2009527
 
岬町の長崎海岸で第1回の実験研修会を行いました。

研修会の様子

参加者は12名、インフルエンザの休校のために中間考査が延期になって、かえって参加しやすくなるかも・・・と思いましたが、午後半日の予定で、岬町まで来ていただくのはなかなか大変なようです。
講師は大阪市立自然史博物館の山西良平館長と石田惣学芸員のお二人でした。1時半ごろ海岸に到着、3時前の干潮まで、できるだけたくさんの動植物を探そうと、思い思いに観察・採集をしました。曇り空で暑すぎず寒すぎ快適でした。参加者のみなさんは、石をひっくりかえして、カニをつかまえたり、ヒトデを集めたり、熱心に生物を集めるとともに、お二人の講師の先生方を質問攻めにしておられました。今年はアメフラシが多く、1年間でこれほど大きくなることにびっくりでした。
あっという間に干潮の時間がすぎて、3時過ぎから、各生物の分類群ごとに、観察した生物の種類や生態についてまとめを行いました。植物(海藻類)27種、海綿動物4種、刺胞動物3種、扁形動物2種、苔虫動物1種、軟体動物24種、環形動物2種、節足動物10種、棘皮動物8種、脊索動物1種、脊椎動物ホヤ1種、硬骨魚3種を確認しました。
最後に山西館長の「生物多様性を一番実感できるところが海だと思う。ぜひたくさんの高校生にも海の生き物の豊かさにふれさせてほしい。」というご挨拶に一同深くうなずきながら解散しました。
今年度はあと2回、67日と21日に湾岸の生物部会の観察会が予定されています。ぜひ多数ご参加ください。
(報告 泉鳥取高校 河添純子)
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