新着記事

24/09/20掲載 山門水源の森フィールドシンポジウム開催御礼 - 3.KONCの活動(セミナー・見学会) -
24/08/06掲載 フィールド観察会&シンポジウムのお知らせ - 3.KONCの活動(セミナー・見学会) -
24/07/30掲載 地域自然史と保全 46巻(1) のPDFを公開しました。 - 5.「地域自然史と保全」関西自然保護機構会誌の目次情報 -
24/04/01掲載 関西自然保護機構役員名簿(2024-2025年度) - 8.会則・事務局情報など -
24/03/29掲載 四手井賞の記事が公開されました。 - 7.その他のお知らせ -
24/02/07掲載 地域自然史と保全 45巻(2) のPDFを公開しました。 - 5.「地域自然史と保全」関西自然保護機構会誌の目次情報 -
24/02/07掲載 ポスター発表募集のご案内 - 2.KONC主催シンポジウム・大会 -
24/02/07掲載 「地域自然史と保全研究発表会」 関西自然保護機構2024年度大会 - 2.KONC主催シンポジウム・大会 -


関西自然保護機構会誌KONCバックナンバーについて

関西自然保護機構では、原則として年2回、会誌KONCを発行しています。
自然保護に関する会員相互の知識と経験の交流をはかることを目的に、原著論文・総説から短報、資料(絶滅危惧種など)などさまざま関西の自然の状況・保護の現状を示す文献となっています。2008年現在、通巻54号を迎え、1978年の第1号から30年にわたる近畿の自然保護の状況を伝える基礎的資料の一つといえます。
関西自然保護機構会誌KONCバックナンバーの目次一覧はこちらでご覧いただけます。

    KONC会誌販売価格(通信販売の方法も掲載しています)    
    KONC会誌はオンラインショップでもご購入できます    

2024年09月20日

山門水源の森フィールドシンポジウム開催御礼

 2024年9月16日に滋賀県山門水源の森で開催されたフィールドシンポジウムでは会員および非会員あわせて総勢40名のご参加をいただきました。午前中の観察会,午後のシンポジウムともに活発な意見交換が行われ,盛会のうちに無事終了しました,現地ガイドは山門湿原の保全グループ(山門湿原の森を次の世代に引き継ぐ会)にお世話になり,たいへん好評でした。シンポジストのお話も興味深く,多くの質問やコメントがありました。
 山門湿地はシカの採食や木本種の侵入などの課題があるものの,山門湿原の森を次の世代に引き継ぐ会の活動によって,多様な植生と生きものが保全されています。なかでもシカの採食によりいったん消失したミツガシワは,防除によって再生が実現しました。自然共生サイト(環境庁)の申請においては,9項目すべてにわたってクリアされ,場所,種,機能ともにすばらしい湿原であることをあらためて確認しました。
 当日,サワギキョウ,サワシロギクは開花し,ミヤマウメモドキは赤い実をつけていました。ナラタケモドキなどのキノコ類,イモリ,タゴガエルなどさまざまな生きものに出会え,楽しい観察会となりました。
 お世話になった山門湿原の森を次の世代に引き継ぐ会のみなさま,シンポジストのみなさま,ご出席いただいたみなさまに厚くお礼申し上げます。今後とも関西自然保護機構の活動にご支援よろしくお願いいたします。
 (KONC会長 前迫ゆり)
1726799349815-7a294ce4-b9b3-4498-a38a-1cc25295cf3c_1.jpg
ここをクリックすると写真が別画面で開きます

