平成21年1月29日改訂
生研第20068号
                          平成21年1月13日
学校長様
生物科様
大阪府高等学校生物教育研究会
                      会 長   牧 野 修 司
 
平成20年度(第37回)会員研究発表会について
 
貴校ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は本研究会の活動に格
別のご配慮をいただき、誠にありがとうございます。
標記の発表会を下記の通り開催いたします。校務ご多忙のことと存じますが、
生物担当の教職員の出席について、ご配慮下さいますようお願い申し上げます。


1.日 時  平成21年1月28日(水) 午後2時半〜4時半
2.場 所  大阪府教育センター 7階 生物科学実験室
3. 発表テーマ
(1) 「分子レベルで見た体や薬の働き」の授業の試みと構想
  片山 徹(府立四条畷高校)
(2) 「偏光とミツバチの8の字ダンス」の授業の試みと実践
片山 徹(府立四条畷高校)
(3) 珪藻の顕微鏡観察用サンプルの作り方と写真集
    竹林 隆昭 (興国高校)
(4) 指標生物調査2008調査報告
  @ A法調査  木村 進(府立泉北高校)・中田 昌実(府立狭 山高校)
  A 河川の水生生物調査   中井一郎(大教大附高校池田校 舎)・他
  B セミの抜け殻調査
中村哲也(大阪国際大和田高校)・古本 大(同志社香里高校)
  C 学校内の生物調査          古本 大(同志社香里高校)
 
*この他、話題提供をしていただける先生がおられましたら、歓迎します。
 
4. 講 評  大阪府教育センター教科教育部理科第2室長 江坂 高志先生

この件のお問い合わせは、府立泉北高校・木村 進までお願い致します。
 
 

 

平成20年度(第37回)会員研究発表要旨

 
(1) 「分子レベルで見た体や薬の働き」の授業の試みと構想
片山 徹(府立四条畷高校)
 生化学・生命科学の視点で、生命現象、特にヒトの体の働きや薬の働き
について学ぶとともに、最新の研究、特に大型放射光施設Spring8を使
って行われている研究内容について学ぶ授業の試みと今後の構想につい
て発表する。
(2) 「偏光とミツバチの8の字ダンス」の授業の試みと実践
片山 徹(府立四条畷高校)
 動物行動学の研究として有名な、フリッシュのミツバチの行動の研究に
ついて歴史的に学ぶとともに、ミツバチの複眼と偏光の感知について実
験的に学ぶ授業の試みとその実践結果を報告する。
(3) 珪藻の顕微鏡観察用サンプルの作り方と写真集
   竹林 隆昭(興国高校)
 大阪府の生物研究会では、河川の水生昆虫を指標生物として調査を行っ
てきたが、水質の指標として珪藻が利用されることが最近多くなってきた。
これらの調査をおこなう際に必要な、珪藻の顕微鏡用サンプルの簡単な作
り方と、その顕微鏡写真を紹介したい。
(4) 指標生物調査2008調査報告
 本研究会の40周年を記念して1988年に第1回指標生物調査が実施され、
その後、5年毎に継続されて、60周年にあたる今年度に5回目の調査が行
われた。
今回の調査は、次の4項目について実施し、現在まだ解析中であるが、
その途中経過を紹介したい。
 
  @ A法調査   木村 進(府立泉北高校)・中田 昌実(府立狭山高校)
  1988年以来、ゴキブリ類は減少しているが、10年前には減少したア
 メリカザリガニやイタチ類は回復し、タヌキやコウモリ類・シラサギ類
 などはこの20年間ずっと増加を続けている。
 
  A 河川の水生生物調査   中井一郎(大教大附高校池田校舎) ・他
  今回は16校の参加で府下の河川の194地点で調査を行い、2003年以降
 見られたヘビトンボ類の減少傾向は継続し、サカマキガイの発見地点も
 減少した。化学的水質がきわめて悪い状態の河川は減少した。
 
  B セミの抜け殻調査
中村哲也(大阪国際大和田高校)・古本 大(同志社香里高校)
 
  C C法調査(学校内の生物調査)     古本 大(同志社香里高校)
 会員研究発表係(泉北高校・木村進) 2007.11.22          

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