大阪府高等学校生物教育研究会総会
実施日時:6月2日(水) 14:30〜17:00
場 所:千里ライフサイエンスセンタービル 5階 サイエンスホール(Tel:06-6873-2001)
(地下鉄御堂筋線 千里中央駅北口すぐ、大阪モノレール 千里中央駅より徒歩5分)
スケジュール:14:30 〜 15:30 総会
15:30 〜 17:00 講演会
<総会>
<高校の先生のためのライフサイエンス講演会>
(財)千里ライフサイエンス振興財団、大阪府高等学校生物教育研究会 共催
『 細胞の世界 』
講 師:米田 悦啓 先生 大阪大学大学院生命機能研究科教授
(当財団の高校生事業のコーディネータ)
学 歴:昭和56年 3月 大阪大学医学部卒業
昭和60年 3月 大阪大学大学院医学研究科修了 (医学博士号取得) 米田先生
職 歴:平成 4年12月 大阪大学細胞生体工学センター教授
平成 5年 2月 大阪大学医学部解剖学第3講座教授
平成11年 4月 大阪大学大学院医学系研究科機能形態学講座教授
平成14年 4月 大阪大学大学院生命機能研究科細胞ネットワーク講座教授
大阪大学大学院医学系研究科解剖学講座教授(兼任)(〜平成19年12月)
平成20年 1月 大阪大学大学院医学系研究科生化学・分子生物学講座(兼任)
現在に至る
専門分野:細胞生物学
主な著書:「核と細胞質の対話」(共立出版)、「細胞生物学」(東京化学同人)、「細胞核ダイナミクス」(シュプリンガー・フェアラーク東京)
講演要旨:ヒトの細胞を含む真核細胞のもっとも大きな特徴の1つは、1個の細胞の中に、さらに役割分担された機能的コンパートメントである細胞小器官(オルガネラと呼ぶ)を持つことである。それぞれのオルガネラは、独自の機能を発揮しながら、互いに情報を交換しあうことで、細胞全体としてハーモニーの取れた生命活動を営んでいる。この情報交換の仕組みを理解することは「細胞はどのようにして生きているのか」という根本命題につながる重要なテーマである。本講演では、細胞の基本的な構造と機能、細胞内物質流通の仕組みについて、特に、細胞核を中心にした研究の成果を話したい。