生 研 25010 号
平成25年6月17日
学校長 様
生物科 様
大阪府高等学校生物教育研究会
                              会 長  吉 村  烈
 
指標生物調査・B法調査の協力校の募集について(依頼)
 
 貴校ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より本研究会の活動に対して格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。
 今年度、本研究会環境教育研究部会では、指標生物調査を実施しています。5月初めに、A法調査のご案内をさし上げ、講習会も実施して、現在、24校の参加のもとで調査が行われています(追加参加校募集中)。それに引き続いて、夏期休暇中を中心に、下記のようなB法調査を実施致します。多数の学校の先生方、または、生物部等の生徒グル―プで、多数ご参加ください。ご協力いただける先生方並びに生物部員がありましたら、下記申込書にご記入の上、講習会のある7月12日までに係までお送り下さい。
 
 
<指標生物調査B法調査>
1.河川の水生生物調査(詳細は裏面参照)
 @ 調査内容   指定の河川の指標生物10種類と、化学的水質測定(パックテスト)4項    目を行って、府内の河川の水質・環境について知る。
 
A 調査時期   平成25年夏期休業期間中 各校で都合のよい日に調査してください。
 
B 調査場所   大阪府内の各河川 希望申請の基づき、7月12日の講習会当日、担当係で調整。
 
C 調査結果   9月6日(金)までに調査担当校(府立高校は府立泉陽高校の橘先生、それ以外の学校は教育大附属平野の中井先生)にご送付下さい。
 
 
2.セミの抜け殻調査(詳細は裏面参照)
 @ 調査内容   府内の学校・公園や寺社などで、セミの抜け殻を集めて、その種類と個    数を調べることで、府内のセミの分布と環境について知る。
 
A 調査時期   平成25年7月20日〜8月10日
 
B 調査場所   大阪府内の学校・公園や寺社 
*できるだけ重複を避けるために、調査希望の地域を申請いただき、希望申請に基づき、7月12日の講習会当日、担当係で調整します.
 
C 調査結果   9月6日(金)までに調査担当校(府立高校は府立泉鳥取高校の河添先生、それ以外の学校は同志社香里高校の古本先生)にご送付下さい。
<参加申込方法>
 参加希望校は、下記の申込用紙に必要事項を記入して、次の送付先に、7月12日(金)までに提出ください。なお、A法調査については、現在24校(6414人)の参加で進めていますが、予定よりはやや少なく、マークカードも1500枚程度残部があり、追加申込を6月末日まで受け付けています。同じ用紙でお申し込み下さい。必要書類をお送りします。
FAX072−293−2376でも結構です。
 
<申込用紙の送付先>
〒590−0116  堺市南区若松台3−2−2
  大阪府立泉北高等学校 生物科
    指標生物調査事務局 木村 進様
 
   
 
平成25年度 指標生物調査(B法調査)に参加します。
学校名
 

 
代表教員名
 

 
*参加を希望する調査の番号(1か2)に○をつけ、ご希望の河川名(石川、淀川下流な
ど)や地域(○○市、△△区など)をご記入下さい。

 
河川の水生
生物調査
調査希望河川
 

 

 
セミの抜け殻調査
 
調査希望地域
 

 
調査法講習会(7月12日)への参加
 
参加 ・ 不参加
 
*A法調査(アンケート法)にご協力いただける学校は下記のご記入下さい(6月末締切)。
参加予定
生徒数

 
必要な地図
(学区)
1学区 2学区 3学区 4学区
       
*講習会に参加できなかった方には、学校の代表教員あてに、講習会終了後に、必要な書類や、水質調査用のパックテストをお送りします。
 
<B 法 調 査> 河 川 の 生 物 調 査 の お 誘 い
 
 1988年以来、本研究会の指標生物調査において、毎回河川の生物調査を行ってきました。前回2008〜2009年にも調査を行いましたが、今回も大阪府内全域の河川を対象に、同様の方法で調査を行います。多数の学校の参加を呼びかけたいと思います。
 
目 的 府下の主な河川の多数の調査地点において、ほぼ同じ時期に同じ方法で環境指標となる水生生物の存否を調査することで、府下の河川の水質状況を把握するとともに、調査を継続することで水環境の変化を見つめ続けていく。
 
