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2017年07月19日

京都大学芦生研究林での見学会・ フィールドシンポジウムの報告

日本各地で鹿の密度が増加し、食害や踏みつけによって、希少植物の激減、下層植物の消失と土壌流失、生物相の変化と多様性の減少などの大きな問題が発生しています。「植物ヲ學ブモノハ一度ハ京大ノ芦生演習林ヲ見ルベシ」(中井、11941)と言われ、大変に豊かで多様な温帯林生態系が成立していた京大芦生研究林も、今まさにこの問題に直面しています。今回の現地見学会とフィールドシンポジウムは、京都府南丹市美山町芦生に広がるこの研究林で行われました。集水域単位の大規模な防鹿柵を設置するなどの意欲的な研究と取り組みを見学し、その後、それを主導しておられるお二方のご講演を伺うことができ、大変に充実した催しとなりました。
 7月16日(日)午前8時、ご後援いただいた大阪産業大学のマイクロバス等で、京都駅前を総勢25名で出発。午前10時過ぎに芦生研究林須後事務所に到着し、早速、この研究林の多様性回復プロジェクト(芦生生物相保全プロジェクト:ABC (Ashiu Biological Conservation) Project)を主導しておられる高柳 敦先生(京都大学大学院農学研究科)のご案内で、芦生天然林の核心部である上谷探索の起点となる長治谷へ向かいました。道の両側の林床や急傾斜の斜面には鹿の不嗜好植物がまばらに生えているだけで、下層植生はほとんどなく、土壌がほぼむき出しの状態。鹿の食害が広範囲に及んでいることをいきなり痛感させられました。
 長治谷に着いた後、由良川源流の1つの集水域(13ha)を丸ごと防護柵で囲っているというU谷に、歩いて向かいます。その道中には、網の目合いや素材・設置時期などが異なる様々な防鹿柵が試験的に設置されており、それぞれの効果や問題点などを説明していただきました。そして、U谷の防鹿柵の最下流部に到着。目に飛び込んできたのは青々と茂る下層植生を持った畦畔林でした。防鹿柵の中に入らせていただき、2006年に設置してわずか2-3年で植生が劇的に回復したこと、土壌の流失が止まり渓流の水生昆虫相も大きく変化したことなどの説明を受けました。
 長治谷に戻り、3種類に調理された鹿肉の弁当で昼食。その後、須後事務所の講義室で「芦生天然林の再生を如何に進めるか」と題したフィールドシンポジウムが行われました。まず、高柳先生による「シカのいる生態系を保全するには何が必要か」、阪口翔太先生(京都大学大学院人間・環境学研究科)による「シカ排除試験で見えたシカが植生に及ぼす影響」という2題の講演が行われ、鹿密度と個体群管理の過去・現在、鹿の利用強度の違いによる植生への影響、集水域防護による生態系保全のあり方、集水域防鹿柵設置後の植生変化に関する詳細な調査結果などの話題を、多くの実証的データを基にして説明していただきました。KONC運営委員の前迫ゆり先生(大阪産業大学大学院人間環境学研究科)の司会による質疑応答では、鹿の排除に伴う問題点の有無や芦生での生態系保全の目標などについて議論が交わされました。芦生研究林関係者の方々も含めて、総勢29名の参加者でした。
 今回の催しを通して、鹿による食害が深刻であること、鹿密度の低減が西日本の森林生態系の保全には極めて重要であることを実感できました。ABCプロジェクトのさらなる進展を期待せずにはいられません。
 最後になりましたが、芦生研究林をご案内いただき、貴重な研究・取り組みの成果をお話しいただいた高柳先生と阪口先生に厚く御礼申し上げます。また、この企画の立案、準備、実施を一手にお引き受けいただいた前迫先生とスタッフの皆様、共催となって補助金を支給していただいた日本生態学会近畿地区会とご後援いただいた大阪産業大学の関係者の皆様に、心より感謝いたします。 
      (報告:岩崎敬二)

2017年05月18日

「京都大学芦生研究林」現地見学会のご案内

日本においてシカによる自然生態系への影響はもはや看過できない状況にあります。大型哺乳類が生息し、多様性の高い温帯林として知られる京都大学芦生研究林もその例外ではありません。当研究林では、集水域をすべて守る集水域防護区を設置して森林の多様性回復とモニタリング調査に取り組んでおられます。
高柳 敦氏(京都大学)にご案内いただきながら、現地観察およびフィールドシンポジウム「芦生天然林の再生を如何に進めるか」を通して、森林の再生と未来について議論したいと思います。みなさんのご参加をお待ちしています(前迫)。

日程: 2017年7月16日(日) 
案内:高柳 敦氏(京都大学) 
行程:
  8:00  京都駅中央郵便局南側ビックカメラ前 集合
8:05  出発 ※停車時間が短いのでご注意ください
 10:00頃  芦生研究林須後事務所着
      簡単な説明・弁当受け取り
 10:15  事務所発
 10:45  長治谷着・出発
 11:00  射撃台説明、野田畑説明
 11:25  アザミ保護柵
 11:40  ウツロ谷説明
 12:20  長治谷 昼食(シカ肉利用のお弁当;参加費に込)
 12:55  長治谷発
 13:20  モンドリ谷・生態系維持回復事業説明
 13:45  モンドリ谷発
 14:15  事務所着
 14:30  フィールドシンポジウム(芦生研究林講堂)
テーマ「芦生天然林の再生を如何に進めるか 」
高柳 敦(京都大学大学院農学研究科) 
「シカのいる生態系を保全するには何が必要か」
阪口翔太(京都大学大学院人間・環境学研究科)
「シカ排除試験で見えたシカが植生に及ぼす影響」
(進行 前迫KONC運営委員/大阪産大)
 15:45  フィールドシンポジウム終了
 16:00  事務所発
 17:45頃  京都駅 着 解散

参加費:3,000 円程度(ジビエ料理試食代・交通費・保険代・KONC活動支援金 込み)

参加資格:①KONC会員
 (KONC入会手続きはいつでも可能です。手続き完了まで2週間程度必要です。)
     ②日本生態学会 会員 (*1)
     ③KONC及び日本生態学会会員の同伴者;条件あり(*2)
*2;①②の各参加者枠に空席が出た場合のみ受付。締切り後、参加の可否を会員へ連絡します。

申込方法:各会員が参加者全員の名簿(氏名・年齢)を添えて事務局へメール連絡。
申込締切日:2017年6月29日(木)
募集人数:20名程度(応募者多数の場合は、先着順にて受付)
主催:関西自然保護機構・日本生態学会近畿地区会(申請中:*1=申請が認められた場合)
後援:大阪産業大学

2016年05月24日

兵庫県立コウノトリの郷公園現地見学会のご案内

コウノトリは野生絶滅状態になりましたが、兵庫県教育委員会が豊岡市において昭和40年に人工飼育を開始し、地域住民の協力のもと保護・増殖事業を進めてきました。平成元年にロシア産のつがいによる繁殖に成功、平成17年からは放鳥が開始されました。平成19年には野生下でヒナが誕生、平成24年には野生生まれの両親から雛が誕生しました。
 今年度の現地見学会では、コウノトリの野生復帰事業に中心的な役割を果たしてきた兵庫県立コウノトリの郷公園(平成11年設立)を訪ね、コウノトリの保護・飼育・増殖・野生化に向けての研究、環境づくりなどの取り組み状況を視察します。
 また、コウノトリの郷公園内にある兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科の豊岡ジオ・コウノトリキャンパスにおいて、コウノトリの研究の最前線について、教員・院生の説明を受け、意見交換を行います。

