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2024年02月07日

ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
 現在、私たちの周りには自然保護に関する多数の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から大会のプログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 本大会でのポスター発表は、学会のポスター発表のようなスタイルで行います。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものを募集します。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などの研究機関で研究をしている方、中高大学生はもちろんのこと、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くのみなさまの参加・発表をお待ちしています。

■発表要領■
●日時:2024年3月3日(日)10:00~17:00
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。自然保護・保全に関連する自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)を下記事務局まで、電子メールでお送り下さい(メールタイトルは「地域自然史と保全研究発表会2024申込み」としてください)。発表要旨はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載します。
なおメールアドレスと連絡先が一致しない場合には、連絡先を明記してください。
●申込み締め切り:2024年2月24日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

■お問い合わせ■
関西自然保護機構事務局(担当:和田、大久保)  E-mail : konc@omnh.jp

「地域自然史と保全研究発表会」 関西自然保護機構2024年度大会

地域の自然やその保全活動についての研究成果・活動内容を発表するイベントです。
ポスター発表では、いろんな研究の内容を研究者自身から聞かせてもらえます。気軽にご参加下さい。

日 時:2024年3月3日(日)10:00~17:00  
会 場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂
<研究助成事業給者研究報告会および四手井賞授賞式典・記念講演・シンポジウム用YouTubeURL>
https://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/

<プログラム>
 10:00~ 2024年度総会
 10:40〜11:20 2023年度四手井賞授賞式典(10分)・記念講演(30分)
  ◆「参加型刈り取り調査と群落高法による琵琶湖ヨシ群落の冬季地上部現存量の推定 
     ―「ヨシ刈り活動」における炭素回収量の簡易推定手法の開発―」
                林 竜馬氏(滋賀県立琵琶湖博物館)(43巻2号掲載)
 11:20~12:20 2023年度研究助成事業 受給者研究報告会   
  ◆「イノシシによる掘り起こし攪乱が草原の植物群集にもたらす影響」
                梅田 悠起(近畿大学大学院農学研究科)他  
  ◆「慶野松原のナミキソウ個体群の現状と保全管理手法の提案」
                谷口 みなみ(兵庫県立大学大学院緑環境景観マネジメント研究科)他
  ◆「生石高原の火入れ草原における希少植物の多様性維持機構の解明」
                朝田 愛理(神戸大学大学院 人間発達環境学研究科)他
  ◆「ヨシに覆われた放棄ため池の刈り取り管理は水生生物群集の種多様性を回復させるか?」
                鈴木 真裕(大阪公立大学大学院農学研究科) 
(12:20〜 昼休み)
 13:30 ~ 14:30 ポスター発表コアタイム(ポスター掲示:10:00~16:30)
 14:30 ~ 16:30(17:00) シンポジウム「生物多様性地域戦略とOECM自然共生サイト(仮)」

2022年12月16日

ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
  現在、私たちの周りには自然保護に関する多数の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から、大会のプログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
  発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

■発表要領■
●日時:2023年2月26日(日)10:00~16:30 (前頁参照)
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。自然保護・保全に関連する自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「地域自然史と保全研究発表会2023申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2023年2月18日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

■お問い合わせ■
関西自然保護機構事務局(担当:和田、大久保)  E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp

地域自然史と保全研究大会2023 のご案内

関西自然保護機構の年次大会でもある「地域自然史と保全研究大会2023 」は総会を除き会員以外の方もどなたでも参加いただけます。また、総会・ポスター発表部分を除き、YOUTUBEにてハイブリッド中継を行います。どうぞお楽しみ下さい。

日 時:2023年2月26日(日)10:00~16:30 
会 場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂

ポスター発表を含めた要旨集(PDF)


<プログラム>
10:00 ~ 16:30 ポスター発表
10:00 ~ 2023年度総会
10:30 ~ 四手井賞授賞式典・記念講演 
https://youtube.com/live/85O8arDifTI
受賞論文「徳島県立博物館所蔵標本からみた瀬戸内海における希少魚イドミミズハゼの分布と形態」
(42巻2号掲載)
講演者:井藤 大樹氏 (徳島県立博物館)
11:15 ~ 12:30 2022年度研究助成事業 受給者研究報告会 
https://youtube.com/live/85O8arDifTI
◆「外来土壌動物ヤンバルトサカヤスデの和歌山県内における侵入状況」
   澤畠 拓夫氏(近畿大学農学部)
◆「農薬と温暖化の複合影響は、 カエル幼生の捕食回避戦略にどう作用するか」
  石若 直人氏(近畿大学大学院農学研究科)
◆「外来種ムネアカハラビロカマキリが在来種ハラビロカマキリに与える影響の解明」
  井岡 来斗氏(大阪公立大学大学院農学研究科)
◆「『大阪教育大学長田研究室コレクション』の1970年代大阪府産魚類標本調査」
  伊崎 永久氏(倉敷芸術科学大学 生命科学部 生命科学科)
◆「滋賀県東部におけるオオガタスジシマドジョウ河川陸封集団と近縁種の共存要因の探索」
  和田 一歩氏(近畿大学農学研究科)
13:30 ~ 14:30  ポスター発表コアタイム
14:30 ~ 16:30 シンポジウム

「『視えない』外来種問題」

オンライン配信https://youtube.com/live/hhVBwEQsTBE

企画趣旨
 大塚泰介(琵琶湖博物館)
 外来種の移入は生物多様性を脅かす4つの危機の1つに数えられる。大型動物や種子植物の外来種問題は、近年脚光を浴びることが多い。ところが、アリ以下のサイズの小型動物、寄生生物、微生物などについては、その影響の大きさの割に注目されることが少ない。そこで本シンポジウムでは、アリ、寄生虫、微細藻類による外来種問題を文字通りクローズアップしてその実像に迫るとともに、自然環境と人間生活への影響を考える。

私たちの足下でふえている外来アリ類
 上田昇平(大阪公立大・農)

水域における外来寄生虫
 浦部美佐子(滋賀県立大・環境科学)

要注意!琵琶湖淀川水系の「ミクロの外来生物」
 大塚泰介・根来健(琵琶湖博物館)・佐藤晋也(福井県立大・海洋生物資源)・石川可奈子(琵琶湖環境科学研究センター)・辻彰洋(国立科学博物館・植物)

コメント:外来種がもたらす関係性の変化
 岩崎敬二(奈良大・文)

ポスター発表を含めた要旨集(PDF)

2022年08月19日

伊吹山シンポジウムの講演要旨公開

シンポジウム「伊吹山の保全と地域連携―過密度シカ個体群が生息する伊吹山草原の現状と課題」の講演要旨を公開いたしました。

ここをクリックしてください。

2022年07月27日

フィールド観察会&シンポジウムのお知らせ

20220730_KONC _ chirashi.jpg

<概要>
 伊吹山(標高1,377m)は滋賀県北東部と岐阜県との県境にあり、日本海型気候と太平洋型気候の境界に位置し,花の百名山の一つとして知られています。石灰岩が広く分布、露頭するカルスト地形で、表土が薄く岩が多いといった特有の自然条件が伊吹山の多様な草地植生を支えており、平成15年に天然記念物伊吹山頂草原植物群落として指定されました。
 近年、高山植生に対するシカの採食が激化し、およそ10年前に伊吹山を守る自然再生協議会が立ちあがりました。平成28年に伊吹山入山協力金などによって、山頂に全長約3キロメートルの植生防護柵が設置されましたが、植生保護柵の破損など、シカの採食影響は継続中であり、貴重な伊吹山の植物群落の保全に向けて地域、研究者、行政のとりくみが続いています。

【フィールド観察会】
 日時:2022年8月21日(日)10:00~13:00
 集合:09:00 米原駅東口 観光バス乗り場(バス乗車の場合)
    10:00 伊吹山山頂駐車場(現地集合の場合)
 場所:滋賀県伊吹山

<スケジュール>
10:10 講師紹介後、伊吹山観察(ルートは当日説明、西登山道)
11:40 山頂で各自昼食
12:15 観察再開、オオバギボウシ柵、踏みつけ排除試験区、北弥勒堂、三角点、測候所跡、
    東登山道分岐点、古い金網柵、頂上を一周
12:40 中央登山道を通って駐車場へ降りる
13:00 駐車場に戻る
13:10 伊吹山山頂駐車場 出発

【シンポジウム】
「伊吹山の保全と地域連携―過密度シカ個体群が生息する伊吹山草原の現状と課題」
 日時:「フィールド観察会」と同日に開催 14:00~16:30
 場所:米原市伊吹山文化資料館(滋賀県米原市春照77)

<スケジュール>
 開会の挨拶・趣旨説明 前迫 ゆり 関西自然保護機構会長(大阪産業大学)
〇「伊吹山の草原植生と保全の経緯」 高橋 滝治郎(ユウスゲと貴重植物を守り育てる会)
〇「伊吹山の保全と地域の取組み」 高橋 順之(米原市伊吹山文化資料館)
〇「伊吹山頂草原植物群落における土壌露出被害」 高原 泰生(京都大学)
〇「伊吹山の自然再生のためのニホンジカ対策の課題」 高柳 敦(京都大学)
総合討論
 閉会の挨拶 岩崎 敬二 関西自然保護機構副会長(奈良大学)

*参加案内*

申込み:必要 (現地参加の場合にも連絡をお願いします)  

参加費:無料

集合解散:JR米原駅(米原駅-伊吹山-シンポジウム会場-米原駅:大型貸切バス運行予定)

応募方法:メール(konc@mus-nh.city.osaka.jp)またはFAX(06-6697-6306)で、KONC事務局へ①~⑥の項目をご連絡下さい。

①氏名   ②生年月日(保険用)  ③携帯電話番号(緊急連絡先)
④メールアドレス  ⑤日本生態学会の会員か否か 
⑥バス乗車希望の有無

定員:30名 *定員に達しました。

申込締切日:2022年7月31日(日)

主催:関西自然保護機構 共催:日本生態学会近畿地区会

2022年07月07日

フィールド観察会&シンポジウムのお知らせ

 昨年度、コロナ禍で残念ながら中止した伊吹山のフィールド観察(午前中)とシンポジウム(午後)を以下の通り開催します。新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況等によって、行事内容を変更または中止する可能性はありますが、ふるってご参加ください。
 フィールド観察会は、長年、伊吹山の保全に関わっている高柳 敦氏(京大、動物生態学)にご案内いただきます。シンポジウムでは3名のみなさまに伊吹山の生態系保全と地域活動に関する話題提供をしていただきます。

<概要>
 伊吹山(標高1,377m)は滋賀県北東部と岐阜県との県境にあり、日本海型気候と太平洋型気候の境界に位置し,花の百名山の一つとして知られています。石灰岩が広く分布、露頭するカルスト地形で、表土が薄く岩が多いといった特有の自然条件が伊吹山の多様な草地植生を支えており、平成15年に天然記念物伊吹山頂草原植物群落として指定されました。
 近年、高山植生に対するシカの採食が激化し、およそ10年前に伊吹山を守る自然再生協議会が立ちあがりました。平成28年に伊吹山入山協力金などによって、山頂に全長約3キロメートルの植生防護柵が設置されましたが、植生保護柵の破損など、シカの採食影響は継続中であり、貴重な伊吹山の植物群落の保全に向けて地域、研究者、行政のとりくみが続いています。

【フィールド観察会】

 日時:2022年8月21日(日)10:00~13:00
 集合:09:00 米原駅東口 観光バス乗り場(バス乗車の場合)
    10:00 伊吹山山頂駐車場(現地集合の場合)
 場所:滋賀県伊吹山

