「大阪府高等学校生物教育研究会」協力会だより
第7号(2012年6月)
だより第6号へ
ご 挨 拶
協力会会長 中野 俊勝
此の度、江藤昌晴先生の後を受け継いで、甚だ僭越ではございますが会長を承りました。
本会創立時の発起人の一員として関わって参りましたので、その趣旨に沿って生物教育研究会への協力と援助、そして協力会会員相互の親睦のために鋭意努力をして参りたいと存じます。
今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
さて現在、教育界では多くの団塊の世代の先生方が退職され、入れ替わって新規採用者が増える交代期となっています。
このような時期には、ベテランの熟達した指導力と新進気鋭のパワーとの新旧の力を巧みに組み合わせることが特に必要です。このことは、本府の生物教育研究会においても同様です。そして、これを実現するためには、研究会における教育活動のより一層の活性化が必要です。
我々の協力会が、これらの活動を支援し生物教育界がさらに発展するための活力剤となることを願うとともに、生物学の成果によって、次代を力強く切り拓く若者が育つことを見守っていきたいと思います。
末筆ではございますが、協力会会員の皆様のますますのご健康とご多幸を祈念申し上げまして、ご挨拶といたします。
会長退任にあたって
協力会前会長 江藤昌晴
最初に協力会会員の皆様方に厚く御礼申し上げます。3年前の6月3日に府立高津高
等学校の同窓会館で産声を上げた「協力会」が無事軌道に乗りましたのもひとえに会員
の皆様方のご支援の賜物と感謝しております。特に発行が危ぶまれていました生物教育
研究会誌が発行可能になりましたことは、会誌の創立20周年記念号から会誌係の一人
として編集に携わってきました私にとって望外の喜びでした。
この度任期3年ということと個人的な理由で会長を辞任させていただきました。3年
間を振り返りますと、ただただ反省あるのみで申し訳なく思っております。
後任の会長、中野先生は立派な方です。「協力会」を一層盛り上げていかれると思い
ます。会員の皆様方には引き続きご支援いただきますようよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、会員の皆様方のご健勝を心からお祈りいたします。
第4回(平成24年度)総会の報告
中野俊勝
5月23日大阪市立自然史博物館において、平成24年度生物教育研究会協力会総会を実施しました。
出席者は、会長江藤氏、多々氏、辻本氏、松本氏、梶村氏、牧野氏、中野の7名と賛助会員数名、そして今回から協力会の内容を周知してもらうために、研究会会員にもオブザーバーとして参加をしてもらいました。
総会の内容は次の通りでした。
<次第>1.挨拶(協力会会長 江藤昌晴氏)
2.平成23年度会務報告・会計報告(辻本氏)
3.平成24年度行事予定・予算(辻本氏)
4.役員改選(江藤氏)
会長 中野俊勝 副会長 牧野修司 幹事 辻本昭信、松本弘、梶村重次
賛助会員代表 大島みどり、寺岡正裕 (以上敬称略)
新会長(中野)挨拶
5.閉会の挨拶(賛助会員代表 大島みどり氏)
以上を滞りなく審議し議決いたしました。
これに先立って行われました平成24年度生物教育研究会総会におきまして、昨年度と
同様に、来賓として協力会江藤会長より挨拶があり、続いて壇上にて研究会大島会長に助
成金10万円が贈呈されました。大島会長からは、「協力会の助成金が大きな支えになって
います。厚く御礼を申し上げます。そして江藤大先輩から受領することに感激しておりま
す。」と謝辞がありました。
研究会総会に続いて、大阪市立自然史博物館主任学芸員の佐久間大輔氏による講演「今
改めて問う博物館の役割 陸前高田市立博物館の標本レスキューから」がありました。
東日本大震災直後の被災地における喫緊の復興支援の話、また海水と泥をかぶった植物
標本とチョウや昆虫の標本などの修復支援の様子を熱く語られました。
締めくくりに、今後の対策として、普段から施設間における学術交流を盛んに行い、有
事対応能力を高めておくことの大切さを説かれました。
全てが終了した後、20名近くが懇親会に参加して、大いに英気を養いました。
特にこの席で多くの人が耳を傾けたのは、多々先生が昭和28年新任教員として参加し
た生物教育研究会総会についてでした。当時若くて血気盛んな頃(?)の多々先生が研究
会の在り方について意見を言うと、先輩教員からもっとゆったりするものだと諭されたお
