What's New

きのこのヒミツ 最後の週末も講演会いろいろ
2009年10月30日

多くのキノコファンにご来場いただいた特別展「きのこのヒミツ キノコで世界は回ってる」もいよいよ11月3日まで。お見逃しなく。

でも最後まで講演会などいろいろです。
10月31日は「街のキノコたんけん隊」最終回。今回は何人かのスペシャルゲストをお招きして、機の子やカビを見つめる極意を伝授する座談会風?当日をお楽しみに。
11月1日は変形菌研究会の公開講演会です。
日本変形菌研究会 公開講演会「変形菌とその仲間たち」午後2時から4時まで
https://www3.mus-nh.city.osaka.jp/scripts/event.exe?C=0#ET9THLA

さらに最終日
11月3日も
日本菌学会西日本支部公開講演会「森林(もり)におけるキノコの役割」こちらも午後2時から4時までです。
https://www3.mus-nh.city.osaka.jp/scripts/event.exe?C=0#EPF8LFV

週末は混雑も予想されます。午前中からのお出かけをおすすめします。
なお11月1日より大阪市立自然史博物館本館および長居植物園の閉館時刻が4時30分となりますが、特別展「きのこのヒミツ」のみ、午後5時まで開館しています。

子どもと一緒の展示見学に好評、きのこ展キッズマップをwebからもダウンロードできます
2009年10月14日

親子でも、学校や子供会でもきのこのヒミツ展にいかれる場合には見学のしおりや事前予習に最適、持って帰れば思い出す手がかりになる、そんなキッズマップ。会場や下見用に配布していましたが遅ればせながらwebにも掲載いたしました。こちらからご利用ください。(PDF724KB)
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2009kinoko/pdf/kidsmap.pdf
きのこのヒミツ特別展ホームページからもリンクしています。
会場ではモノクロ印刷、B4サイズで配布していますが、ご自由に改変、サイズ変更してご利用ください。

きのこのヒミツ展 いよいよ後半、一部展示品を入れ替えます
2009年10月12日

いよいよ会期も後半となった「きのこのヒミツ」展。11月3日の会期末まで残り3週間と少しです。毎年やっているの?という質問もお受けするのですが、この規模でのキノコ展はそうしょっちゅうはできません、かなり先のことになりそうです。ぜひこの機会を逃さずごらんください。
 会場にはその時々のなまのキノコが追加されたり、子どもと一緒に展示を楽しむキッズマップが追加されるなど、お楽しみいただける内容もさらに充実しています。
 さらに、10月15日からは今関六也氏、本郷次雄氏、そして南方熊楠氏の菌類図譜の一部について作品の入れ替えを行います。これは作品保護と同時により多くの図譜を公開するためでもあります。
 10月17日のオープンセミナー11月1日の変形菌研究会公開講演会、11月3日の日本菌学会西日本支部公開講演会など、後半もイベントが充実。2度、3度とじっくりお楽しみいただければ幸いです。

 新聞紙上などで紹介されたカエンタケも展示されています。
 小学生向けのキッズマップ、高校生や大学生向けのワークシートなども用意しています。遠足、校外学習にご入用の方はtm★mus-nh.city.osaka.jpまでお申しつけください。(★は@にかえてください)

遠足の季節です
2009年10月01日

10月の連休前後、長居公園周辺は秋の遠足シーズンになります。自然史博物館にも、毎年大勢の子どもたちが、はじめて恐竜を見に訪れてくれます。
 遠足は学校行事などの関係で春と秋、一定の期間に集中してしまいます。このため、特定の日には多くの学校が博物館を訪れ大混雑となってしまうことがあります。
 自然史博物館ではこの時期には生徒さんに安全に展示見学をしていただくことを最優先し、列を作って展示見学をしていただくなどいくつかのルールで運用させていただいていますが、どうしても一般のお客様にはゆっくり静かに見学いただくことが難しくなってしまいます。きのこのヒミツ展も混雑が予想されます。
 学校団体などで最も混雑が予想されるのは木曜・金曜日の午前中です。(昨年度の状況)平日に、ゆったりとご覧頂くためには午後の見学をオススメします。

 なお、学校関係の皆様には、混雑などの状況により、グループ活動などができず列での見学になってしまう場合があります。係員の指示に従ってください、ご協力をお願いします。
 団体見学の一般的な案内はこちらに表示してあります。参考にしてください。
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/edu/index.html

「きのこのヒミツ」展開催中の休館日
2009年09月23日

連日のキノコ展関連イベントにも多くの来場者をいただき、連休中は多くの皆様のご来場をいただきました自然史博物館ですが、明日、24日は振り替えの休館日となります。あしからずご了承ください。
週末にはキノコ展ワークショップなども開催されます。8ONミュージアムウィークスも開催されています。秋の1日、大阪市立自然史博物館をどうぞお楽しみにください。

キノコ展開催中の休館日は9月24日のほか、28日、10月5日、13日(火曜、12日体育の日の振り替え)、19日、26日、11月2日となります。

いよいよオープン「きのこのヒミツ」展注目展示品その4 フリーズドライのキノコたち
2009年09月19日

IMGP5569.jpg
今回の特別展の主役は、やはりたくさんのキノコたち。模型で展示することの多いキノコの展示ですが、今回はなるべく「フリーズドライ」で制作した実物の標本を使いました。
マイナス40度で凍らせたあと、真空下で乾燥、加熱することで、比較的色や形を残した、状態の良い標本ができ上がります。一見模型?と思うようなリアルなキノコの姿をお楽しみください。たくさんのキノコには、たくさんの生活の仕方があります。たくさんのきのこを見て、日本の自然の豊かさ、土をはぐくみ土にいきる生態系の多様性を知っていただきたいと思います。。
さて、いよいよ本日開幕、どうぞキノコを愛でてやってください。