日時:2016年7月24日(日) 10:50~15:20  雨天決行
場所:コウノトリの郷公園および兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパス
(兵庫県豊岡市祥雲寺字二ヶ谷128番地)
参加費:○KONC会員 無料
  ○KONC会員以外 1,000円(保険代他)
    *昼食及び現地までの交通費は自己負担
申込み:7月20日(水)〆切。参加者名と交通手段を事務局(konc@mus-nh.city.osaka.jp)へ
行程:
 11:10 コウノトリの郷公園 バス停 集合・受付 ※
  ※08:12大阪駅→JR特急こうのとり1号→10:47豊岡駅 
  ※10:55豊岡駅前→全但バス→11:09郷公園着
 11:20~12:00 
  コウノトリの郷公園と兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパスの概要説明
案内;江崎保男研究科長
 12:00~12:30  昼食
 12:30~14:00  コウノトリの郷公園内施設の見学
 14:00~15:15  コウノトリ研究の最先端について(プレゼン・意見交換)
発表;兵庫県立大学大学院・地域資源マネジメント研究科 教員・学生
15:20 現地解散※
※15:30郷公園→全但バス→15:45豊岡駅
①豊岡駅 16:22→JR特急きのさき20号(17:18福知山乗換17:22)JR特急こうのとり22号→18:55大阪駅
②豊岡駅 17:12→JR特急こうのとり24号→19:47大阪駅
※16:58郷公園→全但バス→17:13豊岡駅
①豊岡駅 17:28→JR特急はまかぜ6号→20:05大阪駅
②豊岡駅 18:28→JR特急こうのとり26号→21:00大阪駅
その他:
 ・野外観察が可能な靴・服装でご参加ください。(雨具・熱中症対策も忘れずに)
 ・昼食および(多めの)飲料水については、各自ご持参ください。(昼休みが短めです)

2016年05月19日

天然記念物「奈良のシカ」に関する公開シンポジウムの開催について

関西自然保護機構では以下のシンポジウムを共催します。

天然記念物「奈良のシカ」に関する公開シンポジウム

 奈良公園の観光資源として多くの見る目を和ませる天然記念物「奈良のシカ」は、人身事故や交通事故の増加、また、農林業被害や生態系被害の激増など、近年多くの課題を抱えています。これらの課題を解決するには、ゾーニングやその中での保護管理対策を、現状に応じて修正し、地域に応じた保護及び管理の強化を行う必要があります。今回のシンポジウムは今年3月に行われた奈良のシカ保護管理計画検討委員会で決められたゾーニングの見直しとその各ゾーニング内での保護管理対策について、広く知っていただくとともにその実施に当たって考慮すべき事項などを公開の形で広く論議し、より良いものにすることを目的としています。

◇ 開催日時  平成28年5月21日(土曜日) 13時00分~16時45分 (開場12時00分)

◇ 開催場所  国立大学法人奈良教育大学講堂(奈良市高畑町)

◇ 後  援  日本生態学会近畿地区会自然保護専門委員会、関西自然保護機構(KONC)
        国立大学法人奈良教育大学

◇ 参  加  250名定員。参加費無料でどなたでも参加いただけます。

◇ 内  容
 13時00分~13時15分
  開会あいさつ・シンポジウム趣旨説明
   中西康博(県土マネジメント部まちづくり推進局理事)
 13時15分~13時40分
  講演1 これまでの保護と管理のあり方-裁判和解条項(1985)によるゾーニングの説明を中心に-       
   渡邉伸一(奈良教育大学教授)
 13時40分~14時05分
  講演2 奈良のシカによる人身事故と交通事故の現状と課題 
   吉岡 豊((一財)奈良の鹿愛護会事務局長)
   吉村明眞(奈良公園のシカ相談室長)
 14時05分~14時30分
  講演3 奈良のシカと人の関わり-特に餌付け-の現状と課題 
   立澤史郎(北海道大学助教)
 14時30分~14時55分
  講演4 周辺部での農林業被害の現状と課題 
   鳥居春己(奈良教育大学特任教授)
 14時55分~15時10分
  -休 憩-
 15時10分~15時35分
  講演5 春日山の森は健全ですか?― 多様性保全とシカとの折りあい
   松井 淳(奈良教育大学教授)
 15時35分~16時00分
  講演6 奈良県内のシカの現状と課題
   若山 学(県森林技術センター主任研究員)
 16時00分~16時25分
  講演7 天然記念物「奈良のシカ」のゾーニング等修正案-総合討論に向けて
   村上興正(元京都大学理学研究科講師)
 16時25分~16時40分
  質疑応答
 16時40分~16時45分
  閉会挨拶

2016年03月04日

2016/3/6開催 地域自然史と保全研究発表会2016 ポスター発表プログラム

2016/3/6に開催する「地域自然史と保全研究発表会2016」の講堂プログラムおよびポスター発表のプログラムを以下に掲載します。関西自然保護機構会員だけでなく、どなたでもご覧いただけます(大阪市立自然史博物館入館料のみ必要)。
大阪市立自然史博物館本館ナウマンホールへお越しください。

