバフウの果実.jpg
モミジバフウ雌花(左)、モミジバフ果実(右)

ヒメコウゾ.jpg ヒメコウゾの雌花.jpg
ヒメコウゾ葉(左)、ヒメコウゾ雌花(右)
コウゾは昔紙と布の原料になったので紙麻(かみお)が転じたもの。雌花には花弁がなく赤紫色の糸のようなものは花柱、6-7月に熟すので食べてみてください。

熟すといえばクサイチゴの白い花がそこかしこに。花の終わったばかりのものが多くあと少しで赤い苺が食べれますね。美味です。クサイチゴは野草のよう見えますが樹木です。

クサイチゴ.jpg
クサイチゴ

アオキは雌雄別株です。雄株の花は終わりかけで雄しべがほとんで残っておらず、雌株の花は花弁が全て落ちていてこれから緑色に細長く膨らみ後に赤くなります。

アオキの雄株.jpg アオキの雌株.jpg
アオキ雄株(左)、アオキ雌株(右)

アオキの雄花.jpg
アオキ雄株の花と蕾(3/31撮影)、葯に花粉いっぱいの雄しべです。

アケビの白花です。葉の間から花序が垂れ下がり先端に雄花が数個、上部に少し大きめの雌花がついています。花弁のように見えるのは萼です。

アケビ.jpg アケビの花の拡大.jpg
アケビ白花(左)、アケビの雄花と雌花(右)


あくあぴあに戻って小柿さんから竹の話がありました。
竹の皮と筒.jpg
竹の皮は、左から、(1)マダケ、(2)モウソウチク、(3)ハチク

竹の筒の拡大.jpg

竹の筒は、左から、(2)モウソウチク、(1)マダケ、(3)ハチク
節が2重なのはマダケとハチク、1重なのはモウソウチク、節間が一番長いのはマダケ。皮はマダケとモウソウチクはブチ模様で、モウソウチクは毛が多いです。

竹皮は表面が撥水性、裏面は吸湿性があり、加えて抗菌性があります。中でもマダケは他二つと比べて皮が薄く柔らかいのでおにぎりなど食材を包むのに適しているそうです。モウソウチクは毛があり乾くとパリパリになりやすくハチクは節間が短く皮が小さいです。ちなみに筍として美味なのはハチク、モウソウチクの方です。

おまけの野草を二つ
キランソウ.jpg ミズヒキの葉.jpg
キランソウ(左)、ミズヒキの葉:分かりにくいですが薄く黒い斑があり弘法の筆拭きの後と呼ばれているそうです(右)

観察した種
ヒメコウゾ、ヤエムグラ、アカメガシワ、イロハモミジ、イヌビワ、アオキ雄雌、コウヤボウキ、サルトリイバラ、オオハナワラビ、サネカズラ、コナラ、クヌギ、アベマキ、ミツバアケビ、アケビ、ミズヒキ、イノコヅチ、ベニシダ、ヘクソカズラ、マダケ、ヤブタビラコ?、カナメモチ、ハコベ、コバノガマズミorヤブムラサキ?、エゴノキ、チャノキ、カキ、ネズミモチ、カラスノエンドウ、スズメノエンドウ、コウゾリナ、エノキ、カモガヤ、オニタビラコ、ヤブニンジン、オヤブジラミ、ソヨゴ、ヒイラギ、ヒイラギナンテン、ヒサカキ、ウバメガシ、シャリンバイ、ヒメオドリコソウ、オオバコ、キランソウ 以上45種

次回、第9回芥川トコロジスト調査隊
日時:令和元年6月30日(日)10時〜12時
集合:10時にあくあぴあ1階池周り
場所:あくあぴあ付近の芥川堤防など
お題:イネ科と夏の花

2019年04月20日

第8回芥川トコロジスト調査隊は、4月28日です

いよいよ暖かくなってきましたね!
新緑が美しく、花の蕾が開き始め清々しい季節です。
今回は、ごろっぱ広場からあくあぴあ裏手の竹林を歩きます。

日時:平成31年4月28日(日)10時~12時
集合:10時にあくあぴあ1階の池周り
場所:ごろっぱ広場〜あくあぴあ裏手の竹林
お題:春の野草、樹木
講師役:あくあぴあ芥川小柿事務局長 
持物:筆記具、ルーペ(なくても大丈夫)、運動靴(傾斜地も歩くので)

