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「世界のチョウと甲虫」いよいよ開催中
2009年04月18日

okamuraten.jpgこの週末から開催の始まった「世界のチョウと甲虫」展。
会場のネイチャーホールには3万点の世界各地から集められたチョウ・甲虫の標本が所狭しと並んでいます。
今回展示している岡村コレクションはチョウ類、ベニモンマダラ類(ガ)、クワガタムシ類、カブトムシ類、オサムシ類の標本で、特に世界のチョウと甲虫の標本の数が多く、希少種を多く含み、非常に美事なものです。このコレクションは美麗種・珍奇種のみの標本ばかりでなく、すべてのグループにわたって、できるだけ全種・全亜種を網羅していることで、自然史科学の研究資料として価値の高いものとなっているとのこと。
まさに見ているだけで、進化の歴史が生んだ地球の「生物多様性」を実感できる展示でしょう。
 甲虫に比べ、チョウの大きさが目に付くかも知れないけれど、甲虫もじっくりと見てあげてください。
特別展ホームページ
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2009okamura/index.html
には、ダウンロード可能な割引券も掲載されています。webをごらんの皆様の特典としてどうぞご利用ください。
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2009okamura/images/waribiki.jpg

4月18日(土)から特別展「世界のチョウと甲虫」 岡村宏一コレクションのすべて
2009年02月06日

大阪市立自然史博物館では、平成21年4月18日(土)から5月31日(日)まで、長居公園の花と緑と自然の情報センター2階ネイチャーホールにおいて、特別展「世界のチョウと甲虫」 ~岡村宏一コレクションのすべて~ を開催します。
 世界のチョウや甲虫の収集家である岡村宏一氏のコレクションは、大型で美しい種類や珍しい種類の標本ばかりでなく、すべての種・亜種を網羅していることで、昆虫学の研究資料として極めて貴重なものです。
 チョウ類・ガ類・甲虫類(カブトムシやクワガタムシの仲間)などの標本が、コレクションの主要部分を形成しますが、中でもチョウと甲虫の標本の質と量は、学術的価値の高い稀有なコレクションとして内外に誇れるものです。
 本展では、その標本3万点を一挙に公開します。展示ホールに足を踏み入れると、色鮮やかで美しい多種多様な標本に囲まれた昆虫の世界が広がります。
 岡村氏は35年以上にわたり、これらの標本を集められ、奥深い自然の創造物を永続的に保存したいと考えておられます。ぜひとも、この機会に標本にうめつくされたホールで、昆虫の多様性の不思議をご覧いただき、豊かな地球の自然について皆で考えてみましょう。
写真上:アロッティトリバネアゲハ♂
 Ornithoptera allotei
ソロモン群島のブーゲンビル島で採集されたオス1頭の標本に基づいて、新種として記載された種類で、現存する標本が数個体しかない希少種。本種は、独立の種類とする説と、ビクトリアトリバネアゲハとアオメガネトリバネアゲハの雑種とする二説がある。本種の名前は、最初の標本を採集した宣教師のアロッテにちなんでつけられている。別名ブーゲンビルトリバネアゲハ。

写真下:エラフスホソアカクワガタ
 Cyclommatus elaphus
 スマトラに生息するクワガタムシで、大アゴの付け根のオレンジ色が美しい。学名はシカを意味する。

特別展の詳細は
プレスリリース(PDF414KB)をご覧ください

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