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博物館実習5日目 2015/10/11

実習最終日は、友の会秋祭り。私たち実習生は、準備や受付、引率、ヒント係としてお手伝いさせていただきました。

今回の友の会秋祭り「たねとたまごを使って遊ぼう」は、その名の通り、特別展「たまごとたね」にちなんだもので、たまごとたねにまつわる体験やゲームをしました。

午前の部ではまず、班ごとに「綿摘み」「綿繰り」「カラシ石臼引き」「ごま油しぼり」の体験をしました。どれも普段の生活ではなかなか体験できないことで、カラシは、ごま油は、綿はこうやって出来ているのか!ととてもワクワクしました。なかでも綿摘みは、摘んで楽しい、手触りがふわふわで楽しい、綿繰りで種をキレイに取り除くことができてビックリ!と各段階ごとに発見や驚きがたくさん潜んでいて、感動の連続でした。

午後の部はゲーム大会。お題の書いたクジをひいて、そのたまごとたねを植物園で見つけてこよう!というゲームで、私たち実習生はそのヒントを出す係として、各ポイントに立っていました。そのお題というのは、「動物がはこぶたね3種」「風にとばされるたね」「ひっつきむし」「どんぐり2種」「たまご・たまごっぽいもの」の5つ。事前の研修ではムツカシイ!と仕事のし甲斐があるのだろうと思っていましたが、参加者の皆様は優秀で、お題の種を目ざとく見つけ、ヒントを出せたのは数組でした。私の立っていた場所が会場に近いこともあり、見つけてきた種をたくさん紹介してもらえました。なかには、研修で説明のなかったもの、想定していなかったものもあって、なるほど!と驚かされました。最後は学芸員さんからのたねとたまごの解説があり、無事にイベントを終えました。

イベントを通して、学芸員からの説明や実際体験するなかで学ぶこと、参加者の皆様の反応で学ぶことがたくさんあり、世話役という立場ではありましたが、とても楽しませていただきました。また、参加者・学芸員・実習生全員の新たな発見に対する貪欲さ、学芸員さんの教育普及活動に対する熱心さを、ひしひしと感じ、博物館という場の重要さを改めて感じました。

5日間の実習、とても短く感じたのは充実していたからに違いありません。展示や研究の裏側を見せていただけただけでなく、教育普及のイベントにもお手伝いとして参加でき、机の上では学べない博物館のことを多方面からたくさん学ぶことができました。また、他の実習生との交流で視野を広げることもできました。

お世話になった博物館の皆様、それぞれの分野で熱心に指導してくださった学芸員の皆様、そして共に5日間過ごした実習生のみんな、本当にありがとうございました。今後の皆様のご活躍をお祈りいたします。

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