2005年10月22日掲載
松田良一先生(東京大学教養学部)より、
以下のご案内をいただきましたので、お知らせいたします。

今年度のブループラネット賞を受賞した
ゴードンH.サトウ博士の「高校生のための金曜特別講座」を
以下の通り開催いたしますので、是非、いらしてください。
なお、当日は東大の教室と
香川県丸亀高校、愛媛県今治西高校、岡山県倉敷青陵高校とインターネットで結び、
多元ネット配信をいたします。
この講座は毎週開講しております。
プログラム、抄録等は東京大学教養学部ホームページ
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/jpn/kyoyo/koukai2005winter.html
をご覧ください。
 
日時:10月28日(金)午後6時10分から7時40分まで。
場所:東京大学教養学部11号館1106教室
交通:京王井の頭線 駒場東大前駅下車
 
10月28日招待講演
「アフリカの飢餓と闘う−マンザナー・プロジェクトの現在」
Gordon H. Sato
米国科学アカデミー会員、元カリフォルニア大学サンディエゴ校生物学教授、
W. オルトン・ジョーンズ細胞科学センター名誉所長, A&G製薬取締役会長、
マンザナー・プロジェクト代表、平成17年度ブループラネット賞受賞者
 
Sato博士は、がん研究などの分野で不可欠な
無血清培養法を確立された著名な細胞生物学者です。
一方、Sato博士ご自身が第二次世界大戦中に日系二世として
カリフォルニアの砂漠地マンザナーに強制収容された経験から、
砂漠地のような厳しい環境下でいかにして食料を生産するかという課題
マンザナー・プロジェクト
http://www.rolexawards.com/laureates/laureate-69-sato.html
に取り組んで来られました。
砂漠地での養殖漁業を実現した後、
さらに、「飢餓に苦しむ途上国における食糧生産計画と環境保全」を進め、
エリトリアにおいて斬新なマングローブ植林技術を開発し、
それを利用した家畜生産技術に発展させ、
地域住民の生活改善の可能性を示しました。
これは、最貧地域における経済的な自立への一方策を
具体的に立証したもので、持続可能な社会技術として注目されています。
本年度のブループラネット賞受賞のため来日されますので、
これを機に特別講演していただきます。
Gordon H. Sato博士は日本の次世代層に大きな期待をよせておられます。

以上です。

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