福井県敦賀市にある「中池見」は、当初計画されていた大阪ガスの天然ガス備蓄基地建設が中止となり、25ha の土地全体が敦賀市に寄付されました。その後、敦賀市は「中池見検討協議会」を設け、将来の保全、活用について検討をすすめ、提言が出された段階です。 関西自然保護機構は1997年に、中池見の自然の保全を考えるシンポジウムを企画し、議論を行いましたが、この度、その後の現地の状況を視察し、今後の保全のありかたについて意見交換する現地セミナーを企画しました。 「保全エリア」(「観察エリア」)のあり方、放置すれば遷移が進む湿地全体をどのような形で将来に残すのか等、自然保護のあり方をめぐるさまざまな問題を提起している中池見の現状をご覧いただき、貴重な湿地の保全について意見を交換する今回の現地セミナーに多数の皆さんのご参加を呼びかけます。