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2010/11/21 大阪バードフェスティバルにおいて講演会を開催します

関西自然保護機構は、2010年11月20,21日の両日、大阪市立自然史博物館で開催される
「大阪バードフェスティバル2010」(主催:特定非営利活動法人大阪自然史センター、関西自然保護機構、大阪市立自然史博物館、日本野鳥の会大阪)
バードフェスティバルホームページ
http://www.omnh.net/npo/fes/2010/

において、11月21日(日)に二つの講演会を開催します。
午前に開催される後援会では、10月下旬に開催される生物多様性締約国会議を速報していただきます。

また午後1時からは「コウノトリの野生復帰を語る」として、このバードフェスティバルのテーマでもある「鳥から生物多様性を考える」の具体的な事例として、豊岡での取り組みの現状をご紹介頂きます。
いずれも事前申し込み不要、無料での開催です。
どうぞご参加下さい。

関西自然保護機構主催 COP10報告会
タイトル:「速報COP10ではなにがおきていたのか、これからの取り組みにむけて」
日時:11月21日(日) 午前10時30分~午前12時
講師:道家哲平氏(日本自然保護協会/IUCN-J 事務局)
会場:博物館本館 講堂


関西自然保護機構主催 シンポジウム「コウノトリの野生復帰を語る」
日時:11月21日(日) 午後1時~午後3時30分
会場:博物館本館 講堂
参加費:無料
プログラム:
13:10~14:10「幸せを運ぶ鳥コウノトリのイメージの崩壊」大迫義人氏(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所)
(要旨)幸せを運ぶ鳥として親しまれているコウノトリ。しかし、野生下では、何でも食べる、配偶相手を変える、隣の巣を襲撃する、死んだ雛を食べる、自分の子を遺棄するなど、市民にとって信じがたい行動を見せた。これらの行動の生物学的解釈を紹介し、彼らとの共生について考える。
14:20~15:20「豊岡盆地におけるコウノトリの野生復帰のための自然再生」内藤和明氏(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所)
(要旨)コウノトリの再導入に伴い、豊岡盆地では、人工巣塔の設置、水田魚道の設置やコウノトリ育む農法の推進、河川に浅場を造成する工事など、生息環境を整える取り組みが実施されてきた。本講演ではそれらを紹介し、コウノトリの野生復帰のための自然再生について考える。