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2022年12月16日

ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
  現在、私たちの周りには自然保護に関する多数の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から、大会のプログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
  発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

■発表要領■
●日時:2023年2月26日(日)10:00~16:30 (前頁参照)
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。自然保護・保全に関連する自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「地域自然史と保全研究発表会2023申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2023年2月18日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

■お問い合わせ■
関西自然保護機構事務局(担当:和田、大久保)  E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp

地域自然史と保全研究大会2023 のご案内

関西自然保護機構の年次大会でもある「地域自然史と保全研究大会2023 」は総会を除き会員以外の方もどなたでも参加いただけます。また、総会・ポスター発表部分を除き、YOUTUBEにてハイブリッド中継を行います。どうぞお楽しみ下さい。

日 時:2023年2月26日(日)10:00~16:30 
会 場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂

ポスター発表を含めた要旨集(PDF)


<プログラム>
10:00 ~ 16:30 ポスター発表
10:00 ~ 2023年度総会
10:30 ~ 四手井賞授賞式典・記念講演 
https://youtube.com/live/85O8arDifTI
受賞論文「徳島県立博物館所蔵標本からみた瀬戸内海における希少魚イドミミズハゼの分布と形態」
(42巻2号掲載)
講演者:井藤 大樹氏 (徳島県立博物館)
11:15 ~ 12:30 2022年度研究助成事業 受給者研究報告会 
https://youtube.com/live/85O8arDifTI
◆「外来土壌動物ヤンバルトサカヤスデの和歌山県内における侵入状況」
   澤畠 拓夫氏(近畿大学農学部)
◆「農薬と温暖化の複合影響は、 カエル幼生の捕食回避戦略にどう作用するか」
  石若 直人氏(近畿大学大学院農学研究科)
◆「外来種ムネアカハラビロカマキリが在来種ハラビロカマキリに与える影響の解明」
  井岡 来斗氏(大阪公立大学大学院農学研究科)
◆「『大阪教育大学長田研究室コレクション』の1970年代大阪府産魚類標本調査」
  伊崎 永久氏(倉敷芸術科学大学 生命科学部 生命科学科)
◆「滋賀県東部におけるオオガタスジシマドジョウ河川陸封集団と近縁種の共存要因の探索」
  和田 一歩氏(近畿大学農学研究科)
13:30 ~ 14:30  ポスター発表コアタイム
14:30 ~ 16:30 シンポジウム

「『視えない』外来種問題」

オンライン配信https://youtube.com/live/hhVBwEQsTBE

企画趣旨
 大塚泰介(琵琶湖博物館)
 外来種の移入は生物多様性を脅かす4つの危機の1つに数えられる。大型動物や種子植物の外来種問題は、近年脚光を浴びることが多い。ところが、アリ以下のサイズの小型動物、寄生生物、微生物などについては、その影響の大きさの割に注目されることが少ない。そこで本シンポジウムでは、アリ、寄生虫、微細藻類による外来種問題を文字通りクローズアップしてその実像に迫るとともに、自然環境と人間生活への影響を考える。

私たちの足下でふえている外来アリ類
 上田昇平(大阪公立大・農)

水域における外来寄生虫
 浦部美佐子(滋賀県立大・環境科学)

要注意!琵琶湖淀川水系の「ミクロの外来生物」
 大塚泰介・根来健(琵琶湖博物館)・佐藤晋也(福井県立大・海洋生物資源)・石川可奈子(琵琶湖環境科学研究センター)・辻彰洋(国立科学博物館・植物)

コメント:外来種がもたらす関係性の変化
 岩崎敬二(奈良大・文)

ポスター発表を含めた要旨集(PDF)