今や日本の水辺のいたるところに外来魚が生息しています。この現状を当たり前の風景としな
いために国も自治体も漁業者も市民も、外来魚の防除に出来る限りの努力をしていますが、残念
なことに外来魚を駆除する「特効薬」はまだ見つかってはいません。そこで各現場では“いま出
来ること”を試行錯誤しているのが現状です。しかし、大きな湖から小さなため池まで様々な現
場での試行錯誤の中からは様々な事実も見えてきました。また研究者や学生の方々の様々な基礎
研究によりその生態もより明らかになってきました。
そんな皆さんがお持ちの「今わかっていること」が外来魚防除を願う人達の間で共用でき、今
後の活動に活かせるよう、来年1 月に第二回「外来魚情報交換会」を開催したいと思います。
今年1 月に開催した第一回「外来魚情報交換会」では100 名を越える参加者の前で環境省・
滋賀県・漁業者・研究者・市民団体・学生・市民など様々なお立場の20 名の皆さんに発表して
いただき、大好評のうちに終えることができました。
次回の情報交換会でもより多くの情報が共用しあえるよう、外来魚の釣り方から生態の基礎研
究・防除事例(特に失敗例は大歓迎!)に至るまで、多岐に渡る発表のご応募をお待ちしており
ます。この場はあくまでも情報の交換会なので、皆さまから発信された情報がいつどんな形で役
立つかは未知数です。ですから直接防除に関わらなくても外来魚に関することであればテーマは
不問ですので、どうかお気軽にご応募いただければと願っております。