大阪府高等学校生物教育研究会
大阪府高等学校生物教育研究会ホームページ運営状況報告

日生教京都大会99.8.4研究発表


  1. はじめに
    大阪府高等学校生物教育研究会は創立50周年記念事業の一環としてホームページを設立することとなり、97年11月末に試験運用を開始、98年4月からは正式開設となり、約1年が経過した。その運営の状況等について報告したい。
  2. 現在のホームページの構成

    など

  3. ホームページ運営体制
    =====開設にあたって=====
    1. 50周年記念事業
      50周年記念事業の一環としてインターネットのホームページの開設を決定をした97年秋、急ぎホームページ係を設け、「ホームページに関する申合せ事項」「同細則」を作成した。
    2. 目的
      本ホームページは本研究会の教育・研究活動について、大阪府内の会員ならびに全国の高等学校生物教育関係者に情報発信、情報交換を行い交流することを目的としている。
    3. 掲載の審査
      ホームページの掲載内容に関しては、研究会の公的なものとして位置づけ、著作権については充分注意を払うとともに不適切な内容が掲載されることがないよう、複数の係で審査して会長の決裁を受けて掲載するような手続きを取っている。
    4. 取材の分担
      ホームページに掲載する記事や実習書等の実験の紹介などについては係で分担して作成している。係では研究会の行事の報告に重点を置いて取材を分担している。
    5. ページ編集担当者とE-mail窓口の分担
      E-mail管理はページ編集担当者と別の者が担当することにした。研究会に届くE-mailには企業からの宣伝メールなどが数多く含まれるが、そのうち必要なメールのみ係に転送してもらっている。これはページ編集担当者にとっては雑音が耳に入らないので非常に助かっている。
    6. プロバイダの選定
      ホームページ開設にあたっての費用は50周年記念事業として支出されることになっていたが、研究会ではホームページ運営は1年限りのものでなく、継続的に行うものとしているのでランニングコスト等については毎年の会計で支出することとした。ホームページ開設を決定した97年、大阪府においては、「大阪教育情報ネットワーク」の整備により、府立学校は全校がインターネットに接続された。このネットワークの提供により、教科研究会等においてもアカウントが提供されることになり、これを利用することにした。また、民間の商用プロバイダである「ガリバーインターネット」は、教育利用を支援するという目的で学校等教育諸団体に無料でサービスを提供する「アカデミックアカウント」の制度を実施、本研究会でもこのご厚意により、こちらも利用させていただくこととした。現在は両者でほぼ同じ内容にてホームページを運営している。
      =====開設後の状況=====
    7. ホームページ係会
      係は現在8名で、係会は年2回程度のペースで実施している。通常の連絡や討議はE-mailを利用して行っている。
    8. 公文書
      行事案内等の文書を作成した担当者は、各校に発送する前に公文書番号を得るために会長と事務局に文書を送ることになっているが、この時に同時にホームページ係にも送るという申し合わせが成立し、迅速にHTML化できる体制ができている。最近はFaxにて掲載依頼をしてくる係も出てきている。
    9. 行事案内の審査の簡略化
      行事の案内の公文書の内容および研究会の印刷物等で既に公開されたものについては審査を簡略化して掲載できるように手続きを変更した。
    10. 更新
      更新は行事の案内を掲載するためにほぼ月2回のペースになっている。
    11. 閲覧者を増やす活動
      開設当初に国内の複数のサーチエンジンに登録した。また、他の都府県の研究会のホームページと連絡を取り、相互リンクや紹介に努めた。相互リンクの結果、それをたどって多数の方に見に来てもらっている実態がアンケートで得られている。
  4. ホームページの閲覧状況
    係では、アクセスカウンタとアンケートによりホームページ閲覧状況の把握に努めている。
    1. アクセスカウンタ(各月始めの数値)
            99.1 16106
      98.2 1242   99.2 17192
      98.3 2819   99.3 18547
      98.4 4055   99.4 19943
      98.5 4476   99.5 20832
      98.6 5336   99.6 22632
      98.7 7343   99.7 25500
      98.8 8922   99.8 30657
      98.9 10260      
      98.10 11508      
      98.11 12621      
      98.12 14412      

      カウンタの記録をはじめた98年2月〜99年7月末までに29,415カウント。月平均1,600余カウント。しかし1日に500カウント以上を記録する日もあり、不自然なところもある。カウンタは夜9時〜12時頃にアクセスして記録(翌朝7時という日もある)。毎日〜23日に1回チェックしたが5〜7日あいたこともある。

      • カウント多かった日
        1日
        99.6.15〜16 1342 671
        99.7.16   657
        99.7.11   579
        99.7.22〜24 1584 528
        99.7.3   518
        99.6.16   465
        99.7.4   395
        99.6.3〜4 716 358
        98.2.16   352
        99.5.23   351
      • カウント少なかった日
        98.3.9 2
        98.4.9 2
        98.12.3 2
        98.5.16 3
        98.7.20 3
        98.10.23 3
        99.8.1 3

      →グラフ表示はこちら

    2. ホームページ上でのアンケート結果
      こちらをご覧ください。
    3. その他の反応
      • E-mailにて質問等が時折届いている。
      • 実習書の申込みが「ホームページを見た」といって届く。
      • 私個人のアカウントからE-mailで他都道府県の方と連絡をとると「ホームページを見ています」という反応が返ってくることがある。
  5. 今後の計画
    実現可能かどうかは別として、現在係で検討していることを紹介する。
  6. おわりに
    〜インターネット利用の勧め〜
    大学では教員や学生に個人アカウントが提供され、研究活動にインターネットが大いに利用されている。しかし、小中高校ではまだまだだと思われる。インターネットを利用することは特にこの全国大会に参加されるような、地域を超えて教員間のネットワークを結ぶ方々にとって非常に大きな威力を発揮するであろうということをこの1年半ほどの間に実感してきた。一方大阪府でも、ホームページ係の間の連絡はE-mailによって確実に2日以内に返答が返ってくるが、他の委員とは電話やFaxによる連絡が必要であり、インターネット利用率が高まらなければ便利にはならないことも実感している。既に利用されている方が多いとは思うが、各都道府県にて様々な形にて教員のインターネット利用を増やし、都道府県の間の交流や小中高大学間の交流を増やしていこうではないか。とりあえず手探りでやってきた本研究会ホームページ運営に関し、皆様方のアドバイスや感想をいただければと係一同期待しております。本研究会メールアドレスは スパムメールが流行しリンクを外しました です。
    ※他の都府県の研究会のホームページやJissenMLについては本研究会ホームページにて紹介しております。
  7. 謝辞
    研究会ホームページ運営にあたり、民間プロバイダである「ガリバーインターネット」は教育へのインターネット利用を支援するという目的で「アカデミックアカウント」の制度を実施され、本研究会にこれを無償で提供いただきました。重ねて篤く御礼申し上げます。

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