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2010年02月05日

ポスター発表者募集に関するご案内

関西自然保護機構(KONC)2010年度大会
ポスター発表者募集に関するご案内

 関西自然保護機構は1978年の創立以来、シンポジウム・講演会・現地見学会の実施、研究助成金の交付、会誌の発行、自然保護および自然環境保全に関する提言と助言を通じて、自然保護に関わる取り組みを推進してきました。この間、各地でさまざまな自然保護上の問題が発生し、また保全・保護を目指した運動が繰り広げられてきました。河川・道路・都市開発など、今後10年を見ても関西での自然保護上の課題が多数あります。こうした諸課題に対応していくには、これらの課題に直面している多くの方々と、これまでの事例・成果を共有するとともに、科学的な成果を各地でのこれからの保全活動にフィードバックすることが必要です。このたび既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会を、関西自然保護機構としてつくっていきたいと考え、関西自然保護機構2010年度大会から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいくことにしました。
 今回の発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。原則としてポスター発表ですが、どうしても口頭での発表を希望される場合は、事務局までご相談下さい。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

(主催)関西自然保護機構
(開催日)2010年3月7日(日) 午前10時〜午後4時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)四手井賞受賞記念講演、2009年度研究助成事業 受給者研究報告会、ポスター発表


■発表要領■
(対象)自然保護に関連した活動をしている個人・グループ。開発に対する反対運動など狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など、自然保護や野生生物保全についての普及啓発を多少なりとも意識した活動をしていれば充分です。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。自然保護・野生生物保全にまったく関係のない、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りすることがあります。

(発表に際しての注意事項)
 ・申込み料・参加費は不要です。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
 ・申込みが多数の場合はお断りする場合があります(最大40件)。
 ・原則としてポスター発表のみです。どうしても口頭発表を希望される場合はご相談下さい。
 ・ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)、机などはなし。内容は関西で行っている自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「関西自然保護機構2010年度大会申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外は、ホームページに公開しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2010年2月27日(土)
●申込み者には、2月末日に、詳しい案内をお送りします。

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

2010年度 研究助成 申請受付中

2010年度 研究助成 申請受付中

2010年度の研究助成を下記により募集いたします。多くの方からのご応募をお待ちしております。

応募資格】 KONC会員、あるいは会員を含むグループ
【助成対象】 関西の自然保護・自然環境保全に関する調査研究
上記の課題について、
(1)次年度中には、ある程度のまとまりがつくような、現在計画中の調査研究 
(2)現在継続中で、来年度中には、ある程度のまとめができそうな調査研究
(3)これまでの調査研究のとりまとめ
【助成金額】 合計40万円程度 数件
【助 成 期 間】 単年度を原則とする
【募集締め切り】 2010年3月31日(水)
【助成交付決定】 2010年4月中旬(運営委員会で選考します)
【研究成果の公表】交付を受けた場合は、1年以内に会計報告と調査結果を報告(次年度総会での口頭発表及び簡単な報告書作成)していただくとともに、研究結果がまとまりしだい、当機構の会誌に報告文として発表していただくことを義務としています。
【応募様式】 添付の様式を使用してください。
【送付先】 〒546-0034
大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪自然史センター気付
関西自然保護機構 事務局
Tel : 06-6697-6262
Fax : 06-6697-6306
     E-mail : konc@mus-nh.city.osaka.jp
 URL: http://www.omnh.net/konc/
【そ の 他】 これまでの助成実績はKONCホームページでご覧になれます

2010年度 研究助成 申請用紙

ダウンロードしたファイル

2010年度 総会及び大会のお知らせ

2010年度 総会及び大会のお知らせ
日時:2010年3月7日(日) 10:30~16:00
内容・スケジュール:
10:30~11:15  2010年度 総会
11:15~11:30  2009年度 四手井賞 授賞式
11:30~12:00  ポスター発表 概要説明

(12:00~13:00 )  昼食休憩

13:00~14:00  四手井賞授賞記念講演
「ナラ林の自然史と二次的自然の保護」
神戸女学院大学人間科学部 環境・バイオサイエンス学科  野嵜 玲児 氏
 近年,里山や農地の周辺など二次的自然の保全に関する研究が盛んに行われ,
その保護や保全のための様々なアイデアや理論が出されている。しかし,人為的
影響下に成立した二次的自然を「なぜ保護・保全する必要があるのか」という問
いに対しては必ずしも明確な答えがあるわけではない。とくに,雑木林の主体を
なすナラ林の生態学的特性やその自然保護的価値に関する議論は意外に少ない。
ここではナラ林やススキ草原を題材に,植物群落からみた二次的自然の保護価値
の検討,すなわち二次的自然のみかたについて考えてみたい。

14:00~14:45  ポスター発表 コアタイム
14:45~16:00  2009年度研究助成事業 受給者研究報告会 <プログラム予定>
1)「琵琶湖・淀川水系における腹口吸虫の拡大予測と魚病阻止に関する研究」
馬場孝(滋賀県立大学大学院環境科学研究科 環境動態学専攻)他
2)「近畿地方南部における大形陸生ミミズ相の解明」
前田喜四雄(奈良教育大学自然環境教育センター)他
3)「近畿地方の市街地のシダ植物の種組成とその温暖化にともなう変化予測に関する研究」
村上健太郎(岸和田市立きしわだ資料館)他
4)「奈良公園に生息しているニッポンバラタナゴ個体群の保護」
野口亮太(近畿大学農学部環境管理学科 水圏生態学研究室)他
5)「里山における林縁性植物の分布」
小原亮平(神戸大学人間発達環境科学研究科)他

*10:30~16:00 2010年度大会 ポスター発表(募集中;発表希望者は次頁参照のこと)

会場:大阪市立自然史博物館(博物館南側通用口よりお越し下さい。)
アクセス:地下鉄御堂筋線 「長居」駅 3号出口より東へ
   JR阪和線 「長居」駅 より東へ