<スケジュール>
10:10 講師紹介後、伊吹山観察(ルートは当日説明、西登山道)
11:40 山頂で各自昼食
12:15 観察再開、オオバギボウシ柵、踏みつけ排除試験区、北弥勒堂、三角点、測候所跡、
    東登山道分岐点、古い金網柵、頂上を一周
12:40 中央登山道を通って駐車場へ降りる
13:00 駐車場に戻る
13:10 伊吹山山頂駐車場 出発

【シンポジウム】

「伊吹山の保全と地域連携―過密度シカ個体群が生息する伊吹山草原の現状と課題」
 日時:「フィールド観察会」と同日に開催 14:00~16:30
 場所:米原市伊吹山文化資料館(滋賀県米原市春照77)

<スケジュール>
 開会の挨拶・趣旨説明 前迫ゆり(関西自然保護機構会長・大阪産業大学)
〇「伊吹山の保全と地域の取組み」高橋順之(米原市伊吹山文化資料館)
〇「伊吹山頂草原植物群落における土壌露出被害」高原泰生(京都大学)
〇「伊吹山の自然再生のためのニホンジカ対策の課題」高柳敦(京都大学)
 閉会の挨拶 岩崎敬二(関西自然保護機構副会長・奈良大学)


参加案内

申込み:必要 (現地参加の場合にも連絡をお願いします)  

参加費:無料

集合解散:JR米原駅(米原駅-伊吹山:大型貸切バス運行予定)

応募方法:メール(konc@mus-nh.city.osaka.jp)またはFAX(06-6697-6306)で、
KONC事務局へ①~⑥の項目をご連絡下さい。

①氏名   ②生年月日(保険用)  ③携帯電話番号(緊急連絡先)
④メールアドレス  ⑤日本生態学会の会員か否か 
⑥バス乗車希望の有無

申込締切日:2022年7月31日(日)

定員:30名 *応募者多数の場合は、主催団体の会員を優先の上先着順。

主催:関西自然保護機構 共催:日本生態学会近畿地区会

2022年03月01日

地域自然史と保全研究大会2022 プログラム・講演要旨集

◆日時:2022年3月6日(日) 10:00~17:00
◆会場:リモート開催
  10:00~10:30の総会は、KONC Newsでお伝えした、会員専用URLよりご参加ください。
 10:30以降は、どなたでもご参加いただけます。下記URLからご参加ください。 
  https://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/
◆参加費:無料
◆主催:関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館

<プログラム>
  10:00~10:30 関西自然保護機構2022年度総会

  10:30~11:15 2021年度 四手井賞授賞式典・記念講演「市民参加型調査としてのタンポポ調査」
     木村 進(タンポポ調査・西日本実行委員会)
(要旨)故堀田満氏の提案によって1970年代に始まったタンポポ調査を大阪で50年近く続けてきた。市民と研究者が協同で取組む生物調査として、2005年からは近畿7府県へ、2010年からは西日本18府県へと広がった。この間、大阪では開発の拡大による外来種の増加と2005年以降の在来種の復活、雑種タンポポ、なかでも在来種型雑種の増加など興味深い結果が得られている。どのような思いで調査を続けてきたのか、何がわかったのかについて報告したい。

  11:15~12:15 2021年度研究助成事業研究報告
           (昼休み)
  13:00~14:00 テーマセッション「埋立地―うつろいやすく希少な自然の価値と保全」
           (休憩)
  14:30~17:00 一般口頭発表

<タイトル一覧>

  ■2021年度研究助成事業研究報告 タイトル■(11:15~12:15)

●G01 「大阪大学 吹田・豊中キャンパス周辺におけるホンドギツネ生息実態の解明」
   大谷洋介(大阪大学)
●G02 「近代的水田におけるツチガエル幼生の早期変態とそのコスト」
   木村 楓(京都大学理学研究科)
●G03 「ハルリンドウにおける生活史初期型菌従属栄養性の検証と保全方法の模索」
   山名航平(神戸大学理学部生物学科)
●G04 「福井県中池見湿地に生息するドジョウ2種の共存メカニズムの解明」
   八嶋勇気(近畿大学大学院農学研究科)


  ■テーマセッション タイトル■(13:00~14:00)

「埋立地―うつろいやすく希少な自然の価値と保全」

●T01 「東京湾周辺のウラギクの現状と再生の可能性」
   阿河眞人・舟木匡志・内山 香(東京湾ウラギク保全ネットワーク)、金子花ほ(明治大学農学部)、〇倉本 宣(東京湾ウラギク保全ネットワーク)
●T02 「埋立地にできた「水たまり」の重要性 ~大阪湾の人工島・夢洲の事例~」
   ○長谷川匡弘(大阪市立自然史博物館)、植村修二(近畿植物同好会)

  ■一般口頭発表 タイトル■(14:30~17:00)

●P01 「神社社叢のツブラジイ群落における台風被害」
   〇土井裕介・原口 岳・石井 亘・池口直樹((地独)大阪府立環境農林水産総合研究所・生物多様性センター)
●P02 「大阪府におけるカシノナガキクイムシの遺伝的二型の分布と集団遺伝構造」
   ○近藤慎吾・平井規央・上田昇平(大阪府大・生命)
●P03 「滋賀県の野洲川におけるカワラバッタの季節消長と生息環境」
   ○竹田裕生・上田昇平・平井規央(大阪府大・生命)
●P04 「奈良県のカネコトタテグモの新産地と観察記録」
   〇関根幹夫(奈良県三郷町)
●P05 「兵庫県播磨地域に生息する野生メダカの遺伝子型分布」
   〇横田弘文・古谷友里恵・馬場紫絵奈・新田友美・鈴木とも子(神戸女学院大学・人間科学部・環境・バイオサイエンス学科)
●P06 「大阪府泉州地域で採集されたウグイの系統判別」
   〇松井彰子(大阪市立自然史博物館)、中島 歩(開智高等学校)、花﨑勝司(高槻市立自然博物館あくあぴあ芥川)
●P07 「淀川水系におけるコクチバスの分布と食性」
   ○小畠聖翔・上田昇平・平井規央(大阪府大・生命)
●P08 「大阪府淀川におけるスッポンの食性」
   ○今川愛佑美・山本義彦(大阪環農水研・生物多様性C)、疋田 努(京都大学)
●P09 「繁殖期を通じたフクロウ雌雄・親子間の鳴き交わしの季節変化」
   ○梅崎澄人・上田昇平(大阪府大・生命)、村濱史郎(日本バードレスキュー協会)、平井規央(大阪府大・生命)
●P10 「大阪府南部におけるフクロウの繁殖状況と遺伝的多様性」
   ○沖本晃平・岸澤勇希・上田昇平(大阪府大・生命)、村濱史郎(日本バードレスキュー協会)、平井規央(大阪府大・生命)
●P11 「大阪府南部におけるムササビの巣箱利用様式の時間的変化」
   ○平岩直道(大阪府大・生命)、村濱史郎(日本バードレスキュー協会)、平井規央・上田昇平(大阪府大・生命)
●P12 「フィールドレポーター調査から得られた外来生物ヌートリアの滋賀県内における分布」
   ○金尾滋史・琵琶湖博物館フィールドレポーター(滋賀県立琵琶湖博物館)
●P13 「大阪府のヌートリアの分布の拡大経過」
   ○和田 岳(大阪市立自然史博物館)

<2021年度研究助成事業研究報告・テーマセッション・一般口頭発表 要旨集>
 下記のタイトルをクリックしてください。

地域自然史と保全研究大会2022 プログラム・講演要旨集

2022年01月26日

地域自然史と保全研究大会 口頭発表募集要領

地域自然史と保全研究大会 −関西自然保護機構2022年大会− ご案内
 地域の自然やその保全活動についての研究成果・活動内容を発表するイベントです。オンライン開催です。
 開催日:2022年3月6日(日)10:00〜17:00
 参加費:無料。
 視聴方法:YouTubeの「大阪市立自然史博物館」チャンネル(https://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/)にアクセスして表題の番組をクリックして下さい。
 主催:関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館

■プログラム:
 10:00~ 2022年度総会
 10:30〜 2021年度四手井賞授賞式典・記念講演
  ◆「市民参加型調査としてのタンポポ調査」 木村 進氏(タンポポ調査・西日本実行委員会)

11:15~ 2021年度研究助成事業 受給者研究報告会
  ◆「大阪大学 吹田・豊中キャンパス周辺におけるホンドギツネ生息実態の解明」 大谷洋介氏(大阪大学)
  ◆「近代的水田におけるツチガエル幼生の早期変態とそのコスト」 木村 楓氏(京都大学理学研究科)
  ◆「ハルリンドウにおける生活史初期型菌従属栄養性の検証と保全方法の模索」 山名航平氏(神戸大学理学部生物学科)
  ◆「福井県中池見湿地に生息するドジョウ2種の共存メカニズムの解明」 八嶋勇気氏(近畿大学大学院農学研究科)

 12:15〜 (昼休み)
 13:00~ テーマセッション「埋立地―うつろいやすく希少な自然の価値と保全」
 14:30〜 一般口頭発表
 17:00  (終了)

■口頭発表募集要領■
 対象:関西自然保護機構会員に限りません。自然・野生生物に関連した活動をしている個人・グループ。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。

 内容:自然に関連した研究の報告、自然保護・環境保全関連の活動報告など。

 申込み料:無料。

 発表形式:一般口頭発表の発表時間は1題10分です(テーマセッションは15分)。Zoomにログインして、パワーポイントなどのファイルを共有して発表して頂きます。不明な点は事務局にお問い合わせください。

 申込み方法:発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を事務局(konc@mus-nh.city.osaka.jp)までお送り下さい(標題に「地域自然史と保全研究大会2022申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。

 申込み締め切り:2月19日(土)26日(土)【延長しました】。申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお知らせします。

 その他:開催趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。

 問合せ:和田(動物研究室)

2021年12月07日

関西自然保護機構(KONC)公開シンポジウムのお知らせ

関西自然保護機構(KONC)公開シンポジウム

『OECMは生物多様性保全の切り札となり得るか?』

【趣旨】
 愛知目標で提示されたOECM(Other Effective area-based Conservation Measures)の定義が定まり、生物多様性保全の新たな手段として世界の注目を集めている。
 OECMは「民間等の取組により保全が図られている地域や保全を目的としない管理が結果として自然環境を守ることにも貢献している地域」であり(自然環境保全基本方針)、「民間等の取組を促進するとともに、保護地域を核として民間保護地域やOECMとの連結性を強化することにより、 広域的で強靱な生態系のネットワーク化を図り、生物多様性の保全を推進する」ことが期待されている。現在開催中のCOP15では「ポスト2020生物多様性枠組み」が検討されているが、その核として2030年までに世界の陸域・海域のそれぞれの30%以上を自然保護区とする目標「30 by 30」が盛り込まれることになっており、OECMはそのための重要な手段のひとつと位置付けられている。
 OECMについては、現在、環境省の「OECM検討会」で制度化に向けた検討が行われており、次期生物多様性国家戦略にその内容が反映されることになっている。このシンポジウムでは、OECMとは何か、どのような地域が該当するのか、民間等との連携がうまく図れるかなどについて、国内外の動向等を踏まえ、とくに陸域のOECMを中心に情報共有と意見交換を行う。