話でした。今ではなかなか聞くことのできない古き良き時代のことでした。
1 今年度(2012年)の行事予定
どの行事も、参加者希望者は3日前までに事務局(辻本)へTELかFAXして下さい。詳細をお知らせします。
(1)第4回総会(研究会総会と同日に実施済み) 報告は上記
5月23日(水)大阪市立自然史博物館 3:00より研究会総会
研究会総会後記念講演 (講師は主任学芸員の佐久間大輔氏)
4:30より協力会総会 5:00より懇親会
(2)歴史散歩・懇親会 第4回「高野街道を歩く」 (松本先生による案内)
今回は千早口駅から天見駅までを歩きます。奥河内の秋を楽しむ散策です。コースは
次の通りです。
1 千早口駅の解説 A薬師寺 B御所の辻 C松明屋 D旧高野線廃線跡
E馬こかし一里山 F南天苑 G旧高野街道廃線跡 H蟹井神社 I安明寺
J高野街道 K出会いの辻 L天見駅の解説 約4キロの行程
1、日時:平成24年11月16日(金) 13時00分集合 ・・小雨決行
2、集合解散場所:集合は南海高野線千早口駅 解散は天見駅17時頃の予定
3、資料は用意いたします。 歩くのに適した服装と靴、水筒、雨具をご持参下さい。
(3)研究会行事に参加
@「会員研究発表会」 発表を聞いた後、現役の教員と懇談の機会を持つ。「会
員研究発表会」は毎年1月下旬から2月初旬に行われます。
A「森林生態研究部会」 野外の調査観察会に参加する。10月頃の予定、行先
は未定です。
詳細については、事務局(辻本)まで連絡下されば案内します。
2 平成24年度予算
収入 (H24.6.20現在) 支出
前年度繰越金 134,360円 発送経費(第6号、第7号)
会費・寄付金 129,000円 9,000円
2,000円 9人 会費払込料金 4,000円
3,000円 17人 事務費(コピーなど) 2,000円
5,000円 11人 助成金 100,000円
10,000円 1人 予備費 150,360円
計38名
(前年3000円納入済み1名) 支出合計 265,360円
収入合計 265,360円
3 24年度『大阪府高等学校生物教育研究会協力会』会員 (H24.6.20現在)
(記載順は生物教育研究会会誌役員名簿による)
(正会員)
浅野素雄 今安達也 松田仁志 和佐眞宏 江坂高志
多々浩爾 中原 圓 山田孝子 渡辺勉治郎 足立 堯
萱村善彦 原田 彰 福坂邦男 平賀正男 古久保俊子
江藤昌晴 吉川 浩 河野成孝 中野俊勝 梶村重次
辻本昭信 松本 弘 山住一郎 奥本 隆 石崎英男
富田織江 小畑和人 田中正視 牧野修司 大江 進
以上30名
(賛助会員)
大島みどり 杉山友重 橘 淳治 寺岡正裕 柴原信彦
安井博司 幸川由美子 佐々木陽一
以上8名
★会員の住所、電話等の個人情報については事務局へお問い合わせください。
4 協力会役員と事務局、
・会長・・・中野俊勝 ・ 副会長・・・牧野修司
・幹事(事務、会計、会計監査)・・・松本弘、梶村重次、辻本昭信
・賛助会員代表・・・大島みどり、寺岡正裕
・事務局(辻本昭信) 振替 口座番号 0910−2−226178
口座名 大阪府高等学校生物教育研究会協力会
住所 高槻市西冠1−10−1 電話 072−675−1710
FAX 072−675−1736 メール s.tsujimoto◎tcn.zaq.ne.jp
(迷惑メール対策で◎にしています)
《ご意見や、お尋ねなど遠慮なくご連絡ください》
5 会員の近況
振込用紙やはがき等により連絡があったものを記載します。皆様もどうか一報ください。
渡辺勉治郎
集められたお金ができるだけ多く現場の生物担当の先生方の活動に使えるようご高配
ください。
古久保俊子
昨年は所属している倶楽部の企画で、淡路島一周203kの中、103kを選んで、8回に分けて歩きました。幸い他の予定と重なることもなく完歩いたしました。
「八十路来て完歩嬉しい淡路島」
田中正視
今年も、昨年に続き「理科支援員」として、小学生たちと遊んで(?)おります。地
元の農業実行組合や水利組合の仕事(?)で、ため池や水路の維持管理など、毎日走
りまわっています。23日はヒメホタルの観察会で総会にはお邪魔できません。
小畑和人
立命館大学に毎日、2時間かけて通勤しています。研究会の先生方の情報提供に感謝
しております。研究会の発展を祈念しています。
大江 進
平成23年度より大阪府教育センター理科教育研究室(生物)で、非常勤嘱託員をし
ています。今後ともよろしくお願いいたします。
|