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フォーラム アートで動く、NPOが動く2007 芸術系NPO支援・育成のための事例紹介と意見交換

フォーラム アートで動く、NPOが動く2007
掲載記事
「若手アーティストと一緒にミュージアムグッズをプロデュース中!」

報告:川上和歌子、西澤真樹子(特定非営利活動法人 大阪自然史センター)
大阪市立自然史博物館(以下博物館)の中で活動をするNPO法人大阪自然史センター(以下センター)は博物館と協力し自然を学ぶ楽しさを提供するために、友の会事業をはじめ多様な事業を展開している。今回はミュージアム事業の、特にミュージアムショップで扱う商品の成り立ちについての事例報告であった。
 博物館ロビーにあるショップから持ち込まれたグッズが会場中央に並び、ものづくりエピソードが語られた。大和川に生息する「どんこ」モデルTシャツ、学芸員スケッチの木の葉をデザインに登用したバンダナ、大阪に生息するこうもりの絵葉書、会員デザインのバッジ。参加者はそれらを手にとり、「かわいい!」「これ変!?」と、感嘆の声をあげ、ユニークなグッズの世界に魅了されたようだった。 
  通常のミュージアムショップは、館直営、外部委託、関連団体、など主に3つの運営形態をとるが、関連団体であるセンターが「博物館と協力して」
商品開発に取り組む例は珍しいという。「私はアーティストです」的アーティストが作るのではなく、身近なもの・こと・人がもつ知恵と技術を採集、発掘して、つなぎあわせるものづくりだ。年間1700万円のショップ売り上げがあっても、「貧乏でたいへん」ではあるが、そのたいへんさを、学芸員、友の会会員、ボランティアが(無自覚に)支え、スタッフが上手につないでいる。「どんこ」イラストの評判を聞き付けて売れると踏む高感度なアンテナ、学芸員の正確なスケッチを「おもしろい」というセンスの賜物だ。また、商品化に際しては博物館・センター関係者にヒアリングを重ね、大きく組織を人を巻き込み、一体感をもたらしてもいる。
 お二人の報告からNPO活動の原動力である情熱、「やってて楽しい」が終始伝わった。人が動き、組織が動く秘訣はここにある。そう終了後、財布を持ちグッズを求めて動く多くの参加者の姿をみてその確信を持った。

レポート:大塚郁子(應典院寺町倶楽部)
大阪市立自然史博物館ミュージアムショップ