新着記事


関西自然保護機構会誌KONCバックナンバーについて

関西自然保護機構では、原則として年2回、会誌KONCを発行しています。
自然保護に関する会員相互の知識と経験の交流をはかることを目的に、原著論文・総説から短報、資料(絶滅危惧種など)などさまざま関西の自然の状況・保護の現状を示す文献となっています。2008年現在、通巻54号を迎え、1978年の第1号から30年にわたる近畿の自然保護の状況を伝える基礎的資料の一つといえます。
関西自然保護機構会誌KONCバックナンバーの目次一覧はこちらでご覧いただけます。

    KONC会誌販売価格(通信販売の方法も掲載しています)    
    KONC会誌はオンラインショップでもご購入できます    

2016年05月24日

兵庫県立コウノトリの郷公園現地見学会のご案内

コウノトリは野生絶滅状態になりましたが、兵庫県教育委員会が豊岡市において昭和40年に人工飼育を開始し、地域住民の協力のもと保護・増殖事業を進めてきました。平成元年にロシア産のつがいによる繁殖に成功、平成17年からは放鳥が開始されました。平成19年には野生下でヒナが誕生、平成24年には野生生まれの両親から雛が誕生しました。
 今年度の現地見学会では、コウノトリの野生復帰事業に中心的な役割を果たしてきた兵庫県立コウノトリの郷公園(平成11年設立)を訪ね、コウノトリの保護・飼育・増殖・野生化に向けての研究、環境づくりなどの取り組み状況を視察します。
 また、コウノトリの郷公園内にある兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科の豊岡ジオ・コウノトリキャンパスにおいて、コウノトリの研究の最前線について、教員・院生の説明を受け、意見交換を行います。

日時:2016年7月24日(日) 10:50~15:20  雨天決行
場所:コウノトリの郷公園および兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパス
(兵庫県豊岡市祥雲寺字二ヶ谷128番地)
参加費:○KONC会員 無料
  ○KONC会員以外 1,000円(保険代他)
    *昼食及び現地までの交通費は自己負担
申込み:7月20日(水)〆切。参加者名と交通手段を事務局(konc@mus-nh.city.osaka.jp)へ
行程:
 11:10 コウノトリの郷公園 バス停 集合・受付 ※
  ※08:12大阪駅→JR特急こうのとり1号→10:47豊岡駅 
  ※10:55豊岡駅前→全但バス→11:09郷公園着
 11:20~12:00 
  コウノトリの郷公園と兵庫県立大学豊岡ジオ・コウノトリキャンパスの概要説明
案内;江崎保男研究科長
 12:00~12:30  昼食
 12:30~14:00  コウノトリの郷公園内施設の見学
 14:00~15:15  コウノトリ研究の最先端について(プレゼン・意見交換)
発表;兵庫県立大学大学院・地域資源マネジメント研究科 教員・学生
15:20 現地解散※
※15:30郷公園→全但バス→15:45豊岡駅
①豊岡駅 16:22→JR特急きのさき20号(17:18福知山乗換17:22)JR特急こうのとり22号→18:55大阪駅
②豊岡駅 17:12→JR特急こうのとり24号→19:47大阪駅
※16:58郷公園→全但バス→17:13豊岡駅
①豊岡駅 17:28→JR特急はまかぜ6号→20:05大阪駅
②豊岡駅 18:28→JR特急こうのとり26号→21:00大阪駅
その他:
 ・野外観察が可能な靴・服装でご参加ください。(雨具・熱中症対策も忘れずに)
 ・昼食および(多めの)飲料水については、各自ご持参ください。(昼休みが短めです)

2016年度 研究助成事業 審査結果

過日開催した運営委員会で、2016年度研究助成の審査が行われ、応募総数15件のなか、次の6件に助成することが決定されました。

(1)研究題目:「春日山原始林における植物と鳥類の種子散布共生系の保全に向けた研究」
申請者: 大矢 樹(大阪市立大学大学院理学研究科 植物機能生態学研究室)
助成金額: 5万円

(2)研究題目:「絶滅が危惧され,日本に固有分布するヤシャゲンゴロウの保全遺伝学的解析」
申請者: 加藤 雅也(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻森林生物学研究室)
助成金額: 7万円

(3)研究題目:「三重県大台町における水田の管理方法と水生昆虫群集構造の関係」
申請者: 小西 功泰(大阪産業大学人間環境学部生活環境学科)
助成金額: 7万円

(4)研究題目:「由良川水系において同所的に生息するメダカ2種の生殖的隔離の実態解明」
申請者: 入口 友香(近畿大学大学院農学研究科水圏生態学研究室)
助成金額: 7万円

