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2019年01月29日

「地域自然史と保全研究発表会」 関西自然保護機構2019年度大会のお知らせ

日 時:2019年3月3日(日)10:00~17:00  
会 場:大阪市立自然史博物館 講堂

<プログラム>
10:00~17:00 ポスター発表
10:00~ 2019年度総会

10:30~ 2018年度研究助成事業 受給者研究報告会 
◆「芦生研究林内保存木の着生植物群集の保全生態学的研究」
   東 若菜(京都大学農学研究科)
◆「絶滅危惧種キマダラルリツバメの寄主アリ特異性の地域間比較」
  上田 昇平 (大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
◆「絶滅危惧水生植物トリゲモとオオトリゲモの分布範囲の解明」
  緑川 昭太郎 新潟大学大学院自然科学研究科)
◆「中池見湿地に生息する希少生物ドジョウType I種の保全に向けた分布調査および遺伝学的研究」
  岡田 龍也 (近畿大学農学部環境管理学科)

  <昼食休憩>
12:15~ ポスター発表コアタイム
13:15~ 四手井賞授賞式典・記念講演
  受賞論文「京都府海岸の外来固着性動物:2006年と2016年の比較」(39巻2号掲載)
  講演者:岩崎敬二 (奈良大学教養部)

14:00~ 関西自然保護機構創立40周年記念シンポジウム
   「関西の自然の長期的な変化:長期モニタリングの結果から見える過去と現在」
関西の海、川、森、里山の自然環境や生物相の変化を長期間調査(長期モニタリング)している方々をお招きして、過去から現在にかけてどのように変化しているのか、その要因(人為的な自然の改変や管理の仕方の変化、気候の変動、特定の在来種の増加や外来種の影響など)は何か等を発表していただきます。そして、将来はどうなるかを考えつつ、長期モニタリングの意義と今後の課題なども検討してみたいと思います。
 〇「会長挨拶」  
   石井 実 (大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
 〇「趣旨説明」  
   岩崎敬二(奈良大学文学部)
 〇「大台ケ原ブナ-ウラジロモミ林の35年間」  
   中静 透 (総合地球環境学研究所研究部)
 〇「春日山原始林の樹木動態:20年間のモニタリングから」  
   伊東 明 (大阪市立大学大学院理学研究科)
 〇「三草山ゼフィルスの森:24年間のチョウ類群集の変化」
   石井 実 (大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
 〇「藻場生態系の長期モニタリング —淡路由良、竹野サイトの10年—」
   川井浩史 (神戸大学大学院理学研究科)
 〇「1970年代から現在までの淀川の魚類相の変遷:約10年ごとの全域モニタリング調査から」
   上原一彦 (大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター)
 〇総合討論

2019年度 研究助成事業 受付開始

2019年度の研究助成を、下記の要領で募集いたします。
多くの方からのご応募をお待ちしております。

【応募資格】 KONC会員、あるいは会員を含むグループ

【助成対象】 関西の自然保護・自然環境保全に関する調査研究
上記の課題について、
(1)次年度中には、ある程度のまとまりがつくような、現在計画中の調査研究 
(2)現在継続中で、来年度中には、ある程度のまとめができそうな調査研究
(3)これまでの調査研究のとりまとめ

【助成金額】 合計30万円程度 数件

【助 成 期 間】 単年度を原則とする

【募集締め切り】 2019年3月31日(日)必着(メール添付歓迎)

【助成交付決定】 2019年4月中旬(運営委員会で選考します)

【研究成果の公表】 交付を受けた場合は、1年以内に会計報告と調査結果を報告(次年度総会での口頭発表及び簡単な報告書作成)していただくとともに、助成終了から2年以内に、会誌「地域自然史と保全」に投稿(原著論文、報告など種別は問わない)していただくことを義務としています。

【応募様式】申請用紙

【送付先・問い合わせ先】  E-mail : konc@mus-nh.city.osaka.jp
     〒546-0034
大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪自然史センター気付
関西自然保護機構 事務局 
Tel : 06-6697-6262
Fax : 06-6697-6306

【そ の 他】 これまでの助成実績はKONCホームページでご覧になれます。

研究助成事業 助成金交付先一覧

2018年度分までの助成金交付先一覧です。

助成金交付先一覧

地域自然史と保全 40巻(2) のPDFを公開しました。

KONC40-2 hyoshi.jpg

地域自然史と保全 40巻(2) のPDFを公開しました。

http://www.omnh.net/konc/konc_member/402/
から御覧ください。

パスワードは、2018年度分(2018年6月29日付にて会員の皆様に郵送したもの)を引き続きご利用ください。不明の方は、事務局までお問い合わせください。

表紙の言葉 上空から畠島をのぞむ 中野智之
巻頭言
 人口減少時代にレフュージアとナショナル・トラストを 藤原宣夫
原著
 世界文化遺産春日山原始林におけるニホンジカの森林利用
            前迫ゆり・幸田良介・佐々木奨・杉浦聖斗・花谷祐哉
総説
 タイワンシジミが在来種に与える影響 中野光議・森井清仁
特集 フィールドシンポジウム「海岸生物の長期変遷からみえる近年の兆候」
 フィールドシンポジウムと現地見学会:企画趣旨と総括 和田恵次
 長期モニタリングからみた大阪湾の潮間帯生物相の変遷 山西良平
 (原著)田辺湾の干潟生物の変遷:環境省モニタリングサイト1000干潟調査データの解析
            古賀庸憲・青木美鈴・香田 唯・渡部哲也
 「番所崎貝類相調査」の概要と長期継続に伴う課題 石田 惣・米本憲市・舩山展孝  
 田辺湾畠島の海洋生物の長期変遷 中野智之
追悼
 熊井久雄先生を悼む 井上 淳

2019年01月07日

地域自然史と保全研究大会 −関西自然保護機構2019年度大会− ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
 現在、私たちの周りには多数の自然保護上の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

■大会概要■
(主催)関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館
(開催日)2019年3月3日(日) 午前10時〜午後5時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)午前:総会議事、研究助成報告会
      午後:ポスター発表コアタイム(12:15〜13:15を予定)
      四手井賞受賞講演「京都府海岸の外来固着性動物:2006年と2016年の比較」
      関西自然保護機構創立40周年記念シンポジウム「関西の自然の長期的な変化:長期モニタリングの結果から見える過去と現在(仮題)」
 ※詳しくは、サイトでご確認下さい。
  http://www.omnh.net/konc/

■発表要領■
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「地域自然史と保全研究発表会2019申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2019年2月23日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/