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2020年05月29日

2020年度研究助成事業 審査結果


 過日開催した運営委員会で、2020年度研究助成事業の審査が行われ、応募総数

4件の中、新型コロナウイルス感染拡大対策について確認したうえで、以下の4件

に助成する事が決定されました。


(1)研究題目「テンナンショウ属の植物の斜面に対する花序の向きが送粉に及ぼす影響」

申請者:川上 風馬(神戸大学 国際人間科学部 環境共生学科)他

助成金額:98,950円


(2)研究題目「棚田の圃場整備による外来植物の侵入が水田畦畔の植物

        -送粉者のネットワーク構造や送粉サービスに与える影響」

申請者:平山 楽(神戸大学国際人間科学部環境共生学科)他

助成金額:79,400円


(3)研究題目「大阪市夢洲における植物相及び訪花昆虫相の把握」

申請者:長谷川匡弘(大阪市立自然史博物館)他

助成金額:80,000円


(4)研究題目「大阪湾を豊かにするための石仏鉱泉の活用法」

申請者:清水大河(近畿大学理工学部理学科化学コース)他

助成金額:30,891円

「地域自然誌と保全」の投稿規定が新しくなりました

「地域自然史と保全」誌は,自然保護・保全に関する記事を掲載するうえで,重要な役割を果たす地域ジャーナルですが,最近,原著および短報の掲載が少なく,また,短報にもかかわらず4ページを超えるもの,あるいは考察を含む論文を資料として掲載するケースがありました。
 このことについて是正し,できるだけ原著または短報が掲載される雑誌として,研究者から期待され,また社会的にも貴重な自然情報を掲載するジャーナルをめざす観点から,以下のように,規定の2と7について編集委員会として改訂案を作成し, 運営委員による議論の結果, 以下のリンクの通り2020年5月18日付で新たな投稿規定として改定し, 公開いたします。
なお、現在皆様が準備をされているであろう、今年度中の投稿につきましては、弾力的な運用をさせていただきます。

「地域自然誌と保全」投稿規定(2020年5月18日改訂版)

なお、新旧の変更点は以下のとおりです。











改正後(下線部は修正箇所)改正前
2 報文の類別
自然保護および保全に資する原著論文,短報,総説,資料,報告,意見,書評 ( 以下報文という)及び会記を会誌に掲載します。(1)原著論文は内容が独創的で,学術論文として価値ある結論を含むもの。(2)短報は内容が独創的で,学術論文として価値ある結論を含むが,まだ断片的あるいは萌芽的研究であり,速報性を重視し,刷り上がりがおおむね 6 ページ以内のもの。(3)総説は自然保護および保全に関する各分野の研究成果を示しながら解説し,問題点と展望などを総括したもの。(4)資料はデータそのものに公表の価値があると判断できるもの。解析や考察は必要に応じて記載してもよい。 (5)報告は自然保護活動,研究活動あるいは各種会合の報告など,記録として残す価値のあるもの。

2 報文の類別
自然保護および保全に資する原著論文,短報,総説,資料,報告,意見,書評 ( 以下報文という)及び会記を会誌に掲載します。(1)原著論文は内容が独創的で,学術論文として価値ある結論を含むもの。(2)短報は内容が独創的で,学術論文として価値ある結論を含むが,まだ断片的あるいは萌芽的研究であり,速報性を重視し,刷り上がりがおおむね 4 ページ以内のもの。(3)総説は自然保護および保全に関する各分野の研究成果を示しながら解説し,問題点と展望などを総括したもの。(4)資料はデータそのものに公表の価値があると判断できるもの,あるいは有益な学術情報に関する報告で,いずれも解析や考察を伴わないもの。(5)報告は自然保護活動,研究活動あるいは各種会合の報告など,記録として残す価値のあるもの。


7 審査
受け付けられた原著論文,短報,総説および資料の原稿は編集委員を含む複数の査読者によって審査されます。原稿の内容について編集委員長は,査読の結果に基づいて著者に修正を求めることができます。編集委員長が掲載不適当と判断した報文原稿については判断の理由を明記して著者に返送します。原著論文,短報,総説および資料以外の報文は,編集委員長が掲載の可否を判断
し、必要と認めた場合には修正の依頼をすることがあります。

7 審査
受け付けられた原著論文,短報,総説,報告および資料の原稿は編集委員を含む複数の査読者によって審査されます。原稿の内容について編集委員長は,査読の結果に基づいて著者に修正を求めることができます。編集委員長が掲載不適当と判断した報文原稿については判断の理由を明記して著者に返送します。原著論文,短報,総説,報告および資料以外の報文でも,編集委員長が必要と認めた場合には審査に付すことがあります。