「きのこのヒミツ」展注目展示品その3 本郷次雄氏菌類彩色図譜
2009年09月06日

IMGP5544.jpg
 今回の特別展で初公開となるのが、国内の主要な図鑑のほとんどを監修し、多くの新種を記載した本郷次雄氏の菌類彩色図譜です。実際の標本を前にして描きこまれた実物大の精密なスケッチは、観察記録と標本とに裏付けられ、本郷氏の認識の歴史を物語る国内第一級の資料です。これまで図鑑に乗らなかった種類も含め、公開します。
キノコを知らなくても、その緻密なスケッチにはため息が出るほどです。一緒に展示される今関六也氏、そして南方熊楠氏のタッチと比較してみるのも面白いでしょう。
キノコファンのみならずボタニカルアート、生物画に興味のある方にぜひご覧いただきたい展示です。

「きのこのヒミツ」展注目展示品その2 南方熊楠菌譜
2009年08月29日

F990s.jpg
多くのキノコの展示とともに、美しい彩色図が多数展示されるのも今回の特別展の特徴。
中でも「南方熊楠」氏の菌類図譜は、注目展示物と呼んでいいでしょう。南方熊楠は収集したキノコを詳細に観察し、記載をたっぷりと書きつけて大量の彩色図を作りながら、生前に出版することはありませんでした。このため南方が公式に命名、新発見したキノコは一つもありません。しかし、この詳細な彩色図は、キノコを見るものを引きつけます。これは自分が見たことのあるどのキノコに当たるだろうと、この図と向かい合って問答する時間は、ぜいたくな時間でもあります。
実はこの彩色図には実物のキノコが貼り付けられていることがしばしばあります。詳細な記録付き標本でもあるのです。小林孝人氏はこの標本を調べ、南方没後半世紀を過ぎてから、南方の標本が日本新産の種類であり、このキノコにミナカタトマヤタケという和名を付けています。
特別展示室で、あなたも南方入魂のキノコ標本と対話してみませんか?図に示した写真のミナカタトマヤタケを含め、南方標本は全部で11展が展示されます。

「きのこのヒミツ」展注目の展示品紹介 その1今関六也氏による菌類スケッチ
2009年08月12日

IMGP5269.jpg
 9月19日から開催する「きのこのヒミツ」展、こちらではたくさんの標本とともに研究者たちによるキノコスケッチも紹介します。こちらはその中の1点、今関六也氏によるタマノリイグチの図です。
こうした菌類スケッチの中には、さまざまな図鑑の元絵に担っているものも見られます。
こうした絵は、絵師ではなく、今関氏自らが筆を執ったものです。
 研究者たちが観察したキノコの姿を何に着目して描き、どういう特徴を示そうとしたのか。単なる絵画でなく、また単なる記載でもなく、研究者の目線と感性を読み取ることができます。
今回の特別展はたくさんのこうした観察図、記録をも展示していきます。お楽しみに。

イベントもいっぱい「きのこのヒミツ」展は9月19日から
2009年08月04日

A4s.jpg
大阪市立自然史博物館では、平成21年9月19日(土)~11月3日(火・祝)に、特別展「きのこのヒミツ ~きのこで世界はまわってる~」を花と緑と自然の情報センター2階ネイチャーホールで開催します。また、会期中には関連イベントとして、講演会やセミナー、ワークショップ等も予定しています。

 森にそっと生えるキノコ。ふしぎ、ちょっと怖い、でも何か気になるキノコ。妖しい、というイメージの裏には「よくわからない存在」という印象があるのではないでしょうか。この特別展ではキノコをゆたかな土壌生態系の象徴としてとりあげます。驚くほど他の生き物と密接に絡まるその生活や、自然の中でのリサイクルの役割を知っていただくとともに、多様な色や造形を楽しんでいただきます。キノコは、生き物とつながりあい、リサイクルする。「キノコで世界(生態系)はまわってる」のです。キノコを幻想に閉じこめるのでなく、身近な自然を楽しむきっかけにしていただければ幸いです。

 今回の特別展では、独自の加工で、キノコの生の状態の色・面白い形・存在感を維持した凍結乾燥標本を多用し、オブジェのような美しさを持つ樹脂包埋標本、そして日本を代表する菌類図鑑の著者である本郷次雄氏や今関六也氏が研究をもとに自ら克明に描いた彩色画や、菌類研究に生涯を捧げたアマチュア菌学者吉見昭一氏や青木実氏の顕鏡図などで菌類の多様性とそれに取り組む研究を示します。さらに国立科学博物館の協力により南方熊楠氏による菌類標本と記録も展示します。
また土の下で繰り広げられる、分解過程や、植物や動物との共生、シビアな寄生などさまざまな菌と他の生き物の関係を、興味深いエピソードとともに、観察に基づいた精密な模型などを用いたわかりやすくビジュアルな展示で紹介します。土壌動物学会の協力を得てキノコを食べ、時にキノコを利用するふしぎな「土壌動物の世界」もあわせて紹介します。

きのこのヒミツ展ホームページは
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2009kinoko/index.html
ですどうぞご期待下さい
プレスリリース(PDF352KB)

月別アーカイブ


月別アーカイブ一覧