平成20年2月1日掲載
正木春彦先生(東京大学)より、以下のご案内をいただきました。

第6回 日本生化学会関東支部教育シンポジウム

「インフルエンザと闘う!」のお知らせ
日時:2008年2月9日(土)
場所:東京大学薬学部総合研究棟2F講堂
参加費無料
 
13:30−13:40「はじめに」
嶋田一夫(東京大学大学院薬学系研究科)
 
13:40−14:40「インフルエンザウイルスの解剖学」
野田岳志(東京大学・医科学研究所)
人の体の中には心臓や肝臓など様々な臓器があります。
細胞の中には核やミトコンドリアがあります。
では、ウイルスの中には何があるのでしょうか?
そこには、ウイルスが増殖するための、
巧妙な仕組みが隠されているのです。
 
14:40−15:40「ウイルスはなぜ増える?」
永田恭介(筑波大学・大学院人間総合科学研究科)
たとえば、インフルエンザウイルスは
高々15,000塩基を少し超える
ヌクレオチドからなるゲノム(ヒトのゲノムは、有効数字のついた109塩基)と
10個ばかりのウイルスタンパク質から成り立っています。
しかし、強烈な増殖能力と病気を引き起こす力を持っています。
また、インフルエンザウイルスが肝臓や足の裏に感染するでしょうか。
このような不思議を一緒に考えてみましょう。
 
15:40−15:50 休憩
 
15:50−16:50「世界中の人々に抗インフルエンザ薬を:化学者の挑戦」
柴崎正勝(東京大学大学院薬学系研究科)
新型インフルエンザの世界的流行が危惧されています。
これを防ぐ現時点での最高の医薬品はタミフルです。
タミフルの生産は困難で最高水準の有機化学力で初めて可能となります。
しかし現状の生産方法で世界中の人々への供給が可能でしょうか。
残念ながら答えは否であります。
これに挑戦する化学者の努力を平易に紹介します。
 
問合せ先:
東京大学大学院薬学系研究科 嶋田一夫
TEL:03−5841−4811(秘書:三藤)
e-mail: mitsufug◎mol.f.u-tokyo.ac.jp(秘書:三藤)
(迷惑メール対策で@は◎にしてあります)

以上です。

トップに戻るトップに戻る

行事等のお知らせに戻る行事等のお知らせに戻る