大阪府高等学校生物教育研究会 2000/11/03
実験の紹介
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植物観察を授業に取り入れる
◎平成9年12月12日
◎第3回実験研修会(於府立茨木高校)
◎府立北千里高校 松尾由利子
- 10種類以上の植物の葉を班の数だけ用意し、観察をしながら検索表を作る。
- 葉の観察のポイント単葉か複葉か
葉面の状態 両面葉・単面葉・等面葉
葉脈の種類
葉身の形状
葉身の形・葉先・葉脚・葉縁・欠刻・毛の有無・毛の形・腺体・匂い・味・葉質・透視性etc
- 写真の例(実験研修会)では26種類の葉を用意した。
- 検索表を作り始める前に
- 8と16は複葉(ハギ・ナンテン等)。複葉と単葉の違い。
- 7と9は葉が枝に圧着(ヒノキ・カイヅカイブキ等)。
等を説明しておく方がよい。また、
等を検索表作りでいき詰まった際にアドバイスした。
- 授業では15種類の葉を50分の授業で検索表を作らせ、次の授業で上の「葉の観察のポイント」を説明。
- 1サンゴジュ、2メタセコイア、3ツバキ、4ハナミズキ、5ケヤキ、6オオバヤシャブシ、7エノキ、8ハギ、9シラカシ、10ヒマラヤスギ、11スダチ、12タイサンボク、13クスノキ、14キンモクセイ、15クロマツ
- 全体を2つ(ないしは3つ)のグループに分け、紙に記入。さらに各グループを分けていき、1つずつになるまで分けていく。
- 樹木の名称を当てるのが目的ではない。
- 生徒達は答え(分類の仕方)を求めるが、自分なりの分け方でよい。
- 葉を選ぶ際には注意が必要。「穴がある」や「色」とかにこだわってしまう。
- 生徒には外へ行って葉を観察して欲しいが、身近な材料で各自自分なりの検索表を作ることで観察眼を養うことを目的としている。実際の検索には葉だけでなく木全体の観察が必要。
- 樹木観察のポイント高木か低木か
樹皮
落葉樹か常緑樹か
葉序