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実習4日目。

 早くも実習4日目を迎えました。
 午前中は,植物標本庫の保管方法や並びなどについて,少し詳しく説明していただきながら,見学しました。植物が保管されている収蔵庫を「ハーバリウム」と呼ぶそうです。大阪市自然史博物館のハーバリウムには,植物草本の標本のみでなく,海藻,果実,材(木の幹を輪切りにしたもの)などがありました。他にも,1枚で数メートルほどはあろうかという熱帯巨大植物の葉が通路に横たえてありました。これは標本庫に入れたいけれど,大きさ的入らないため,通路に保管されているそうです。
 標本庫は,標本を「科」ごとに並べて整理されているため,学名を基準として整理されているため,植物の学名を覚えることは重要なのだそうです。
 最近では,標本庫に保存されている標本がDNA解析するため,サンプリングされることが多くなっているそうです。サンプリングされた標本の台紙にはサンプリングの目的や,どの部分を採取したのかなどの情報を書いたカードが貼られていました。
 収蔵庫見学の後,普及活動「ビオトープ」の見学兼,少しのお手伝いに行きました。今日は稲の収穫が行われていました。稲刈りの後,子供達がカマキリやバッタを楽しそうに捕まえていました。
 ビオトープ活動の見学を終えて,再び収蔵庫へ移動し,今度は標本庫内のナフタレンの補充を行いました。害虫による標本の損傷を防ぐための大切な作業です。
 お昼の休憩の後,展示に使用されていた標本を元の標本庫に戻すという作業を体験させていただきました。科名を調べ,標本庫の番号と対応させてから,各々の標本を1つずつ元の場所に戻していくのですが,標本を壊さないように作業をしていると,思っていたよりも時間がかかってしまいました。
 自習時間終了前に,床の掃き掃除を行って,本日の実習は終了しました。
 通常であれば,学芸員さんしか触れられないような貴重な標本に触れるような貴重な体験ができ,充実した実習4日目を過ごせました。明日で実習最終日なので,最後まで頑張ろうと思います。

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