(1) 大阪府の高校における生物実験の実態アンケート 木村 進(府立泉北高校) (2) 身近な植物を実例とした生物教育教材データベースの作成 片山 徹 (府立四条畷高校) (3) 生命科学:生命誌とDNA関連実験を通した“いのち”の学習 〜SPP事業を活用して〜 東 照晃 (府立貝塚高校) (4) 高校生・高校教員による河川の指標生物調査2009 中井一郎(大教大附高校池田校舎)・坂井正子(府立北かわち皐が丘高校)・
安井博司(府立大手前高校)・橘 淳治(大阪府教育センター) (5) 指標生物調査2008―C法調査について− 古本 大 (同志社香里高校) (6) フリーソフトを用いたCT写真からの三次元画像再構築 平田 泰紀 (府立高石高校) (7) ボルネオ自然探訪2009 中井一郎(大教大附高池田校舎)・井上洋(府立芥川高校)・古本大(同志社香里高校) (8) 遺伝子組換え及び発現誘導実験の授業実践 高久 貴至(府立野崎高校) (9) タンポポ調査・西日本2010の予備調査結果について 木村 進(府立泉北高校) |
(1) 府内高校における生物実験の実態アンケート(中間報告) 木村 進(府立泉北高校) 2009年秋に研究会の会員校対象にアンケートを行い、約50校からご協力をいただ いた。その結果について、1992年と2000年に実施した調査と比較して報告する。 (2) 身近な植物を実例とした生物教育教材データベースの作成 片山 徹 (府立四条畷高校)
身近にある植物(人里植物:都会で見られる街路樹や園芸植物・食料になっている農作物)を実例とした、様々な生命現象に関する生物教育教材のデータベースを作成したので紹介 する。 (3) 生命科学:生命誌とDNA関連実験を通した“いのち”の学習 〜SPP事業を活用して〜 東 照晃 (府立貝塚高校)
2年の学校選択科目「生命科学」において、生命誌を柱に動物行動学やヒトの進化の学習をもとに、バイオテクオロジー 特に医療関係の社会問題(再生医療等)を取り上げて 学習してきた(研究会でも発表)。今回、SPP事業を活用してJT生命誌館・近畿大学生物 理工学部の訪問・DNA鑑定実験・課題別学習に取組んだ内容を報告する。 (4) 高校生・高校教員による河川の指標生物調査2009 中井一郎(大教大附高校池田校舎)・坂井正子(府立北かわち皐が丘高校) 安井博司(府立大手前高校)・橘 淳治(大阪府教育センター) 2008年に続いて2009年夏にも高校生物部員ならびに理科教員による大阪府河川で 指標生物調査を行った。15校1機関の協力で141地点について水質環境の指標となる生物 調査およびパックテストによる簡易水質検査を実施したので、その概要を報告する。 (5) 指標生物調査2008―C法調査について− 古本 大 (同志社香里高校) 2008年夏より初めた学校内の動植物調査(指標生物調査C法調査)の1年間にわたる 調査結果について報告する。 (6) フリーソフトを用いたCT写真からの三次元画像再構築 平田 泰紀 (府立高石高校)
病院でCT検査を受けた際に、データをもらって「INTAGE Realia」の簡易版(フリーソフト)を用いて、パソコン上で立体画像を作った。生きている人の体内がのぞけるので、例えば、 生活様式が骨の形態に及ぼす影響などを知ることも可能である。 (7) ボルネオ自然探訪2009 中井一郎(大教大附高池田校舎)・井上洋(府立芥川高校)・古本大(同志社香里高校)
2009年8月3名で、マレーシア領北ボルネオ・サバ州の熱帯雨林および野生生物の観察に出向いた。世界自然遺産であるキナバル国立公園での植物観察およびキナバダン川 沿いの自然保護区にあるスカウでの動物観察を行った結果について報告したい。 (8) 遺伝子組換え及び発現誘導実験の授業実践 高久 貴至 (府立野崎高校) 2年生の選択科目で実施した生徒実験(遺伝子組換え実験及び発現誘導実験)の様子 ならびに、これら実験の留意点や応用例について報告・提案する。 (9) タンポポ調査・西日本2010の予備調査結果について 木村 進(府立泉北高校) 近畿・四国・中国地方を中心に18府県でタンポポ調査を行っている。今回は2009年に 行った予備調査の概要を紹介して、2010年本調査に向けての協力をお願いしたい。 |