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2016年秋 博物館実習3日目(5班)

 博物館実習も早いもので3日目となり折り返しとなりました。
 5班の実習3日目の本日は、一般収蔵庫で博物館に寄贈されたアンモナイトの化石標本の整理と登録作業を行いました。このアンモナイトは8000年前のものだそうで、研究者に注目されるような非常に珍しい新種も中には混入しており、1つの大きな箱にまとめられた化石を、一つ一つ小さな箱に入れて小分けしていく作業では化石を床に落としてしまわないか心配で、気の抜けない作業でした。化石と言ったら、学校で観察するような小さなサイズのものを想像するかもしれませんが、今日実習で取り扱った化石は一人で持ち上げるのも難しい大きさの化石もあり、箱を移動させる際は、2人掛かりで持ち上げないと運べない重さのものもあります。コレクターで化石が好きな人は2tでも3tでも収集するそうですが、そのようなコレクターの方がいるおかげで、貴重な資料が未来に残されていくため、コレクターの方には感謝しなければと思いました。
 午前中は化石標本を整理で終了し、午後からは登録作業に移りました。登録作業では化石に標本番号を振り、エクセルに産地や年代と言った標本の基本情報を登録していきました。化石の数が多く、想像した以上に手間の掛かる作業でしたが、化石は研究していく上での手掛かりとなる貴重な資料であるため、標本の整理も非常に大切な作業のように思いました。
 今日もとても有意義な時間を過ごすことができました。有難うございました。明日から5班の3名は、それぞれ別の分野で、他の班に混じって実習を行います。私は植物分野となります。明日の実習でも、ここでしか学べないことを吸収できるように頑張りたいと思います。

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