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2014年07月26日

特別行事「標本作りまつり」7月21日(月・祝)

 夏休みに入ったばかりの祝日である7月21日に、「標本作りまつり」を行いました。
夏休みの自由研究には、野外での生き物採集と標本作りがおすすめです。昆虫、植物、動物(貝と鳥の羽)の標本の作り方を、体験しながら学ぶことができる行事にしました。

 ところが、事前申し込みの必要ない行事としたために、予想を遙かに上回る300名ものみなさんにご参加いただきました。そのため希望の標本作りに参加出来なかった、部屋が混み合って説明が聞こえなかったなど、不自由な思いをされた参加者のみなさんも多かった事と思います。この場をお借りして、お詫び申し上げます。来年度はもっと落ち着いて標本作りのできる行事にしたいと考えております。


参加者のみなさんには、3種類の標本作りを体験していただきました。

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昆虫の標本作り

昆虫の標本作りは、羽を広げたり、脚を伸ばしたりと、針の先を使った細かい作業が多かったです。しかし、本格的な昆虫標本の作り方を体験することができました。

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植物の標本作り(博物館の裏庭で植物採集)

植物の標本は、いわゆる「押し葉」ですが、博物館の裏庭で植物を採集するところから始め、乾燥のさせ方やラベルの書き方まで、体験しました。

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貝の標本づくり

夏休みには海辺に出掛けて貝殻を拾うことがありますが、表面が削れてしまっていることが多いです。本格的な貝の標本は、生きている貝を使ってつくります。ラベルをつけて、チャック付きの袋で保存します。このほか、鳥の羽の標本の作り方も、体験しました。

そのほか、植物化石のクリーニングの仕方、キノコの標本の作り方、鳥の剥製の作り方、岩石の割り方などの実演を見て、説明を聞くこともできました。

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植物化石のクリーニング実演




「標本作りまつり」で体験したことを活かして、ぜひ、夏休みには生き物の採集と標本作りに挑戦してください。そして、標本が出来たら図鑑で調べてみてください。8月24日の「標本の名前を調べよう&達人による標本トーク」に持ってきて、標本作りの達人と、名前調べがあっているか、確かめてみましょう。


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ぜひ、ご参加ください。

2014年07月13日

ジオラボ「海の砂を見てみよう」7月12日

梅雨明けも間近な7月12日、博物館でジオラボ「海の砂を見てみよう」を開催しました。
夏休みには遊びに行くことが多い海の砂をじっくり観察してみようという行事です。

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日本中から集められた砂が、各机に5種類ずつ配られました。
その砂がどこの海の砂かを当てようというクイズ形式で進んでいきます。

まずは肉眼で、そしてルーペでじっくり観察。
同じように見える砂でも違って見えてくるかな。
ヒントを手がかりにどこの砂か探っていきます。

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5問全問正解の方は全体の2割くらいでした。
難問の多い中、全問正解の人がこれだけいるとは!
みなさんの観察眼に驚きでした。

最後は顕微鏡で観察しました。
肉眼やルーペで見るより、大きく美しい砂つぶを見ることができました。

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ぱっと見たら同じように見える砂つぶも、じっくり見れば場所によって様々な砂つぶ。
夏に海に泳ぎに行った時にも、泳ぐだけじゃなくてぜひ砂つぶも見てください。


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