平成17年11月20日掲載
堤 裕史 先生(駒場東邦中高等学校)より
以下のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。

青少年の皆さんへ
 
2007−08年に、国際極年が行われます。
世界中の研究者が力をあわせて、
我が惑星地球の中でも、とりわけ未知の領域である
南極・北極の調査を実施しようという計画です。
国際極年は50年に1度企画されていて、今度が第4回です。
50年と言う間隔は長くて、
1人の研究者が2回の国際極年で活躍するのは困難です。
そのため、国際極年実施のノウ・ハウを、
どのようにして次回の国際極年実施に引き継ぐかというのが
大きな課題になっています。
11月13日にコペンハーゲンで開催された「国際極年討論会」において、
カナダのお姉さんから
「国際極年青少年運営委員会」の設置が提案されました。
 
International Polar Year Youth Steering Committee
国際極年青少年運営委員会
 
青少年とは、
中高生から、大学生、大学院生、最近博士課程を修了した人までを指します。
 
課題は、次のとおりです:
1 1957/58年に実施された
  前回の国際極年(国際地球観測年の別称で知られる)の
  体験者が生存中に、経験談を聞き集める。
2 今回の国際極年に積極的に参加して、知見を身に付ける。
3 この経験を2057年まで忘れないようにしておき、次世代に伝える。
 
この企画に参加を希望する国は、
国内に国際極年青少年運営委員会・国内委員会を設置します。
各国内委員会は1名の代表者を選びます。
各国からの代表者が国際極年青少年運営委員会(本委員会)のメンバーとなります。
 
おもしろいと思いますか。
青少年運営委員になってみませんか。
興味があれば、(大人の)国内委員会へ連絡してください。
 
なお、
運営委員会という名前が付いていますが、
国際極年の実施について、何らの責任も問われません。
極年観測に参加する義務はありません(もちろん、参加してもかまわない)。
本職の研究者が観測するのを熱心に観察していれば十分です。
けっして、お勉強の邪魔にはなりません。
報酬に相当するものはもらえませんが、
必要な経費は国内委員会で準備するつもりです。
委員に個人的な金銭上の負担は生じません。
代表者を除き、英語力は絶対に必要な要素ではありません。
ただ、英語が堪能だと作業が楽です。
この機会に英語を勉強してみるのも良いかもしれません。
大人の国内委員会は立ち上げにあたり助力しますが、
設置後は、青少年委員会自身が主体的に業務を進めることを期待しています。
 
国際極年2007−2008年
日本国内委員会、事務局
伊藤 一
173−8515
東京都板橋区加賀1−9−10、国立極地研究所
電話 03−3962−5690
fax 03−3962−5701
eメール hajime@pmg.nipr.ac.jp

以上です。

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