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◆プログラム◆  ポスター掲示(10:00〜17:00)
  10:00〜10:45  関西自然保護機構2015年度総会
  10:45〜11:30  口頭発表(2015年度研究助成事業研究報告会)
           (昼休み)
  12:15〜13:15  ポスター発表 コアタイム
  13:15〜14:00  2015年度四手井賞授賞式典・記念講演
  14:00〜17:00  シンポジウム「在来種を脅かす近縁外来種の侵入
-水域の生物を中心に-」
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■口頭発表(2015年度研究助成事業研究報告会)(10:45〜11:30)■
●O01 「絶滅が危惧される田村山のカスミサンショウウオ集団の滋賀県内の遺伝 系統における位置」
    齊藤 修(長浜バイオ大学)
●O02 「阪神地区におけるカエル類の減少メカニズムの解明」
    青木香澄(神戸大学大学院)
●O03 「由良川渓畔林の小水域間における捕食者を介した群集・生態系過程の連結」
    高橋華江(神戸大学理学研究科生物化専攻)
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■シンポジウム(14:00〜17:00)■
■「在来種を脅かす近縁外来種の侵入 -水域の生物を中心に-」
 遺伝子解析などにより、在来と考えられていた生物が、実は外来種と入れ替 わっていたり、交雑が進んでいるといった事例が明らかになってきました。本シ ンポジウムでは、とくにこのような例が多数見つかっている水域の生物を中心に 事例を報告し、課題について検討します。
●S01 「趣旨説明」
    平井規央(大阪府立大学)
●S02 「メダカにおける遺伝的撹乱の現状
     〜飼育品種のヒメダカがもたらす危機〜」
    北川忠生(近畿大学農学部)
●S03 「チュウゴクオオサンショウウオが在来のオオサンショウウオに与える
    影響」
松井正文(京都大学名誉教授)
●S04 「淡水棲カメ類の種間交雑とその保全生物学的示唆
     :スッポンの問題を中心に」
太田英利(兵庫県立大学)
●S05 「外来カワリヌマエビ属および共生動物の侵入の状況について」
    西野麻知子(びわこ成蹊スポーツ大学)、池田 実(東北大学)、
大高明史(弘前大学)、丹羽信彰(神戸市立六甲アイランド高校)
●S06 総合討論
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■ポスター発表 講演要旨(コアタイム 12:15〜13:15)■
●P01 博物館所蔵ボーリングコアから探る大阪平野の地質:市民参加型標本調査 や学校向け貸し出し教材への展開
●P02 美具久留御魂神社社寺林の衰退と土壌化学性の劣化
●P03 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 1.安曇川流域(朽 木)の伐採とその後の活動
●P04 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 2.高時川流域(余 呉)の取り組み
●P05 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 3.杉野川流域(木 之本)の現在進行中の危機
●P06 スギ・ヒノキ植林地におけるカツラギグミの生育適地の推定 −奈良県竜 門山地を事例として−
●P07 暖温帯のミズゴケ湿原、山室湿原(滋賀県)の珪藻
●P08 種子発芽特性から探る水生植物コガマの減少要因
●P09 琵琶湖のオオバナミズキンバイは亜種ウスゲオオバナミズキンバイだった
●P10 淀川における水生植物相の変遷
●P11 平成27年7月の台風11号による増水が安威川の河川植生に与えた影響
●P12 自然が再生する可能性の高いため池の条件(環境要因)を探す −水草か らのアプローチ−
●P13 深泥池の岸辺の環境は取り戻せるか? −樹木による被陰とシカ食害の影響−
●P14 春日山照葉樹林における不嗜好植物クリンソウの生長プロセスとシカの採 食影響
●P15 奈良公園のニホンジカはどのようなときにおじぎ行動を示すか
●P16 金剛生駒・和泉葛城山系へのニホンジカの侵入状況
●P17 奈良県矢田丘陵におけるカスミサンショウウオ生息地のアライグマによる 利用状況
●P18 ニホンアカガエルとヤマアカガエル比較の試み
●P19 大阪府に於けるカエルの生息状況報告(第3報) −第三次カエル生息調 査並びに補充調査結果−
●P20 カラスの枝落とし行動の広がり
●P21 香川県粟島における淡水エビの外来種Palaemonetes sinensisの繁殖と成長
●P22 大阪府におけるミナミヌマエビ種群の分布と遺伝的構造
●P23 香川県木沢湾における甲殻類と貝類の生息状況
●P24 干潟の稀少巻貝コゲツノブエ(オニノツノガイ科)の生態分布
●P25 カワニナとオオタニシの違い
●P26 淡水魚類の産卵トリガーに関する研究 〜メダカを中心に〜
●P27 コイが貝類へ及ぼす影響
●P28 タウナギの孵化の観察
●P29 カワムツ属2種の遺伝的集団構造
●P30 餌動画を用いたブルーギルとオオクチバスの捕獲方法の検討
●P31 芥川水系(大阪府高槻市)におけるオオクチバスの食性
●P32 標本からよみがえる巨椋池の魚類相
●P33 大阪府内河川の魚類相
●P34 大和川下流域における魚類相
●P35 石川に再びアユが生息する可能性と魚道設置の取り組み
●P36 富田林市のゲンジボタルを回復させるには
●P37 ネオニコチノイドが水田生物多様性に及ぼす影響
●P38 泉佐野市の緑地におけるハチ目とチョウ類の種多様性の比較
●P39 大阪府立大学における蝶のルートセンサスの結果
●P40 大阪府のハルゼミを記録しよう
●P41 樹洞の希少種オオチャイロハナムグリの繁殖木の特性
●P42 奈良県内のトタテグモ類の新産地と生息状況
●P43 きのこ学習における学会・同好会博物館の効果
●P44 体験学習プログラム「田んぼの生きもの教室」 〜参加者の田んぼに対す る認識に与える影響と生物相〜
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2015年09月30日

報告 現地見学会とフィールドシンポジウム「徳島県吉野川河口域の自然と開発事業」

9月26日(土)・27日(日)の2日間、徳島市において上記現地見学会とフィールドシンポジウムが開催された。26日は、本機構と徳島大学環境防災研究センター主催(日本生態学会近畿地区会共催)によるフィールドシンポジウムで、以下の講演と総合討論が3時間半に亘って行われた。参加者は関西自然保護機構の石井実会長、山西良平副会長をはじめとする会員のほか、徳島大学、徳島県、徳島県内の自然保護団体、コンサル関連企業などから35名であった。
鎌田磨人(徳島大学大学院):阿波しらさぎ大橋の建設に伴う生態系アセスメントとモニタリング
大田直友(阿南工業高等専門学校):河口部への代償的人工海浜の創出は成功したのか?
井口利枝子(とくしま自然観察の会):吉野川河口の貴重性とその保全活動
吉野川河口域では、これまでさまざまな人為改変事業が進められてきたが、平成24年に供用開始された阿波しらさぎ大橋の建設事業に係って徳島県が主導してきた環境モニタリングの概要が、鎌田氏より披露された。ここでは特に橋建設に伴う環境変化予測が定量的に評価された点、この環境調査から改めて吉野川河口の自然の豊かさが示された点などが解説された。吉野川河口外縁に広がっていた海浜の埋め立て事業に伴って実施された人工海浜造成事業については、大田氏が、指標生物となるルイスハンミョウとベントスの生息量の変遷を基にどれくらい元の海浜を再生できたかを論じた。最後にこれまで吉野川河口域の保全活動に取り組んでこられた井口氏が、吉野川河口域のもつ貴重性がどこにあるか、またそれを保全するためにこれまで取り組んできた活動を総括した。総合討論では今後河口域を保全するために心掛けなければならない点を参加者全員で議論した。
続いて27日は、本機構ととくしま自然観察の会の共催により、現地見学会が開催された。本機構の会員のほか、一般市民(子供連れ)の多数の参加があり(参加者115名)、本機構の石井、山西、和田、上原、大久保らが、井口氏とともに参加者に干潟環境の価値と生き物の解説をし、近傍に出来る橋の問題を参加者全員で共有した。当日は天候に恵まれ、稀少種シオマネキを初めとした干潟の生き物の観察ができた有意義な観察会となった。
(報告;和田 恵次)

2015年09月01日

2015/9/26・27 「徳島県吉野川河口域の自然と開発事業」フィールドシンポジウム・現地見学会

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関西自然保護機構では来る2015年9月26日、27日に吉野川河口域の自然をテーマにした以下のフィールドシンポジウムと現地見学会を行います。
申し込み不要です、直接会場へ集合してください。

「徳島県吉野川河口域の自然と開発事業」

フィールドシンポジウム <日時> 9月26日(土曜日)14:00 ~ 17:00 <場所> 徳島大学工業会館・メモリアルホール <参加費> 無 料 <申込み> 不要 <内容> 「阿波しらさぎ大橋の建設に伴う生態系アセスメントとモニタリング」      鎌田磨人(徳島大学大学院) 「河口部への代償的人工海浜の創出は成功したのか?」      大田直友(阿南工業高等専門学校) 「吉野川河口の貴重性とその保全活動」  総合討論      井口利枝子(とくしま自然観察の会) 和田 恵次(奈良女子大学研究院)

<主催> 徳島大学環境防災研究センター・関西自然保護機構
<共催> 日本生態学会近畿地区会


「現地見学会」


<開催日時> 9月27日(日曜日)9:00 ~ 11:00 <集合場所> 吉野川河口南堤・グラウンド東詰め
(徳島市住吉4丁目) *悪天候の場合は中止します。
<参加費> 無料
<申込み> 不要
<案内者> 井口 利枝子(とくしま自然観察の会)
和田 恵次(奈良女子大学研究院)
<主催> 関西自然保護機構
<共催> とくしま自然観察の会
     日本生態学会近畿地区会

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フィールドシンポジウムチラシ(PDF)
現地見学会チラシ

<問い合わせ先>
関西自然保護機構事務局 E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
TEL: 06-6697-6262

