« 2013年08月 | メイン | 2013年12月 »

2013年09月25日

大阪バードフェスティバル2013のご案内

大阪市立自然史博物館では、「大阪バードフェスティバル2013」を関西文化の日である平成25年11月16日(土)、11月17日(日)に開催します。
 「大阪バードフェスティバル」は、鳥をテーマに自然関連のサークル、地域の自然保護団体等が一堂に会して出展するお祭りです。サークル・団体の活動紹介やワークショップ等を通じて、市民のみなさんに鳥を通じて、大阪の自然の現状や自然に関わる楽しさを知っていただくイベントです。鳥にあまり興味がなくても、生き物好きなら楽しんで頂けると思います。
「大阪バードフェスティバル」の開催は、2007年、2010年に続く第3回です。この他に自然史博物館では、2003年、2004年、2006年、2009年、2011年、2012年と過去6回「大阪自然史フェスティバル」を開催し、2008年には関西自然保護機構創立30周年を記念して企画した「かんさい自然フェスタ」と、さまざまなフェスティバルを実施してきました。毎回当初の予想以上の盛り上がりを見せ、各回の来場者は1万人を超え、多くの方々に「自然の文化祭」を楽しんでいただいております。
今回も自然に興味のある多くの方々の来場をお待ちしております。

1.名  称:「大阪バードフェスティバル2013」
2.期  間:平成25年11月16日(土)、11月17日(日)
3.会  場:大阪市立自然史博物館 本館および博物館玄関前ポーチ、
        ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
          *地下鉄御堂筋線「長居」下車3号出口・東へ800m
           JR阪和線「長居」下車東出口・東へ1000m
4.入 場 料:無料 
       ※平成25年11月16日(土)・11月17日(日)ともに「関西文化の日」のため、
        博物館本館入館料も無料となります。
5.開催時間: 9時30分から16時30分(ただし両日とも入館は16時まで)
7.主  催:特定非営利活動法人大阪自然史センター、大阪市立自然史博物館、関西自然保護機構
8.共  催:大阪生物多様性保全ネットワーク
9.協  賛:
  一般社団法人日本望遠鏡工業会、株式会社ケンコー・トキナー、興和光学株式会社、
  株式会社ニコンイメージングジャパン、株式会社ビクセン、株式会社ガードフォースジャパン、
  株式会社阪神交易、協栄産業株式会社、株式会社レイマー、有限会社エンウイット、
  日本ワイルドライフアート協会、株式会社文一総合出版、株式会社ワイバード

10.協  力:一般財団法人環境事業協会、谷口高司鳥絵工房、日本鳥学会員近畿地区懇談会、
         日本野鳥の会大阪支部
11.後  援:日本鳥学会、公益財団法人日本野鳥の会
12. 出展団体:大阪周辺の自然観察団体など63団体(予定)

 *関西自然保護機構は、ブース出展のほか、
  16日(土)の招待講演会 「鳥の渡りと生物多様性の保全」 を主催いたします。

◆講堂プログラム
<11月16日(土)>
日本野鳥の会大阪支部 記念フォーラム
「大阪湾の干潟で暮らす生きものと渡り鳥 いま・これから」
 大阪湾Years 2012-2013連携企画。
 日時:11月16日(土) 10:00〜12:00
 主催:日本野鳥の会大阪支部

招待講演会・日本鳥学会員近畿地区懇談会例会
「鳥の渡りと生物多様性の保全」
 渡り鳥は、中継地で翼を休め、食物をとりエネルギーを補給していきます。渡り鳥を保全するためには、繁殖地や越冬地だけでなく、「国際空港」としての中継地をも保全していく必要があります。そのためには、鳥がどこをどう渡り、どこが重要な生息地となっているのかを明らかにしなければなりません。本講演では、衛星を利用した渡りの追跡例とそれによって進展した保全活動の事例を紹介します。
 日時:11月16日(土) 14:00〜15:30
 講師:樋口広芳氏(東京大学名誉教授、慶應義塾大学特任教授)
 主催:関西自然保護機構・日本鳥学会員近畿地区懇談会

<11月17日(日)>
谷口高司鳥絵工房「イラスト図鑑製作の現場から〜野鳥図鑑画家谷口高司講演会」
 日本で一番野鳥図鑑を描いている谷口高司が、日本やアジアの国々で発行した図鑑のそれぞれの裏話を、原画をご覧いただきながら楽しくお話しします。
 日時:11月17日(日) 10:30〜12:00
 主催:大阪生物多様性保全ネットワーク

