« 2021年10月 | メイン | 2022年01月 »

2021年12月07日

関西自然保護機構(KONC)公開シンポジウムのお知らせ

関西自然保護機構(KONC)公開シンポジウム

『OECMは生物多様性保全の切り札となり得るか?』

【趣旨】
 愛知目標で提示されたOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)の定義が定まり、生物多様性保全の新たな手段として世界の注目を集めている。
 OECMは「民間等の取組により保全が図られている地域や保全を目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域」であり(自然環境保全基本方針)、「民間等の取組を促進するとともに、保護地域を核として民間保護地域やOECMとの連結性を強化することにより、 広域的で強靱な生態系のネットワーク化を図り、生物多様性の保全を推進する」ことが期待されている。現在開催中のCOP15では「ポスト2020生物多様性枠組み」が検討されているが、その核として2030年までに世界の陸域・海域のそれぞれの30%以上を自然保護区とする目標「30 by 30」が盛り込まれることになっており、OECMはそのための重要な手段のひとつと位置付けられている。
 OECMについては、現在、環境省の「OECM検討会」で制度化に向けた検討が行われており、次期生物多様性国家戦略にその内容が反映されることになっている。このシンポジウムでは、OECMとは何か、どのような地域が該当するのか、民間等との連携がうまく図れるかなどについて、国内外の動向等を踏まえ、とくに陸域のOECMを中心に情報共有と意見交換を行う。

 日時:2022年1月8日(土)16時30分~19時(予定)
 場所:ZoomとYouTubeを利用してオンラインで開催。


【プログラム】
16:30~16:40 挨拶と趣旨説明       ・・・関西自然保護機構会長 石井実

16:40~17:05 「30by30とOECM」(仮題) ・・・環境省自然環境計画課 羽井佐幸宏氏

17:05~17:30 「自然保護のツールとしてのOECMとその可能性」(仮題)
                   ・・・日本自然保護協会・IUCN日本委員会 道家哲平氏

17:30~17:55 「企業からみたOECM」(仮題)
                ・・・積水ハウス株式会社ESG経営推進本部 佐々木正顕氏

17:55~18:20 「OECMが駆動させる生物多様性の主流化と地域再生」
                ・・・兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗氏

18:20~19:00 総合討論

 進行:佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)

【参加方法】
 Zoomでの参加(zoomクライアントのインストール及び,以下の参加登録が必要です)
  事前登録(定員80名):https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUkcO6orj8vHNyFkFwk99ra3OriQ-RF9cck

 Youtubeでの視聴(登録不要)
  2022/3/31まで見逃し配信をさせていただきます。

当日はたくさんのご視聴ありがとうございました。