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2025年01月31日

地域自然史と保全 46巻(2) のPDFを公開しました。

KONC46-2.jpg
地域自然史と保全 46巻(2) のPDFを公開しました。
http://www.omnh.net/konc/konc_member/462/
から御覧いただけます。

<目次>
表紙の言葉 
 尼崎の森中央緑地 (株)里と水辺研究所・石丸京子
巻頭言
 OECMへの疑問と期待の騒動記 藤原宣夫
特集 生物多様性地域戦略とOECM自然共生サイト
 生物多様性地域戦略と「自然共生サイト」―面積だけでない30by30を目指して―  佐久間大輔
 尼崎の森中央緑地 生物多様性を創る100年の森づくり 石丸京子
 OECMと「自然共生サイト」その可能性と課題~講演概要とその後の展開~ 石井 実
資料
 琵琶湖流入水路におけるビワコガタスジシマドジョウの年間採捕記録 和田一歩・八嶋勇気・北川忠生
 京都府防賀川の淡水魚類相 林 博之・中川宗孝
地域自然史と保全研究大会2024 プログラム・講演要旨集
編集後記

2025年度 研究助成事業 受付開始

2025年度の研究助成を、下記の要領で募集いたします。
多くの方からのご応募をお待ちしております。

【応 募 資 格】 KONC会員、あるいは会員を含むグループ
【助 成 対 象】 関西の自然保護・自然環境保全に関する調査研究
上記の課題について、
(1)次年度中には、ある程度のまとまりがつくような、現在計画中の調査研究 
(2)現在継続中で、来年度中には、ある程度のまとめができそうな調査研究
(3)これまでの調査研究のとりまとめ
【助 成 金 額】 合計30万円程度 数件
【助 成 期 間】 単年度を原則とする
【募集締め切り】 2025年3月31日(月)必着(なるべくメール添付にてご応募ください)
【助成交付決定】 2025年4月中旬(運営委員会で選考します)
【研究成果の公表】 交付を受けた場合は、1年以内に会計報告と調査結果を報告(次年度総会での口頭発表及び簡単な報告書作成)していただくとともに、助成終了から2年以内に、会誌「地域自然史と保全」に投稿(原著論文、報告など種別は問わない)していただくことを義務としています。

【応募様式】申請用紙(ここをクリックしてください)
【送付先・問い合わせ先】  E-mail : konc@omnh.jp
     〒546-0034
大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪自然史センター気付
関西自然保護機構 事務局 
Tel : 06-6697-6262
Fax : 06-6697-6306
【そ の 他】 これまでの助成実績はKONCホームページでご覧になれます。

2025年01月28日

「地域自然史と保全研究発表会」 関西自然保護機構2025年度大会

地域の自然やその保全活動についての研究成果・活動内容を発表するイベントです。
ポスター発表では、いろんな研究の内容を研究者自身から聞かせてもらえます。気軽にご参加下さい。

日 時:2025年3月2日(日)10:00~17:00  
会 場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂
<研究助成事業給者研究報告会および四手井賞授賞式典・記念講演・シンポジウム用YouTubeURL>
https://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/

<プログラム>
10:00~ 2025年度総会 
10:30~11:45
 2024年度研究助成事業 受給者研究報告会 (*は、2023年度受給者)  
◆「森林生態系の物質循環に対する樹幹着生性地衣類の寄与:森林構造の変化に伴う地衣類の存在量およびリターフォールの変化」      
杉本 廉氏(神戸大学大学院農学研究科)他*
◆「トノサマガエルの減少に対する捕食圧の影響の解明」
角 うらん氏(神戸大学国際人間科学部環境共生学科)他  
◆「ゴルフ場池は生物の生育生息場所として機能するか」  
廣田 瑞希氏(近畿大学大学院)他
◆「関西地方のカブトムシ販売個体における系統解析に基づいた流通経路の解明と遺伝的撹乱の実態検証」            濱野 友氏(兵庫県立大学大学院 環境人間学研究科)他
◆「環境DNAメタバーコーディングとQGISを活用した水生コウチュウ目の多様性解析」
Wu Qianqian(ウ セイセイ)氏(神戸大学人間発達環境学研究科)他 

11:50〜12:30 2024年度四手井賞授賞式典(10分)・記念講演(30分)
◆「伊吹山の草原植生と保全の経緯」  髙橋滝治郎氏(ユウスゲと貴重植物を守り育てる会)
◆「伊吹山の保全と地域の取組み―歴史から見た地域住民の取組み―」 髙橋順之氏(米原市伊吹山文化資料館) (ともに44巻2号掲載)
(12:30〜 昼休み)
13:30 ~ 14:30 ポスター発表コアタイム(ポスター掲示:10:00~17:00)
 14:30 ~ 17:00 シンポジウム「関西の草原:現状と今後の課題」
◆「日本の草原研究と実践の現状」     
湯本貴和(きょうと生物多様性センター)
◆「遺伝情報からひもとく草原性絶滅危惧昆虫の歴史と保全」
中濱直之 (兵庫県立大学・兵庫県立人と自然の博物館)
◆「奈良県曽爾高原の堆積物記録から読み解く火入れの歴史と環境変遷」
井上 淳(大阪公立大学大学院理学研究科)
◆「近畿地方における海岸植物群落の多様性と現状」
黒田有寿茂 (兵庫県立大学・兵庫県立人と自然の博物館)
◆「里草地の送粉ネットワークのジェネラリストによる送粉機能の低下」
丑丸敦史(神戸大学・人間発達環境学研究科)
◆パネルディスカッション コーディネーター:湯本貴和(きょうと生物多様性センター)

ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
 現在、私たちの周りには自然保護に関する多数の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から大会のプログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 本大会でのポスター発表は、学会のポスター発表のようなスタイルで行います。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものを募集します。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などの研究機関で研究をしている方、中高大学生はもちろんのこと、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くのみなさまの参加・発表をお待ちしています。

■発表要領■
●日時:2025年3月2日(日)10:00~17:00
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。自然保護・保全に関連する自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)を下記事務局まで、電子メールでお送り下さい(メールタイトルは「地域自然史と保全研究発表会2025申込み」としてください)。発表要旨はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載します。
なおメールアドレスと連絡先が一致しない場合には、連絡先を明記してください。
●申込み締め切り:2025年2月22日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

■お問い合わせ■
関西自然保護機構事務局(担当:和田、大久保)  E-mail : konc@omnh.jp