セミ展通信 最終回 〜集大成!ぬけがら調べ結果発表〜

セミ展通信 最終回  〜集大成!ぬけがら調べ結果発表〜

======== 「セミの風になって」〜セミ展閉幕ごあいさつ〜 ========

 「世界一のセミ展」は9月2日に無事に終了いたしました。
 ご来場いただいた2万人以上の方々や、関連の書籍・テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などをご覧になった方々に、セミがこんな昆虫で、こんな風に生きているということを、広く知ってもらえたとしたら、それはとても嬉しいことだと思います。
 展示会は終わりましても、セミ展で展示した内容が、セミの風になって、大きな空を吹き渡り、人々の心にいつまでも残ってくれたら、と願っています。
 末筆ながら、本展示会を支えてくださった多くの方々に感謝申し上げます。
初宿成彦(大阪市立自然史博物館・学芸員) WEBページ「シヤケのドイツ箱」


======== 靭公園ぬけがら調べ2007 結果発表!9/3 ========

 靭公園セミのぬけがらしらべは、9月2日に開催されました。
結果は30.770個(クマゼミ14,049個、アブラゼミ16,719個、ニイニイゼミ2個)でした。
前年の約2倍の多い発生で、西暦で奇数の年に多いことは確かめられましたが、一昨年(2005年)程度の数にとどまり、この調査では4年に1度の大量発生であったかどうかは明確にはできませんでした。
 他の場所での発生量データなどともあわせて、この結果をくわしく分析したいと考えています。
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/shiyake/utsubo.html

▼ 2007年のセミの発生量については、追って下記のページにまとめます ▼
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/shiyake/semi-hassei2007.html

▼ 朝日新聞の記事 ▼
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200709020013.html

セミは身近ないきものですが、まだまだナゾの部分があります。
これからも地道な調査で、少しづつ明らかにされることでしょう。


======== 世界に広がる大阪のセミ やっぱり世界一?! ========

▼ Times(イギリスの新聞) ▼
http://www.timesonline.co.uk/tol/news/uk/science/article2267524.ece  英語ページ
「世界陸上の選手は耳栓を持って行け」などと書かれているそうです。

その他にも記事は読めませんが、世界の有名な雑誌に大阪のセミについて掲載されているようです。

▼ Nature(イギリスのサイエンス雑誌) ▼
http://www.natureasia.com/japan/  日本版ページ


======== 季節が終わっても… ========

▼ ここにしかない博物館オリジナル「セミ」グッズあります ▼
大阪市立自然史博物館オンラインミュージアムショップ
http://omnh-shop.ocnk.net/

▼ 海游舎「都会にすむセミたち」沼田英治・初宿成彦 共著 ▼
http://omnh-shop.ocnk.net/product/79
世界一のセミ展で展示していた内容を多く含みます
syoseki.jpg


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「世界一のセミ展」会期中2万人を超える来場者がありました。
夏の風物詩という言葉通り、セミが日本人の夏の季節感と密接に関係していることを改めて知らされました。
今年去って行ったセミたちも次へと卵を残していったはずです。何年か後にまた彼らにお目にかかることになるでしょうし、今でも幼虫たちは土の中で成長しながら生きています。
また夏が来たら、今年のセミ展で見たことを思い出してくださいね。
ご来場・ご参加ありがとうございました。


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特別展「世界一のセミ展」
2006年7月7日(土)〜9月2日(日)
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/tokuten/2007semi/
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