第57回 生徒生物研究発表会 要旨一覧 | ||||
区分 | 番 | 学校 | 題 | |
要旨 | ||||
研究発表 | 1 | 上宮太子高校 | 太子町におけるミミナグサ属の競合 | |
在来種のミミナグサと外来種のミミナグサの生育の場をめぐっての競合についての太子町における分布を過去の記録と比較し、生理・生態的特徴について調べてみた。その結果、オランダミミナグサの方が繁殖力・適応力に優れていて、ミミナグサの分布は、以前に比べ山側に片寄っていることがわかった。 | ||||
研究発表 | 2 | 明星高校 | 骨格標本の作製 | |
骨格標本を作製する過程で思ったことやわかったことを研究成果としてまとめそれを発表します | ||||
研究発表 | 3 | 明星高校 | 熱帯に生息する昆虫の日本への適応性について | |
熱帯に生息する昆虫が日本の野外に逃げた場合その昆虫は日本の冬を越すことはできるのだろうか? 今回の実験では温度管理室の中でパプアキンイロクワガタの幼虫を約半年間日本の冬を再現して飼育した。 | ||||
研究発表 | 4 | 府立大塚高校 | 大塚古墳における鳥類の観察 | |
本校の北東に位置する大塚古墳は日本でも有数の前方後円墳です。例年9月の下旬からオシドリをはじめとしてカモ類が多数飛来します。2005年の1月よりほぼ毎日、飛来数の調査を行いました。調査は放課後に計33日間、古墳の外周を巡回して行いました。本研究では大塚古墳におけるカモ類の飛来の状況と分析を行います。さらに9月以降はカモ類の渡りが始まっていますので、今年のカモ類の初認など現状の報行います。 | ||||
研究発表 | 5 | 府立芥川高校 | 芥川水系における帰化植物の侵入とその影響(V) | |
芥川水系に侵入したミズヒマワリという帰化植物が台風などの影響でどのように分布が変化したかを調査した。 | ||||
研究発表 | 6 | 府立北野高校 | 組織培養〜カビを身近なものを使って防ぐ〜 | |
組織培養の実験方法、カビを防ぐのに何を使用したかを説明する。そして、その結果を発表する。 | ||||
研究発表 | 7 | 府立北淀高校 | 動物の集合性を探る PARTV | |
自然界の動物の行動を見てみると、オタマジャクシのようにばらばらに行動すものと、メダカのように群れているものとがある。本実験ではそういった動物の集合性に着目し、メダ・ブルーギル・ツメガエル等を用いて様々な動物の集合性について調査した。昨年は主に温度が集合性に及ぽす影響について調査したが、今年は周囲の色彩と光条件がそれぞれの動物の集合性に及ぽす影響について錮査した。その結果をグラフ化し、それぞれの動物の生活と「群れる」事との関係について考察していく。 | ||||
研究発表 | 8 | 清教学園高校 | クヌギの樹液浸出場を餌場とするいろいろな生物の時間的変遷 | |
クヌギの樹液浸出場を餌場として利用する種々の生物の活動時間に視点を置き、グループ分けすることから、時間的すみ分けの様子について種間関係をも考えて考察、発表をする。 | ||||
研究発表 | 9 | 清風高校 | ニッポンバラタナゴの保護池における”池干し”の生物に及ぼす効果 | |
清風高校生物部は、絶滅危惧種のニッポンバラタナゴの保護活動を行っている。今回の報告では、2005年3月20日に行った保護池の”池干し”がため池の生物に与える影響を調査した。その結果、ニッポンバラタナゴの雌の卵保有率は最大41%まで増加し、推定産卵数も約10000個体となった。また、ドブガイについても、この3年間、数個体ずつしか繁殖していなかったが、今年は推定1100個体が繁殖し、現在までよく成長している。ため池の生物多様性を維持するためには、”池干し”が重要であることが示唆された。 | ||||
活動報告 | 101 | 高槻高校 | 高槻高校生物部の活動 | |
学校のすみを開墾して水田と畑にした。畑ではジャガイモを大小100個収穫、スイカは繁って実もつけたが虫に食われた。水田ではメダカも放し飼いにし、日陰ながらも育ってくれた。実験室では、カメ、タウナギ、ハムスター、熱帯魚などを飼育している。夏の合宿では、中1〜高1の25名で、福井県三方へ行き、植物採集・同定、動物採取・同定を行った。文化祭では、植物標本を展示し、植物プロトプラストの作成実験と、DNA抽出実験とカエルの解剖を実演した。 | ||||