以下の写真は昨年のタニウツギとニセアカシアです。
タニウツギは桃紅色が華やか
タニウツギ.jpg

ニセアカシアは正式名はハリエンジュ(針槐)と怖い名前ですが、白いふさふさとした花を咲かせます。ごろっぱ広場の頭上にあって気づきにくいですが、甘い香りを降り注いでいます。見上げてみてください。
ニセアカシア.jpg

2019年04月10日

第7回芥川トコロジスト調査隊 3月調査結果

日時:平成31年3月31日(日)10時〜13時
場所:摂津峡桜公園から東に下り芥川を渡った付近の畑周り
お題:春の野草を食べる

今回はいつものあくあぴあ周りのフィールドから少し遠出し、摂津峡桜公園下手、芥川東側の畑周りに出張です。12名が参加し34種の生き物を観察し食べた野草(樹木の新芽も含む)は15種でした。

注)田んぼは農家の仕事場です。今回お邪魔した田んぼは許可をとってあります。
勝手に田んぼに入って採集しないようにしてください。


流れ橋.jpg 観察の様子.jpg
(写真)流れ橋、観察の様子

調理中.jpg 食材全体.jpg
(写真)調理中、食材全体

食べた野草の一番人気は、ムベとアケビ。両方とも小葉が5-7枚セットのつる性の樹木です。ムベは常緑でアケビは落葉です。新芽は茎と合わせて柔らかなワラビのようでもあり美味でした。もちろん生で食べるのではなく茹でた上で醤油をかけ時に鰹節を混ぜて頂きました。
お皿ムベとアケビ.jpg アケビ.jpg
(写真)ムベとアケビ、アケビ

二番人気は、カンゾウ(ノカンゾウまたはヤブカンゾウ)。白い根っこの部分は茹でて酢味噌に合わせると文句なし。同様にノビルも酢味噌が合います。ピリッと美味しいのはクレソン(オランダガラシ)とセイヨウカラシナ。クレソンはフレンチ料理でも付け合わせのサラダで出てくるぐらいなので生でも大丈夫。マヨネーズを添えて食べると美味。
カンゾウの葉.jpg カンゾウ.jpg
(写真)カンゾウの葉、カンゾウ

ノビル.jpg クレソン.jpg
(写真)ノビル、クレソン    

三番人気は、ヨメナ。しんなりとしてほうれん草をもう少ししゃきっとした感じでしょうか。
ヨメナの葉.jpg ヨメナ.jpg
(写真)ヨメナの葉、ヨメナ

美味とまでは言えませんがまあまあのグループは、セリ、コオニタビラコ、ハコベといった春の七草シリーズです。ちなみに春の七草は「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」です。ここで言うホトケノザはコオニタビラコのこと。ハコベラはハコベです。
セリ.jpg コオニタビラコ.jpg
(写真)セリ、コオニタビラコ

コハコベ.jpg
(写真)コハコベ

タンポポの花はよく茹でて食べればとろけるような不思議感覚でした。調子にのって熱湯にしゃぶしゃぶして食べると苦味が勝りイマイチでした。ちなみに、4月1日放送の朝ドラ「なつぞら」で主人公の女の子が大きなタンポポの花を生で美味しそうに食べていましたね(笑)
カンサイタンポポ.jpg タンポポの1枚の花.jpg
(写真)カンサイタンポポ、タンポポの花1枚

タンポポの花弁がたくさんあるように見えますが、実は花びら(花弁)に見える一つ一つが花です。もともとは5枚の花弁がくっついたものだそうです。よく見れば雄しべと雌しべも合体しています。そしてその花がカンサイタンポポは100個以下、セイヨウタンポポは200個程度だそうです。

ヒメリュウキンカは早春にりっぱな黄色い花を咲かせるので私はフクジュソウ(同科)と見間違えてました。よく見れば花も葉もずいぶん違いますが。。。本花はキンポウゲ科なので一般的に毒性があります。恐る恐る食べましたが大丈夫でした。
ヒメリュウキンカ.jpg フクジュソウ.jpg
(写真)ヒメリュウキンカ、(参考)フクジュソウ

おつまみ程度にしか食べませんとアナウンスしていましたが、あたり一面食べ放題?なので結構お腹が膨れるほどでした。なお、今回食べた種は、新芽や若葉です。大きくなったものは食べても美味しくないので誤解のないように。。。