2015年05月20日

現地見学会とフィールドセミナーのご案内

「徳島県吉野川河口域の自然と開発事業」
<開催趣旨>
 徳島市の市中にひろがる吉野川の河口域は、都市部にありながら、広大な汽水域を擁し、今日本から失われつつある強内湾系の生物種が豊富に生息する貴重な湿地である。今この河口域に、道路増設による橋の建設や港湾整備のための海浜埋立てといった人為改変が進行している。貴重な河口域生態系は、一連の人為改変事業から守ることができるのか。近年完成した阿波しらさぎ大橋の建設に対する環境影響評価と、河口部の人工海浜事業の成否を議論し、徳島の自然を守る市民活動の観点を取り入れながら、吉野川河口域の保全のあり方を探りたい。

①フィールドシンポジウム
<開催日時> 9月26日(土曜日)14:00 ~ 17:00
<集合場所> 徳島大学工業会館・メモリアルホール
*会場に駐車場はございません。ご来場の際には、公共交通機関をご利用ください。
<参加費>  無料
<申し込み> 不要
<内容>
   「阿波しらさぎ大橋の建設に伴う生態系アセスメントとモニタリング」
     鎌田麿人(徳島大学大学院)
   「河口部への代償的人工海浜の創出は成功したのか?」
     大田直友(阿波工業高等専門学校)
   「吉野川河口の貴重性とその保全活動」
     井口利枝子(とくしま自然観察の会)
   総合討論
     和田 恵次(奈良女子大学研究院自然科学系)

<主催> 関西自然保護機構
<共催> 徳島大学環境防災研究センター
       日本生態学会近畿地区会 (予定)

②現地見学会
 阿波しらさぎ大橋周辺の干潟(河口干潟、住吉干潟)を周って干潟の景観と生物を観察します。

<開催日時> 9月27日(日曜日)9:00 ~ 11:00
<集合場所> 吉野川河口南堤・グラウンド東詰め(徳島市住吉4丁目)
<参加費>  KONC会員は無料 (KONC会員外は、保険代として300円)
<申し込み> 不要(保険加入のため、当日受付時に必要事項をお伺いします。)
<案内者> 井口 利枝子(とくしま自然観察の会)
和田 恵次(奈良女子大学研究院自然科学系)

<主催> 関西自然保護機構
<共催> とくしま自然観察の会
<注意事項>
 ・活動は午前中のみですが、多めの飲み物を各自でご準備ください。
・熱中症及び日焼け対策として、長そで・長ズボン・帽子(日傘)を着用してください。
 ・足元は、濡れてもよい靴、又は、長靴をご用意ください。
(歩行距離は、500~600メートル 程度です。) 
<その他>
 悪天候の場合は中止することがあります。当日の連絡は090-4643-7890(山西)まで。
 
<宿泊について>
宿泊される方は、各自で宿舎を手配いただきますよう、お願いいたします。
・徳島大学・現地見学会集合場所に近い宿泊施設は、下記のとおりですが、食事を付けることはできません。
(周辺に食事処はあまりないようです。)
①ウィークリー徳島;TEL: 088-624-5041(徳島大学のすぐ裏、マンションタイプ)
②プラザイン徳島;TEL: 088-626-1771 
③ホテルキャッスルCV;TEL: 088-625-2334 
・徳島駅前にも、多数の宿泊施設があります。

<問い合わせ先>
関西自然保護機構事務局 :
  E-mail:konc@mus-nh.city.osaka.jp
  FAX:06-6697-6306

2015年01月14日

現地見学会&フィールドセミナーのご案内

関西自然保護機構では、毎年自然保護の現場で見学とディスカッションを行うフィールドセミナーを開催しています。今年は、ナラ枯れ・シカ食害・開発と薪炭利用の停止など、今日の里山問題を凝縮したような形で抱える、高槻市北部の里山をめぐり、複雑な現状とその打開策を考えます。

テーマ:フィールドセミナー「北摂の里山の現状を探る」
日程:平成27年2月8日(日)終日
定員:25名(定員を越えた場合は抽選;KONC会員優先)
*KONC会員以外の方でも参加できます。他団体へも告知いたしますので、
参加される方は必ずお申込み下さい。

申込み締切り:1月24日(土)
参加費:2500円(バス代、昼食込み)
予定:JR高槻駅~新名神工事現場~楊梅山(ボランティアによる里山管理の現状とシカ食害、ナラ枯れ現状)~(昼食含め)高槻森林観光センター 現地セミナーとペレットボイラーなど見学~JR高槻駅にて解散
案内:・小柿正武(森のプラットフォーム高槻)
・佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
・大住克博(鳥取大学)
・都解浩一郎(大阪府森林組合)

申込み:関西自然保護機構事務局まで、電子メールまたはFAXでお申込下さい。
① メール;konc@mus-nh.city.osaka.jp
② FAX; 06-6697-6306
問い合わせ:佐久間 大輔委員または和田 岳委員まで

*この事業は一部二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 (地域における草の根活動支援事業)を受けて実施されます。

2013年09月10日

現地見学会とフィールドシンポジウムのご案内

日本生態学会近畿地区会公募集会 フィールドシンポジウム(共催:関西自然保護機構)
「中池見湿地の自然と北陸新幹線ルート変更問題」
<開催趣旨>
 福井県敦賀市にある中池見湿地は、数多くの絶滅危惧種が成育・生息し、現在の日本ではきわめて貴重な湿地として評価されている低層湿原です。昨年7月にはラムサール条約にも登録されました。しかし、昨年8月に、2025年開通予定の北陸新幹線のルートがこの湿地の一部を横切るような変更案が公表されました。このルート変更は、中池見湿地の生態系に大きな影響を及ぼす可能性が高いため、本年3月、日本生態学会は、詳細な影響予測調査を行うことを求める要望書を関係機関に提出しました(http://www.esj.ne.jp/esj/Activity/201303Nakaikemi.html)。
今回企画したこのフィールドシンポジウムは、現地の見学とその後のシンポジウムで、多くの方々に湿地の重要性と北陸新幹線ルート変更問題の概要について知っていただき、湿地生態系への影響と保全の方策について考えることが目的です。数多くの皆様のご参加を期待します。

<開催日時> 10月13日(日曜日)10:00 ~ 16:30
<集合場所> JR北陸線敦賀駅 正面「駅前広場」
<集合時間> 午前10時
(時間厳守、貸し切りバスでJR敦賀駅⇒中池見湿地⇒シンポ会場と移動します)
<参加費>  無料 (昼食・飲み物は各自でご用意ください)
<主催> 日本生態学会近畿地区会自然保護専門委員会・関西自然保護機構
<申込先・問い合わせ先>岩崎敬二(〒631-8502 奈良市山陵町1500 奈良大学教養部)
  E-mail:iwasaki@daibutsu.nara-u.ac.jp、Tel:0742-41-9591、Fax:0742-41-0650
ご参加希望の方へ:貸し切りバス予約の都合上、9月30日(日)までに 
上記(岩崎 敬二氏)へお申し込みください。

 *申込先が、関西自然保護機構の事務局とは異なりますので、ご注意ください。

<プログラム>
 第一部:中池見湿地見学会(10:15 ~ 13:15)
  現地に詳しい研究者やNPO法人の方々に解説をしていただきます。
*動植物の採集はご遠慮ください。
  
第二部:シンポジウム
「北陸新幹線建設が中池見湿地の自然に与える影響」(14:00 ~ 16:30)
<会場> 敦賀市福祉総合センター「あいあいプラザ」(敦賀駅から歩いて7-8分)

<内容>

・中池見湿地の希少水生動物
平井 規央 氏(大阪府立大学)
・中池見湿原堆積物の花粉化石からみた最終氷期以降の植生変遷
宮本 真二 氏(岡山理科大学)