 日時:2022年1月8日(土)16時30分~19時(予定)
 場所:ZoomとYouTubeを利用してオンラインで開催。


【プログラム】
16:30~16:40 挨拶と趣旨説明       ・・・関西自然保護機構会長 石井実

16:40~17:05 「30by30とOECM」(仮題) ・・・環境省自然環境計画課 羽井佐幸宏氏

17:05~17:30 「自然保護のツールとしてのOECMとその可能性」(仮題)
                   ・・・日本自然保護協会・IUCN日本委員会 道家哲平氏

17:30~17:55 「企業からみたOECM」(仮題)
                ・・・積水ハウス株式会社ESG経営推進本部 佐々木正顕氏

17:55~18:20 「OECMが駆動させる生物多様性の主流化と地域再生」
                ・・・兵庫県立人と自然の博物館 三橋弘宗氏

18:20~19:00 総合討論

 進行:佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)

【参加方法】
 Zoomでの参加(zoomクライアントのインストール及び,以下の参加登録が必要です)
  事前登録(定員80名):https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZUkcO6orj8vHNyFkFwk99ra3OriQ-RF9cck

 Youtubeでの視聴(登録不要)
  2022/3/31まで見逃し配信をさせていただきます。

当日はたくさんのご視聴ありがとうございました。

2021年09月10日

現地見学会とフィールドシンポジウム,開催中止のお知らせ

 9月20日に開催する方向で準備を進めてまいりました当事業ですが、緊急事態宣言が9月末日まで延長されることになり、開催することができなくなってしまいました。
 10月になると、伊吹山の草原は秋を通り越して枯れ始めるため、次年度以降、夏の花盛りの時期にあらためて企画したいと考えています。

2021年03月04日

地域自然史と保全研究大会2021 講演プログラム

3月7日(日)に開催される「地域自然史と保全研究大会2021」のプログラムです。

★ポスター発表はこちらのリンク内に掲載されます。

講演要旨集PDFファイル(最終版)

★講演は3月8日午後1時からhttps://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/にてライブ配信されます。
今回は見逃し配信はありません。

【午後の講演プログラム】

 13:00~14:00 2019年度研究助成事業 受給者研究報告会 ◆「近畿地方における砂浜性スナガニ類の18年間にわたる分布の変容」   渡部哲也氏(大阪市立自然史博物館外来研究員)


◆「DNA分析によるタンゴスジシマドジョウの生息実態の解明」
  石原雅子氏(近畿大学大学院農学研究科)


◆「琵琶湖・淀川水系におけるフネドブガイ属の生息状況」
  上地健琉氏(神戸大学大学院理学研究科)


 14:00~15:20 2020年度研究助成事業 受給者研究報告会
◆「テンナンショウ属の植物の斜面に対する花序の向きが送粉に及ぼす影響」
  川上風馬氏(神戸大学国際人間科学部)


◆「棚田の圃場整備による外来植物の侵入が水田畦畔の植物-送粉者のネットワー ク構造や送粉サービスに与える影響」
  平山楽氏(神戸大学国際人間科学部)

◆「大阪市夢洲における植物相及び訪花昆虫相の把握」
  長谷川匡弘氏(大阪市立自然史博物館)・植村修二氏(大阪府立農芸高等学校)

◆「大阪湾を豊かにするための石仏鉱泉の活用法」
  清水大河氏(近畿大学理工学部)

 <休憩>

 15:30~17:00 2019・2020年度四手井賞授賞式典・記念講演
◆「長期モニタリングからみた大阪湾の潮間帯生物相の変遷」
  山西良平氏(西宮市貝類館)

◆「照葉樹林に生育する不嗜好植物クリンソウに対するニホンジカの採食」
 「世界文化遺産春日山原始林におけるニホンジカの森林利用」
  前迫ゆり氏(大阪産業大学大学院人間環境学研究科)

講演要旨集PDFファイル(最終版)

地域自然誌と保全研究大会2021への参加方法

3月7日に迫りました『地域自然史と保全研究大会2021』の参加方法についてのご案内です。
以下をご覧の上ご参加ください

●関西自然保護機構 2021年度総会
3月7日(日)10:00~10:30 
 →KONC会員のみ参加可となります。ZoomのURLはメーリングリスト[konc_ml:00167] を参照してください。

●地域自然史と保全研究大会 ポスター発表
10:30〜12:30 ポスター発表コアタイム
 →KONC会員は、上記のZoomのURLからそのまま参加できます。
  一般の方は、YouTubeライブでご覧ください。
  https://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/

※今回のライブ配信は見逃し配信はありません。

●地域自然史と保全研究大会 公演プログラム

13:00~15:20 研究助成事業 受給者研究報告会
15:30~17:00 四手井賞授賞式典・記念講演
 →KONC会員も非会員も、YouTubeライブでご覧ください。
  https://www.youtube.com/c/大阪市立自然史博物館/

講演プログラムと要旨はこちらのページに掲載されています。

※今回のライブ配信は見逃し配信はありません。


●ポスター発表の閲覧方法
公開期間 3月6日〜3月12日
  KONC会員も非会員も
  http://www.omnh.net/konc/2021/02/post_69.html
  からリンクをたどってください。

※口頭発表でもポスター発表でも、YouTubeチャット、ドキュメントにコメントで質問を書き込むには、googleアカウントが必要です。

2021年02月27日

関西自然保護機構 地域自然史と保全大会ポスター用リンクページ

Google Driveにて公開しています。ダウンロードはできないよう設定しています。
各ポスターにはGogleDriveのコメント機能を用いて質問や意見をつけることができます(要Googleアカウント)。各演者は時々自分のポスターを覗いてコメントにお応えください。

Googleアカウントがないために質問・コメントできないという方はご意見をkonc@mus-nh.city.osaka.jpにお送りください。代わりに書き込みます。
ポスターの掲載期間は終了しました。


【ポスター発表タイトル】

●P01 「ニホンジカの密度指標としての糞塊除去法とカメラトラップ法の比較」
○青山祐輔・高原泰生(京都大学)、幸田良介・石塚 譲(大阪環農水研)、高柳 敦(京都大学)
●P02 「ナラ枯れ跡地における森林再生手法の検討」
〇土井裕介・幸田良介・石井 亘・山田倫章(大阪環農水研)
●P03 「淀川におけるチャネルキャットフィッシュの捕獲調査」
○山口翔吾・今川愛佑美・鬼追良隆・山本義彦(大阪環農水研)
●P04 「淀川支流天野川における河川構㐀物が魚類および甲殻類の多様性に及ぼす影響」
○田中 優・前砂涼太・鶴田哲也(大阪産業大学デザイン工学部環境理工学科)
●P05 「大阪府南部におけるヤマトサンショウウオの生息環境と集団遺伝構㐀」
〇長井和洋・上田昇平・平井規央(大阪府大院・生命)
●P06 「大阪府能勢町の地黄湿地における水生動物相の変化」
〇辻本実穂・上田昇平・石井 実・平井規央(大阪府大・生命)
●P07 「神戸の知られざる小湿地 —いのち育む裏山の住人—」
渡辺昌㐀(ひとはく地域研究員)
●P08 「環境要因によるため池環境(ため池の生物多様性にとっての環境)の評価方法の構築」
○中川亜希子(一般社団法人自然再生と自然保護区のための基金)、中川 功(株式会社ネイチャースケープ)
●P09 「琵琶湖博物館フィールドレポーター調査で明らかになった滋賀県のタンポポ分布とその特徴」
○前田雅子・芦谷美奈子・大塚泰介・金尾滋史・琵琶湖博物館フィールドレポーター(滋賀県立琵琶湖博物館)
●P10 「大阪で繁殖するサギ類とカワウの変遷」
○和田 岳(大阪市立自然史博物館)、大阪鳥類研究グループ

2021年02月05日

ポスター発表募集

<対象>関西自然保護機構会員に限りません。自然・野生生物に関連した活動をしている個人・グループ。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。オンラインで実施します。

<内容>地域の自然に関連した調査・研究成果の報告、自然保護・環境保全活動の報告など。

<申込み料>無料。

<発表形式>A4サイズのPDFファイルを3月5日までに事務局までご送付ください。事務局側でKONCのホームページにアップします(3月6日〜12日公開)。コアタイムの発表・質疑は3月7日(日)10時30分からZoomで行います。最初に各発表2分程度のプレゼンテーションを行っていただき、その後、関連のある複数の発表をまとめたブレイクアウトルームで質疑を行う予定です。

<申込み方法>発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に〇印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を事務局(konc@mus-nh.city.osaka.jp)までお送りください(標題に「地域自然史と保全研究大会2021申込み」と付けてください)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。

<申込締切>2月20日(土)。申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお知らせします。

<その他>発表方法などへの疑問点は気軽にお問い合わせください。

 *開催趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。

 問合せ:和田(大阪市立自然史博物館 動物研究室)wadat@mus-nh.city.osaka.jp

「地域自然史と保全研究発表会」関西自然保護機構2021年度大会のお知らせ

地域の自然やその保全活動についての研究成果・活動内容を発表するイベントです。オンライン開催です。

 開催日:2021年3月7日(日)10:00〜17:00

 参加費:無料。

 視聴方法:報告会と記念講演は、YouTubeを使った配信です。インターネット環境に接続することができ
     るパソコン・スマホなどを各自でご用意ください。
     YouTubeの「大阪市立自然史博物館」チャンネル (https://www.youtube.com/c/大阪市立自然
     史博物館/)にアクセスして表題の番組をクリックしてくださ い。
     開始時間になれば始まります。
       ポスター発表は、関西自然保護機構ホームページ(http://www.omnh.net/konc/)から
     リンクをたどってください。コアタイムはZoomで行います。Zoomのヴァージョン5.3以上を
     インストールしてください。

 主催:関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館

■プログラム:
 10:00~10:30 2021年度総会 * KONC会員のみ参加可。

 10:30〜12:30 ポスター発表コアタイム

 <昼休み>

 13:00~14:00 2019年度研究助成事業 受給者研究報告会

◆「近畿地方における砂浜性スナガニ類の18年間にわたる分布の変容」
  渡部哲也氏(大阪市立自然史博物館外来研究員)

◆「DNA分析によるタンゴスジシマドジョウの生息実態の解明」
  石原雅子氏 (近畿大学大学院農学研究科)

◆「琵琶湖・淀川水系におけるフネドブガイ属の生息状況」
  上地健琉氏(神戸大学大学院理学研究科)

14:00~15:20 2020年度研究助成事業 受給者研究報告会

◆「テンナンショウ属の植物の斜面に対する花序の向きが送粉に及ぼす影響」
  川上風馬氏(神戸大学国際人間科学部)

◆「棚田の圃場整備による外来植物の侵入が水田畦畔の植物-送粉者のネットワーク構造や送粉サービスに
  与える影響」            平山楽氏(神戸大学国際人間科学部)

◆「大阪市夢洲における植物相及び訪花昆虫相の把握」
  長谷川匡弘氏(大阪市立自然史博物館)・植村修二氏(大阪府立農芸高等学校)

◆「大阪湾を豊かにするための石仏鉱泉の活用法」    清水大河氏(近畿大学理工学部)

 <休憩>

 15:30~17:00 2019・2020年度四手井賞授賞式典・記念講演

◆「長期モニタリングからみた大阪湾の潮間帯生物相の変遷」
  山西良平氏(西宮市貝類館)

◆「照葉樹林に生育する不嗜好植物クリンソウに対するニホンジカの採食」「世界文化遺産春日山原始林に
  おけるニホンジカの森林利用」
  前迫ゆり氏(大阪産業大学大学院人間環境学研究科)