調査対象 環境指標生物としては次の10種・群の生物を取り上げます。取り上げる生物は前回調査と同じです。
     @ サワガニ     A カゲロウ・カワゲラ類   B トビケラ類
     C ヘビトンボ類   D カワニナ類        E ミズムシ
     F ヒル類      G サカマキガイ       H イトミミズ類
     I 赤いユスリカ類
    また、生物調査と平行して、パックテストによる化学的水質検査も実施します。実施する化学的水質項目は次の通りです。
     I COD(化学的酸素要求量)   U アンモニア態窒素   V リン酸態リン
     W 亜硝酸態窒素
 
調査時期 夏期休業中。1mm以上の雨が降った日およびその翌日は調査日としません。調査日は各校・各自でお決め下さい。
 
調査河川・地点 調査したい河川水系は各校・各自の希望を申請していただきます。ただし、重複した場合には調整によって希望に添えない場合もあります。1つの河川については原則として上流から下流にかけて6地点程度の調査地点を選び、調査を行って下さい。複数河川をご担当いただいても結構です。なお、調査の際には安全面に十分配慮され、生徒一人で川に行くようなことがないように気をつけて下さい。
 
調査結果 調査結果は9月6日(金)までに幹事校へ集約をお願いします。結果をまとめた報告書は2014年に作成して、調査協力校にフィードバックする予定です。また、その一部は研究会の会員研究発表会や日本生物教育会などで発表する予定です。
 
 参加協力校を募集しております。調査法の講習会(7月12日予定)も行いますので、是非ふるって調査へのご参加をお願いします。
 
       担当委員:中井一郎(教大附高平野),橘 淳治(泉陽),中根将行(大手前)
 
 
<B 法 調 査> セ ミ の ぬ け が ら 調 査 の お 誘 い
 
 地球温暖化や都市のヒートアイランド現象や砂漠化によって、セミの分布が変化していると言われています。前回2008年に調査を行いましたが、今回も大阪府内全域を対象に、同様の方法でセミの調査を行います。簡単な調査法であり、しかも生命を損なうことがまったくない方法でもあります。多数の学校の参加を呼びかけたいと思います。
 
目 的 府下の各地点で、ほぼ同じ時期に同じ方法で温度など自然環境の指標となるセミ類の分布状況を調べることによって、府下のセミの分布を把握し、その自然環境を探る。さらに、継続的な調査を通して、結果的に大阪という都市とその周辺の部の自然環境の変化を見つめ続けていく。
 
調査対象 セミのぬけがらのみを対象とします。これは、ぬけがらの存在が、@ その場所で雌雄個体が存在し繁殖・産卵が行われたこと,A 餌となる樹木・無機的環境などがその種の卵から成虫になるまでの条件をクリアしていたことを示唆するからです。移動性の高い成虫の分布よりも移動性のほとんどない幼虫期の分布の方が環境指標として適切だからです。なお、無用に生物を殺さなくてすむという利点もあります。
 
調査時期 7月20日〜8月10日とします。時期によって発生するセミの種類やその割合が変化するためです。調査日は各校・各自でお決め下さい。
 
調査地点 学校および学校・自宅周辺の公園とします(5000以下の公園は原則として調査対象としません)。郊外のキャンプ場や野外活動施設での調査も歓迎します。事前調整は行いません。1校・1人でたくさんの地点を調査していただくのは大歓迎です。
 
調査方法 調査地点で無作為に20分間(調査者数が3名以上の場合は15分間)採取可能なぬけがらをすべて集めて下さい。
    採取後その場あるいは持ち帰って、ぬけがらの種名と数の割合を調べます。
 
調査結果 調査結果は9月6日()までに幹事校(府立学校は豊島・平岡、その他は同志社香里・古本)お送りください。結果をまとめた報告書は2014年に作成して、調査協力校にフィードバックする予定です。また、その一部は研究会の会員研究発表会や日本生物教育会などで発表する予定です。
 
 参加協力校を募集しております。調査法の講習会(7月12日の予定)も行いますので、是非ふるって調査へのご参加をお願いします。
 
担当:古本 大(同志社香里),中村哲也(大阪国際大和田),平岡誠志(豊島),中井一郎(教大附高平野)

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