・危惧されるラムサール条約登録・中池見湿地に及ぼす北陸新幹線の影響と現地の動向       
  笹木 智恵子 氏(NPO法人ウェットランド中池見)

・新幹線ルートと中池見湿地の水生植物 ―危惧される影響―
角野 康郎 氏(神戸大学)
・山地源流域の山体地下水が雨水の流出に果たす役割
小杉 賢一郎 氏(京都大学)
・総合討論

<現地への交通の参考> 大阪・京都方面からのJR在来線の主要な時刻と料金を示しておきます。
○往路
・大阪駅7:45(京都線新快速・湖西線経由敦賀行き)⇒京都駅8:15⇒敦賀駅9:50
   (大阪⇒敦賀2210円)
・大阪駅8:10(特急サンダーバード5号和倉温泉行き)⇒京都8:41⇒敦賀9:37
   (大阪⇒敦賀4500円)
○復路
・ 敦賀駅17:00(北陸本線・近江今津行き)⇒近江今津駅17:36
   近江今津駅17:43(湖西線・京都行き)⇒京都駅18:51
       京都駅18:59(京都線新快速・網干行き)⇒大阪駅19:28
・敦賀駅17:41(特急サンダーバード36号大阪行き)⇒京都駅18:38⇒大阪駅19:07

2013年03月10日

「中池見湿地の保全と新幹線建設問題」の録画中継ほか

去る2013年3月3日、大阪市立自然史博物館にて開催された
緊急シンポジウム「中池見湿地の保全と新幹線建設問題」
には約80名のご参加をいただきました。
当日の様子をご来場できなかった方などのためにUSTREAMなどで公開しています。
以下のURLからパソコンなどで御覧ください。
お聞き苦しい点、見づらい点などはご容赦ください。

USTREAM(約2時間半)
http://www.ustream.tv/recorded/29691418

2013年02月02日

2013年度関西自然保護機構 大会のご案内

2013年度関西自然保護機構 大会は以下の要領で開催します
日 時:2013年 3月3日(日) 10:00~17:00
会 場:大阪市立自然史博物館 講堂
<スケジュール>
10:00~17:00 ポスター掲示
10:00~10:30 2013年度 総会 
10:30~10:45 2012年度 四手井賞 授賞式
10:45~11:30 四手井賞授賞記念講演 
受賞論文:「大阪府南部におけるコガタブチサンショウウオHynobius yatsui Oyama)
の分布と生息環境」(会誌33巻1号掲載)
著者:秋田耕佑・平井規央・石井実 (大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
11:30~12:30 ポスター発表 コアタイム
12:30~13:00 休憩
13:00~14:45 2012年度研究助成事業 受給者研究報告会 
1)「兵庫県宝塚市西谷地区における準絶滅危惧種スズサイコ Vincetoxicum pycnostelmaの繁殖特性および訪花昆虫相」
中濵 直之(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻森林生物学教室)
2)「タコリグ式釣獲法によるオオクチバス駆除技術の開発」
 小西 雅樹(近畿大学バスバスターズ)
3)「大阪府河内長野市における希少魚類の生息調査とその保全に関する研究」
大門 聖(近畿大学大学院農学研究科農業生産科学専攻・南河内水生生物研究会)
4)「香川県小豆島における淡水魚類相」
井藤 大樹(近畿大学大学院農学研究科環境管理学専攻水圏生態学研究室)
15:00~16:45 緊急シンポジウム「中池見湿地の保全と新幹線建設問題」
 15:00~「趣旨説明」村上興正(京都精華大学)
 15:10~「アセスの内容並びに今期計画の概要と問題点」
  笹木智恵子(NPO法人ウエットランド中池見)
15:30~「水生動物から見た中池見湿地」平井規央(大阪府立大学生命環境科学研究科)
15:50~「中池見湿地の植物」 角野康郎(神戸大学理学部)
16:10~「総合討論;新規アセスの必要性について」

2012年04月27日

2012年度現地見学会のご案内

大阪府立環境農林水産総合研究所・水生生物センターは、大阪府を中心とした水辺の生物多様性保全に向けた調査研究と普及啓発に取り組んでいる施設です。平成23年度までは大阪府の組織でしたが、今年度から地方独立行政法人となりました。
 水生生物センターでは、淀川をはじめとした河川やため池などの生物調査、希少水生生物の保全や外来魚や外来水生植物の繁殖抑制や駆除に関する調査研究、自然環境や生物多様性に関する環境教育や普及啓発活動に取り組んでいます。
 近年では、淀川のシンボルフィッシュと呼ばれ天然記念物の淡水魚イタセンパラの保全に精力的に取り組んでおり、国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所と共同で、淀川にイタセンパラを野生復帰させる取り組みを進めています。また、昨年にはセンターが発起人となり、市民団体、大学、企業、行政などで構成される「淀川水系イタセンパラ保全市民ネットワーク(イタセンネット)」が設立され、野生復帰を支援する体制も整いつつあります。
 そこで、このたびKONCでは、なかなか見る機会のない希少なイタセンパラをご覧いただき、そのユニークな繁殖生態、淀川での現状と野生復帰の取り組みについてお伝えするため、水生生物センターの見学会を開催いたします。

実施日:2012年7月8日(日)

場 所:地方独立行政法人 大阪府立環境農林水産総合研究所
     水生生物センター

時 間:13:30~16:30

交 通:京阪電車「香里園」駅
      西口バス停より13:08発のコミュニティバス(タウンくる木屋ルート)で乗車し、
      「木屋元町」(10分程度)で下車。西へ徒歩5分。
     *自家用車の場合、10台程駐車スペースあり。

対象:KONC会員及びその関係者

申込:参加予定の方は事前に電子メール、郵送またはFaxで、
     参加者全員の氏名、
     連絡先(差支えなければ携帯電話も)、
     交通手段(公共交通機関または自家用車の区別)を記入して、
    5月末までにKONC事務局へ申し込んでください。
    申し込まれた方には6月初旬に詳細案内をお送りします。

2011年12月20日

関西自然保護機構(KONC)2012年度大会 ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
 関西自然保護機構は1978年の創立以来、シンポジウム・講演会・現地見学会の実施、研究助成金の交付、会誌の発行、自然保護および自然環境保全に関する提言と助言を通じて、自然保護に関わる取り組みを推進してきました。この間、各地でさまざまな自然保護上の問題が発生し、また保全・保護を目指した運動が繰り広げられてきました。河川・道路・都市開発など、現在も私たちの周りには自然保護上の課題が多数あります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々とこれまでの事例・成果を共有するとともに、科学的な成果を各地でのこれからの保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

■大会概要■
(主催)関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館
(開催日)2012年3月3日(土) 午前11時〜午後5時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)四手井賞受賞講演、研究助成金受給者報告、ポスター発表
 ※詳しくは、サイトでご確認下さい。
  http://www.omnh.net/konc/


■発表要領■
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。どうしても口頭発表を希望される場合は事務局までご相談ください。
●ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「関西自然保護機構2010年度大会申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外は、ホームページに公開しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2011年2月18日(土)
●申込み者には、2月下旬に、詳しい案内をお送りします。

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc"at"mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

