生研第 17099 号
平成17年11月16日
学校長様
生物科様
大阪府高等学校生物教育研究会
会 長   牧 野 修 司

平成17年度(第34回)会員研究発表会について

 貴校ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は本研究会の活動に格別の
ご配慮をいただき、誠にありがとうございます。
 さて、標記の発表会(内容は下記参照)を下記の通り開催いたします。校務ご多忙の
ことと存じますが、生物担当の教職員の出席について、ご配慮下さいますよう
お願い申し上げます。

1.日 時  平成17年12月7日 (水) 午後2時〜4時
2.場 所  大阪府教育センター(Tel:06‐6692‐1882) 7階 生物科学実験室
3. 発表テーマと発表者(*印)
(1) エリア選択科目「生命科学」での医学教材の開発について
片山 徹(府立枚方なぎさ高校)

(2) プロジェクト・ワイルドによる環境教育の試み
片山 徹(府立枚方なぎさ高校)

(3) 中学生向け骨学講座の実施について
平田 泰紀(府立三島高校)

(4) 近畿地方における在来種・雑種・外来種のタンポポの分布について
*木村 進 (泉北高校)・伊東 明(大阪市立大学)
4. 講 評  大阪府教育センター科学教育部理科第2室 江坂 高志先生
この件のお問い合わせは、府立泉北高校・木村 進までお願い致します。
 
平成17年度(第34回)会員研究発表要旨
(1) エリア選択科目「生命科学」での医学教材の開発について
片山 徹(府立枚方なぎさ高校)

 普通科総合選択制高校の「生命・人間エリア」のエリア選択科目である「生命科学」で、主として医学分野の内容の授業(HIV・聴診器の歴史・インスリン
物語・人工透析の話など)を行っている。その授業における教材の開発と
生物教育における可能性について発表したい。
(2) プロジェクト・ワイルドによる環境教育の試み
片山 徹(府立枚方なぎさ高校)

 アメリカで開発され、日本では(財)公園緑地管理財団が独占使用権を持つ
「プロジェクト・ワイルド」を利用した環境教育・環境学習を、高校における生物T・LHR・総合学習の中で実践した試みについて報告したい。
(3) 中学生向け骨学講座の実施について
平田 泰紀(府立三島高校)

 この夏、中学生を対象にヒトを含む動物骨格を用いた実習講座を開いた。
(なにわっこみらい適塾)
その概要と、教材の紹介および参加者の反応を報告する。
 a.哺乳類骨格の基本構造  b.骨からわかる情報:生活様式との関連
c.人骨からの個体識別:性・年齢・身長の推定(人骨標本・写真・石膏模型を使用)
(4) 近畿地方における在来種・雑種・外来種のタンポポの分布について
*木村 進 (泉北高校)・伊東 明(大阪市立大学)

 2004年(予備調査)〜2005年春に、近畿2府5県でタンポポの分布調査を行い、在来種・雑種・外来種の分布の概要が明らかになったので報告したい。集まったサンプルは30000点を超え、そのうち、府県毎に約50サンプルずつについて雑種の解析も行い、近畿における雑種タンポポの分布状況も把握できた。
 

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