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2020年12月22日

2020年8月28日付の「夢洲におけるヨシ群落及びそれに隣接する水辺環境の保全を求める要望書」に対する公益社団法人2025年日本国際博覧会協会事務局からの回答について

2020年12月11日9:45~47 KONC事務局に、要望書の意見については今後も各部署において参考にして事業を進めていく旨の電話連絡があった。

2020年12月03日

12月20日【ネット配信】2020年代のための里山シンポジウム on YouTube Live

大阪市立自然史博物館および関西自然保護機構では以下のようなシンポジウムを
YouTube Liveにて配信をいたします。
なお、シンポジウムは公開から2週間、見逃し配信を実施する予定です。
Live時はチャットによる質問などが可能です。
どうぞ興味のある多くの方にお知らせください。


【ネット配信】2020年代のための里山シンポジウム
大阪市立自然史博物館・関西自然保護機構ではこれまで2010年、2015年に里山に関するシンポジウムを「2010年代のための里山シンポジウムI/II」として開催しました。
2020年代に入り、生態学会など関連学会での里山に関連した研究発表は減っていますが、里山に生息する生物の絶滅の恐れはますます高くなっている現状であり、村落の過疎化も進んでいます。
里山の自然をめぐる保全の必要性が減ったわけでも、里山を抱える中山間地域の資源活用が進んだわけでも残念ながらありません。
しかし、保全の現場ではボランティアの高齢化が進み活動の将来を再検討する必要も出ています。2010年代にも考えていた里山の諸課題を2020年代の時代背景を元に改めて議論する必要があります。

今回のシンポジウムでは、
・いま「里山の自然」をどのように理解できるのか、近年の進展から改めて検討する
・里山保全活動の中で解決すべき課題は何か、共有をする
・持続可能な里山活用の可能性を探る
という3点を中心に講演とディスカッションを開催したいと思っています。

<プログラム>
12月20日(日)
場所 YouTube 大阪市立自然史博物館チャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=smbUNjq06tw

13:00-
趣旨説明 佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
【第一部 里山の自然認識をアップデートする】

「里山のルーツを求めて 草山から東アジア暖温帯照葉樹林まで」 大住克博(鳥取大学)
「語りや民話・童話からみる里山の『人の気配』」 富田啓介(愛知学院大学)

14:30-
【第二部 里山保全活動の現状と課題】

「富田林における保全活動の現況」 田淵武夫(富田林の自然を守る会)
「市民の自然保護等への参加意識と新たな参加の場づくり」
 赤石大輔(京都大学)・法理樹里(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)・徳地直子(京都大学)
「すれ違う里山イメージ:政府・ボランティア・地元の社会的布置」 藤田渡(大阪府立大学)

16:30-
【第三部 里山をどう活用するか】

「能勢町 里山活力創造戦略について」 井上良介(能勢町産業振興係)
里山林の健全性と持続性確保のための活用とは 黒田慶子(神戸大学)

17:45-18:45
【総合討論】

関西自然保護機構会員はZoomでの参加も可能です(要申込)