(5)研究題目:「環境DNA法を用いたイバラモ属植物の分布調査」
申請者: 藤原 綾香(神戸大学人間発達環境学研究科)
助成金額: 7万円

(6)研究題目:
「コクチバス侵入初期段階の木津川における魚類相およびコクチバスの食性調査」
申請者: 髙松 真也(近畿大学農学部環境管理学科水圏生態学研究室)
助成金額: 5万円

*助成金を受給された皆様には、次年度の大会(2017年2月下旬~3月上旬予定)において研究報告をしていただきます。

2016年05月19日

天然記念物「奈良のシカ」に関する公開シンポジウムの開催について

関西自然保護機構では以下のシンポジウムを共催します。

天然記念物「奈良のシカ」に関する公開シンポジウム

 奈良公園の観光資源として多くの見る目を和ませる天然記念物「奈良のシカ」は、人身事故や交通事故の増加、また、農林業被害や生態系被害の激増など、近年多くの課題を抱えています。これらの課題を解決するには、ゾーニングやその中での保護管理対策を、現状に応じて修正し、地域に応じた保護及び管理の強化を行う必要があります。今回のシンポジウムは今年3月に行われた奈良のシカ保護管理計画検討委員会で決められたゾーニングの見直しとその各ゾーニング内での保護管理対策について、広く知っていただくとともにその実施に当たって考慮すべき事項などを公開の形で広く論議し、より良いものにすることを目的としています。

◇ 開催日時  平成28年5月21日(土曜日) 13時00分~16時45分 (開場12時00分)

◇ 開催場所  国立大学法人奈良教育大学講堂(奈良市高畑町)

◇ 後  援  日本生態学会近畿地区会自然保護専門委員会、関西自然保護機構(KONC)
        国立大学法人奈良教育大学

◇ 参  加  250名定員。参加費無料でどなたでも参加いただけます。

◇ 内  容
 13時00分~13時15分
  開会あいさつ・シンポジウム趣旨説明
   中西康博(県土マネジメント部まちづくり推進局理事)
 13時15分~13時40分
  講演1 これまでの保護と管理のあり方-裁判和解条項(1985)によるゾーニングの説明を中心に-       
   渡邉伸一(奈良教育大学教授)
 13時40分~14時05分
  講演2 奈良のシカによる人身事故と交通事故の現状と課題 
   吉岡 豊((一財)奈良の鹿愛護会事務局長)
   吉村明眞(奈良公園のシカ相談室長)
 14時05分~14時30分
  講演3 奈良のシカと人の関わり-特に餌付け-の現状と課題 
   立澤史郎(北海道大学助教)
 14時30分~14時55分
  講演4 周辺部での農林業被害の現状と課題 
   鳥居春己(奈良教育大学特任教授)
 14時55分~15時10分
  -休 憩-
 15時10分~15時35分
  講演5 春日山の森は健全ですか?― 多様性保全とシカとの折りあい
   松井 淳(奈良教育大学教授)
 15時35分~16時00分
  講演6 奈良県内のシカの現状と課題
   若山 学(県森林技術センター主任研究員)
 16時00分~16時25分
  講演7 天然記念物「奈良のシカ」のゾーニング等修正案-総合討論に向けて
   村上興正(元京都大学理学研究科講師)
 16時25分~16時40分
  質疑応答
 16時40分~16時45分
  閉会挨拶

2016年03月04日

2016/3/6開催 地域自然史と保全研究発表会2016 ポスター発表プログラム

2016/3/6に開催する「地域自然史と保全研究発表会2016」の講堂プログラムおよびポスター発表のプログラムを以下に掲載します。関西自然保護機構会員だけでなく、どなたでもご覧いただけます(大阪市立自然史博物館入館料のみ必要)。
大阪市立自然史博物館本館ナウマンホールへお越しください。

