2005年11月26日掲載
松香光夫先生(玉川大学農学部、日本生物教育学会会長)から、
以下のご案内をいただきましたので、お知らせします。

教科「理科」関連学会協議会(CSERS)第10回シンポジウム

 
教科「理科」関連学会協議会(CSERS)は,
1995年の発足以来これまで10年間にわたり,
新しい時代にふさわしい初等中等教育での理科教育を求めて,
6つの学会が共同して定期的に会合を持ち検討を進めて参りました。
その検討の成果は,中央教育審議会などへの意見の提出や,
毎年のシンポジウムの開催とその集録として積み上げて参りました。
近くに教育課程の改訂も俎上にのぼっております今,
21世紀に生きる国民が備えるべき科学・技術の素養を育成するために,
具体的なカリキュラムの提案が求められています。
教科理科を構成する物理・化学・生物・地学等の各科目間の連携と,
小・中・高の縦の連携との中で具体的なカリキュラムを立体的に考察することは,
本協議会10年間の活動の集大成の観点からも,必要であると考えました。
今回のシンポジウムでは,
次世代に向けたカリキュラムの作成についての研究に長年取り組んでおられる
東京学芸大学の下條隆嗣氏,
ならびに学会として取り組みを進めている日本理科教育学会の橋本健夫氏から
基調提案を頂戴いたします。
この基調講演を受けて,CSERS前議長の伊藤卓氏と,
文科省で教育課程作成に深く関与された江田稔氏の両名に,
それぞれの立場から論点を整理してコメントをいただき,
全体で討論することとしました。
ご参加の皆様から数多くの建設的なご意見を頂戴し,活発な議論をおこなうことが,
これからの教育改革に向けた研究を進めるきっかけになると期待しております。
年末のお忙しい時期の開催ではありますが,皆様のご参加をお願いいたします。
 
テーマ 小・中・高を通した新しい「理科」の構築に向けて
 
開催日時:2005年(平成17年)12月10日(土)午後1:00〜5:00 
開催場所:日本化学会7階ホール(東京都千代田区神田駿河台1‐5)
1 開会行事趣旨説明                     13:00-13:10
   廣井 禎
    (教科「理科」関連学会協議会(CSERS)議長・日本物理教育学会)
2 基調講演     司会  荘司 隆一(日本理科教育学会)
  講演1 新しい時代への科学教育課程研究          
        東京学芸大学 下條隆嗣氏            13:10-13:50
  講演2 科学技術立国を目指す市民の育成
   ―日本理科教育学会教育課程委員会の活動から―          
        長崎大学・日本理科教育学会 橋本 健夫   13:50-14:30
3 指定討論
  指定討論者@ CSERS前議長     伊藤 卓     14:30-14:50
  指定討論者A 青森大学大学院     江田 稔     14:50-15:10
      〈休憩〉                          15:10-15:25
4.総合討論 15:25-16:50  司会  松香 光夫(日本生物教育学会) 
5.閉会行事 16:50-17:00  挨拶  三次 徳二(日本地学教育学会)

以上です。

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