2020年12月03日

12月20日【ネット配信】2020年代のための里山シンポジウム on YouTube Live

大阪市立自然史博物館および関西自然保護機構では以下のようなシンポジウムを
YouTube Liveにて配信をいたします。
なお、シンポジウムは公開から2週間、見逃し配信を実施する予定です。
Live時はチャットによる質問などが可能です。
どうぞ興味のある多くの方にお知らせください。


【ネット配信】2020年代のための里山シンポジウム
大阪市立自然史博物館・関西自然保護機構ではこれまで2010年、2015年に里山に関するシンポジウムを「2010年代のための里山シンポジウムI/II」として開催しました。
2020年代に入り、生態学会など関連学会での里山に関連した研究発表は減っていますが、里山に生息する生物の絶滅の恐れはますます高くなっている現状であり、村落の過疎化も進んでいます。
里山の自然をめぐる保全の必要性が減ったわけでも、里山を抱える中山間地域の資源活用が進んだわけでも残念ながらありません。
しかし、保全の現場ではボランティアの高齢化が進み活動の将来を再検討する必要も出ています。2010年代にも考えていた里山の諸課題を2020年代の時代背景を元に改めて議論する必要があります。

今回のシンポジウムでは、
・いま「里山の自然」をどのように理解できるのか、近年の進展から改めて検討する
・里山保全活動の中で解決すべき課題は何か、共有をする
・持続可能な里山活用の可能性を探る
という3点を中心に講演とディスカッションを開催したいと思っています。

<プログラム>
12月20日(日)
場所 YouTube 大阪市立自然史博物館チャンネル

https://www.youtube.com/watch?v=smbUNjq06tw

13:00-
趣旨説明 佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
【第一部 里山の自然認識をアップデートする】

「里山のルーツを求めて 草山から東アジア暖温帯照葉樹林まで」 大住克博(鳥取大学)
「語りや民話・童話からみる里山の『人の気配』」 富田啓介(愛知学院大学)

14:30-
【第二部 里山保全活動の現状と課題】

「富田林における保全活動の現況」 田淵武夫(富田林の自然を守る会)
「市民の自然保護等への参加意識と新たな参加の場づくり」
 赤石大輔(京都大学)・法理樹里(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)・徳地直子(京都大学)
「すれ違う里山イメージ:政府・ボランティア・地元の社会的布置」 藤田渡(大阪府立大学)

16:30-
【第三部 里山をどう活用するか】

「能勢町 里山活力創造戦略について」 井上良介(能勢町産業振興係)
里山林の健全性と持続性確保のための活用とは 黒田慶子(神戸大学)

17:45-18:45
【総合討論】

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2020年04月03日

2020年度総会は通信により開催しました

昨年末より流行の始まった新型コロナウイルスの感染拡大にともない、本会も3月1日開催予定の2020年度の総会と大会の延期を余儀なくされました。しかし、本会の会則第17条では「通常総会は、毎年1回事業年度終了後3ヶ月以内に開催する。」と規定されていることから、3月中に総会を開催する必要があり、臨時運営委員会で2020年度の総会は通信により開催する方針を決定しました。

<通信による総会の内容>
①総会資料をメール添付で全会員に送付する。
②各議案について会員の賛否および意見をメール又はFAXで返信していただく。
(3月25日正午を締切とし、締切までに返信がない方は承認とみなす)。 
③3月26日に開催する運営委員会で返信を集約、会員からの意見への対応を検討する。

<通信による総会の流れ>
・3月10日:臨時運営委員会で2020年度の総会は通信により開催する方針を決定
・3月17日:会員メーリングリストでKONC News No.161を発行
・ 同日 :個別メールおよび郵送で資料及び回答用紙を送付
・3月25日:正午回答期限 結果は「すべて承認」の回答のみでコメントもなし
・ 同日 :翌26日に開催予定の臨時運営委員会を開催する必要がなくなり中止を決定

<通信による総会の結果>
○総会資料 送付状況:メール配信 217件 郵送 21件
○回答数: メールによる回答 8件 FAXによる回答 1件 計9件
○回答内容: すべて「承認する」にチェックが入っており、コメント欄に記載はなし。
◎以上より、第1号から第7号までのすべての議案は承認されました。

<決議事項>
第1号議案(庶務報告)  第2号議案(事業報告)  第3号議案(決算報告)
第4号議案(事業計画案) 第5号議案(予算案)   第6号議案(役員選出)
第7号議案(編集委員選出)
以上

2020年03月17日

2020年度総会は通信により開催

昨年末より流行の始まった新型コロナウイルスの感染拡大にともない、本会も3月1日開催予定の2020年度の総会と大会の延期を余儀なくされました。しかし、本会の会則第17条では「通常総会は、毎年1回事業年度終了後3ヶ月以内に開催する。」と規定されていることから、3月中に総会を開催する必要があります。
そこで、本件について3月10日に臨時運営委員会を開催し、2020年度の総会は通信により開催する方針を決定しましたので、ご了解くださるようお願いします。

<通信による総会の流れ>
①総会資料をメール添付で全会員に送付する。
(メールアドレスの登録がない方には、KONC News No.161に同封します。)
*KONC Newsは、会員メーリングリストを利用して送信していますが、総会資料は、メーリングリストを利用せず、ご登録頂いたアドレスへ個別に送信いたします。メールが配信されずに戻った方には郵送しますが、もしも、総会資料が3月20日までに届かなかった場合は、KONC事務局(konc@mus-nh.city.osaka.jp)へご一報ください。
②各議案について会員の賛否および意見をメール又はFAXで返信していただく。
(3月25日正午を締切とし、締切までに返信がない方は承認とみなします)。 
③3月26日に開催する運営委員会で返信を集約、会員からの意見への対応方法を検討する。

2020年度の大会の開催日程と内容について
 ・「地域自然史と保全研究発表会」としての大会は中止とする。
  <プログラムごとの対応方法>
   ・2020年度総会:上記のとおり通信での開催とする。
   ・2019年度研究助成事業受給者研究報告会:口頭発表は中止し、会誌投稿のみを義務とする。
   ・ポスター発表:中止
   ・四手井賞授賞式典・記念講演:2021年度大会で実施する。
   ・シンポジウム:中止とするが、発表内容の原稿を依頼し会誌での特集掲載を目指す。
以上
ご不明な点はkonc@mus-nh.city.osaka.jpまで


2020年02月28日

関西自然保護機構2020年度総会 延期のお知らせ

KONC会員のみなさまへ

 2月21日付の記事にて、「地域自然史と保全研究大会2020」は延期するものの、関西自然保護機構総会は、3月1日に実施する旨案内しましたが、その後の情勢が変化しました。
 
 総会の会場である、大阪市立自然史博物館は、新型コロナウイルスによる新型肺炎の蔓延を遅らせるという観点から、2月29日から3月15日の間、臨時休館となりました。そのためもあって、この期間内に館内で不特定多数が集まる集会の開催が困難になりました。

 つきましては、3月1日の関西自然保護機構総会は延期したいと思います。「事業年度終了後3ヶ月以内に開催」が困難になりますが、現在の状況からやむを得ないというのが運営委員会の判断です。
延期した総会の日程については、運営委員会で相談して、改めて設定し連絡させていただきます。
ご了解くださいますようお願いします。

関西自然保護機構 事務局

2020年02月21日

関西自然保護機構2020年度総会のお知らせ(延期となりました)

KONC会員のみなさまへ

 2月19日付にて、「地域自然史と保全研究大会2020」の延期をお知らせいたしましたが、関西自然保護機構の会則第17条に「(会議の開催)通常総会は、毎年1回事業年度終了後3ヶ月以内に開催する。」との定めがあるため、2020年度総会のみを下記の要領で開催することになりました(KONCの事業年度は、1月1日から12月31日です)。
 なお、新型コロナウイルスによる新型肺炎の流行を防ぐという観点から、2020年度総会参加予定の皆様へ、以下の勧告をいたします。
「けんたい(倦怠)感、発熱、せき、のどの痛みなど、新型肺炎の感染が予想されるような症状がありましたら、無理をされず、ご自宅でご静養ください。」

   <記>
 開催日時:2020年3月1日(日)10:00~12:00
 会  場:大阪市立自然史博物館 会議室

2月28日追記
大阪市立自然史博物館 休館のため、総会は延期となりました。

以上

2020年02月19日

3月1日に予定していました「地域自然史と保全研究大会2020」は延期(実施日は未定)

来る3月1日、大阪市立自然史博物館において「地域自然史と保全研究大会2020」の開催を予定していましたが、“3月20日まで大阪市の施設内での行事の実施を見合わせる”との大阪市からの通達・要請がなされました。

したがって、「地域自然史と保全研究大会2020」は延期(実施日は未定)することになりました。参加を予定していた方には申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
今後の状況についてはこのサイトなどでお知らせしてまいります。

2020年02月06日

「地域自然史と保全研究発表会」関西自然保護機構2020年度大会★中止★

開催日:2020年3月1日(日)10:00〜17:00
==>コロナウィルス感染症対策のため、延期(実施日は未定)となりました。

 会場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂
 参加費:無料
 主催:関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館

■プログラム:10:00~17:00 ポスター発表

10:00~ 2020年度総会

10:30~ 2019年度研究助成事業 受給者研究報告会
◆「近畿地方における砂浜性スナガニ類の18年間にわたる分布の変容」 
渡部 哲也(大阪市立自然史博物館外来研究員)
◆「DNA分析によるタンゴスジシマドジョウの生息実態の解明」 
石原 雅子(近畿大学大学院農学研究科)
◆「琵琶湖・淀川水系におけるフネドブガイ属の生息状況」 
上地 健琉(近畿大学農学部環境管理学科)

11:15~12:15 ポスター発表コアタイム

13:15~ 四手井賞授賞式典・記念講演
◆「長期モニタリングからみた大阪湾の潮間帯生物相の変遷」 山西 良平(西宮市貝類館)

14:00~ シンポジウム「いま警戒すべき侵略的外来生物と防除対策」
 2005年に「外来生物法」が施行され、侵略性の高い「特定外来生物」を対象として輸入や飼養などが制限され防除対策が実施されているが、実際には次々に新規の侵略的外来生物が侵入し、状況は泥沼化していると言わざるを得ない。このシンポジウムでは、主に近畿地方を対象に、いま警戒すべき侵略的外来生物の侵入状況と生態、防除対策について考える。

〇「趣旨説明」 石井 実(大阪府立大学大学院)
〇「琵琶湖に侵入した特定外来生物オオバナミズキンバイの分類・生活史と防除対策」
 稗田 真也(滋賀県立大学大学院)
〇「いま警戒すべき琵琶湖の侵略的外来魚の生態と防除対策」
 中井 克樹(滋賀県立琵琶湖博物館)
〇「特定外来生物クビアカツヤカミキリの生態と防除対策」
 山本 優一(大阪府立環境農林水産総合研究所)
〇「次々に侵入する侵略的外来アリ類の生態と防除対策」
 上田 昇平(大阪府立大学大学院)
〇総合討論 コーディネーター:石井 実・和田 岳

■ポスター発表募集要領■
 対象:関西自然保護機構会員に限りません。自然・野生生物に関連した活動をしている個人・グループ。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。

 内容:自然に関連した研究の報告、自然保護・環境保全関連の活動報告など。
 申込み料・参加費:無料。
 発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。
コアタイムには、ポスター横での説明をお願いします。

 申込み方法:発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を事務局(konc@mus-nh.city.osaka.jp)までお送り下さい(標題に「地域自然史と保全研究大会2020申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。

 申込み締め切り:2月23日(日)。申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。
 その他:申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。

