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フィールド観察会&シンポジウムのお知らせ:大阪府能勢の自然

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大阪府北部に位置する能勢町では、深山、剣尾山、三草山、歌垣山などに囲まれ、古くから里地里山とともに育まれた貴重な自然が残されています。生物多様性のホットスポットでもあり、ヒロオビミドリシジミ、タガメ、ハッチョウトンボ、サギソウ、ユキワリイチゲなど大阪府の他の地域ではほとんど見られなくなった貴重な生物も生息しています。
能勢町では、2019年に策定された「能勢町生物多様性地域連携保全活動計画」に基づき、生物多様性の保全や生態系ネットワークの再生に向けての取り組みが行われており、2021年から能勢町生物多様性基礎調査が行われて、2023年3月には野生動植物376種を掲載した「能勢町の大切にしたい生きもの(能勢町版レッドリスト)」が策定されました。策定にあたっては、関西自然保護機構の運営委員や会員も委員として協力してきました。今回のフィールドシンポでは、能勢町の貴重な自然に触れるとともに、レッドリスト作成の過程で明らかになった生物相の特徴について情報を共有します。フィールド観察会では、講師とともに小型バスで能勢町内をめぐり、大阪府自然環境保全地域特別地区に指定されている地黄湿地などを見学します。シンポジウムでは、「レッドリスト作成の過程で再発見された貴重な能勢の自然」と題して、能勢町の植物、動物、昆虫、総説について5名の講師から話題提供をいただき、総合討論を行います。
 
◆フィールド観察会◆

日時:2023年7月23日(日)9:30~13:00
集合:09:30 能勢電鉄山下駅
場所:大阪府能勢町 地黄湿地、剣尾山周辺

<スケジュール>
9:30 能勢電鉄 山下駅 集合
10:10 地黄湿地到着 講師紹介後、動植物の観察
11:00 歌垣へ移動(マイクロバス)
11:20 剣尾山(冒険の森能勢)到着 説明後、動植物の観察
12:00 昼食(各自持参)
12:50 浄るりシアター(能勢町役場横)へ移動(マイクロバス)
13:15 浄るりシアター着
13:30 シンポジウム開始
16:00 シンポジウム終了
16:15 山下駅へ出発(マイクロバス)
16:45 能勢電鉄 山下駅 解散

申込み:必要 (現地参加の場合にも連絡をお願いします)  
参加費:日本生態学会近畿地区会の公募集会に申請中(採択の場合、無料開催)
集合解散:能勢電鉄山下駅(山下駅⇔観察地⇔浄瑠璃シアター:マイクロバス運行予定)
応募方法:メール(konc@omnh.jp)またはFAX(06-6697-6306)で、①~⑥の項目を明記の上、KONC事務局へご連絡下さい。
 ①氏名 ②生年月日(保険用) ③携帯電話番号(緊急連絡先)
④メールアドレス ⑤日本生態学会の会員か否か ⑥バス乗車希望の有無
申込締切日:2023年7月21日(金)
定員:25名 *応募者多数の場合は、主催団体の会員を優先の上 先着順。

◆シンポジウム◆

「レッドリスト作成の過程で再発見された貴重な能勢の自然」

日時:2023年7月23日(日)13:30~16:00
 場所:淨るりシアター研修室(大阪府豊能郡能勢町宿野30;能勢町役場横)

 開会の挨拶・趣旨説明 平井規央 関西自然保護機構編集委員長(大阪公立大学大学院)
〇「能勢町の自然とその変化」 前田 満
〇「能勢町生きもの調査に参加して」丸山健一郎(大阪自然史センター)
〇「能勢町の植物」 横川 昌史(大阪市立自然史博物館)
〇「能勢町の魚類」 平松 和也(大阪府立環境農林水産総合研究所)
〇「能勢町の昆虫」 上田 昇平(大阪公立大学大学院)
総合討論
 閉会の挨拶 前迫 ゆり 関西自然保護機構会長(奈良佐保短期大学副学長)

★シンポジウムのみの参加で現地集合の場合、当日参加も受け付けいたします(保険はかけません)。

主催:関西自然保護機構 
共催:日本生態学会近畿地区会(申請中)
後援:能勢町