今回、観察した種は以下のとおり、34種です。
コブシ、テイカカズラ、イタビカズラ、スズメノエンドウ、ナズナ、ゲンゲ、チチゴクサモドキ、ヒメウズ、セトガヤ、スズメノテッポウ、クサイチゴ、ヤブヘビイチゴ、キツネノボタン、ウマノアシガタ、オランダミミナグサ、ノミノフスマ、オニタビラコ、スズメノエンドウ、ウメノキゴケ(地衣類)
以下食べたもの、ムベ、クレソン、セリ、アケビ、カラスノエンドウ、カンゾウ(ノカンゾウまたはヤブカンゾウ)、ノビル、ヨメナ(またはノコンギク)、セイヨウカラシナ、コオニタビラコ、カキドオシ、ヒメリュウキンカ、セイヨウタンポポ、カンサイタンポポ、コハコベ

次回は、いつものあくあぴあ周りで行います。
日時:平成31年4月28日(日)10時~12時
集合:10時にあくあぴあ1階の池周り
場所:あくあぴあ裏手の竹林
お題:春の野草、樹木 
持物:筆記具、ルーペ、運動靴(傾斜地も歩くので)

2019年03月04日

第6回 芥川トコロジスト調査隊 2月調査結果

日時:平成31年2月10日(日)10時〜12時
場所:あくあぴあ芥川の裏手の竹林

今回は、前回12月2日と同じ場所を歩きましたが気づくことや学ぶことが多かったです。お題は「冬芽とどんぐり」でしたが地衣類、コケ類など50種の生き物を観察しました。参加は7名です。

マダケとモウソウチクの違い
 よく見る竹にマダケとモウソウチクがあります。マダケは節が2輪状で幹が緑色ですがモウソウチクは節が1輪状で幹は白っぽい。モウソウチクの筍は春一番に出てきて美味ですがマダケの筍は5月頃に出てきて別名苦竹と言われるようにえぐみがあります。またマダケは在来種ですがモウソウチクは江戸時代に中国から持ち込まれた外来種だそうです。
左写真(マダケ)、右写真(モウソウチク)
マダケ.jpg モウソウチク.jpg

ウメノキゴケはコケじゃない
 ごろっぱ広場のエノキに張り付くウメノキゴケ。名前にコケとあるようにコケに似るがいわゆるコケ植物ではなく地衣類です。地衣類は菌類の仲間で藻類と共生する生き物です。コケは葉緑体があるので基本緑色ですが地衣類は葉や茎の区別がなく葉緑体を持たないので灰色や黄っぽいものが多いです。
左写真(地衣類:ウメノキゴケ) 
右写真(コケ:ジンガサゴケ、陣笠をかぶったようなものが伸びてきたのが分かりますか?)
ウメノキゴケ.jpg ジンガサゴケ.jpg

アベマキ
 クヌギの葉にそっくり。アベマキは葉の裏面は灰白色で星状毛がびっしりと密生しています。落ち葉になっても葉裏の星状毛は残り、クヌギと比較して明らかに白い。またアベマキの材はクヌギと比べて樹皮(コルク層)が厚いので炭にすると爆ぜやすく不適で、しいたけの原木とした場合は樹皮を薄く剝ぐ必要が有りやや不適とのことです。
アベマキノハ.jpg アベマキノキリカブ.jpg アベマキノジュヒ.jpg

ナワシログミ
 春、苗代で稲の苗を育てる時期に実が赤く熟すことが名前の由来とのこと。葉の縁がごわごわで葉裏は星状の毛が密生し銀白色。枝に棘があり、冬芽は特徴的な裸芽です。花期は10-11月で、果実は5月頃に熟します。
ナワシログミノハ.jpg ナワシログミノトゲ.jpg ナワシログミノフユメ.jpg

イボタノキ
 この樹に寄生するカイガラムシが分泌するロウは昔からイボタロウと呼ばれていて障子や襖の滑りをよくするために使われていました。最近ではレーザープリンターのトナーにも使われているとのこと。イボタノキの名前の由来はこのロウでイボを取ったからだそうです。
イボタノキ.jpg

ヒイラギナンテン
前回(12/2)は蕾でしたが(左写真)、黄色い花が咲き始めています(右写真)
ヒイラギナンテンノツボミ.jpg ヒイラギナンテンノハナ.jpg

赤い実シリーズ
上段写真アオキ(雌株)、マンリョウ、下段写真クロガネモチ
アオキノカジツ.jpg マンリョウノカジツ.jpg クロガネモチノカジツ.jpg

冬芽シリーズ
上段写真イヌビワ、ヒサカキ、下段写真アラカシ
イヌビワノフユメ.jpg ヒサカキノフユメ.jpg アラカシノフユメ.jpg

どんぐりシリーズ
どんぐりを探すには時期が少し遅かったみたいです。
上段写真アベマキ、コナラ、下段写真アラカシ(根が土の中に伸びているの分かります?)
アベマキノドングリ.jpg クヌギノドングリ.jpg アラカシノドングリ.jpg