 問合せ:和田(大阪市立自然史博物館動物研究室)

2019年07月12日

大台ケ原 現地見学会&フィールドシンポジウム チラシ

KONC A4チラシ.jpg

<大台ケ原 現地見学会&フィールドシンポジウムのご案内>(再掲載)
 現地見学会とフィールドシンポジウムの詳細が決まりましたのでご案内いたします。
今年も日本生態学会近畿地区会の公募集会に採択されました。助成金受給が決定し、共同開催いたします。大学院生や学生のみなさまも,ふるってご参加ください。

● 現地見学会 ●
 大台ヶ原で長期モニタリング研究にとりくんでいる中静 透氏に,フィールド実験区をご案内いただきます。30年以上にわたるモニタリングサイトおよび環境省がその後,当該プロットに設置した植生保護柵内外の森林の挙動から,シカと森林の相互作用についてご説明いただく予定です。明石信廣氏もまた1993年から西大台で森林モニタリング調査を継続し,北海道ではエゾシカと森林の研究を進めておられることから,シカと森林についてご説明いただきます。横田岳人氏は大台ヶ原自然再生推進委員会の委員として大台ヶ原地区の自然再生事業に関わっておられることから,大台ヶ原の自然再生の現状と課題についてご説明いただきます。

日時:2019年8月31日(土)9月1日(日)
場所:大台ケ原(奈良県) 西大台地区(31日PM予定)
及び東大台地区(1日AM予定)
集合:8月31日(土)11:00 大台ケ原駐車場 ビジターセンター前付近
  *マイクロバス(無料)利用者は、8:30頃近鉄橿原神宮前 集合予定
  *公共交通機関利用の場合、9:00 近鉄大和上市駅発 バス乗車 (10:51着)
  *日帰り参加の場合、17:00頃プログラム終了予定。
解散:9月1日(日)15時30分 
*マイクロバス利用者は橿原神宮前まで送ります
*公共交通機関利用の場合、15:30 大台ケ原バス停発 バス乗車(17:21着)
定 員:各日30名。
*応募者多数の場合は,主催団体の会員を優先の上,先着順とします。
参加費:無料(KONCへの活動協力(寄付)金としてのカンパを期待いたします。)
申込み:こちらの申込用紙に必要事項を記入して、メールにてご応募ください。
 申込用紙(エクセル)
 申込用紙(PDF)

申込締切:2019年8月20日(火)
*ただし、マイクロバスの利用(定員25名,事務局で調整、全日程参加者優先)は、
定員に達し次第締切ります。

● 宿泊 ●
利用料金;1泊3食(31日夕食+1日朝食+昼食(地元のすし弁当))
  KONC・日本生態学会会員;8,000円
  上記団体非会員;9,000円
  学生;7,000円(会員・非会員に限らず)

上北山教育委員会のご協力で、廃校となった小学校をリフォームした施設で宿泊します。
*一般利用が始まっていない施設ですので、板の間にマットを敷いて寝袋で寝ることになります。寝袋をご持参ください。簡易ベッドが少数ありますので、寝袋と簡易ベッドのレンタルを希望される場合は、申込用紙へご記入ください。締切り後、調整致します。
*食事は、地元で民宿を経営している方にご用意いただきます。
*施設内にシャワーはありますが、徒歩5分圏内に日帰り温泉施設(別料金500円)もあります。

● フィールドシンポジウム ●
 大台ヶ原で長期モニタリング研究を遂行されている3名の研究者と環境省の方に,
「大台ヶ原の森,シカそして保全」をテーマにご講演いただきます。

日時:2019年9月1日(日) 13時~15時20分
場所:大台ケ原ビジターセンター
申込み:必要(席数に限りがあるため)*応募方法は上記参照
定員:30名
参加費:無料
タイトル:
「大台ヶ原の森は蘇るのか-長期モニタリングから森とシカの生態系保全を考える」
<挨 拶> 石井 実 (関西自然保護機構会長)
<講 演>
「大台ケ原ブナ林の変化を読み解く」 中静 透(総合地球環境学研究所) 
「大台ヶ原におけるニホンジカ個体数調整について」
竹下守昭(環境省近畿地方環境事務所 自然再生企画官)
「ニホンジカが変える森のすがた」  明石信廣(北海道立総合研究機構)
「『苔むす森』は戻るのか?~大台ヶ原の自然再生の現状と課題~」  横田岳人(龍谷大学) 
コーディネーター  前迫ゆり(大阪産業大学)
(以上、敬称略)
主催:関西自然保護機構
共催:日本生態学会近畿地区会
後援:環境省(予定)、大阪産業大学


2019年01月29日

「地域自然史と保全研究発表会」 関西自然保護機構2019年度大会のお知らせ

日 時:2019年3月3日(日)10:00~17:00  
会 場:大阪市立自然史博物館 講堂

<プログラム>
10:00~17:00 ポスター発表
10:00~ 2019年度総会

10:30~ 2018年度研究助成事業 受給者研究報告会 
◆「芦生研究林内保存木の着生植物群集の保全生態学的研究」
   東 若菜(京都大学農学研究科)
◆「絶滅危惧種キマダラルリツバメの寄主アリ特異性の地域間比較」
  上田 昇平 (大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
◆「絶滅危惧水生植物トリゲモとオオトリゲモの分布範囲の解明」
  緑川 昭太郎 新潟大学大学院自然科学研究科)
◆「中池見湿地に生息する希少生物ドジョウType I種の保全に向けた分布調査および遺伝学的研究」
  岡田 龍也 (近畿大学農学部環境管理学科)

  <昼食休憩>
12:15~ ポスター発表コアタイム
13:15~ 四手井賞授賞式典・記念講演
  受賞論文「京都府海岸の外来固着性動物:2006年と2016年の比較」(39巻2号掲載)
  講演者:岩崎敬二 (奈良大学教養部)

14:00~ 関西自然保護機構創立40周年記念シンポジウム
   「関西の自然の長期的な変化:長期モニタリングの結果から見える過去と現在」
関西の海、川、森、里山の自然環境や生物相の変化を長期間調査(長期モニタリング)している方々をお招きして、過去から現在にかけてどのように変化しているのか、その要因(人為的な自然の改変や管理の仕方の変化、気候の変動、特定の在来種の増加や外来種の影響など)は何か等を発表していただきます。そして、将来はどうなるかを考えつつ、長期モニタリングの意義と今後の課題なども検討してみたいと思います。
 〇「会長挨拶」  
   石井 実 (大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
 〇「趣旨説明」  
   岩崎敬二(奈良大学文学部)
 〇「大台ケ原ブナ-ウラジロモミ林の35年間」  
   中静 透 (総合地球環境学研究所研究部)
 〇「春日山原始林の樹木動態:20年間のモニタリングから」  
   伊東 明 (大阪市立大学大学院理学研究科)
 〇「三草山ゼフィルスの森:24年間のチョウ類群集の変化」
   石井 実 (大阪府立大学大学院生命環境科学研究科)
 〇「藻場生態系の長期モニタリング —淡路由良、竹野サイトの10年—」
   川井浩史 (神戸大学大学院理学研究科)
 〇「1970年代から現在までの淀川の魚類相の変遷:約10年ごとの全域モニタリング調査から」
   上原一彦 (大阪府立環境農林水産総合研究所生物多様性センター)
 〇総合討論

2019年01月07日

地域自然史と保全研究大会 −関西自然保護機構2019年度大会− ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
 現在、私たちの周りには多数の自然保護上の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

■大会概要■
(主催)関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館
(開催日)2019年3月3日(日) 午前10時〜午後5時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)午前:総会議事、研究助成報告会
      午後:ポスター発表コアタイム(12:15〜13:15を予定)
      四手井賞受賞講演「京都府海岸の外来固着性動物:2006年と2016年の比較」
      関西自然保護機構創立40周年記念シンポジウム「関西の自然の長期的な変化:長期モニタリングの結果から見える過去と現在(仮題)」
 ※詳しくは、サイトでご確認下さい。
  http://www.omnh.net/konc/

■発表要領■
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「地域自然史と保全研究発表会2019申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2019年2月23日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

2018年01月17日

地域自然史と保全研究大会 −関西自然保護機構2018年度大会− ご案内

地域自然史と保全研究大会
−関西自然保護機構2018年度大会− ご案内
 地域の自然やその保全活動についての研究成果・活動内容を発表するイベントです。
 開催日:2018年3月4日(日)10:00〜17:00
 会場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂
 参加費:無料
 主催:関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館
■プログラム:10:00~17:00 ポスター発表
10:00~ 2018年度総会
10:30~ 2017年度研究助成事業 受給者研究報告会
◆「琵琶湖産スジエビにおける集団間の生態的・遺伝的分化の解明」
鄔 倩倩 氏(神戸大学大学院人間発達環境学研究科)
◆「関西のニホンジカ個体群における外来シカ由来の遺伝子流入状況の把握」
  幸田 良介 氏 ((地独)大阪府立環境農林水産総合研究所)
◆「京都府内に分布するニホンヒキガエル2亜種の分布・生殖隔離の実態調査」
  福山 伊吹 氏 (京都爬虫両生類の会)
◆「隠れた絶滅危惧水生植物コガマの減少実態とその要因」
  倉園 知広 氏 (神戸大学大学院理学研究科)

11:45~ (昼休み)
12:45~ ポスター発表コアタイム
13:45~ 四手井賞授賞式典・記念講演
◆「大阪府における外来哺乳類,アライグマ,ヌートリア,ハクビシンの分布拡大状況」
  幸田 良介 氏 (大阪府立環境農林水産総合研究所)

14:45~ シンポジウム「都市の生物多様性地域戦略の課題と展望」―外来生物・保全・教育―
 近年、神戸市生物多様性プラン(2016年3月)、東京都港区生物多様性地域戦略(2017年12月)の改訂、大阪市生物多様性戦略(2017年11月中間案公表)など、都市部でも生物多様性戦略が作られ、都道府県でも京都府生物多様性地域戦略(2017年12月パブリックコメント)が策定されるなど、関西圏でもほぼ地域戦略がでそろっています。しかし、こうした行政の動きをどのように受け止め、現実の保全がどうすすめていけばいいのでしょうか。戦略ができてよかったではなく、戦略を次に繋げるための方策を検討してみたいと思います。特に大都市に共通する外来生物対策、残された生態系の保全と再生、都市における生物多様性の教育と普及について掘り下げてみたいと考えています
・「都市にとっての生物多様性戦略の可能性」中村俊彦 元千葉県立中央博物館副館長
・「戦略の策定と残された課題にどう向き合うか」平井規央
・討論
進行 佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
 中村、平井、和田岳(大阪市立自然史博物館)、綾史郎(予定、大阪工業大)

■ポスター発表募集要領■
 対象:自然・野生生物に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
 内容:自然に関連した研究の報告、自然保護・環境保全関連の活動報告など。
 申込み料・参加費:無料。
 発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。
 申込み方法:発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を事務局(konc@mus-nh.city.osaka.jp)までお送り下さい(標題に「地域自然史と保全研究大会2018申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
 申込み締め切り:2月24日(土)。申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。
 その他:申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
 問合せ:和田(動物研究室)

