平成22年7月20日
 
市民向け講座「生命科学講座」のご案内
 
大阪市立大学理学部附属植物園
園長 飯野盛利
 
本植物園は市民向けの講座として「生命科学講座」を開講しました。生物学の各分野における研究は私たちの生活に大きな影響を及ぼしています。今世紀、この傾向は益々増大すると予想されます。生物学の発展は、医療の発展に貢献するのみならず、近年は、環境問題・食糧問題の解決に向けての切り札として、様々な議論がされています。本講座では、生物学の各分野で活躍されている先生方を講師としてお迎えし、研究の内容を社会との関係も含め、平易に解説していただきます。将来を担う若い世代の方々には是非参加していただきたく、ご案内いたします。
私たちの生活は、様々な意味で地球上における植物の繁栄に依存しています。人類の活動により多くの植物種が絶命しつつあり、また絶命の危機に瀕しています。日本および諸外国の植物を収集し、保存・育成している本植物園で本講座を受講いただき、併せて、園内見学により植物の多様性とその大切さについて思いを馳せていただければと願っております。
今年中に予定している講演と受講申し込み方法は下記の通りです。その後の講演につきましては、本植物園のホームページ(http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/biol/botan/)において随時案内させていただきます。受講には入園料(350円)をいただきますが、その他の経費は掛かりません。なお、受講者は申し込み順で50名までとさせていただきます。
 
(記)
 
第1回講演:熱帯雨林の生物多様性を考える
平成22年9月25日(土)午後1時30分〜3時
講師:伊東 明(大阪市立大学大学院理学研究科・教授)
熱帯雨林は地球上で最も生物多様性の高い生態系です。ボルネオ熱帯雨林でみられる多様な植物たちの姿と生活を紹介しながら、熱帯雨林の生物多様性がなぜ高いのか、なぜ大切なのかを考えます。
 
第2回講演:宇宙と植物
平成22年10月23日(土)午後1時30分〜3時
講師:保尊隆享(大阪市立大学大学院理学研究科・教授)
実験棟「きぼう」の運用が始まり、人類は本格的に宇宙に進出しようとしています。そのためには、宇宙で植物を正常に生育させることが必要です。宇宙の微小重力環境における植物の成長と形づくりについて解説します。
 
受講申し込み方法:
1)電子メールによる申し込み:b-garden◎sci.osaka-cu.ac.jpのアドレスで申し込む。件名は、「生命科学講座受講希望」とし、受講を希望する講演(演題名)と氏名、身分、年齢、住所を明記する。
2)ハガキによる申し込み:生命科学講座の受講を希望する旨を記載し、受講を希望する講演(演題名)、氏名、身分、年齢、住所、連絡方法(電話番号、メールアドレス)を明記する。申し込み住所:〒576-0004 大阪府交野市私市2000 大阪市立大学理学部附属植物園

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