シンポジウム「色・鳥どり 鳥たちの多様 な色彩の進化と芸術への浸透」
 日時:11月17日(日) 13:00〜15:30
 主催:一般財団法人環境事業協会
 後援:日本鳥学会

2013年09月10日

現地見学会とフィールドシンポジウムのご案内

日本生態学会近畿地区会公募集会 フィールドシンポジウム(共催:関西自然保護機構)
「中池見湿地の自然と北陸新幹線ルート変更問題」
<開催趣旨>
 福井県敦賀市にある中池見湿地は、数多くの絶滅危惧種が成育・生息し、現在の日本ではきわめて貴重な湿地として評価されている低層湿原です。昨年7月にはラムサール条約にも登録されました。しかし、昨年8月に、2025年開通予定の北陸新幹線のルートがこの湿地の一部を横切るような変更案が公表されました。このルート変更は、中池見湿地の生態系に大きな影響を及ぼす可能性が高いため、本年3月、日本生態学会は、詳細な影響予測調査を行うことを求める要望書を関係機関に提出しました(http://www.esj.ne.jp/esj/Activity/201303Nakaikemi.html)。
今回企画したこのフィールドシンポジウムは、現地の見学とその後のシンポジウムで、多くの方々に湿地の重要性と北陸新幹線ルート変更問題の概要について知っていただき、湿地生態系への影響と保全の方策について考えることが目的です。数多くの皆様のご参加を期待します。

<開催日時> 10月13日(日曜日)10:00 ~ 16:30
<集合場所> JR北陸線敦賀駅 正面「駅前広場」
<集合時間> 午前10時
(時間厳守、貸し切りバスでJR敦賀駅⇒中池見湿地⇒シンポ会場と移動します)
<参加費>  無料 (昼食・飲み物は各自でご用意ください)
<主催> 日本生態学会近畿地区会自然保護専門委員会・関西自然保護機構
<申込先・問い合わせ先>岩崎敬二(〒631-8502 奈良市山陵町1500 奈良大学教養部)
  E-mail:iwasaki@daibutsu.nara-u.ac.jp、Tel:0742-41-9591、Fax:0742-41-0650
ご参加希望の方へ:貸し切りバス予約の都合上、9月30日(日)までに 
上記(岩崎 敬二氏)へお申し込みください。

 *申込先が、関西自然保護機構の事務局とは異なりますので、ご注意ください。

<プログラム>
 第一部:中池見湿地見学会(10:15 ~ 13:15)
  現地に詳しい研究者やNPO法人の方々に解説をしていただきます。
*動植物の採集はご遠慮ください。
  
第二部:シンポジウム
「北陸新幹線建設が中池見湿地の自然に与える影響」(14:00 ~ 16:30)
<会場> 敦賀市福祉総合センター「あいあいプラザ」(敦賀駅から歩いて7-8分)

<内容>

・中池見湿地の希少水生動物
平井 規央 氏(大阪府立大学)
・中池見湿原堆積物の花粉化石からみた最終氷期以降の植生変遷
宮本 真二 氏(岡山理科大学)

・危惧されるラムサール条約登録・中池見湿地に及ぼす北陸新幹線の影響と現地の動向       
  笹木 智恵子 氏(NPO法人ウェットランド中池見)

・新幹線ルートと中池見湿地の水生植物 ―危惧される影響―
角野 康郎 氏(神戸大学)
・山地源流域の山体地下水が雨水の流出に果たす役割
小杉 賢一郎 氏(京都大学)
・総合討論

<現地への交通の参考> 大阪・京都方面からのJR在来線の主要な時刻と料金を示しておきます。
○往路
・大阪駅7:45(京都線新快速・湖西線経由敦賀行き)⇒京都駅8:15⇒敦賀駅9:50
   (大阪⇒敦賀2210円)
・大阪駅8:10(特急サンダーバード5号和倉温泉行き)⇒京都8:41⇒敦賀9:37
   (大阪⇒敦賀4500円)
○復路
・ 敦賀駅17:00(北陸本線・近江今津行き)⇒近江今津駅17:36
   近江今津駅17:43(湖西線・京都行き)⇒京都駅18:51
       京都駅18:59(京都線新快速・網干行き)⇒大阪駅19:28
・敦賀駅17:41(特急サンダーバード36号大阪行き)⇒京都駅18:38⇒大阪駅19:07