夏の特別展「大和川の自然」のプレ企画として、大阪市内の図書館で「出張！自然史博物館−大和川の自然−」を開催します。第２弾は大阪市立中央図書館で開催です。特別展本番に近い、様々な動植物を展示してあります。是非お立ち寄り下さい。詳しくは大阪市立図書館のホームページhttp://www.oml.city.osaka.jp/をご覧下さい。
また、5/20には関連した講演会も行います。それはまた追ってお知らせします。
会場：大阪市立中央図書館（西区北堀江4-3-2：地下鉄西長堀駅からすぐ）
会期：開催中〜５月21日（日）まで、ただし金曜日、祝日、月末は休館
夏の特別展「大和川の自然」のプレ企画として、大阪市内の図書館で「出張！自然史博物館−大和川の自然−」を開催します。その第１弾として、大阪市立住之江図書館で展示を行っています！これまでのプロジェクトＹの調査結果や特別展の展示がどのようになるのかを知る上でも、お近くにお住まいの方はぜひのぞいてください。
会場：大阪市立住之江図書館（住之江区南加賀屋3-1-20：地下鉄住之江公園駅から南東へ400m）
会期：開催中〜５月30日（火）、ただし月曜日、祝日、月末は休館
十脚類班（カニ・エビの仲間）では、昨秋の調査でモクズガニは大阪・奈良県広くに分布していることがわかりましたが、吉野川分水から稚ガニが入っているという噂もあります。そこで、吉野川分水が通水する6/1までにぜひ稚ガニを捕まえてください！
淡水にすむカニはモクズガニとサワガニだけです。サワガニは山地にすむので、奈良盆地の真ん中や大阪の丘陵部にすむのはモクズガニだけですので間違えません。手足の長い、甲羅の大きさが１cmくらいのカニを是非探してください。奈良盆地と羽曳野より上流の石川での捕獲を大募集！
採集・情報提供者の名前、採集日、川の名前と場所（詳しく、できれば地図に落として）、を書いて、自然史博物館・中条（e-mail：nakajo@mus-nh.city.osaka.jp）までお送り下さい。捕まえたモクズガニは水を抜いたペットボトルなどに入れて郵送または直接持ってきてください。
両生は虫類班はラストスパートとして、 渓流にすむカエル、カジカガエルの調査をします。
もう少し重点的に石川水系、そして幻の奈良盆地のカジカガエルを探します。カエル調査隊として活動する予定ですので、調査参加希望者は和田（e-mail：wadat@mus-nh.city.osaka.jp）までご連絡下さい。
貝班は夏の特別展までに、以下の情報を募集します！よろしくお願いします！
１． 石川水系の貝類情報が不足しています！どんな貝でも情報下さい！
２． マシジミ情報！全体的に分布していることはわかりましたが、もう少し情報が欲しいです。
３． スクミリンゴガイの卵塊情報！今年も募集します。６月以降、ピンク色の卵塊があった場所、なかった場所も教えてください。
３は情報だけでいいですが、１と２は標本も送ってください。採集・情報提供者の名前、採集日、場所（詳しく、できれば地図に落として）、環境（水田、溜池、水路、川など）を書いて、自然史博物館・中条（e-mail：nakajo@mus-nh.city.osaka.jp）までお送り下さい。博物館に直接お持ちいただくのでもかまいません。貝は、新聞紙などにくるんで、ビニール袋に入れて送ってください。
■ 植物班：手配書 土手の木を探れ！
田んぼの畔やため池の土手、川の土手の木は、その地域の人の暮らしと密接していた！しかもその場所の環境にあった木でないとダメ。＝＞けっこう地域によって差がある。ということで、募集情報します。
ほかの調査の「ついで」にできる事にしぼります。１．とった人、２．とった日、３．とった場所（地図の上でここ！と分かるように）に加えて４．とった環境 として土手の両側にあるものを書いてください。
と の間
例）田んぼと田んぼの間 田んぼと小川の間 ため池と斜面の藪の間
