2005年8月16日掲載
日野綾子先生(東京都総合技術教育センター)より
以下の情報をいただきましたので、お知らせいたします。

財団法人 東レ科学振興会

第55回 科学講演会のお知らせ

 
とき/平成17年9月22日(木) 17時〜20時
ところ/有楽町朝日ホール
(JR有楽町駅前有楽町マリオン11階、千代田区有楽町2-5-1)
 
テーマ/宇宙の謎に挑む
 
1 太陽系外に惑星を探す−宇宙に生命を求めて−
  自然科学研究機構国立天文台助教授 田村元秀
 
2 宇宙の誕生と進化−現代物理学の描く創世記−
  東京大学大学院理学系研究科教授
  ビッバン宇宙国際研究センター長 佐藤勝彦
 
人類の歴史の中で、
宇宙は、永い間神話やロマンの対象でした。
しかし、20世紀の物理学と天体観察技術の驚異的な進歩によって、
その姿が次第に明らかになってきました。
我々の宇宙は、約137億年前に無から生まれたと考えられています。
当初非常に小さかった宇宙は、
生まれるとすぐ急激な膨張(インフレーション)を始め、
この過程で真空のエネルギーが熱エネルギーに変わり、
超高温の火の玉(ビッグバン)となりました。
その後、緩やかな膨張に転じ、現在に至っています。
火の玉の中で生じた素粒子は、
宇宙が冷えていく過程で、陽子や中性子となり、
これらが結合して原子核、さらに電子と結びついて原子が生まれました。
その後ゆっくり時間をかけて、星や銀河が形成されました。
このように形成された宇宙に生命が宿っているとすれば、
無数に観察されている灼熱の恒星ではなく、
地球と同じような惑星と考えられています。
しかし、自らは発光しない惑星を
太陽系外に観察することは極めて困難です。
1995年に初めてその存在が間接的な方法で実証されましたが、
現在でも150個程度しか確認されていません。
系外惑星観測の次の課題は、
惑星を直接画像に捉えることで、
スバル望遠鏡などによる試みが精力的に行われています。
今回は、
宇宙誕生のインフレーション理論を提唱された佐藤勝彦先生と
太陽系外惑星探査の研究を先導されている田村元秀先生をお招きし、
宇宙の誕生と進化および太陽系外惑星探査について
わかりやすくお話しいただくこととしました。
どうぞご期待下さい。
 
その他/入場無料(定員630名 開場16時30分)
予約の必要はありませんが先着順とさせていただきます。
なお、ご来聴の方には後日講演記録を進呈いたします。
 
問合せ先/
財団法人 東レ科学振興会 TEL047-350-6103
E-mail JDP00117@nifty.ne.jp

以上です。

トップに戻るトップに戻る

行事等のお知らせに戻る行事等のお知らせに戻る