観察した種:
植物:タニウツギ、マダケ、モウソウチク、ニセアカシア、モミジバフウ(果実)、イヌビワ(果実)、テイカカズラ、イロハモミジ、アオキ(果実)、マンリョウ、クスノキ、ヒサカキ、アベマキ、シャリンバイ、サネカズラ、ネズミモチ、アラカシ、オオハナワラビ、シュロ、カナメモチ、ナワシログミ、ヤブニッケイ、イボタノキ、カンツバキ?、ミツバアケビ、アケビ、ツワブキ、ビワ、ヤブニッケイ、イヌツゲ、コウヤボウキ、カイヅカイブキ?、ヒイラギナンテン(花)、コナラ、クヌギ、クロガネモチ、コケ類(フルノコゴケ、ジンガサゴケ)、シダ類(カニクサ、トラノオシダ、トクサ)、冬芽(タニウツギ、イヌビワ、ハリエンジュ、モミジバフウ、イロハモミジ、アラカシ、ヒサカキ、シャリンバイ、ナワシログミ)、どんぐり(アベマキ、アラカシ、コナラ)、地衣類(コフキジリナリア、ウメノキゴケ、ロウソクゴケ)、菌類(キノコ、シフォンケーキのようなもの)、藻類(イシクラゲ)、昆虫(ソラマメヒゲナガアブラムシ、カラスノエンドウに群がっていた)、鳥(カワセミ、ハシボソガラス)
その他:タヌキの糞

以上

次回は、集合場所と趣向が変わります。ご注意ください。
日時:平成31年3月31日(日)10時〜13時
集合:10時に塚脇橋
場所:摂津峡桜公園下の芥川左岸側の畑周り
お題:春の食べられる植物※現地で茹でて食べてみますがあくまでもおつまみ程度です。
持物:お弁当
ツカワキバシ.jpg

2019年01月13日

芥川トコロジスト調査隊 次回は2月10日(日)

冬の時期、樹々は地味ですよね。咲いている花は少なく、葉っぱも落ちてしまったものが多いです。でも春を待つための準備をしていることと思います。

今回も、あくあぴあそばの竹林からトンボ池まで歩いて、この時期だからこそ見られる生き物のサインを見つけましょう。お題は冬芽とどんぐりです。

冬芽は、寒い冬を過ごし春になって花や葉っぱになる前の形です。前回も裸で奇妙な形のアカメガシワやふかふかの毛に覆われたモクレンの冬芽を観ました。

どんぐりは、クヌギやアラカシなどブナ科の果実の総称です。硬い殻に覆われています。前回、ブナ科ではアラカシをウバメガシの樹を観ました。どんぐり以外の果実も探してみましょう。

日 時 :平成31年2月10日(日)10時~12時 
集 合 :あくあぴあ1階の池周り
調査個所:あくあぴあ周辺(あくあぴあそばの竹林を中心に歩きます)
講師役 :小柿事務局長、高田主任学芸員
お 題 :冬芽とどんぐり

2018年12月15日

芥川トコロジスト調査隊 12月調査結果

芥川トコロジスト調査隊 12月調査(報告書)
~晩秋の樹木の葉っぱと果実~

12月2日に第5回の調査を行い8人の参加があり、あくあぴあ裏手の竹林からトンボ池まで歩きました。小春日和の中、晩秋の生き物(36種)を観察しました。

アオキとアカメガシワの冬芽
冬芽は、春になって葉っぱや花になる芽です。夏から秋にかけて出来てきます。アオキ(写真左)の冬芽のように鱗片に包まれて寒い冬を過ごすものもあれば、アカメガシワの冬芽(写真右)のように葉になる部分が裸のまま(裸芽)のものもあります。裸芽の場合は毛に覆われていることが多いようです。

アオキ アカメガシワ


アオキは冬に赤い実がなると雌株と分かりますがこの樹はどちらでしょうか。アオキは日本では江戸時代から観葉植物として育てられていたようでこの時期やってきたヨーロッパの、一部のプラントハンターと呼ばれた人たちも売り物として持ち帰った言われています。

