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2014年05月08日

テーマ別自然観察会「テントウムシ」2014.4.26



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 赤や黄色の可愛らしいテントウムシ。虫は大嫌い!という人でも、テントウムシは好き!という方も多いかも? このテントウムシたちを観察する行事を、あくあぴあ芥川と共催で行いました。

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 高槻市の淀川べりは、風のない快晴でした。堤防からは河川敷のようすが広く見渡せました。

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 ノイバラやカラスノエンドウにはこの季節、たくさんのアブラムシがついています。テントウムシたちが、それらを食べにきている様子を観察できました。

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 昼休みには恒例の「ストローのシーソーあそび」。今年は3連の高度な技に挑戦? でも、こちらの思ったとおりに、うまくは歩いてくれないですね。

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 ヤナギの樹では、大きなカメノコテントウも見つかりました!




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2014年05月02日

やさしい自然かんさつ会「レンゲ畑のいきもの」

4月27日にやさしい自然かんさつ会「レンゲ畑のいきもの」を開催しました。好天に恵まれすぎて春にしては暑い日でしたが、約100人の方に参加していただき、高槻市三島江の田んぼでレンゲ畑の生きものを観察しました。

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春の風物詩とも言えるレンゲ畑、最近はあまり見なくなりましたが、高槻市の三島江では毎年4月に一般にレンゲ畑を解放しています。レンゲ畑は田んぼにレンゲの種子をまいたものです。レンゲなどのマメ科の植物の多くは根粒菌と呼ばれるバクテリアと共生して根っこの根粒に窒素をためます。田んぼにレンゲをまくことでイネの大事な栄養である窒素分を増やすことができるのです。

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15-18人の6つグループに分かれて観察しました。レンゲの花はよく見ると小さな花がたくさん集まってできていること、レンゲを掘ってみると根っこに根粒がたくさんついていること、花をじーっとみているとミツバチがやってきて花粉を運んでいることなどを観察しました。レンゲの果実も見つけました。みんなが食べたことあるエンドウマメにそっくりで大盛り上がりでしたが、それもそのはずエンドウマメもレンゲも同じマメ科の植物で近い仲間同士です。
レンゲ畑にはレンゲ以外の生きものもたくさんいます。コオニタビラコ、ナズナ、ハハコグサ、ノミノフスマ、タネツケバナなど小さいけどよく見ると様々な姿をした植物たちが生えていました。虫もたくさんいます。増え始めたアブラムシをテントウムシがむしゃむしゃと食べていたり、カゲロウの仲間が飛んでいたり。レンゲを食べるアルファルファタコゾウムシも見つけました。空を見上げるとヒバリやケリが大きな声で鳴いていました。春の田んぼの観察は飽きることがありません。

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みんなで淀川の堤防でお昼ご飯を食べました。昼食のあと、淀川の堤防でタンポポの観察をしました。総苞が反り返るセイヨウタンポポと、反り返らないカンサイタンポポの違いを観察して、堤防にはどっちが多いかみんなでタンポポ探しをしました。毎年、同じ場所でタンポポの観察をしていますが、どうやら典型的なセイヨウタンポポは年々減っているようです。みんなのお家の近くではどうでしょうか?

お昼過ぎには無事に観察を終えました。帰りのバスではすやすやと眠っている人がちらほら。はじめての自然観察、楽しんでもらえたでしょうか?来年もよろしくお願いします。


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3月29日 植物園案内・動物編「花に来る鳥」

 今日のテーマは花に来る鳥だけど、すでに繁殖をはじめている鳥の様子も観察するよ。と宣言して出発。博物館前の大池で、ダイサギを観察した後、博物館の裏でハシブトガラスの巣を観察。カラスとの付き合い方を説明してたら、コゲラが登場。先日掘っていたコゲラの巣穴も観察。ユーカリ園周辺で、サンシュユの花に来てるヒヨドリ、ボケの花に来ているメジロを観察して、ようやく今日のテーマっぽくなった。その後、ソメイヨシノの花に来ているヒヨドリも観察。

 再び大池に出てみると、岩の上でひなたぼっこしているアカミミガメの上に、アオサギ幼鳥が載っていた。ツルとカメというタイトルを付けられそうな光景。これで喜んでいたら、カワセミがとまっているのが見つかる。みんなで観察。やがて飛んだと思ったら、もう1羽加わって2羽で飛び回る。やがてまた見える場所にとまる。再びみんなで観察していたら、タカとちゃう?!という声、見てみると、カワウの横にオオタカの幼鳥がとまって羽づくろいをしていた。これまた観察。カワセミもオオタカものんびりとまっていて、全員で観察できた。やがて、オオタカが飛び去ったので、ようやく我々も出発。


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 花に来ている鳥も観察したけど、一番印象に残ったのはサービス満点だったカワセミとオオタカであった。解散後、子ども達が拾った羽根の名前調べ。図鑑の相談など。子ども達が、いつの間にかヤマシギの羽根を拾っていたのには驚いた。


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