2024年08月06日

フィールド観察会&シンポジウムのお知らせ

A4チラシ_2024.jpg
ここをクリックすると別画面で開きます

<滋賀県山門水源の森 フィールド観察会&シンポジウム>
山門湿原は、滋賀県長浜市にある面積約2 haの中間湿原である。暖温帯上部に位置しながら、ミズゴケ類の繁茂と泥炭の堆積が見られ、高層湿原的な特徴をもつ。約4万年前に地震による断層活動で湿原が形成されたと考えられており、最終氷期の遺存種ミツガシワをはじめ、モウセンゴケ等の食虫植物、トキソウ、サギソウ等の希少な湿原性植物などが生育する。また、モートンイトトンボやハッチョウトンボなどの湿原性昆虫も見られ、日本の重要湿地にも選ばれている。
同湿原では1980年代にゴルフ場開発の反対運動を契機として湿原保全の機運が高揚し、1996年に県有林化されると「公開しながら保全する」体制が整えられた。保全活動は調査研究、広報・交流、維持管理という三つの柱に支えられている。山門湿原を含む「奥びわ湖・山門水源の森」は、湿原の生態学的価値、研究者、行政、地域住民などの共同による保全の取り組みが評価され、2022年度後期に環境省の自然共生サイトに選定された。

<フィールド観察会>
 日時:2024年9月16日(月・祝)10:00~12:30(昼食後シンポジウム会場へ移動)
 集合:09:40 JR永原駅 または、10:00 山門水源の森駐車場
 開催場所:山門湿原(滋賀県長浜市)とその周辺  *湿原までは、勾配のある山道を歩きます。
 申込み:必要 (現地集合の場合にも申込みをお願いします)  
 参加費:無料
 応募方法:メール(konc@omnh.jp)またはFAX(06-6697-6306)で、以下の①~⑥の項目を明記の上、KONC事務局へご連絡下さい。 * 参加確定後、詳細案内をお届けいたします。
  ①氏名 ②年齢 ③携帯電話番号(緊急連絡先) ④メールアドレス
  ⑤日本生態学会の会員か否か ⑥バス乗車希望の有無
 申込受付期間:2024年8月19日(月)~9月6日(金)
 定員:30名  * 応募者多数の場合は、 先着順
        
<シンポジウム>
 「自然共生サイト滋賀県山門湿原の保全活動と課題」
 日時:2024年9月16日(月・祝)14:00~16:00
 場所:西浅井運動広場体育館 多目的ホール(滋賀県長浜市西浅井町大浦2590)
 参加費:無料  
【プログラム】
 開会の挨拶・趣旨説明 大塚 泰介(滋賀県立琵琶湖博物館)
 〇「山門湿原、自然共生サイト選定のポイント」深町 加津枝(京都大学)
 〇「山門湿原の成立と古環境変遷」林 竜馬(滋賀県立琵琶湖博物館)
 〇「多くの人を巻き込んだ山門湿原の研究と保全活動」
  藤本 秀弘(山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会 初代事務局長)
 〇総合討論
 閉会の挨拶 前迫 ゆり 関西自然保護機構会長(奈良佐保短期大学副学長)
  *シンポジウムのみ参加の場合、当日参加も受け付けいたします(保険はかけません)。
 主催:関西自然保護機構 
 共催:日本生態学会近畿地区会

2024年07月30日

地域自然史と保全 46巻(1) のPDFを公開しました。

KONC_46_1_表紙表.jpg
地域自然史と保全 46巻(1) のPDFを公開しました。
会員の皆様、「KONC News No.180」がお手元に届くまでは、2023年度分のパスワードをご利用ください。
http://www.omnh.net/konc/konc_member/461/
から御覧いただけます。