2017年02月10日

「地域自然史と保全研究発表会 関西自然保護機構2017年度大会」

■「地域自然史と保全研究発表会 関西自然保護機構2017年度大会」
 地域の自然やその保全活動についての研究成果・活動内容を発表するイベントです。
 主催:関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館
 開催日:2017年3月5日(日)10:00~17:00
 会場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂
 参加費:無料
 プログラム:10:00~17:00 ポスター発表
10:00~ 2017年度総会
10:45~ 2016年度研究助成事業 受給者研究報告会 
◆1)「春日山原始林における植物と鳥類の種子散布共生系の保全に向けた研究」大矢 樹(大阪市立大学大学院理学研究科植物機能生態学研究室)
◆2)「絶滅が危惧され,日本に固有分布するヤシャゲンゴロウの保全遺伝学的解析」加藤雅也(京都大学大学院農学研究科)
◆3)「三重県大台町における水田の管理方法と水生昆虫群集構造の関係」小西功泰(大阪産業大学人間環境学部生活環境学科)
◆4)「由良川水系において同所的に生息するメダカ2種の生殖的隔離の実態解明」入口友香(近畿大学大学院水圏生態学研究室)
◆5)「環境DNA法を用いたイバラモ属植物の分布調査」藤原綾香(神戸大学人間発達環境学研究科)
◆6)「コクチバス侵入初期段階の木津川における魚類相および コクチバスの食性調査」髙松真也(近畿大学農学部環境管理学科水圏生態学研究室)
<12:15〜12:45 昼食休憩>
12:45~ ポスター発表コアタイム
13:45~ 四手井賞授賞式典・記念講演「淀川河口域におけるアユ仔魚の出現」大美博昭氏・日下部敬之氏(大阪府立環境農林水産総合研究所)
<14:30〜14:45 休憩>
14:45~ シンポジウム
「都市が里山に関わるということ -森里川海と都市住民-」
 大阪に限らず、各地の中山間地は高齢化と過疎化により里山の維持どころか、地域の維持そのものが困難になりつつあります。こうした場所はいずれも生物多様性の維持に重要な地域であり、地域社会の崩壊は自然保護上も大きな問題です。生態系サービスなどの里地里山の公益機能を重視した取り組みもありますが、サービスの受け手である都市住民の理解や意欲が求められます。改めて、里山の保全に都市が関与する必要性と可能性について議論します。
◆1)「趣旨説明」佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
◆2)「里と都市をつなぐ 保全と地域経済をつなぐ試み」飯山直樹((一社)かみかつ里山倶楽部)
◆3)「大阪府内の重要里地里山と生物多様性ホットスポット、保全策は何が必要か」上原一彦(大阪府環境農林水産総合研究所)
◆4)パネルディスカッション
  進行:佐久間大輔、パネラー:天満和久(大阪自然史センター)・大住克博ほか

ポスター発表募集のご案内

「地域自然史と保全研究発表会-関西自然保護機構2017年度大会-」
ポスター発表募集のご案内

■大会概要■
(開催日)2017年3月5日(日) 午前10時〜午後5時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)午前:総会議事、研究助成報告会
      昼休み:ポスター発表コアタイム
      午後:四手井賞受賞講演、シンポジウム
(主催)関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館

■発表要領■
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「地域自然史と保全研究発表会2017申込み」と付けて下さい)。
なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2017年2月25日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

■問合せ■
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp

2017/3/5 地域自然史と保全大会並びにシンポ「都市が里山に関わるということ 森里川海と都市住民」

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3月5日に大阪市立自然史博物館 講堂ほかに置きまして
地域自然史と保全大会
並びに
シンポジウム
「都市が里山に関わるということ 森里川海と都市住民」
が開催されます。
ポスター発表などの詳細はおって告知します。
PRチラシができていますので、皆様お誘い合わせの上ご来場ください。
チラシPDFファイル

2015年12月09日

地域自然史と保全研究発表会 −関西自然保護機構2016年度大会− ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
 現在、私たちの周りには多数の自然保護上の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

■大会概要■
(開催日)2016年3月6日(日) 
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)午前:総会議事、研究助成報告会
      昼休み:ポスター発表コアタイム
      午後:四手井賞受賞講演、
      シンポジウム
(主催)関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館

■発表要領■
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「地域自然史と保全研究発表会2016申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2016年2月27日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

2015年02月17日

地域自然史と保全研究発表会2015 ポスター発表

2015年3月1日に開催される「地域自然史と保全研究発表会 関西自然保護機構2015年度大会」のポスター発表の演者と演題を以下に掲載します。
ポスター発表者・演題・要旨一覧(PDFファイル)
シンポジウム・講演とともにどなたでもご覧いただけます。(博物館常設展入館料のみ必要)

大会全体のプログラムはこちら
http://www.omnh.net/konc/2015/02/201531_2015.html

2015年02月07日

2015/3/1 地域自然史と保全研究発表会 関西自然保護機構2015年度大会

今年度のKONCの年次大会は、地域の自然やその保全活動についての研究成果・活動内容を発表するイベントとしてタイトルを「地域自然史と保全研究発表会 関西自然保護機構2015年度大会」として開催します。

 主催:関西自然保護機構・大阪市立自然史博物館
 開催日:2015年3月1日(日)10:00~17:00
 会場:大阪市立自然史博物館 本館・講堂
 参加費:無料(ただし、博物館入館料が必要です。)
(参考)http://www.mus-nh.city.osaka.jp/1attention/index.html

プログラム

10:00~17:00 ポスター発表(ポスター発表者・演題・要旨一覧(PDFファイル)
10:00~ 2015年度総会
10:45~ 2015年度研究助成事業 受給者研究報告会 

1)「奈良公園におけるカスミサンショウウオの生息状況と土壌環境・土壌動物群集」澤畠拓夫(近畿大・農)
(共同研究者:千田海帆・本田明日香・植田浩史・高良真佑子・藤井太基)

2)「外来樹種ナンキンハゼのシカ食害下における在来種への影響」森家侑生(大阪市大・理)
(共同研究者:伊東 明・名波 哲)

3)「篠山市における未圃場整備地の再管理による植生の回復実験」長井拓馬氏(神戸大)


4)「希少淡水魚アカザの保全に関する研究」山本健太郎(大阪産業大)
(共同研究者:小川雅人・笹井聖将・安達祐貴・鶴田哲也)

12:30~ ポスター発表コアタイム
13:30~ 四手井賞授賞式典・記念講演
◆「近畿地方中南部沿岸域におけるスナガニ属4種の分布-2002年と2010年の比較-」渡部哲也(西宮市貝類館)・淀 真理・木邑聡美・野元彰人・和田恵次

14:30~ 【シンポジウム】「つくるレッドリストでなくつかうレッドリストへ 
レッドリストを生物多様性保全ツールとして活用するために」

KONCシンポ.png
主催:関西自然保護機構・一般財団法人環境事業協会・大阪市立自然史博物館・大阪生物多様性保全ネットワークほか

 京都府が2013年に、大阪府が2014年にレッドリストの改定を終え、現在奈良県が改定の途上にあり、地方でのレッドリスト見直しは一定の理解を得てすすんでいる。リスト作成による生物多様性の現況把握が進む、意識啓発が進むという一定の効果はある一方、個別の種の保全戦略や生態系保全のための取り組みが進んでいるのはごく一部に限られる。このシンポジウムではレッドリストをつくるだけでなく、保全のツールとして使うための方策を検討する。
◆1)「趣旨説明 レッドリスト後の保全戦略のために」 石井実(大阪府立大学)
◆2)「絶滅のおそれのある野生生物種の保全戦略」 徳田裕之(環境省野生生物課)
◆3)「地域で保全を実行するために」  大嶋範行 (兵庫・水辺ネットワーク/
神戸市環境局環境創造部環境評価共生推進室
◆4)「レッドリスト種の保全に配慮した施工実現のために」山崎俊哉(株式会社 建設環境研究所)
◆5)総合討論
 コメント 中井克樹(滋賀県)

→シンポジウムチラシPDFファイル
モノクロ印刷用PDFファイル

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2015年01月14日

地域自然史と保全研究発表会 −関西自然保護機構2015年度大会− ポスター発表募集のご案内

■趣旨■
 現在、私たちの周りには多数の自然保護上の課題があります。こうした諸課題に対応していくには、直面している多くの方々と研究者が情報や過去の成果を共有し、科学的な成果を各地での保全活動にフィードバックすることが必要です。関西自然保護機構では、既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会をつくっていきたいと考え、2010年から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいます。
 発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

■大会概要■
(主催)関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館
(開催日)2015年3月1日(日) 午前10時〜午後5時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)午前:総会議事、研究助成報告会
      昼休み:ポスター発表コアタイム
      午後:四手井賞受賞講演、
      シンポジウム「レッドデータブックの活用法を探る(仮題)」
 ※詳しくは、サイトでご確認下さい。
  http://www.omnh.net/konc/


■発表要領■
●対象:自然保護・野生生物保全に関連した活動をしている個人・グループ(関西自然保護機構会員に限りません)。狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など幅広い活動が対象となります。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。
●内容:自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。
●申込み料・参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
●申込みが多数の場合(最大40件)、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りする場合があります。
●発表形式:ポスター発表。ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「地域自然史と保全研究発表会2015申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外はホームページに公開し、関西自然保護機構会誌に掲載しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2015年2月14日(土)
●申込み者には、締め切り後に、詳しい案内をお送りします。

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

「地域自然史と保全研究発表会  -関西自然保護機構2015年度大会-」のご案内

 これまで「関西自然保護機構 20●●年度大会」として開催してきましたが、今年度より「地域自然史と保全 研究発表会 -関西自然保護機構20●●年度大会-」と改名することとなりました。
これにより、ポスター発表などへの参加者が増加し、ポスター発表への一般参加をきっかけに会員になってもらえればいいなあと期待しております。

「地域自然史と保全研究発表会 -関西自然保護機構2015年度大会-」は、

日時;2015年3月1日(日)
 AM:総会議事・研究助成報告会
 PM:13:30~四手井賞 授賞式および受賞記念講演
 14:30~17:00 シンポジウム「レッドデータブックの活用法を探る」(仮題)
会場;大阪市立自然史博物館 講堂

の予定で準備を進めております。
詳細が決まり次第、改めて皆様にお知らせいたします。

2014年02月15日

関西自然保護機構(KONC)2014年度大会 講演プログラム

ポスター発表はまだ若干受付中です!!
 wadat"at"mus-nh.city.osaka.jp まで

●日時:2014年2月23日(日) 午前10時〜午後4時30分
●会場:大阪市立自然史博物館 講堂、及びその前
http://www.mus-nh.city.osaka.jp

●参加費:無料。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要。
●主催:関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館

●プログラム
 10:00~17:00 ポスター発表

<午前>
 10:00~10:45 2014年度 総会 
 10:45~11:00 2013年度 四手井賞 授賞式
 11:00~11:30 四手井賞授賞記念講演
◆受賞論文:「淀川流域におけるヨドゼゼラの分布域の退縮」
       川瀬 成吾・木村 亮太
        (近畿大学大学院農学研究科環境管理学専攻水圏生態学研究室)

 11:30~12:30 ポスター発表 コアタイム
<昼休み>
<午後>
 13:00~14:15 2013年度研究助成事業 受給者研究報告会 
◆1)「転石海岸の稀少カニ類マメアカイソガニの生態と分布特性」
       中岡 由起子(放送大学大学院)
◆2)「石川流域におけるカワバタモロコの個体群動態の解明と保全に向けた研究」
       石田 真隆(南河内水生生物研究会)
◆3)「琵琶湖周辺の水田・用水系におけるアメリカザリガニ稚エビ期の生息場所に
    関する調査研究」
       鈴木 誉士(びわ湖サテライトエリア研究会)
◆4)「京都市久我水路における魚類多様性の解明」
       田中 和大(近畿大学 農学研究科 環境管理学専攻)
◆5)「阪神地区の農地利用の変化による送粉ネットワーク構造の変化とその影響評価」
       日下石 碧(神戸大学大学院人間発達環境学研究科生物多様性研究室)