イヌビワとイヌビワコバチ
あくあぴあ周りにはイチジクの仲間のイヌビワがよく見られます。果実のように見えるのは花嚢(かのう)です(写真左)。この中に小さな花がぎっしり入ってます(写真右)。イヌビワコバチは雄株の花嚢に入ると卵を産み付けることができ、そこで生まれた雄と雌が花嚢の栄養をもらって育ちます。その後交尾した雌だけが雄株を出て雌株に花粉を運び、イヌビワが受粉し種子を作ります。今日は雌株の黒く熟した果実を見ることができませんでしたがもしあればとても甘く食べられるそうです。

イヌビワ イヌビワの実


花の咲いてた樹木
サザンカ(写真左)ツバキと違って花びらがバラバラと落ちます
ヤツデ(写真右)小花がたくさん集まっていて、一つの小花に5枚の花びらがあります

サネカズラ ヤツデ


もうすぐ咲きそうな樹木
ヒイラギナンテン 2月ころに黄色の花が咲きます

ヒイラギナンテン


赤い実の樹木
サネカズラ(写真左)樹皮からとった粘液を整髪に使ったことから別名ビナンカズラともいいます
カナメモチ(写真右)生垣によく使うレッドロビンはこの栽培品種です

サネカズラ カナメモチ


黒い実の樹木
スイカズラ 半常緑のつる性の樹木なので葉は黄色と緑があります。花は5、6月頃咲きはじめ白色から淡紅色、黄色と変化します

スイカズラ


紅葉した樹木
カスミザクラ(写真左)ソメイヨシノと比べ葉先が尖るのと腺点の位置が少し下にあることで見分けます
モミジバフウ(写真右)手のひらより大きい葉です。実はゴルフボールくらいの大きさ。ごろっぱ広場にあるので見上げて探してください。

カスミザクラ モミジバフウ


今回、観察した生き物は以下の通りです
アカメガシワ、モミジバフウ、イヌビワ、ヤマブキ、アオキ、クサギ、マンリョウ、ヒサカキ、カスミザクラ、アリ類、シャリンバイ、アラカシ、サネカズラ、ナワシログミ、ナキリスゲ?、モウソウチク、カナメモチ、ソヨゴ、ヒイラギナンテン、スイカズラ、ヤマハゼ、オオサンショウモ、ヤツデ、ハクモクレン、キンモクセイ、サザンカ、ウバメガシ、クサイチゴ、ミョウガ(orショウガ)、フユイチゴ、ジュズダマ、ヨモギクダナシアブラムシの虫こぶ、ミツバアケビ、ガマ、チヂミザサ、クロガネモチ(36種類、?は種名未確認)

次回は、2月10日(日)10:00~ 今回と同じあくあぴあ裏手の竹林を歩きます。テーマは「冬芽とどんぐり」ですが、この時期しか見られない生き物のサインを一緒に感じてみませんか。

2018年11月17日

芥川トコロジスト調査隊 12月調査予告

日に日に寒さが増す今日このごろです。紅葉狩りは楽しまれたでしょうか。
今年は、台風が多かったせいか、既に落葉しているものも多くあるように思います。

さて、今回のトコロジスト調査隊は、あくあぴあそばの竹林を中心に、
紅葉する樹木、果実などを観察します。また冬鳥も目にするでしょう。
ご参加お待ちしています。

日 時 :平成30年12月2日(日)10時~12時 あくあぴあ1階の池周りに集合
調査個所:あくあぴあ周辺(あくあぴあそばの竹林を中心に歩きます)
講師役 :高田主任学芸員
お 題 :紅葉する樹木、果実

2018年09月22日

芥川トコロジスト調査隊 9月調査

芥川トコロジスト調査隊 9月調査
~田んぼ脇に咲く小さな小さな野草~

9月16日に第4回の調査を行い参加は9人でした。雨模様の涼しい天候が続いていましたがこの日ばかりは夏に逆戻りしたような蒸し暑い日でした。今回は、西之川原地区の田んぼにおじゃまし実ってきた稲穂を真横に見ながらこれまでで一番多い60種の野草を観察しました。

田んぼの水の中に咲く可憐な花、アブノメ、アゼナ、ウリカワ、ホソバヒメミソハギ
アブノメ アゼナ 

ウリカワ ホソバヒメミソハギ 

地味なカヤツリグサ科のタマガヤツリ(下写真)、コゴメガヤツリも水の中
茎の端どうし引き割いてカヤが吊れるかどうか遊んでみました。カヤが吊れれば相性ぴったり?
タマガヤツリ カヤツリ遊び