2011年07月20日

2011年度  現地見学会のお知らせ <朽木地域の渓畔林とトチノキ巨木伐採地の観察>

2011年度  現地見学会のお知らせ
<朽木地域の渓畔林とトチノキ巨木伐採地の観察>


平成20年~平成22年に朽木一帯のトチノキ巨木(幹周り3m~9m)が50本以上伐採され,一部新聞にも報道されました。トチノキ巨木の大量伐採は,不法なやり方もみられるとともに,朽木地域の生態系や森林文化に大きなダメージを与えるものであり,今後,この渓畔林の保全を地元の林業家の方々とともに考え
ていく必要があることから,現地観察会を実施します。本観察会は,滋賀県および地域のみなさまにご協力いただきます。ふるってご参加ください。
なお,昼食は、地元の郷土料理を含んだ弁当の注文ができます。ご希望の方は、お申し込みと同時にその旨お知らせください。
<日時> 2011年10月15日(土) 9:05ー17:10
<集合> JR安曇川駅 9時5分 
     参考;大阪駅(7:45)→新快速敦賀行き →京都駅(8:15 )→安曇川駅(8:58)
<解散> JR安曇川駅 17時10分 
     参考;安曇川駅(17:15発新快速姫路行き)→京都駅(17:57)→大阪駅(18:28)
<スケジュール>
  受付→(自家用車同乗)→朽木能家登山口(10:00)→徒歩→熊の谷伐採現場(10:20~11:20)→登山口(11:40)→能家集会所 昼食(12:00~12:40)→朽木雲洞谷登山口 (13:10)→徒歩→大谷巨木林見学(14:00~15:00)→朽木雲洞谷登山口(15:50)→ (自家用車同乗)→JR安曇川駅 →まとめ・解散
<対象> KONC会員及びその関係者
<参加費> 無料
<申し込み> 参加予定の方は、事前に電子メール・郵送またはFaxで①―④を記入して8月末日までにKONC事務局宛(詳細は封筒に記載)申し込んでください。
       ①参加者全員の氏名、
       ②連絡先(差支えなければ携帯電話も)、
       ③交通手段(公共交通機関または自家用車の区別)
       ④弁当の要・不要(実費 800円)飲み物は各自で持参してください。
<備考> ヤマビルがいるかもしれませんので、服装にご注意ください。
 以上

関西自然保護機構 事務局
〒546-0034
大阪市東住吉区長居公園 1-23
大阪自然史センター気付
Tel : 06-6697-6262
Fax : 06-6697-6306
e-mail : konc★mus-nh.city.osaka.jp
(★を半角@に置き換えて送信してください)

2011年03月21日

関西自然保護機構(KONC)2011年大会 プログラム


◆日時:2011年3月21日(月・祝) 12:00〜17:00
 ◇総会:13:00〜13:30
 ◇四手井賞授賞式・講演会:13:30〜14:30
 ◇口頭発表:14:15〜16:45
 ◇ポスター発表:12:00〜17:00(コアタイム:14:30〜15:30)

◆会場:大阪市立自然史博物館 本館 講堂・ナウマンホール
◆参加費:無料(ただし博物館の展示、植物園をご覧になる方は、
        入館料・入園料が必要です)

■プログラム■
12:00〜17:00  ポスター発表
13:00〜13:30  2011年度 総会
13:30〜13:45  2010年度 四手井賞 授賞式

13:45〜14:30
●S01 四手井賞授賞記念講演「琵琶湖の堅田内湖におけるテナガエビとスジエビの季節的消長と侵略的外来魚の増加に伴う個体群サイズの縮小」
  中川 雅博(日本国際湿地保全連合)

14:30〜15:30  ポスター発表 コアタイム

15:30〜16:45  2010年度研究助成事業 受給者研究報告会
●O01「共存する魚類が異なる2つの河川(滋賀県大津市千丈川と大石川)に生息する
   ドンコ Odontobutis obscura の生活史の比較」
  田中 大介 (近畿大学農学部水産学科)
●O02「近畿地方の海浜にみられる南方系スナガニ類の分布北進現象」
  和田 恵次(奈良女子大学共生科学研究センター)
●O03「大阪府南河内地域におけるため池生息魚類調査」
  吉村 元貴(滋賀県立大学 環境科学部 環境生態学科)
●O04「滋賀県東部のため池群における水生生物相の把握とその活用に関する研究」
  金尾 滋史(多賀町立博物館)
●O05「本山寺モミ天然林の植生変化と保全に関する研究」
  松井 淳(奈良教育大学 生物学教室)
●O06「信太山丘陵の植物相の解明と大阪府のホットスポット評価」
  藤井 伸二(人間環境大学)


■ポスター発表12:00〜17:00(コアタイム:14:30〜15:30)■
●P01 「桜之宮貯木場跡の保全と大川における自然再生」
   山西良平(大阪市立自然史博物館)
●P02 「「魚のゆりかご」の実施が動物相を通してスクミリンゴガイに与える影響 」
   山田麻奈未(奈良女子大)・吉田和弘(九州農研)・山本 翔・
遊佐陽一(奈良女子大)
●P03 「大阪府内におけるメダカの生息状況と遺伝的多様性」
   鳥居美宏・平井規央・石井 実(大阪府大院・生命・昆虫)
●P04 「淀川河川敷における地表性甲虫類の種多様性 −鵜殿のヨシ原を中心に−」
   ○藤澤貴弘・石井 実(大阪府立大学・生環・昆虫)
●P05 「万博公園における植生管理と昆虫相」
   平井規央・藤澤貴弘・鳥居美宏・川崎典晃・山田竜平(大阪府立大学・生命)・
   山田倫章(大阪府環農総研)・千原 裕((独)日本万国博覧会記念機構)
●P06 「クズ群落における草刈りの影響」
   ○小川高直・櫻谷保之(近畿大院・農・環境生態学研究室)
●P07 「近畿大学奈良キャンパス里山林のチョウ類群集」
   ○久光彩子・桜谷保之(近畿大院・農・環境生態学研究室)
●P08 「中山間地における水生半翅類の生活史 〜市民参加型調査の実践〜 」
   ○稲本雄太(その興産)・堀井裕一(近畿大院・農・水圏生態学研究室)・
    古山 暁(環境総合テクノス)・日比伸子(橿原市昆虫館)
●P09 「奈良県の光陽鉱山廃坑を利用するコウモリ類の2年にわたる個体数の変化」
   ○細川慎太郎(近畿大院・農)・中山知洋(羽曳野市峰塚中学校)・前田喜四雄・桜谷保之(近畿大学・農) 
●P10 「大阪府におけるヌートリアの分布の変遷」
   和田岳・淀川水系調査グループ・プロジェクトY哺乳類班(大阪市立自然史博物館)
●P11 「オオキンケイギクの啓発に向けて」
   ○杉本 博・廣嵜由利恵・布谷知夫(NACS-J自然観察指導員大阪連絡会)
●P12 「淀川水系における外来水草ボタンウキクサの生活史」
   武林周一郎・志賀 隆・淀川水系調査グループ・
プロジェクトY植物班(大阪市立自然史博物館)
●P13 「大阪北部におけるカワヂシャと外来植物オオカワヂシャおよび雑種の分布」
   志賀 隆・淀川水系調査グループ・プロジェクトY植物班(大阪市立自然史博物館)
●P14 「菌類稀少種評価の基礎資料として観察会記録は参考になるか?
 大阪府下のテングタケ属による評価」
   佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
●P15 「本山寺自然環境保全地域周辺の環境変化—暗くなった森、増えた鹿—」
   池田裕計(大阪自然環境保全協会・野生鹿調査会)
●P16 「本山寺自然環境保全地域の保全のための取り組み」
   常俊容子(大阪自然環境保全協会・本山寺自然環境保全地域を考える協議会)
●P17 「大阪東部の里山環境における開花フェノロジーと訪花昆虫相について」
  長谷川匡弘(日本生態学会会員)

