KONC後援シンポジウム

「日本のカエルはどうなるの?」
〜 カエルツボカビ症の衝撃と現在 〜

(このシンポジウムは修了しました)

 現在、世界中でカエルやイモリなどの多くの両生類が絶滅の危機にあり、哺乳類や鳥類と比べても深刻な状況にあります。近年、カエルツボカビ症という感染症が両生類絶滅の大きな原因の一つであることが明らかになってきました。これまで、アジアではカエルツボカビ症は見られていなかったのですが、昨年末に日本国内でも確認されてしまいました。

 カエルやイモリは私たちに馴染みの深い動物であり、国内の生態系にとっても重要な動物です。このような動物が国内から姿を消すことがないよう、見守らなければなりません。

 この度、大阪市立自然史博物館と大阪市天王寺動植物公園事務所(天王寺動物園)は、カエルツボカビについて多くの人に知っていただき、共にこの問題について考えていただくためにシンポジウムを開催します。どなたでも参加していただける内容です。多くの方のご参加をお待ちしています。

日 時 : 2007年11月3日 12:30〜16:00
会 場 : 大阪市立自然史博物館講堂
主 催 : 大阪市立自然史博物館・大阪市天王寺動植物公園事務所
後 援 : 日本野生動物医学会・大阪自然史センター・日本動物園水族館協会・西日本自然史系博物館ネットワーク・関西自然保護機構(KONC)・日本動物園水族館両生類爬虫類会議・岐阜大学応用生物科学部野生動物感染症センター (順不同)
参加費 : 無料 (ただし、博物館入館料が必要です。大人300円 高校生/大学生200円 子供無料)


 ******************** プログラム ********************

12:30〜12:40 開会挨拶(自然史博物館館長)
12:40〜13:20大阪のカエルの現状
 (大阪市立自然史博物館学芸員 和田岳)
13:20〜14:00 カエルツボカビ症とは
 (大阪市天王寺動植物公園事務所獣医師/日本野生動物医学会感染症対策委員長 高見一利)
14:10〜14:50ツボカビの正体にせまる
 (大阪市立自然史博物館学芸員 佐久間大輔・製品評価技術基盤機構 稲葉重樹)
14:50〜15:30 今後ツボカビとどのように付き合うのか?
 (広島市安佐動物公園管理課長/日本動物園水族館協会両生爬虫類調整者 桑原一司)
15: 30〜15:55 総合討論
15: 55〜16:00閉会挨拶 (天王寺動物園園長)


**************************** お問い合わせ **************************

大阪市立自然史博物館
  〒546-0034 
  大阪市東住吉区長居公園1-23
  電話:06-6697-6221(代表)
  ファックス:06-6697-6225
  担当 学芸課 和田・佐久間
大阪市天王寺動植物公園事務所(天王寺動物園)
  〒543-0063 
  大阪市天王寺区茶臼山町1-108
  電話:06-6771-8401(代表)
  ファックス:06-6772-4633
  担当 飼育課 高見・佐野


************** 大阪市立自然史博物館へのアクセス **************

公共交通機関で
  地下鉄御堂筋線「長居(ながい)」駅 
  南改札口3号出口から東へ約800m 
  JR阪和線「長居」駅 東出口から東へ約1km
  近鉄南大阪線「矢田」駅 西へ約1.8km
  大阪市バス4系統、24系統、66系統「長居東2」
  アクセスマップ:博物館HPの「ご利用案内」参照