田んぼ脇のタデ科の白い花、シロバナサクラタデ、とても小さなミチヤナギ
シロバナサクラタデ ミチヤナギ

黄色い花が鮮やかなチョウジタデ(別名タゴボウ)と外来種のヒレタゴボウはアカバナ科の似たものどうし
両方とも茎に稜がありヒレタゴボウの方が顕著。花も大きい。
チョウジタデ ヒレタゴボウ

ほかに、朱色が鮮やかなマルバルコウ、名前はイマイチだけどコミカルなハキダメギク
マルバルコウ ハキダメギク

初秋の西之川原では早春以上に豊かな草花の存在に気づくことができました。
まだまだ多くの野草を見ましたがここでは全て紹介できずに残念です。
次回は、12月2日(日)10:00~ 「果実と紅葉」を楽しみましょう

2018年07月31日

芥川トコロジスト調査隊 7月調査

7月1日に第3回の調査を行い参加は8人でした。イネ科20種を含む41種の植物と昆虫4種を観察しました。
イネ科は見た目が似ていて名前が覚えにくいですが一度聞くと忘れられないものもあります。シナダレスズメガヤです。野に咲く花図鑑ではその英名Weeping Love Glassを「すすり泣く愛の草」と紹介していたからです。実際はWeepinngに「垂れさがる」という意味があり、Love Glassがスズメガヤの属の総称なので単に「垂れさがるスズメガヤ」かも知れませんが。

部活の様子

また色彩豊かな花も見られました。その代表はラン科のネジバナです。可愛いピンク色の花がらせん状につきます。頭上にあるネムノキには、雄しべと雌しべが糸状に伸びたピンク~白色の花が咲き誇っていました。また緑地の藪の中にはヒメヒオウギスイセンの橙色が鮮やかでした。

ネジバナ

ネムノキ

ヒメヒオウギズイセン

普段何気に散歩している芥川緑地ですが、多様な生き物がいることに気が付きます。次回は、9月16日(日)10:00~ あくあぴあ近くの田んぼの花を観察します。小さく可憐な花を発見しましょう。

2018年06月26日

トコロジスト調査隊 7月調査予告

高槻をはじめ北大阪在住のみなさま。地震の後片付けなどで大変ですが、くれぐれもご自愛ください。
さて、そんな折ですが、気分転換にトコロジスト調査隊に参加してみませんか。

日 時 :平成30年7月1日(日)10時~12時 あくあぴあ1階の池周りに集合
調査個所:あくあぴあ周辺(今回はあくあぴあ側(右岸側)を中心に歩きます)
講師役 :小柿事務局長、高田主任学芸員
お 題 :夏な花(イネ科を含む)

イネ科はパッと見、同じようですが、よく見ると、か細いもの、ごわごわ、ふわふわしたものなど、やはり多様です。
暑い折ですが、芥川周辺の多様な植物、生き物に触れてみませんか。
お待ちしています。

イネ科は似たものどうしなので標本を持ち帰って確認することも大切です。
そんな時に漫画雑誌などの間に挟んで持ち帰ると整理が楽です。
古本となった漫画雑誌があればお持ちください。
写真が載っているものではなく、新聞のようなざらっとした紙質が適しています。

2018年05月02日

芥川トコロジスト調査隊 5月活動報告

芥川トコロジスト調査隊5月調査は花爛漫の芥川緑地と芥川で行いました。
この日もたくさんの植物が観察できました。


タニウツギ

タニウツギが満開でした。


ハリエンジュ

ハリエンジュは若い花をてんぷらにして食べると甘くて美味しいです。


シマヘビ

2匹のシマヘビが交尾していました。

次回活動日は7月1日(日)です。
参加御希望の方はあくあぴあ1階入口に集合してください。

2018年01月25日

芥川トコロジスト調査隊とは?

芥川トコロジスト調査隊

芥川を楽しく歩いて、生き物、自然、くらし、歴史に気づき、芥川に関することは何でも知っている「芥川の場所のスペシャリスト」という意味の「芥川トコロジスト」を目指します。

  顧問:山本忠雄 館長
  部長:川上隆 芥川倶楽部
  入部資格:芥川のスペシャリストになりたい人。生きもの観察をしたい人。(小学生以上)
  活動日:不定期


芥川トコロジスト調査隊