2010年12月24日

2011/3/21関西自然保護機構(KONC)2011年度大会 ポスター発表者募集に関するご案内

 関西自然保護機構は1978年の創立以来、シンポジウム・講演会・現地見学会の
実施、研究助成金の交付、会誌の発行、自然保護および自然環境保全に関する提
言と助言を通じて、自然保護に関わる取り組みを推進してきました。この間、各
地でさまざまな自然保護上の問題が発生し、また保全・保護を目指した運動が繰
り広げられてきました。河川・道路・都市開発など、今後10年を見ても関西での
自然保護上の課題が多数あります。こうした諸課題に対応していくには、これら
の課題に直面している多くの方々と、これまでの事例・成果を共有するととも
に、科学的な成果を各地でのこれからの保全活動にフィードバックすることが必
要です。このたび既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会を、関西自
然保護機構としてつくっていきたいと考え、昨年の関西自然保護機構2010年度大
会から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 今回の発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。
内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境
の保全につながるものでお願いします。原則としてポスター発表ですが、どうし
ても口頭での発表を希望される場合は、事務局までご相談下さい。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方の
みならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・
発表をお待ちしています。

(主催)関西自然保護機構
(開催日)2011年3月21日(月・祝) 正午〜午後5時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)四手井賞受賞講演、研究助成金受給者報告、ポスター発表

■発表要領■
(対象)自然保護に関連した活動をしている個人・グループ。開発に対する反対
運動など狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究
など、自然保護や野生生物保全についての普及啓発を多少なりとも意識した活動
をしていれば充分です。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークル
などの発表も歓迎します。自然保護・野生生物保全にまったく関係のない、ある
いは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りするこ
とがあります。

(発表に際しての注意事項)
 ・申込み料・参加費は不要です。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の
展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
 ・申込みが多数の場合はお断りする場合があります(最大40件)。
 ・原則としてポスター発表のみです。どうしても口頭発表を希望される場合は
ご相談下さい。
 ・ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)、机などはなし。内容は関西
で行っている自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表
要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り
下さい(必ず標題に「関西自然保護機構2010年度大会申込み」と付けて下さ
い)。なお、連絡先以外は、ホームページに公開しますので、あらかじめご了解
ください。
●申込み締め切り:2011年2月28日(月)
●申込み者には、3月初めに、詳しい案内をお送りします。
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

2011/3/21 関西自然保護機構(KONC)2011年大会のご案内

関西自然保護機構(KONC)2011年大会

日時:2011年3月21日(月・祝)
 会場:大阪市立自然史博物館 講堂
 アクセス: 地下鉄御堂筋線「長居」駅3号出口、JR阪和線「長居」駅より、
       東へ。徒歩 約15分
 プログラム:
 12:00〜17:00 ポスター掲示
 13:00〜13:30 2011年度 総会
 13:30〜13:45 2010年度 四手井賞 授賞式
 13:45〜14:15 四手井賞授賞記念講演
  受賞論文:「琵琶湖化堅田内湖におけるテナガエビとスジエビの季節的消長と
侵略的外来魚の増加に伴う個体群サイズの縮小」(会誌30巻1号 掲載)
  講演者:中川 雅博(日本国際湿地保全連合)

 14:15〜15:15 ポスター発表 コアタイム
 15:15〜16:45 2010年度研究助成事業 受給者研究報告会
1)「共存する魚類が異なる2つの河川(滋賀県大津市千丈川と大石川)に生息する
   ドンコ Odontobutis obscura の生活史の比較」
 田中 大介 (近畿大学農学部水産学科)
2)「信太山丘陵の植物相の解明と大阪府のホットスポット評価」
  藤井 伸二(人間環境大学)
3)「近畿地方の海浜にみられる南方系スナガニ類の分布北進現象」
 和田 恵次(奈良女子大学共生科学研究センター)
4)「大阪府南河内地域におけるため池生息魚類調査」
  吉村 元貴(滋賀県立大学 環境科学部 環境生態学科)
5)「滋賀県東部のため池群における水生生物相の把握とその活用に関する研究」
 金尾 滋史(多賀町立博物館)
6)「本山寺モミ天然林の植生変化と保全に関する研究」
 松井 淳(奈良教育大学 生物学教室)
──────────────────────────────

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

2010年10月21日

2010/11/21 大阪バードフェスティバルにおいて講演会を開催します

関西自然保護機構は、2010年11月20,21日の両日、大阪市立自然史博物館で開催される
「大阪バードフェスティバル2010」(主催:特定非営利活動法人大阪自然史センター、関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館、日本野鳥の会大阪)
バードフェスティバルホームページ
http://www.omnh.net/npo/fes/2010/

において、11月21日(日)に二つの講演会を開催します。
午前に開催される後援会では、10月下旬に開催される生物多様性締約国会議を速報していただきます。

また午後1時からは「コウノトリの野生復帰を語る」として、このバードフェスティバルのテーマでもある「鳥から生物多様性を考える」の具体的な事例として、豊岡での取り組みの現状をご紹介頂きます。
いずれも事前申し込み不要、無料での開催です。
どうぞご参加下さい。

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2010年06月09日

成ヶ島現地見学会 申込締切日を変更します。

「成ヶ島現地見学会」の申込締切日を
6月15日(火)まで延長致します。
集合時間などの詳細は、お申込み頂いた方にご連絡致します。

 実施日:6月27日(日)
  集合: 9:30または10:30、洲本市 由良支所前(事前申し込み制)
  コース等:由良港から渡船で成ヶ島へ(所要時間3分)。
         島内散策、干潟、海浜の生物観察。
         *国立公園成ヶ島を美しくする会の方々に案内をお願いしています。
  解散:15:00 由良支所前
  交通:阪神方面から高速バスで洲本高速バスセンターへ。
      淡路交通バス由良・灘線(9:05または10:05発)に乗り換え、 由良支所前下車(所要時間20分、片道440円)。
    *自家用車の場合、由良支所前の海側に駐車スペースあり(無料)。
  対象:KONC会員及びその関係者(新入会歓迎)
  参加費:1,000円(弁当代・渡船代含む)
  申込:参加予定の方は6月15日(火)までに電子メール、郵送またはFaxで
     ①参加者全員の氏名
     ②連絡先(差支えなければ携帯電話も)
     ③交通手段(公共交通機関または自家用車の区別)
   を記入してKONC事務局宛申し込んでください。
   申し込まれた方には6月初旬に詳細案内をお送りします。
事務局(申し込み先):〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪自然史センター気付
               FAX (06)6697-6306
               Eメール  konc@mus-nh.city.osaka.jp