 14:30~16:30 シンポジウム「大阪府のレッドリスト改訂について」
◆1)「大阪府レッドリスト改訂 水田生態系に着目して」
       和田 岳(大阪市立自然史博物館)
◆2)「レッドリスト改訂の課題・問題点」
       藤井 伸二(人間環境大学人間環境学部環境コース)
◆3)「淡水魚から見た近畿地方の水田の現状」
       上原 一彦(大阪府立環境農林水産総合研究所水生生物センター)
◆4)「水田の昆虫について」
       平井 規央(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科緑地環境科学専攻緑地保全・創成学講座)
◆5)パネルディスカッション

2013年09月25日

大阪バードフェスティバル2013のご案内

大阪市立自然史博物館では、「大阪バードフェスティバル2013」を関西文化の日である平成25年11月16日(土)、11月17日(日)に開催します。
 「大阪バードフェスティバル」は、鳥をテーマに自然関連のサークル、地域の自然保護団体等が一堂に会して出展するお祭りです。サークル・団体の活動紹介やワークショップ等を通じて、市民のみなさんに鳥を通じて、大阪の自然の現状や自然に関わる楽しさを知っていただくイベントです。鳥にあまり興味がなくても、生き物好きなら楽しんで頂けると思います。
「大阪バードフェスティバル」の開催は、2007年、2010年に続く第3回です。この他に自然史博物館では、2003年、2004年、2006年、2009年、2011年、2012年と過去6回「大阪自然史フェスティバル」を開催し、2008年には関西自然保護機構創立30周年を記念して企画した「かんさい自然フェスタ」と、さまざまなフェスティバルを実施してきました。毎回当初の予想以上の盛り上がりを見せ、各回の来場者は1万人を超え、多くの方々に「自然の文化祭」を楽しんでいただいております。
今回も自然に興味のある多くの方々の来場をお待ちしております。

1.名  称:「大阪バードフェスティバル2013」
2.期  間:平成25年11月16日(土)、11月17日(日)
3.会  場:大阪市立自然史博物館 本館および博物館玄関前ポーチ、
        ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
          *地下鉄御堂筋線「長居」下車3号出口・東へ800m
           JR阪和線「長居」下車東出口・東へ1000m
4.入 場 料:無料 
       ※平成25年11月16日(土)・11月17日(日)ともに「関西文化の日」のため、
        博物館本館入館料も無料となります。
5.開催時間: 9時30分から16時30分(ただし両日とも入館は16時まで)
7.主  催:特定非営利活動法人大阪自然史センター、大阪市立自然史博物館、関西自然保護機構
8.共  催:大阪生物多様性保全ネットワーク
9.協  賛:
  一般社団法人日本望遠鏡工業会、株式会社ケンコー・トキナー、興和光学株式会社、
  株式会社ニコンイメージングジャパン、株式会社ビクセン、株式会社ガードフォースジャパン、
  株式会社阪神交易、協栄産業株式会社、株式会社レイマー、有限会社エンウイット、
  日本ワイルドライフアート協会、株式会社文一総合出版、株式会社ワイバード

10.協  力:一般財団法人環境事業協会、谷口高司鳥絵工房、日本鳥学会員近畿地区懇談会、
         日本野鳥の会大阪支部
11.後  援:日本鳥学会、公益財団法人日本野鳥の会
12. 出展団体:大阪周辺の自然観察団体など63団体(予定)

 *関西自然保護機構は、ブース出展のほか、
  16日(土)の招待講演会 「鳥の渡りと生物多様性の保全」 を主催いたします。

◆講堂プログラム
<11月16日(土)>
日本野鳥の会大阪支部 記念フォーラム
「大阪湾の干潟で暮らす生きものと渡り鳥 いま・これから」
 大阪湾Years 2012-2013連携企画。
 日時:11月16日(土) 10:00〜12:00
 主催:日本野鳥の会大阪支部

招待講演会・日本鳥学会員近畿地区懇談会例会
「鳥の渡りと生物多様性の保全」
 渡り鳥は、中継地で翼を休め、食物をとりエネルギーを補給していきます。渡り鳥を保全するためには、繁殖地や越冬地だけでなく、「国際空港」としての中継地をも保全していく必要があります。そのためには、鳥がどこをどう渡り、どこが重要な生息地となっているのかを明らかにしなければなりません。本講演では、衛星を利用した渡りの追跡例とそれによって進展した保全活動の事例を紹介します。
 日時:11月16日(土) 14:00〜15:30
 講師:樋口広芳氏(東京大学名誉教授、慶應義塾大学特任教授)
 主催:関西自然保護機構・日本鳥学会員近畿地区懇談会

<11月17日(日)>
谷口高司鳥絵工房「イラスト図鑑製作の現場から〜野鳥図鑑画家谷口高司講演会」
 日本で一番野鳥図鑑を描いている谷口高司が、日本やアジアの国々で発行した図鑑のそれぞれの裏話を、原画をご覧いただきながら楽しくお話しします。
 日時:11月17日(日) 10:30〜12:00
 主催:大阪生物多様性保全ネットワーク

シンポジウム「色・鳥どり 鳥たちの多様 な色彩の進化と芸術への浸透」
 日時:11月17日(日) 13:00〜15:30
 主催:一般財団法人環境事業協会
 後援:日本鳥学会

2013年02月02日

緊急シンポジウム「中池見湿地の保全問題」開催について

緊急シンポジウム「中池見湿地の保全問題」開催について

 中池見湿地は、福井県敦賀市に位置し、袋状堆積谷という特異な地形で、一部で水田耕作が行われているが、全体としては低層湿原として維持されている貴重な場所である。この地域には、過去に大阪ガスが液化天然ガス備蓄基地の建設を計画していることが判明。日本生態学会では1996年にこの計画の再考と湿地の保全を求める要望書を提出した。KONCでも、1997年にこの問題に関するシンポジウムを開催すると共にその内容を公表印刷した。その後、この開発計画は白紙撤回され、同湿地はラムサール条約登録湿地となった。
 ところが2012年8月に北陸新幹線施設計画が発表されたが、その路線は2002年に事業アセスメントが行われた際の計画よりも150m湿地側に変更されている。しかし、この変更に関しては、アセスメントは不要で、環境調査のみを実施するという形で事態が進行しつつある。現在の計画路線は湿地から流れ出す小川沿いの後谷と呼ばれ、過去には水田耕作も行われていた場所にある。この場所には、ミズトラノオやトチカガミなどの貴重植物のみならず、アブラボテなども生息しており、計画がこの通り実施された場合には湿地全体に多大な悪影響を及ぼすおそれが強い。
 今回のシンポジウムは、喫緊の課題として、北陸新幹線施設計画が中池見湿地の生物多様性の保全に及ぼす影響について検討し、同湿地を貴重な自然遺産として次世代に継承することを目標として行うものである。

日 時:2013年 3月3日(日) 15:00〜 関西自然保護機構大会の中で行います。若干速める場合があります。
会 場:大阪市立自然史博物館 講堂

15:00~「趣旨説明」村上興正(京都精華大学)
 15:10~「アセスの内容並びに今期計画の概要と問題点」
  笹木智恵子(NPO法人ウエットランド中池見)
15:30~「水生動物から見た中池見湿地」平井規央(大阪府立大学生命環境科学研究科)
15:50~「中池見湿地の植物」 角野康郎(神戸大学理学部)
16:10~「総合討論;新規アセスの必要性について」

2012年06月14日

2012/06/30 大阪生物多様性保全ネットワーク キックオフミーティング これからのレッドデータブックのかたち

関西自然保護機構は 大阪生物多様性保全ネットワークの一員として、以下のシンポジウムを開催します。どうぞご参加ください

大阪生物多様性保全ネットワーク キックオフミーティング
これからのレッドデータブックのかたち

生物多様性の保全をすすめていく上でも、絶滅危惧種の把握は欠かせません。しかし大阪府版レッドデータブックは2001年に選定してから10年以上改定されていません。またこうした絶滅危惧種が集中する保全上重要な地域(生物多様性ホットスポット)の把握も必要になっています。大阪の自然を守るためにも、絶滅危惧種の現状把握はますます重要になっています。
 大阪の自然の現状を把握するためには幅広い専門家の協力だけでなく、地域を見つめるナチュラリストの協力が欠かせません。今回、レッドデータブックの改定を念頭に置きながら、大阪生物多様性保全ネットワーク、という組織を大阪府・大阪市・堺市と大阪市立自然史博物館など研究機関、大阪自然史センターなどNPOとの協働で作っていくことになりました。
 この活動のキックオフとして、近年RDBの改定を行った近隣府県の事例を学ぶことからはじめてみたいと思います。

日時 6月30日 13時〜17時
場所 大阪市立自然史博物館 講堂
主催 大阪生物多様性保全ネットワーク・大阪市立自然史博物館・関西自然保護機構


プログラム
13:00 開会挨拶
13:05
   「大阪生物多様性保全ネットワーク」の目指すものについて
道盛正樹(特定非営利活動法人 大阪自然史センター)
13:20
   「滋賀県版レッドデータブック:県条例及び国版リストとの関わり」
中井克樹 (滋賀県立琵琶湖博物館)
14:20
   「兵庫県版レッドリスト2010の狙い、特に生物多様性ホットスポットの選定について」
三橋弘宗 (兵庫県立人と自然の博物館)

15:30
総合討論 大阪のレッドリストを考える
 進行      佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
 コメンテーター 鎌田磨人(徳島大学)
 パネリスト 平井規央・上原一彦・和田岳ほか
16:55 閉会挨拶 

申し込み不要、参加費無料(博物館常設展入館料のみ)
直接会場へお越しください

2012年03月01日

2012/3/3 関西自然保護機構(KONC)2012年大会プログラム

直前になりましたが、以下3月3日(土)に大阪市立自然史博物館講堂およびその周辺で開催される関西自然保護機構(KONC)2012年大会のプログラムです。様々な講演・ポスターがあります。どうぞご来場ください。

参加費不要です。関西自然保護機構の会員でない方も無料でご参加いただけます(ただし、博物館常設展入館料のみ必要)


■プログラム■
  11:00~17:00  ポスター掲示
  13:00~13:30  2012年度 総会
  13:30~13:45  2011年度 四手井賞 授賞式
  13:45~14:30  四手井賞授賞記念講演
  14:30~15:15  ポスター発表 コアタイム
  15:15~17:00  口頭発表(2011年度研究助成事業研究報告会)

■四手井賞授賞記念講演■(13:45~14:30)
●S01 四手井賞授賞記念講演「淀川城北ワンド群の魚類群集の変遷」
  平松和也(大阪府環境農林水産総合研究所 水生生物センター)

■2010年度研究助成事業研究報告会■(15:30~16:45)
●O01「ハリママムシグサの集団における性比の研究」
  深田ちひろ(神戸大学大学院人間発達環境研究科)
●O02「棚田畦畔における植物と植食性昆虫群集の多様性の成立要因
および生物多様性保全」
  内田 圭(神戸大学大学院人間発達環境研究科)
●O03「新種 ヨドゼゼラの保全に向けた繁殖生態に関する研究」
  川瀬成吾(近畿大学大学院農学研究科環境管理学専攻
水圏生態学研究室)
●O04「分布域南端に位置する奈良県桜井市の
ヒダサンショウウオ生息状況調査」
  佐藤孝則(天理大学おやさと研究所 自然・人間環境研究室)
●O05「福井県中池見湿地に生息する
アブラボテTanakia limbata の保全に向けた研究」
  山野ひとみ(近畿大学大学院農学研究科環境管理学専攻)

