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博物館実習2日目

今日は大阪湾に漂着したマッコウクジラの胃から回収された「イカ・タコの歯」のソーティング(分類)を行いました。
この歯は顎板といい、1対の上顎と下顎を持ちます。また、その形から「カラス・トンビ」とも呼ばれるそうです。上顎よりも下顎の方がより特徴的であるということなので、ソーティングには下顎を用いました。
検索表やすでに同定されている見本と見比べながらソーティングしていきました。形や大きさなどの特徴が書かれているのですが、初めのうちは見比べてもどの特徴に当てはまるのかも分からず頭を抱えていました。担当学芸員の方に聞きながらしていくと、徐々に判断がつくようになり、一見してわかるものも出てきました。しかし、確認していただくと間違っていた物も。
個体差があったり、欠けていたりして特徴が分かりづらい物も多く、同定作業の大変さを実感しました。今日は1日この作業でしたが、細かい違いも見極める観察力と集中力が必要だと感じました。

残り3日、まだまだ暑い日が続きそうですが頑張ります。

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