「深泥池」 現地見学会のお知らせ(終了しました)

 近年、保護のための努力がはらわれながらも、環境変化や外来生物の増加等が問題となっている深泥池の現状を見学すると共に、現場を調査している人からの報告を聞きます。

日時 2002年10月26日(土)13暗から16時
集合場所 深泥池南岸開水面前の空き地
交通 京都市地下鉄北山駅下車北へ徒歩10分
(地下鉄京都駅−JR連絡、あるいは四条鳥丸駅一阪急四条鳥丸駅で連絡)
地図参照
申込み 葉書で「関西自然保護機構」まで(参加費無料)
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学理学部植物生態学研究室気付


スケジュール

 一部:13時から約1時間半
    現地見学と説明

 二部:14時30分から16時
    深泥池の現状と課題に関する討論会(深泥池会館)

     深泥池会館は、深泥池から徒歩5分の位置にあるので、そこに集合して深泥池の現状と今後の保全活動のあり方に関して話を聞き、議論を行います。


深泥池の現在の問題点:

1.深泥池には外来種が急増しており、池の生物多様性保全上大きな問題となっている。
そこでオオクチバスやブルーギルなど外来魚の駆除とナガパオモダカやアメリカミズユキノシタなどの外来植物の駆除が実施されている。

2.池の植生遷移が進みつつあり、急速にマコモが繁茂しつつある。このために浅い水面がマコモに覆われてさらに遷移が進むおそれがあり、これへの対処が必要とされている。

3.外来魚とくにブラックバスの釣りを禁止しているが効果がないので、ロープを張って釣りができないようにしている(市民グループが実践−文化財保護課黙認)。しかし、相変わらず釣りに来ており放流されている可能性すらある。

4.浮島の主体をなすオオハリミズゴケやハリミズゴケが水質悪化のために衰退しつつある。これは浮島の消滅に連なる大きな問題である。

5.水質悪化の原因は一つは病院の排水であり、現段階ではポンプにより池以外に排水しているが、大雨時には旧排水溝を通じてあふれた水が深泥池に流入することとなっている。

6.道路横のヨシやマコモが繁茂しており、道路管理者が見通しを良くするためにこれらを定期的に伐採している。また、道路が狭いのでこれを1.5m池側に拡幅することが計画されている。

 現在市民グループの人が参加して、深泥池の保全活動をボランティアで行っているので、これらの方々の活動を紹介して貰いながら、現地を見学する。

連絡先
関西自然保護機構
〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
大阪市立大学理学部植物生態学研究室気付
  Tel: 06-6605-3167

この行事に関する問い合せ先
 村上輿正(TEL:075-451-2235 FAX:075-451-2235)



深泥池地図

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