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2014年01月31日

ビオトープの日(1月)

1月の「ビオトープの日」は18日(土)に行いました。今月はビオトープのため池のプランクトン観察です。ちいさな池ですが、ここでも様々なプランクトンの観察ができます。

まず、プランクトンネットを使い、バケツですくった池の水を濾してプランクトンを集めます。プランクトンネットの原理自体は単純なので、簡易式であればストッキングなどを使って自分で作ることもできます。今回は市販されているプランクトンネットと、ストッキングと標本ビンで自作したネットを使って採集しました。

その後、実習室に移動してプランクトンを観察します。池のプランクトンはミジンコのように肉眼でなんとか見えるものもありますが、多くは顕微鏡を使わないと見えない大きさです。まず、濾し取られたプランクトンの入った水を1滴とり、スライドガラスの上に垂らし、その上に薄いカバーガラスをかけます。これをプレパラートといいます。その後、プレパラートを顕微鏡に載せて観察します。少し難しい作業でしたが、小学生のお友達でも慣れればできるようになりました。

今回観察できたのはクロステリウム(ミカヅキモ)、オカメミジンコ、鞭毛虫、繊毛虫などでした。昨年1月にも同じ観察をしましたが、その時に比べると少し種類は少なかったようです。継続して観察すれば、年ごとの違いや種数変化の傾向が見えてくるかもしれません。


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今後のイベントはこちらをご覧ください。

2014年01月20日

はくぶつかんたんけん隊

1月12日(日)と13日(月・祝)に「はくぶつかんたんけん隊」が行われました。
博物館には展示に使われているものの他にも、たくさんの標本があります。その標本を保管している収蔵庫を小中学生のみんなが探険しました。いろんな標本がどのように保管され利用されているのかや、標本の作り方についてなど学芸員さんからお話を聞きました。

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植物化石  さわれる標本もあります


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トリバネアゲハの標本  大きい!


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液浸(アルコールに浸かった)標本の収蔵庫の見学  
右手には魚の標本が見えます


これからも楽しいイベントが開催されます。
今後のイベントはこちらをご覧ください。

2014年01月06日

ジオラボ(12月)「恐竜の年齢を調べよう」

化石の骨を切断し、内部の構造を調べてみるといろいろなことがわかります。例えば、恐竜の骨の内部組織には木の年輪のような構造が見られ、この年輪構造を調べることで年齢推定が可能です。今回は参加者のみなさんが実際に恐竜の骨の内部を観察し、恐竜の年齢を調べてみました。


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恐竜の骨の切片を観察する参加者


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翼竜の骨の実物標本を手にとって、骨の内部構造を観察する参加者


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化石のレプリカ作りの意義や手順を参加者に説明するボランティアスタッフ


顕微鏡を初めて使ったり、化石の内部構造を初めて見た参加者が多く、「非常に新鮮でよかった、また来たい」とたいへん好評でした。

今後のイベントはこちらをご覧ください。