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2017年秋 博物館実習1日目 

 博物館実習初日は、大阪市立自然史博物館を知るツアーでした。

 朝、私を含めた実習生の前に颯爽と現れたのは、学芸員の和田さんでした。まずは、自然史博物館という施設についてのお話をして頂きました。館の歴史に始まり、年間約200本行われている普及教育事業等、中にはあまり表には出ない来場者数と実際の数字をみながらのお話もして頂きました。普段大学の授業では、なかなか実際の数字を取り上げられることがなかったので、今回のお話を聞き現実味を感じました。
 施設説明の後は、実際に館内を歩いてみよう!ということで、いつもは入ることが許されない「STAFF ONLY」と書かれた看板の先に。内心ドキドキのバックヤードに入ると、資料の宝庫でした。中でも印象に残ったのが収蔵庫内にある液浸標本です。今日一日で、一生分見てしまったのではないかと思うほどの数で、ただただ圧巻でした。そして、数ある液浸標本の中でもタイプ標本(=模式標本)は、種類に分類する際に基準になる標本であり重要なものだと知りました。
 最後に、学芸員の目線で展示会場を見回るということで、和田さんの解説を聞きながら会場を回りました。展示ケース内の蛍光灯一つを交換するにも作品を傷つけないようにこのルートしか通ってはいけないなど、学芸員さんは展示された後でも展示品に対して慎重に関わるのだと改めて感じました。
 初日は以上で終了です。

 私個人、学芸員さんの解説を聞きながら展示を見回ること自体が初めてだったので、今後新たな見方ができるなと思い面白かったです。明日以降、週末にある大阪自然史フェスティバルに向けての実習ということもあり普段とは少し違う博物館の活動について学べるよう取り組みたいと思います。(京都造形芸術大学 U.S)

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