──────────────────────────────
◆プログラム◆  ポスター掲示(10:00〜17:00)
  10:00〜10:45  関西自然保護機構2015年度総会
  10:45〜11:30  口頭発表(2015年度研究助成事業研究報告会)
           (昼休み)
  12:15〜13:15  ポスター発表 コアタイム
  13:15〜14:00  2015年度四手井賞授賞式典・記念講演
  14:00〜17:00  シンポジウム「在来種を脅かす近縁外来種の侵入
-水域の生物を中心に-」
──────────────────────────────
──────────────────────────────
■口頭発表(2015年度研究助成事業研究報告会)(10:45〜11:30)■
●O01 「絶滅が危惧される田村山のカスミサンショウウオ集団の滋賀県内の遺伝 系統における位置」
    齊藤 修(長浜バイオ大学)
●O02 「阪神地区におけるカエル類の減少メカニズムの解明」
    青木香澄(神戸大学大学院)
●O03 「由良川渓畔林の小水域間における捕食者を介した群集・生態系過程の連結」
    高橋華江(神戸大学理学研究科生物化専攻)
──────────────────────────────
■シンポジウム(14:00〜17:00)■
■「在来種を脅かす近縁外来種の侵入 -水域の生物を中心に-」
 遺伝子解析などにより、在来と考えられていた生物が、実は外来種と入れ替 わっていたり、交雑が進んでいるといった事例が明らかになってきました。本シ ンポジウムでは、とくにこのような例が多数見つかっている水域の生物を中心に 事例を報告し、課題について検討します。
●S01 「趣旨説明」
    平井規央(大阪府立大学)
●S02 「メダカにおける遺伝的撹乱の現状
     〜飼育品種のヒメダカがもたらす危機〜」
    北川忠生(近畿大学農学部)
●S03 「チュウゴクオオサンショウウオが在来のオオサンショウウオに与える
    影響」
松井正文(京都大学名誉教授)
●S04 「淡水棲カメ類の種間交雑とその保全生物学的示唆
     :スッポンの問題を中心に」
太田英利(兵庫県立大学)
●S05 「外来カワリヌマエビ属および共生動物の侵入の状況について」
    西野麻知子(びわこ成蹊スポーツ大学)、池田 実(東北大学)、
大高明史(弘前大学)、丹羽信彰(神戸市立六甲アイランド高校)
●S06 総合討論
──────────────────────────────
■ポスター発表 講演要旨(コアタイム 12:15〜13:15)■
●P01 博物館所蔵ボーリングコアから探る大阪平野の地質:市民参加型標本調査 や学校向け貸し出し教材への展開
●P02 美具久留御魂神社社寺林の衰退と土壌化学性の劣化
●P03 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 1.安曇川流域(朽 木)の伐採とその後の活動
●P04 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 2.高時川流域(余 呉)の取り組み
●P05 伐採の危機に瀕する琵琶湖源流域のトチノキ巨木林 3.杉野川流域(木 之本)の現在進行中の危機
●P06 スギ・ヒノキ植林地におけるカツラギグミの生育適地の推定 −奈良県竜 門山地を事例として−
●P07 暖温帯のミズゴケ湿原、山室湿原(滋賀県)の珪藻
●P08 種子発芽特性から探る水生植物コガマの減少要因
●P09 琵琶湖のオオバナミズキンバイは亜種ウスゲオオバナミズキンバイだった
●P10 淀川における水生植物相の変遷
●P11 平成27年7月の台風11号による増水が安威川の河川植生に与えた影響
●P12 自然が再生する可能性の高いため池の条件(環境要因)を探す −水草か らのアプローチ−
●P13 深泥池の岸辺の環境は取り戻せるか? −樹木による被陰とシカ食害の影響−
●P14 春日山照葉樹林における不嗜好植物クリンソウの生長プロセスとシカの採 食影響
●P15 奈良公園のニホンジカはどのようなときにおじぎ行動を示すか
●P16 金剛生駒・和泉葛城山系へのニホンジカの侵入状況
●P17 奈良県矢田丘陵におけるカスミサンショウウオ生息地のアライグマによる 利用状況
●P18 ニホンアカガエルとヤマアカガエル比較の試み
●P19 大阪府に於けるカエルの生息状況報告(第3報) −第三次カエル生息調 査並びに補充調査結果−
●P20 カラスの枝落とし行動の広がり
●P21 香川県粟島における淡水エビの外来種Palaemonetes sinensisの繁殖と成長
●P22 大阪府におけるミナミヌマエビ種群の分布と遺伝的構造
●P23 香川県木沢湾における甲殻類と貝類の生息状況
●P24 干潟の稀少巻貝コゲツノブエ(オニノツノガイ科)の生態分布
●P25 カワニナとオオタニシの違い
●P26 淡水魚類の産卵トリガーに関する研究 〜メダカを中心に〜
●P27 コイが貝類へ及ぼす影響
●P28 タウナギの孵化の観察
●P29 カワムツ属2種の遺伝的集団構造
●P30 餌動画を用いたブルーギルとオオクチバスの捕獲方法の検討
●P31 芥川水系(大阪府高槻市)におけるオオクチバスの食性
●P32 標本からよみがえる巨椋池の魚類相
●P33 大阪府内河川の魚類相
●P34 大和川下流域における魚類相
●P35 石川に再びアユが生息する可能性と魚道設置の取り組み
●P36 富田林市のゲンジボタルを回復させるには
●P37 ネオニコチノイドが水田生物多様性に及ぼす影響
●P38 泉佐野市の緑地におけるハチ目とチョウ類の種多様性の比較
●P39 大阪府立大学における蝶のルートセンサスの結果
●P40 大阪府のハルゼミを記録しよう
●P41 樹洞の希少種オオチャイロハナムグリの繁殖木の特性
●P42 奈良県内のトタテグモ類の新産地と生息状況
●P43 きのこ学習における学会・同好会博物館の効果
●P44 体験学習プログラム「田んぼの生きもの教室」 〜参加者の田んぼに対す る認識に与える影響と生物相〜
──────────────────────────────