木のかたちや使われ方などその他気づいたこと何でものメモとともに、そして葉っぱを１枚はさんで（テープで留めて） 博物館佐久間まで送って下さい。葉と木のデジカメ写真でメールも受け付けます。同定に自信がある人は情報だけでも良いです。必ずしもその地域の土手にある木を全部サンプリングする必要はありません。その地域の特徴がつかまえればいい、と考えていますので、「ついでに」「○○をとりにいったけど坊主だったから」などの機会に情報をお寄せください。
情報送付先：メール：sakuma@mus-nh.city.osaka.jp 郵送：〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園１−２３ 大阪市立自然史博物館 佐久間大輔。
■ プロジェクトY ：植物班社寺林調査隊 研修のご案内＆調査協力者の募集
照葉樹林は日本のさまざまな文化を生み出した自然の一つであり、かつては大阪の平野部や標高が比較的低いところに広く分布していたと考えられます。しかし、現在では森林伐採や宅地造成のためにほとんど見られなくなり、神社仏閣などにわずかに残っているにすぎません。
今回は、シイを主体とする照葉樹林（シイ林）に絞り、原生的な環境のシイ林はどこに残っているか、大和川流域のシイ林はどのようなものだったのかを考えるために、3種の植物の分布調査を実施します。調査対象は、アリドオシ（アカネ科）、イズセンリョウ（ヤブコウジ科）、ハナミョウガ（ショウガ科）の3種です。これらを選定した理由は、過去に大規模な伐採を経験したシイ林にはみられないと考えられ、識別もしやすいためです。この調査に参加してくださる方を募集しています。調査のやり方などに関する研修を以下の日程で行いますので、是非ご参加ください。
当日は与喜山で研修を行った後、大和川沿いを桜井方面に歩いて、いくつかの社叢林を調査する予定です。同時に、植物の採集の仕方なども演示します。
日時：5月５日（金・祝） 雨天の場合は翌6日（土）に実施
場所：奈良県桜井市与喜山〜慈恩寺
集合：近鉄大阪線「長谷寺」駅に午前１０時
近鉄鶴橋駅8:55の青山町行き急行に乗り、河内国分駅で榛原行き準急に乗り換えればちょうどに着きます。鶴橋−長谷寺は大人片道670円
持ち物：弁当、飲み物、ハイキングの服装、ビニル袋（中〜大サイズのスーパーのレジ袋程度）
その他：保険代を一人50円集めますのでご協力下さい。参加申し込みは不要です。当日直接集合場所にお集まり下さい。当日の朝天気があやしくて6日に延期になるかどうか分からないときは、7時から9時の間に、06-6694-0500（博物館留守番電話）に問い合わせてください。6日の朝の天気があやしい場合も同様です。前日までの問い合わせは植物研究室の内貴まで。
■プロジェクトＹ 大和川河口域調査のご案内
大和川河口域の魚、カニやエビ、貝などの調査を行います。参加班など関係なく、皆さんぜひご参加下さい！特にこれまであまり調べていない、感潮域の貝やカニ、ベントスを重点的に調べたいと思っています。
日程：４月30日（日） 雨天・増水時中止
集合：地下鉄住之江公園駅 午前10時30分
持ち物・服装：弁当・水筒、水網・ピンセット・スコップなど採集用具、採集物を入れるバケツなど。長靴やそのまま水に入れる靴（はだし・サンダルは不可）。帽子は必ず。
その他：保険代を一人50円集めますのでご協力下さい。参加申し込みは不要です。当日直接集合場所にお集まり下さい。当日の朝天気があやしくて実施かどうか分からないときは、8時から9時の間に、06-6694-0500（博物館留守番電話）に問い合わせてください。当日の天気が良くても、前日が大雨などで増水している場合は中止します。前日までの問い合わせは波戸岡または中条まで。
6/10（土）にも河口域調査を行う予定です。こちらについてはまた次号以降のＹニュースでお知らせしますので、日程をあけておいてください！
プロジェクトＹのブログができました。
ここから調査・研修の案内やどんどん新しい情報を発信していきますので、みなさんどんどんお越し下さい。