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博物館実習 2015/夏 初日

こんにちは、本日より博物館実習をさせて頂いている実習生のMです。

今日は実習初日ということで、午前中に館の歴史や各事業のお話を伺ったり、各研究室(部屋によって担当学芸員さんの色が出ていてまさに裏側!といった雰囲気。個人的には蔵書と壁に貼られたラクガキが気になりました、、!)や書庫などを覗かせてもらいました。旧実習室で縫製?していた鳥も気になりますし、書庫の貴重な蔵書も気になるところです。また、廊下に思わぬモノがあったりすることや、専門分野以外も研究したり、観察会を行ったり、はたまた子供たちと話したりと活動がとてもとても多岐にわたる学芸員という立場に驚かされました!本日色々と案内をして頂いた和田さんの解説がまた、おもしろいし分かりやすいのです。

午後からは普段は立ち入ることのできない冷凍庫や収蔵庫、展示室の見学をさせて頂きました。冷凍庫前のトラックヤードにもまた思わぬモノがあったり。。収蔵庫は三つに分かれていて、まず骨や石など、温室度管理が比較的容易なものを収蔵している一般収蔵庫。次に温室度管理が厳しい昆虫、植物標本が収蔵されている特別収蔵庫。最後に魚類、爬虫類、両生類などの標本が収蔵されている液浸収蔵庫があります。自然史博物館の液浸収蔵庫には爬虫類や両生類のタイプ標本が収蔵されていました。タイプ標本については初めて知ったのですが、その生物の研究をするうえでのひな形といいますか、ものさしということですね(いいまわし間違っているような気もします)。そのあとは、新館2階で開催されている特別展『たまごとたね』、1階にある大阪の自然の展示、そして本館の常設展を見学させて頂きました。
特別展では「たまごとたね」を色々な視点から解体していく流れになっていて、どちらかにはあんまり当てはまらないんじゃないかという視点もあるのですが、そこをおもしろく展示してあり興味深かったです。1階の自然の展示と常設展には中学生の時に部活動でよく訪れいていたのですが、当時と変化はあまりないように思えました。ただ、当時は単純に展示を見に来ていただけなので、もちろんディスプレイのメンテナンスやライトのことを考えたりはしていません。今日お話を伺いながら回ってみると、後のことを考えて設計のチェックなどをしっかりすることはとても大事なことなんだなと痛感しました。どんな場面でもですが後のことを考えないとダメですね。。そういえば、最後の第5展示室だけは昔訪れていたときにはまだなかったような気がします。スマートボールと種の広がり方の構造の重なり方にはなるほどなと驚きました。うまいことなってるもんだなあと。

さて、実習初日でなにをやるんだと身構えている部分もあったのですが、得る情報の多くが興味深く、楽しく初日を終えられたかなと思います。もちろん楽しかったという感想だけで実習が終わっていては、なにをしにいったんだとなりますので楽しんでいるだけではダメですが。。ただ、明日からの実習も楽しんでいければなと思います。四日目の和田さんの担当の日は骨に触れられる?とういうことで骨好きとしてはとても楽しみにしています、、!では、5日間と短い期間ではありますがどうぞよろしくお願いいたします。

実習生 M

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