■ポスター発表■(11:00~17:00)
●P01 「滋賀県朽木の巨木トチノキ伐採と森林再生の可能性:KONC現地観察
会報告」
   ○前迫ゆり(大阪産大人間環境学研究科・関西自然保護機構)・今城克啓
(滋賀県自然環境保全課)・青木繁(巨木と水源の郷をまもる会)・野間直彦
(滋賀県立大学)・金子有子(滋賀県琵琶湖環境科学研究センター)・佐久間大
輔(大阪市立自然史博物館)
●P02 「猪名川と藻川における植物群落と攪乱との関係 」
   植田久崇・前迫ゆり(大阪産業大学大学院人間環境学研究科)
●P03 「奈良県明日香稲渕の棚田畦畔植生(予報)」
   岩口創志・前迫ゆり(大阪産業大学大学院人間環境学研究科)
●P04 「本山寺自然環境保全地域の保全のための取り組み」
   ○常俊容子(大阪自然環境保全協会)・佐久間大輔(大阪市立自然史博物
館)・松井淳(奈良教育大学)
●P05 「記録からみるカエンタケの分布と生態」
   佐久間大輔(大阪市立自然史博物館)
●P06 「都市域に造られたビオトープ池における水生動物群集の初期遷移」
   ○石井 実・平賀耕介・山田竜平・秋田耕佑・平井規央(大阪府大・生環)
●P07 「淀川水系における大型鰓脚類の分布とその要求環境 - 市民参加型調査の
結果から」
   ○石田 惣・淀川水系調査グループプロジェクトYカブトエビ班(大阪市立
自然史博物館)
●P08 「有田川・古座川・宮川における大型甲殻類の種組成と流程分布の比較 」
   ○浜崎健児・山田 誠・青木美鈴・熊木雅代・遊佐陽一・保 智己・和田
恵次(奈良女子大学・共生科学研究センター)
●P09 「淀川におけるイシガイの生態、特に稚貝について」
   ○木邑聡美・唐沢恒夫・岡崎一成(イシガイ研究会)・石田 惣(大阪市
立自然史博物館)
●P10 「大阪府八尾市のため池群におけるバラタナゴ類の生息状況」
   ○高森亮佑・田口峻一(大阪産大人間環境)・加納義彦(NPO高安研究
会)・鶴田哲也(大阪産大人間環境)
●P11 「イタセンパラ保全の取り組み」
   上原一彦(大阪府環境農林水産総合研究所・水生生物センター)
●P12 「大阪府内のメダカの遺伝的多様性と外来ハプロタイプによる攪乱状況」
   ○鳥居美宏・平井規央・石井 実(大阪府大・生環)
●P13 「コガネグモ相撲における横棒土俵の扱い方」
   関根幹夫(大阪市立自然史博物館友の会会員)
●P14 「大阪湾岸のカモメ類の分布の季節変化」
   和田 岳(大阪市立自然史博物館)
●P15 「大阪湾岸のカモメ類の分布 約10年前との比較」
   大阪鳥類研究グループ・○和田 岳(大阪市立自然史博物館)
●P16 「吉野川河口におけるヨシ群落の衰退とオオヨシキリの営巣環境の変化」
   ○長谷川匡弘(大阪市立自然史博物館)・松井理恵(パシフィックコンサ
ルタンツ株式会社)・鎌田磨人(徳島大学工学部)
●P17 「生物の生息環境の保全と回復へ向けて -大阪生物多様性保全ネットワー
クが目指すこと-」
   道盛正樹(NPO法人大阪自然史センター)
──────────────────────────────
ポスター発表の講演要旨は以下からダウンロードできます

2012ポスター講演要旨pdfファイル

2010年02月05日

ポスター発表者募集に関するご案内

関西自然保護機構(KONC)2010年度大会
ポスター発表者募集に関するご案内

 関西自然保護機構は1978年の創立以来、シンポジウム・講演会・現地見学会の実施、研究助成金の交付、会誌の発行、自然保護および自然環境保全に関する提言と助言を通じて、自然保護に関わる取り組みを推進してきました。この間、各地でさまざまな自然保護上の問題が発生し、また保全・保護を目指した運動が繰り広げられてきました。河川・道路・都市開発など、今後10年を見ても関西での自然保護上の課題が多数あります。こうした諸課題に対応していくには、これらの課題に直面している多くの方々と、これまでの事例・成果を共有するとともに、科学的な成果を各地でのこれからの保全活動にフィードバックすることが必要です。このたび既存の学会や集会にはなかったこうした交流の機会を、関西自然保護機構としてつくっていきたいと考え、関西自然保護機構2010年度大会から、プログラムにポスター発表を盛り込んでいくことにしました。
 今回の発表は、学会大会におけるポスター発表のようなものとお考え下さい。内容は、研究報告・活動報告のいずれでもかまいませんが、自然保護や自然環境の保全につながるものでお願いします。原則としてポスター発表ですが、どうしても口頭での発表を希望される場合は、事務局までご相談下さい。
 当日は、講演会なども開催しますので、大学などで関連の研究をしている方のみならず、自然保護や自然環境の保全に関わる活動をしている多くの方の参加・発表をお待ちしています。

(主催)関西自然保護機構
(開催日)2010年3月7日(日) 午前10時〜午後4時
(会場)大阪市立自然史博物館 本館
(主な内容)四手井賞受賞記念講演、2009年度研究助成事業 受給者研究報告会、ポスター発表


■発表要領■
(対象)自然保護に関連した活動をしている個人・グループ。開発に対する反対運動など狭義の自然保護運動に限らず、自然観察会、ワークショップ、調査研究など、自然保護や野生生物保全についての普及啓発を多少なりとも意識した活動をしていれば充分です。博物館、学校の生物・科学部、大学の研究室・サークルなどの発表も歓迎します。自然保護・野生生物保全にまったく関係のない、あるいは今回のイベントの趣旨にそぐわないと事務局が判断する発表はお断りすることがあります。

(発表に際しての注意事項)
 ・申込み料・参加費は不要です。ただし植物園に入る場合は入園料、博物館の展示をご覧になる場合は入館料が必要になります。
 ・申込みが多数の場合はお断りする場合があります(最大40件)。
 ・原則としてポスター発表のみです。どうしても口頭発表を希望される場合はご相談下さい。
 ・ポスターのサイズは90×180cmサイズ(縦位置)、机などはなし。内容は関西で行っている自然保護・環境保全関連の活動報告、関連研究の報告など。

■申込み要領■
●発表希望者は、発表者全員の名前(代表者に印)、所属、発表タイトル、発表要旨(200字以内)、連絡先を下記事務局まで、できるだけ電子メールでお送り下さい(必ず標題に「関西自然保護機構2010年度大会申込み」と付けて下さい)。なお、連絡先以外は、ホームページに公開しますので、あらかじめご了解ください。
●申込み締め切り:2010年2月27日(土)
●申込み者には、2月末日に、詳しい案内をお送りします。

(お問い合わせ)
〒546-0034 大阪市東住吉区長居公園1-23 大阪市立自然史博物館内
関西自然保護機構事務局(担当:和田、佐久間、山西、大久保)
TEL: 06-6697-6262、 FAX: 06-6697-6306
E-mail: konc@mus-nh.city.osaka.jp
URL: http://www.omnh.net/konc/

2010年度 総会及び大会のお知らせ

2010年度 総会及び大会のお知らせ
日時:2010年3月7日(日) 10:30~16:00
内容・スケジュール:
10:30~11:15  2010年度 総会
11:15~11:30  2009年度 四手井賞 授賞式
11:30~12:00  ポスター発表 概要説明

(12:00~13:00 )  昼食休憩

13:00~14:00  四手井賞授賞記念講演
「ナラ林の自然史と二次的自然の保護」
神戸女学院大学人間科学部 環境・バイオサイエンス学科  野嵜 玲児 氏
 近年,里山や農地の周辺など二次的自然の保全に関する研究が盛んに行われ,
その保護や保全のための様々なアイデアや理論が出されている。しかし,人為的
影響下に成立した二次的自然を「なぜ保護・保全する必要があるのか」という問
いに対しては必ずしも明確な答えがあるわけではない。とくに,雑木林の主体を
なすナラ林の生態学的特性やその自然保護的価値に関する議論は意外に少ない。
ここではナラ林やススキ草原を題材に,植物群落からみた二次的自然の保護価値
の検討,すなわち二次的自然のみかたについて考えてみたい。

14:00~14:45  ポスター発表 コアタイム
14:45~16:00  2009年度研究助成事業 受給者研究報告会 <プログラム予定>
1)「琵琶湖・淀川水系における腹口吸虫の拡大予測と魚病阻止に関する研究」
馬場孝(滋賀県立大学大学院環境科学研究科 環境動態学専攻)他
2)「近畿地方南部における大形陸生ミミズ相の解明」
前田喜四雄(奈良教育大学自然環境教育センター)他
3)「近畿地方の市街地のシダ植物の種組成とその温暖化にともなう変化予測に関する研究」
村上健太郎(岸和田市立きしわだ資料館)他
4)「奈良公園に生息しているニッポンバラタナゴ個体群の保護」
野口亮太(近畿大学農学部環境管理学科 水圏生態学研究室)他
5)「里山における林縁性植物の分布」
小原亮平(神戸大学人間発達環境科学研究科)他

*10:30~16:00 2010年度大会 ポスター発表(募集中;発表希望者は次頁参照のこと)

会場:大阪市立自然史博物館(博物館南側通用口よりお越し下さい。)
アクセス:地下鉄御堂筋線 「長居」駅 3号出口より東へ
   JR阪和線 「長居」駅 より東へ

2009年10月01日

シンポジウム 「信太山丘陵の保全と活用」 のご案内


関西自然保護機構では信太の森FANクラブなどと共催で、信太山丘陵の保全と活用を考えるシンポジウムを開催します。
信太山は大阪府南部にわずかに残された貴重な湿地生態系や里草地を含む丘陵の里山です。信太山の自然に興味を持つかたがたのご参加をお待ちしています。

と き :10月18日(日)13:00~17:00
ところ: 和泉市立鶴山台南小学校 体育館
JR北信太駅下車、南海バス鶴山台方面乗車、南小学校前下車
-プログラム-
趣旨説明 石井実

「信太山丘陵の自然と文化」花田茂義
「信太山丘陵の地質と歴史」井上淳
「信太山丘陵の植物相の特徴」藤井伸二
「信太山丘陵の動物相の特徴」三輪健一郎
「信太山丘陵湿地保全の取り組み」天満和久
総合討論「信太山丘陵の保全と活用」司会 石井実

主催:関西自然保護機構
共催:日本生態学会近畿地区会、(社)大阪自然環境保全協会、(財)大阪みどりのトラスト協会、
信太の森FANクラブ、いずみの森自然館クラブ、泉州の自然と文化財を守る連絡会

後援:和泉市・和泉市教育委員会

情報の再配布を歓迎します

2008年03月03日

2007年までに開催したKONCシンポジウム

関西自然保護機構では、毎年一回、原則総会に合わせてシンポジウムを開催しています。
2007年までに開催したシンポジウムの記録は
こちら
http://www.omnh.net/konc/Kako_Symposium.htm

に掲載しています。
また、各シンポジウムの内容は、シンポジウム開催後に原則会誌に掲載されています。そちらもご参照下さい。