<目次>
表紙の言葉 
 奈良公園のシカ 高木俊人・兼子伸吾
巻頭言
 自然を守る人を守りたい 浦部美佐子
特集 シカとオオセンチコガネのゲノム情報から奈良の森を考える
 企画趣旨 「シカとオオセンチコガネのゲノム情報から奈良の森を考える」 前迫ゆり
 遺伝解析によって明らかとなった「奈良のシカ」の起源と現在 高木俊人
 紀伊半島に生息する「ルリセンチ」の起源:ゲノム解析は何をもたらしてくれるのか? 荒木祥文
 DNA解析が教えてくれる生き物の過去・現在 ―奈良の鹿とオオセンチコガネのDNA解析の成果から― 
  兼子伸吾
 天然記念物「奈良のシカ」4要件の現状と課題 ―支えあう神鹿文化と生態特性― 立澤史郎
原著
 奈良盆地を流れるある小河川でのイシガイの棲息状況について 岩崎敬二
短報
 トチバニンジンPanax japonicus(ウコギ科 Araliaceae)の果実を持ち去る鳥類と哺乳類の初確認
  櫻井幸枝・鳥居憲親
資料
 京都府におけるカジカ種群Cottus pollux complexの分布 林 博之・東山憲行・藤田朝彦
 外来生物ヤンバルトサカヤスデ(Chamberlinius hualienensis)の和歌山県における侵入状況
  坪田紗季・尾﨑一天・芳谷昴紀・村瀬俊哉・葛西 弘・澤畠拓夫
四手井綱英記念賞 選考理由
編集後記

2024年04月01日

関西自然保護機構役員名簿(2024-2025年度)

名誉会員
宮本 憲一(大阪市立大学名誉教授)

会長
 前迫 ゆり(奈良佐保短期大学)

副会長
 岩崎 敬二(奈良大学)

事務局長
 和田 岳(大阪市立自然史博物館)

編集委員長
 平井 規央(大阪公立大学大学院)

運営委員 
 伊東 明(大阪公立大学大学院)
 井上 淳(大阪公立大学大学院)
 上田 昇平(大阪公立大学大学院) 
 浦部 美佐子(滋賀県立大学)
 大塚 泰介(滋賀県立琵琶湖博物館)
 風間 美穂(きしわだ自然資料館)*
 川瀬 成吾(滋賀県立琵琶湖博物館)
 幸田 良介(大阪府立環境農林水産総合研究所)
 佐久間 大輔(大阪市立自然史博物館)
 中濱 直之(兵庫県立大学・兵庫県立人と自然の博物館)
 平松 和也(大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター)*
 深町 加津枝(京都大学)*
 藤原 宣夫(大阪公立大学大学院)*
 松井 彰子(大阪市立自然史博物館)*

監事   
 山西 良平(西宮市貝類館)
 石井 実(大阪府立大学名誉教授)*

(*新任)



〒546-0034       
大阪市東住吉区長居公園 1-23
大阪自然史センター 気付
関西自然保護機構事務局
E-mail:konc★omnh.jp
(★を半角@に置き換えて送信してください)
Tel : 06-6697-6262
Fax : 06-6697-6306




2024年03月29日

四手井賞の記事が公開されました。

今週火曜日に滋賀県立琵琶湖博物館より添付の形でプレスリリースいたしました。
https://www.biwahaku.jp/2024/03/post_178.html

20240329111744_001.jpg

メニュー

関西自然保護機構について

関西自然保護機構 KONCは自然環境保護にかかわる人たちや関心をもった人たちを幅広く組織して、自然環境保全に関する各分野での研究を結集し、その研究の進歩と自然環境の保護・保全のために努力することをめざして、1978年に創立されました。

 KONCはその活動の成果と、会員個々の学識と経験の蓄積にもとづいて、近畿地方に於ける広い意味での自然保護の諸問題に対する有力なアドバイザリー・ボディ(助言勧告機関)として、社会の要請にこたえることを企図しています。

 現在次のような活動をしています。

  1.基礎研究の実施
  2.シンポジウム・セミナー・講演会などの実施
  3.現地見学会の実施
  4.研究助成金の交付
  5,会誌・連絡紙の発行
  6.自然保護に関する基礎資料の収集と配布
  7.自然保護および自然環境保全に関する提言と助言
  8.国内外の諸団体との連絡・協力

関西自然保護機構 事務局
〒546-0034
大阪市東住吉区長居公園 1-23
大阪自然史センター気付
Tel : 06-6697-6262
Fax : 06-6697-6306
e-mail : konc★omnh.jp
(★を半角@に置き換えて送信してください)