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2018年05月22日

<関西自然保護機構創立40周年記念事業のご案内>

関西自然保護機構は、2018年4月15日をもちまして創立40周年の節目を迎えることができました。そこで、今年度は「長期モニタリング調査」をメインテーマとして、記念事業の企画を進めております。
今回は、フィールドシンポジウムと現地見学会についてご案内いたします。

<フィールドシンポジウム>
日時:2018年10月6日(土) 14:00~17:00

場所:フィールド科学教育研究センター瀬戸臨海実験所(和歌山県白浜町臨海)

参加費:無料

タイトル:「海岸生物の長期変遷からみえる近年の兆候―田辺湾を中心として」

内容:
○「大阪湾の海岸生物相の変遷と近年の兆候」
山西良平(西宮市貝類館)
○「田辺湾の干潟生物の変遷:全国干潟コアサイト調査から」
古賀庸憲(和歌山大学)
○「岩礁海岸の貝類群集の変遷:白浜町番所崎の貝類調査から」
石田 惣(大阪市立自然史博物館)
○「田辺湾畠島の海岸生物の長期変遷」
中野智之(京都大学瀬戸臨海実験所)
○総合討論 
進行役:和田恵次(元奈良女子大学)

<現地見学会>
日時:2018年10月7日(日) 9:00~12:00

場所:田辺湾畠島
*畠島は、田辺湾の南側のほぼ中央部に位置する無人島です。島内には、岩礁・転石・砂泥地などの多様な底質が見られ、ここを一周するだけで田辺湾周辺の海岸生物相を一通り観察できる場所となっています。京都大学が管理する国有地として、海岸生物の研究・教育に活用されており、この目的以外では、畠島への上陸を禁止しています。

申込み:必要(詳細が決まり次第告知いたします。)

参加費:未定

<2018年度 研究助成事業 審査結果>


過日開催した運営委員会で、2018年度研究助成の審査が行われ、応募総数14件のなか、次の4件に助成することが決定されました。

(1)研究題目「芦生研究林内保存木の着生植物群集の保全生態学的研究」
申請者 東 若菜(京都大学農学研究科)他
助成金額 8万円

(2)研究題目「絶滅危惧種キマダラルリツバメの寄主アリ特異性の地域間比較」
申請者 上田 昇平(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)他
助成金額 7万円

(3)研究題目「絶滅危惧水生植物トリゲモとオオトリゲモの分布範囲の解明」
申請者 緑川 昭太郎(新潟大学大学院自然科学研究科)他
助成金額 7万円

(4)研究題目「中池見湿地に生息する希少生物ドジョウType I種の保全に向けた分布調査および遺伝学的研究」
申請者 岡田 龍也(近畿大学農学部環境管理学科)他
助成金額 8万円