活動報告 | 102 | 府立天王寺高校 | あしび山荘の登山道の樹木の調査 | |
3年計画であしび山荘への登山道の樹木の調査をしていますが、1年目が終わりましたので、これまでの調査について活動報告をします。 | ||||
活動報告 | 103 | 府立北野高校 | 北野生研の活動 其之弐 | |
淀川周辺の水鳥調査と粘菌の飼育、観察結果を発表する。 | ||||
活動報告 | 104 | 府立豊中高校 | 豊高生物部 2005年上半期活動報告 | |
2005年4月〜10月の主立った活動を報告する。和歌山県田辺市元島における海の生物の観察、箕面公園における昆虫採集など | ||||
活動報告 | 105 | 府立北淀高校 | 生き物カーニバル | |
今年度の北淀高校生物部は総勢15名となり、昨年に引き続き文化系クラブでは最大規模の人数を誇っている。それらの部員が周2回の活動に加え、学校に泊まり込んでの生物観察や、蛍の観察会、十三干潟でのシジミ採りなど多くの校外活動を行った。その中から、とりわけ部員の間でも評判の良かった活動について、エピソードや部員の感想を交えて報告する。 | ||||
活動報告 | 106 | 府立香里丘高校 | 生物部の半年間の活動 | |
現在、1年生3名だけの生物部の活動記録。文化祭の展示の内容、緑色植物の色素分けの実験、イモリの飼育記録など | ||||
活動報告 | 107 | 府立高津高校 | 高津高校生物研究部 2005年度活動報告 | |
2005年度活動報告 4月10日(日) 春の奈良公園観察会(トラップ調査)を実施。 同17日(日)ヒトゲノム市民フォーラムにて「糞食性コガネムシ類の研究」ポスター発表(京大時計台会館大ホール))。 同25日(月)牛の腎臓の観察と校内プールのヤゴ救出作戦実施。 5月4日(水)ヤゴ救出作戦を清水谷高校プールで実施。 同22日(日)第1回大阪城内濠のプランクトン採集会実施。 6月10日(金)西宮市仁川周辺にての「ホタル観察会」 同12日(日)第2回大阪城内濠のプランクトン採集会実施。 7月17日(日)大阪市立自然史博物館 第34回特別展 「なにわのナチュラリスト」へアマミノクロウサギ出展。 8月3日(水)〜4日(木)日本生物教育会(JABE)第60回全国大会(大阪大会)に「糞食性コガネムシ類の研究」を発表、「高津高校鳥類剥製の報告」を報告。 9月10日(土)〜11日(日)高津高校記念祭(文化祭)にて発表。 同17日(土)第2回日韓合同陸水シンポジウム(大阪国際交流センター)にて「大阪城内濠のプランクトン調査」を紹介、韓国の生物研究部と交流。 10月6日(木)第3回大阪城内濠のプランクトン採集会実施 |
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活動報告 | 108 | 府立高津高校 | 高津高校「鳥類剥製」報告 | |
高津高校の旧生物準備室から多数の標記「鳥類剥製」が見つかったので報告します。 保存状態が悪く、汚れた剥製を1体ずつ丁寧に筆をつかって埃を落とし、元の状態まではいかなくとも、それに近い状態にすることに成功しました。この剥製を後世に伝えるために、デジタルカメラで撮影し、種の同定を行うと共に生態的特徴を調べています。オンライン野鳥の図鑑「Yachoo!」(http://www.gt-works.com/yachoo/)の情報を利用させて頂くことについて、管理者の方から許諾を得ることができたので、Webにて閲覧して頂けるように準備中です。(http://www.osaka-c.ed.jp/kozu/06club/37bio/Bio_club.htm) 戦前に創立された古い学校には、同様に種々の剥製が保存されている思われるのですが、どのように管理されていますか?お知恵を貸して頂きたいので、報告させて頂きます。 |
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活動報告 | 109 | 府立鳥飼高校 | オオゴマダラの飼育 | |
沖縄より取り寄せた日本最大級のチョウ「オオゴマダラ」の卵を孵化させ、生育させた食草の「ホウライカガミ」を食べて育った幼虫が黄金色のサナギとなりやがて羽化した。その様子は10/6読売新聞朝刊に掲載され、よみうりテレビの夕方のニュースでも放映された。現在、温度条件を15℃、20℃、25℃で幼虫を飼育し、蛹化、羽化の日数を調べている。その様子を紹介したい。 |