2010年04月28日

成ヶ島現地見学会のご案内

 瀬戸内海国立公園の中にある成ヶ島(兵庫県洲本市由良)は、淡路島南東の由良海岸に沿って南北2.7kmに細長く伸びる無人島です。島と由良海岸に囲まれた由良湾は波浪から守られ、干潟やアマモ場が形成されています。一方、島の外側は波当たりを受ける砂浜で、さまざまな生物の漂着の場ともなっています。由良湾は紀淡海峡に位置するために潮通しがよく、人為の影響が少ないので水質も良好です。このような条件に恵まれて、紀伊水道から北上してきたさまざまな暖流系の生物が、由良湾に抱かれるようにして住みついています。また、瀬戸内海では少なくなったさまざまな希少動植物が、狭い範囲に今も奇跡的に生き残っています。
2002年以降、地元の人々を中心に成ヶ島・由良湾の生物が本格的に調査され、希少種の発見が相次いでいます。このために成ヶ島は「大阪湾に浮かぶ宝島」と呼ばれ、生物研究者や愛好家が訪れるようになりました。
 このように脚光を浴びている成ヶ島・由良湾の自然ですが、狭小な範囲に限られていることによる脆弱性、ゴミ問題、安易なエコツーリズムの悪影響などが懸念されるところです。また、愛好家を中心に調査されている生物的自然について、現段階の知見を集約し、その価値を評価する時期に来ていると考えられます。このような課題に対応するために、KONCでは今年度の主要事業のひとつとして、この地域の自然をテーマとした現地見学会とセミナーを開催することにしました。まずは以下の通り、KONC関係者で成ヶ島を探訪し、地元の方々と交流する現地見学会を開催します。さらに秋にはこの地域の自然の保全と利用に関するセミナーを開催する予定です。
  実施日:6月27日(日)
  集合: 9:30または10:30、洲本市 由良支所前(事前申し込み制)
  コース等:由良港から渡船で成ヶ島へ(所要時間3分)。
         島内散策、干潟、海浜の生物観察。国立公園成ヶ島を美しくする会の方々に案内をお願いしています。
  解散:15:00 由良支所前
  交通:阪神方面から高速バスで洲本高速バスセンターへ。
      淡路交通バス由良・灘線(9:05または10:05発)に乗り換え、 由良支所前下車(所要時間20分、片道440円)。
    *自家用車の場合、由良支所前の海側に駐車スペースあり(無料)。
  対象:KONC会員及びその関係者(新入会歓迎)
  参加費:1,000円(弁当代・渡船代含む)
  申込:参加予定の方は5月末までに電子メール、郵送またはFaxで
     ①参加者全員の氏名
     ②連絡先(差支えなければ携帯電話も)
     ③交通手段(公共交通機関または自家用車の区別)
   を記入してKONC事務局宛申し込んでください。
   申し込まれた方には6月初旬に詳細案内をお送りします。
事務局(申し込み先):〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪自然史センター気付
               FAX (06)6697-6306
               Eメール  konc@mus-nh.city.osaka.jp

2010年04月24日

6月6日に学習会「わかったつもりを問い直す−生物多様性って何?」 を開催します

 今年10月、名古屋市で「生物多様性第10回締約国会議(CBD-COP10)」が開催されます。それにむけ、さまざまなイベント、広報が組まれていますが、それでもまだまだ生物多様性が日常語になっているとは言えない状況です。
 私たちも、保全や環境教育の現場で、「今年は名古屋で・・・」とは口にするものの、いざわかりやすく説明せよ、といわれるとちょっとドギマギします。秋に向けてもう少し、世の中が生物多様性に親しめるよう、そして私達も名古屋で何が話されるのかを理解するために、少し理解を深めてみたいと思います。

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日時:2010年6月6日(日) 13:30−16:30
場所:大阪市立自然史博物館 講堂 (大阪市東住吉区長居公園)
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/

講師:湯本貴和氏(総合地球環境学研究所)、道家哲平氏(NACS-J/IUCN)ほか
料金:無料、ただし博物館入館料(大人300円)が必要です。申し込み不要
プログラム
13:30-14:30 湯本貴和氏「食卓から熱帯林までー生態系サービスで私たちは生きている」(仮題)
14:40-15:40 道家哲平氏「COP10 何をするの?何がポイント?」(仮題)
15:40-16:30 質疑応答+総合討論など

主催:関西自然保護機構・大阪自然史センター・NACS-J自然観察指導員大阪連絡
会・大阪市立自然史博物館・CBD市民ネット
協賛:日本生態学会近畿支部
問い合わせ:大阪市立自然史博物館 佐久間まで TEL06-6697-6221 
sakuma"at"mus-nh.city.osaka.jp

講演会チラシ(PDF版452K)

2009年06月04日

7/5信太山湿原にて現地見学会を開催します

「信太山現地見学会」のお知らせ

大阪府南部の丘陵地帯に、取り残されたように広がる信太山(しのだやま)。
かつて共有地だった里山とため池群には、コモウセンゴケやイシモチソウ、そしてハッチョウトンボなどが確認されている貴重な湿原が含まれています。
 自衛隊の演習場になった、という歴史の偶然から現在まで残った信太山の自然は、近年一部が市有地となったことで「なぜ保全が必要なのか」「どのようにこの財産を後世のために活用すべきなのか」を真剣に問い直し、広くこの価値を伝えるべき時になっています。グラウンド整備の要望もある中、関西自然保護機構としてどのような提言をすべきか、まずは現地検討会を行って皆さんで考えていきたいと思います。
集合:AM 10時 鶴山台 惣ヶ池公園
*南海バス鶴山台行き 北信太駅 9:27発鶴山台南小学校前下車が便利です。
*自家用車での参加を希望される方は、事務局(konc★mus-nh.city.osaka.jp、★を@に変えて下さい)までご一報ください。


日時:2009年7月5日(日)
集合:AM 10時 鶴山台 惣ヶ池公園(詳細は後日あらためてHP上に公開します。)
案内:石井 実、佐久間 大輔、天満 和久(大阪みどりのトラスト協会)、
花田 茂義(信太の森FANクラブ)

※6月5日和泉市より立ち入り許可が下りましたが、生品の採集は禁止されています。
このため、今回の現地見学会標本採集はできません。あしからずご了承ください。

2009年01月29日

2009年度総会のお知らせ

KONCニュースNO120でお知らせしておりますとおり、2009年度総会を以下の通り開催します。
日時:2009年3月1日(日) 13:00~17:00
内容:13:00~14:20 タンポポ公開セミナー(下記)
   15:00~16:00 2008年度研究助成事業 受給者 研究報告会
   16:00~17:00 2009年度 総会
会場:大阪市立自然史博物館(KONC会員は博物館南側通用口よりお越し下さい。) 


      <記>
タンポポ公開セミナーのご案内
 5年毎に行われ、2010年には8回目の調査が西日本全域で計画されるタンポポ調査。
外来・在来のタンポポの分布から都市環境を調べます。今年は予備調査が行われます。
関西自然保護機構の総会講演会として、外来種と在来種の競合を新たな観点から調べ説明する「繁殖干渉」をとり上げます。タンポポ調査だけでなく、植物に興味のある人にお勧めです。申込不要。

「在来タンポポはなぜ減った? 在来種を駆逐する外来植物の繁殖干渉(仮題)」 
講師:高倉 耕一(大阪市立環境科学研究所)
主催:関西自然保護機構、タンポポ調査・西日本2010実行委員会、大阪市立自然史博物館
日時:2009年3月1日(日) 13:00~14:20 
会場:大阪市立自然史博物館講堂
セミナーは会員以外の方も参加いただけます。(ただし博物館入館料が必要)

2008年03月26日

ミズヒマワリ等特定外来生物への緊急対策要望書を滋賀県知事らに提出しました



2008年3月26日、関西自然保護機構はレッドデータブック近畿研究会など3団体とともに、滋賀県知事・国土交通省 近畿地方整備局琵琶湖河川事務所・環境省 近畿地方環境事務所にミズヒマワリ等特定外来生物として指定されている水生植物3種の除去・根絶にむけた緊急の対策に関する要望書を提出いたしました。

要望書本文(pdf 86k)  付属参考資料(pdf 559k)

2008年03月01日

2007年度までに開催したフィールドセミナー・見学会など

関西自然保護機構では、不定期に近畿各地の自然保護現場の見学会と現地セミナーなどを開催しています。
2007年までに開催したフィールドセミナー・現地見学会などの記録は
こちら
http://www.omnh.net/konc/Kako_SemiKengaku/index.htm

に掲載しています。