2016年02月23日

「地域自然史と保全研究発表会 ―関西自然保護機構2016大会― のご案内

 
開催日:2016年3月6日(日)10:00~17:00 参加費:無料
会場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂

プログラム:
10:00~17:00 ポスター発表

10:00~ 2016年度総会

10:45~ 2015年度研究助成事業 受給者研究報告会 
1)「絶滅が危惧される田村山のカスミサンショウウオ集団の滋賀県内の遺伝系統における位置」 
齊藤 修(長浜バイオ大学)
2)「阪神地区におけるカエル類の減少メカニズムの解明」
青木 香澄(神戸大学大学院)
3)「由良川渓畔林の小水域間における捕食者を介した群集・生態系過程の連結」     
高橋 華江(神戸大学)2014年度受給

<昼食休憩>

12:15~ ポスター発表コアタイム

13:15~ 四手井賞授賞式典・記念講演
受賞論文
「兵庫県宝塚市西谷地区における準絶滅危惧種スズサイコVincetoxicumpycnostelma Kitag. の繁殖特性および訪花昆虫相」 (35巻2号掲載)

講演者:中濵 直之(京都大学大学院農学研究科)
共同研究者:丑丸敦史・井鷺裕司

14:00~ シンポジウム 「在来種を脅かす近縁外来種の侵入-水域の生物を中心に-」
 遺伝子解析などにより、在来と考えられていた生物が、実は外来種と入れ替わっていたり、交雑が進んでいるといった事例が明らかになってきました。本シンポジウムでは、とくにこのような例が多数見つかっている水域の生物を中心に事例を報告し、課題について検討します。

1)「趣旨説明」
平井 規央(大阪府立大学)
2)「メダカにおける遺伝的撹乱の現状〜飼育品種のヒメダカがもたらす危機〜」
北川 忠生(近畿大学農学部)
3)「チュウゴクオオサンショウウオが在来のオオサンショウウオに与える影響」
松井 正文(京都大学名誉教授)
4)「淡水棲カメ類の種間交雑とその保全生物学的示唆: スッポンの問題を中心に」
太田 英利(兵庫県立大学)
5)「外来カワリヌマエビ属および共生動物の侵入の状況について」
西野 麻知子(びわこ成蹊スポーツ大学)・池田 実(東北大学)大高 明史(弘前大学)・丹羽 信彰(神戸市立六甲アイランド高校)

6)総合討論

メニュー

関西自然保護機構について

関西自然保護機構 KONCは自然環境保護にかかわる人たちや関心をもった人たちを幅広く組織して、自然環境保全に関する各分野での研究を結集し、その研究の進歩と自然環境の保護・保全のために努力することをめざして、1978年に創立されました。

 KONCはその活動の成果と、会員個々の学識と経験の蓄積にもとづいて、近畿地方に於ける広い意味での自然保護の諸問題に対する有力なアドバイザリー・ボディ(助言勧告機関)として、社会の要請にこたえることを企図しています。

 現在次のような活動をしています。

  1.基礎研究の実施
  2.シンポジウム・セミナー・講演会などの実施
  3.現地見学会の実施
  4.研究助成金の交付
  5,会誌・連絡紙の発行
  6.自然保護に関する基礎資料の収集と配布
  7.自然保護および自然環境保全に関する提言と助言
  8.国内外の諸団体との連絡・協力

関西自然保護機構 事務局
〒546-0034
大阪市東住吉区長居公園 1-23
大阪自然史センター気付
Tel : 06-6697-6262
Fax : 06-6697-6306
e-mail : konc★mus-nh.city.osaka.jp
(★を半角@に置き換えて送信してください)